星のカービィ! も〜れつプププアワー!
漫画
作者:谷口あさみ,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊コロコロコミック,別冊コロコロコミック,
レーベル:てんとう虫コミックス,
発表期間:2006年,2016年,
巻数:全13巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『星のカービィ! も〜れつプププアワー!』(ほしのカービィ も〜れつプププアワー)は、『月刊コロコロコミック』および『別冊コロコロコミック』に連載されていた谷口あさみ作の漫画である。
他の漫画と区別するため、「も〜ププ」、「ププアワ」、「谷口カービィ」と呼ばれることがある。
概要
『月刊コロコロコミック』で12年間連載されていたひかわ博一による『星のカービィ デデデでプププなものがたり』と交代という形で、2006年11月号で予告が掲載された。一足先に『別冊コロコロコミック』2006年12月号で読み切りの『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』として掲載(単行本第1巻掲載版でのタイトルは『参上!ドロッチェ団 あいつの名はカービィ!!』)。その後、『月刊コロコロコミック』12月号から連載開始。10年間の連載を経て『月刊コロコロコミック』2016年10月号で完結した。なお、同誌では入れ替わる形で翌月号から武内いぶきによる『星のカービィ 〜まんぷくプププファンタジー〜』が連載されている。
この漫画の中ではプププランドはコンビニすらない「田舎」として扱われており、デデデ大王も住民を「庶民」として見下しているなど、アニメ版に似ているところがある。また、同作でのプププランドの反対側は都会になっている(その背景には、東京タワーやフジテレビらしき建物があった)。冒頭は「(ここは)もーれつに平和なプププランド…」で始まることが多い。また、漫画オリジナルのキャラクターやアイテム、技が出るシーンでは「(もちろん)○○はゲームには登場しません(ありません)」と注釈が出ることが多い。
作画は前作に比べて柔らかい感じの描写だが、一部のシーンではさいとう・たかをや原哲夫が描いたような劇画タッチやリアル画の場合もある(特にデデデ大王やナックルジョーが呆然とした時や驚愕した時に使われる)。作風は前作が比較的テンポの良い感じで話が進んでいくのに対し、こちらはボケやツッコミのリアクションが大きく、ギャグ漫画の要素が高い。また、ほのぼの観を重視した前作に対し、一部の話で繰り広げられるバトルシーンや時に築かれる友情といった感動を誘う展開が取り入れられているのも特徴である。
2002年以降の作品(『星のカービィ 夢の泉デラックス』『星のカービィ 鏡の大迷宮』『タッチ!カービィ』『参上!ドロッチェ団』、『ウルトラスーパーデラックス』、『毛糸のカービィ』、『あつめて!カービィ』、『星のカービィ Wii』、『星のカービィ トリプルデラックス』、『タッチ!カービィ スーパーレインボー』、『星のカービィ ロボボプラネット』)を題材としているため、それ以前(『星のカービィ64』など)のゲームにしか出てこないキャラクターは登場しない。
2012年7月19日に発売されたゲームソフト『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』の中に、さくま良子による漫画、ひかわ博一による漫画と共に単行本1巻第一話が収録されている。
2017年10月時点でマンガ「星のカービィ」シリーズの累計発行部数は1000万部を突破している。
あらすじ
カービィがもーれつに平和なプププランドを舞台に、1巻ではドロッチェ団との関わりや騒動を巻き起こし、2巻中盤以降ではデデデ大王やプププランドの住人が様々な行事を楽しみ、可笑しな事件を繰り広げる。
登場キャラクター
メインキャラクター
カービィ
