旅路 (1967年のテレビドラマ)
以下はWikipediaより引用
要約
『旅路』(たびじ)は、1967年(昭和42年)4月3日から1968年(昭和43年)3月30日まで放送されたNHK連続テレビ小説の第7作。平岩弓枝の同名小説を原作とする。
概要
旭川市郊外の神居古潭を舞台に、国鉄職員とその妻の愛情を中心に、大正・昭和を生きる人々を描く。
前年放送された『おはなはん』に続いて大変な人気となり、連続テレビ小説を不動のものとした。
本作が朝ドラ最後の白黒放送である。別キャストによる映画版(後段に記載)も公開された。
『おはなはん』同様に特集という形で総集編が放送された。この特集版は全話現存するとされているがその後は再放送やセルビデオ化されたことは一度もない。本放送版で現存するのは第28回、第42回、最終回の3話のみである。
1967年度の平均視聴率は45.8%、最高視聴率は56.9%(ビデオリサーチ調べ)と、前作よりも高い。最高視聴率は、『おしん』(1983年)に次いで歴代第2位である。
本作の放送終了後、男性主人公の作品は、『ロマンス』(1984年)まで途切れる。また、主演の横内正は、2023年現在も存命かつ男性主人公の朝ドラとしては最も古い作品の主演男優になる。また同様に、1年体制の作品としても最後の1人になっている(第1作『娘と私』の北沢彪、第3作『あかつき』の佐分利信、第5作『たまゆら』の笠智衆は同年現在、全員没している)。
出演
室伏雄一郎
室伏有里
室伏嘉一
室伏しの
室伏はる子(伊東はる子)
室伏千枝(岡本千枝)
千枝の夫・岡本良平
佐々木三千代(和田三千代)
塩谷駅長・南部斎五郎
駅手・伊東栄吉
関根重彦
坂井正作
佐藤良一
吉川光夫
室伏秀夫
室伏奈津子
室伏秀彦
教官
岡田助役
楠本助役
医者
女中
雪子
その他
スタッフ
- 脚本 - 平岩弓枝
- 音楽 - 依田光正
- 語り - 山内雅人
- 制作 - 熊野昌夫
- 演出 - 小林利雄 (テレビ演出家)、浦野進、小林万顕
その他
- 国道12号沿い、夢殿観音近くに「旅路」の石碑がある。
- 本作でメインの蒸気機関車として登場した9600形9633号機は、引退後、京都市の梅小路蒸気機関車館→京都鉄道博物館に保存展示されている。
- 作品の舞台となった神居古潭には、放映当時、函館本線の神居古潭駅があったが、放映後の1969年にルート変更がされたことに伴い、廃駅となった。
映画版
1967年11月12日公開。製作は東映(東京撮影所)。カラー・シネスコ。1時間47分。
スタッフ
- 監督:村山新治
- 撮影:飯村雅彦
- 脚本:田中澄江
- 音楽:小杉太一郎
- 美術:森幹男
出演
- 室伏有里:佐久間良子
- 室伏雄一郎:仲代達矢、小池修一(10歳時)、小倉一郎(14歳時)
- 室伏千枝:悠木千帆(現・樹木希林)
- 良平:鈴木ヤスシ
- 三千代:宮園純子、植田多華子(8歳時)
- はる子:小山明子、黒川志保美(15歳時)
- しの:原泉
- 新平:菅井一郎
- 伊藤栄吉:木村功、石坂博(17歳時)
- 関根:村井国夫
- 雄一郎の伯父:浮田左武郎
- 雄一郎の伯母:日高ゆりえ
- みち:吉川満子
- 勇介:片山明彦
- 弘子:吉行和子
- 南部節子:三宅邦子
- 浦辺:高橋正夫
- 和子:城野ゆき
- 千代子:安城由貴子
- 助役:河合絃司
- 南部駅長:伊志井寛
その他
- 映画版では、作品の舞台となる函館本線塩谷駅について、同駅ではなく、岩内線幌似駅を同駅に見立てて1967年8月にロケが行われた。
関連カテゴリ
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