本作の主人公。宇宙一の能天気者で、ボケ役。一人称は「ボク」。語尾に「なのだ」とつけ、「プ!」「プ?」が口癖。笑い方は「アハハハハ」。好奇心、食欲ともに旺盛であり、何でも食べようとする癖がある(ただし何を食べても平気というわけではなく、雪を食べて腹痛になったことがある)。本作でのコピー能力は、キャラを吸い込まずに「コピー能力!!」と叫ぶことによる変身か、アニメ版のように氷や羽根などの物体を吸い込む形となっている。ドクが手に入れたデータによると、プププランド一の危険人物。服を着ていないと思われがちだが、冬季はフリース製のボディフィット型コート、夏季は通気性抜群の夏服を着ている。公式では「一応、歯はない」とされているが、本作では常時歯が生えており、八重歯が特徴。また、指も存在しており、作中では親指・人差し指・中指が描写されているシーンがあったりと、公式設定と異なる描写が多い。また、目のハイライトは3巻第6話から変更された。年齢はナックルジョー曰く「子供」らしい。
基本的に考え無しだが、食べ物に絡むと知性が働く。カービィにとって命に関わる大事よりも空腹が深刻らしい。食への執念は凄まじく、ハルトマンワークスカンパニーで24時間働かされることより食事が一日一粒のサプリメントしかないということに絶望したりデデデにバレないように変装してファミレス「デデーズ」に入店したり、桜の木に成り済まして花見の弁当を盗み食いしようとしていた。さらにはクリスマス、食べすぎで外に出され、ツリーに変装し、パーティ料理を盗み食いしようとした。カービィが食欲がないということは宇宙が崩壊してもありえないことらしい。また、劇で桃太郎の仲間役のバウたちを仲間にするため、温泉チケットの束が入ったケースを献上するなど狡賢い一面を見せた。会話中に直進したり、別の方向を向くなど人の話は最後まで聞かない。歌は原作や前作と違って上手だが、コピー能力「マイク」を使った時だけは原作通りの殺傷能力のある歌声になる。また、おならは凶器レベルの臭さで大食い大会の参加者(風邪気味で鼻が詰まっていたストロンを除く)を一撃でリタイアさせ、デデデとヘビーナイトを1ヶ月間気絶させた。
暢気な言動や天真爛漫な性格と裏腹に、いざという時の動作はかなり俊敏で、たまに本気でバトルするときには華麗なアクションを見せるまた、バトルを楽しんでいる節があり、ダメージを受けても笑っていられ面白がる。いきなり人生の道や心の迷い、自分探しなどの詩を詠うこともある。小鳥を飛び立つまで世話をするなど優しい一面もある。絵画が得意で、2巻第4話ではそっくりなリンゴを絵を描いて見せた。絵が得意な一方、手紙を渡した相手が読み間違えるほど悪筆。
デデププと比べて圧倒的に味方が多い。プププランドの住人に迷惑をかけるが、デデププと比べるとやや控えめ。
ドロッチェ団に入ろうとしたこともあり、チューリンの耳らしきものをセロテープでくっつけていた(予告版、2巻第9話)。
デデデ大王
デデデ城に住む大王。カービィのライバル。ドロッチェとは仲が悪く、予告版ではドロッチェ団の登場により自分の出番があるかどうかを心配していた。関西弁で喋る。笑い方は「なはははは」。プププランドの住民のことを「庶民」と呼んでいるが、仲はそれほど険悪ではない。初期はプププランドの住人はカービィやバウ、ナックルジョー、ドロッチェ達を除いて、彼に対して敬語を使っていた。怒ると怖い。
連載当初は完全なサブキャラとなっており、『トリプルデラックス』以前のゲームにおけるデデデ大王の立場に近かったが、2巻終盤以降から準主役級に返り咲いた。一人称は「わがはい」。ユニークなキャラクターが多い中、どちらかといえば常識人である。カービィに対するツッコミは、ハンマーによる殴り飛ばしやバックドロップ、スライディングなど暴力的なものが多い。
カービィに意地悪したり張り合ったりしたりするが、二人で南の島へ年末年始を過ごしに行くなど基本的には仲がいい。しかし、カービィに相当酷い目(主に食べ物を盗られることが多い)に遭っており、4巻第3話では今までの恨みを晴らそうと爆弾を使って見事仕返しすることに成功したが、カービィだけでなく周囲をからかった事が災いしたのか爆弾の起爆ボタンを押してしまい、自分が爆発に巻き込まれた。ただし、前作ほどカービィの悪戯の矛先を向けられることは少なく、表面上では疎ましく思っていながらも内面では淋しがる一面を覗かせることもある(7巻8話においても「カービィのままの方が良かった」と物寂しげに呟いていた)。「生命力が半端じゃない」とみんなに言われたことがある。
カービィよりも弱いが、常にやられ役かつ臆病者であったひかわ版とは異なり実力者であり、本気でバトルするときにはカービィ、メタナイトに引けを取らない戦いぶりを見せることもある。さくま版とひかわ版同様、お化けが苦手。
ファミレス「デデーズ」の店長を務めている(2巻第7話)。
クールスプーク
バウファイター
通称「バウ」。存在感の薄いマイペースかつ皮肉屋な性格の格闘犬(作者曰く「犬のような生き物」)。リアル顔で書かれている。カービィの友達の一人だが、老人のような物言いをする。デデデのご飯を横取りしたときに「またカービィか」と怒ったデデデに「いつも盗み食いするのはカービィとは限らない」と諌めたり、漫画の主役になろうとするメタナイトを「おまえには主人公としての素質がない!!」と罵るなど、厳格な言動を取ることがある。自宅にカービィとカービィロボに勝手に住まれた時は激しくツッコミをしていた。また、マルクにデデデたちと一緒に危機的な状態に陥っても自己犠牲も構わないなど度胸が大きい。だが金銭にがめつい所もあり、7巻8話ではカービィをアイドルに祭り上げ、一攫千金を目論もうとしたことも。彼もメインのキャラクターの1人で、主にボケ役を担当しており役割が正反対のクールやナックルジョーと行動することが多く、ツッコミは基本的にポーカーフェイスで呟くということが多いが、ハイテンションでツッコミをすることもある。また、彼がいう親父ギャグは聞いた人を凍てつかせるほど寒い。バトルのエキスパートであることもあって、バトルシーンではよく解説を担当(しかし爪を切っていたり団子を食べていたり解説をしないこともあるがする。
子犬を欲しがるナックルジョーの要望に応えてカービィによってプレゼントにされたが、ナックルジョーにはあっさり拒否された。
ガオガオ
メタナイト
騎士道精神あふれるクールな戦士だが、どこか勘違いしており、言葉が若干英語交じりでいちいちポーズを決めることが多いお調子者。彼1人で登場するコマには、バックに薔薇が描かれていることがほとんど。一人称は「わたし」で、口癖は「オーマイガー!!」「ヘイ、ユー!」「愛と正義の名にかけて - 」など。笑い方は「フハハハハ」。宝剣ギャラクシアの持ち主。ドロッチェには嘔吐されるほど拒絶反応を起こされた。女の子たちからはかなり慕われているらしく、黄色い歓声を浴びては調子に乗り、その隙をカービィに突かれひどい目にあう。また、幽霊が大の苦手で、ゴーストをコピーしたカービィを見ただけで気絶するほど。
カービィに敗北して以来彼をライバル視している。本作品の堕落したプププランドに非常に耐えられないらしく、戦艦ハルバードに乗り、主人公の座を巡ってカービィに決闘を申し込むが、結局は失敗に終わる。それどころか「普通すぎる」や「ベタすぎ」「つまんない」などの罵言を気にして、どじょうすくいをしてみたが、「メタナイトが壊れたー!!」と周囲を白けさせたことも。マルクが来襲した際は、カービィがデデデたちを助けた後に落下した特大爆弾を受け止め破壊するなどの活躍を見せたが、加勢しようとしたところをカービィに「(これは)自分とマルクの戦い」として吹っ飛ばされる。6巻第7話では春一番によってマスクが飛ばされ、カービィたちに素顔を見られることを嫌がりトイレットペーパーで全身を巻き素顔を隠していた。
前述のように原作やアニメとは異なりナルシスト振りが強調され(原作やアニメでもナルシスト、自信家という描写はあったが、強調されたことはなかった)、かなりのネタキャラとなっている。
ナックルジョー
皆から頼りにされているしっかり者の格闘家。穴に落ちてしまい、出口を探していたところを落ちてきたカービィにぶつかり、気絶していたところをカービィの吸い込みによるヘルパー能力で回復したが、カービィのヘルパーとなってしまう。カービィの能天気振りに振り回されながらも共に洞穴から脱出した。
当初はカービィにヘルパーにされた事がかなり不本意だったようで「カービィのヘルパーをやってる場合じゃねーの!!」と頑なに否定していたが、ワムバムロックの攻撃からカービィに助けられたことから協力することを決意した。洞穴から脱出後はヘルパーから開放されたが、以後カービィのことを友達として認めるようになった。
その後も継続して登場し、ドロッチェ団から取って代わりメインキャラクターとなった。主にツッコミ役を担当。また、子犬を欲しがるという一面もある。
マルク
星を襲ってはその星を破壊する恐ろしい魔法使い。性格は極悪非道かつ残忍卑劣。襲撃した数々の星を破壊するだけで飽き足らず、プププランドを征服しようと来襲する。征服するためには手段を選ばず、監禁したデデデ大王たちと特大の爆弾を崖縁に吊り下げて選択させるなどの卑劣な行動も厭わない。また、カービィをねじ伏せるほどの高い戦闘力を持っている。デデデたちと特大の爆弾をどちらを選択するかカービィに迫るが、デデデたちはカービィに救出され、特大爆弾は危機に駆けつけたメタナイトによって破壊されてしまう。
そして、翼を出した戦闘形態でカービィを圧倒、ブラックホールでカービィに深手を負わせるが、カービィのクラッシュを受けて彼も大ダメージを受ける。最後はカービィの頭突きを喰らって崖から落ちそうになるが、カービィに救われ再戦を約束した後、カービィたちに「平和を楽しめよ」と別れを告げプププランドを後にした。
後に宇宙をさすらっている途中で再びプププランドに降り立ち、暇つぶしとしてカービィに雪合戦を挑む(自分が勝ったらプププランドを破壊するつもりだった)。雪玉から月の投げ合いの末、月を廻って肉弾戦に入るが、月の投げ合いによってプププランドが壊滅してしまい、激怒した住民にカービィと一緒に追い回された。
7巻5話では、勝負だと聞いて学芸会の桃太郎コンテストの主役候補として出場させられた。
ゲームとは違い、一人称が「オレさま」「オレ」で、手がある。語尾に「 - サ」をつける。笑い方は「ヒャハハハハ」。初登場の際に見せしめとして灰にしたカービィのリンゴは、4巻カバー裏の裏表紙によれば返したとのこと。また、上記のように登場当初は原作以上に病んだ笑い方や幼稚な残虐性を前面に出した性格だったが、話が進むにつれ粗暴で意地悪なキャラになった。
ドロッチェ団
ドロッチェを中心に活動をする組織で、作品上でも重要な役を果たしているキャラたちである。活動資金が足りないせいか、バイトなどをやるなど貧乏そうな一面も見せている。 『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』発売から時間が立っているためか、3巻以降はモブキャラ的な登場が多くなり4巻の巻末クイズで久々に登場したが、バウに名前すら忘れられた。
ドロッチェ
ドロッチェ団のリーダー。お宝を狙ってプププランドにやってきたが、1巻第2話では一転してコンビニ店長をやっていた。盗賊のほんの気まぐれらしいが、実は全国チェーン展開して大儲けしようとしているなどといったセコそうな一面を何度か見せていた。読み切り版ではクールな性格だった。一人称は「オレ」。団員たちからは「ドロッチェ」もしくは「団長」と呼ばれている。
いつも悪巧みをしているがカービィの行動によって失敗に終わる。セコいことを考えて経営したコンビニが破綻した後は生活が苦しくなっているらしく、クーラーを買うお金もないため、夏のアジトは地獄だという。またこの後も売店を経営したりしている。
メタナイトなどのキザキャラやクール系キャラが大嫌いで、嘔吐するなどの拒否反応を起こすほど。ボケもツッコミもこなす。
彼が羽織っているマントは話によってはコート状になっていたりする。また、マントの止め具についている鈴は、なぜか飼い猫などの首輪についている鈴になっている。
2巻第9話で「地デジ星にある黄金のハイビジョンテレビを盗みに行く」と言い、ロケットでプププランドを旅立つが、カービィが熱い思い(厚い重い)を込めたコロコロ31年分をロケットにくっつけたため重量オーバー。近くの星(ポップスター)に墜落し、結局失敗に終わった。
6巻第9話で久々に登場(最後の登場から約3年経過)し、7巻10話で金のこいのぼりを手に入れようと部下を引き連れカービィ達との争奪戦を繰り広げた。
スピン
ストロン
サブキャラクター
Mr.フロスティ
ボンカース
ペイントローラー
チリー
コックカワサキ
行列のできるレストランの3つ星シェフ。春のパン祭りのパンを全部かっぱらったカービィに勝負を仕掛けた。ややイヤミな性格で、相手を挑発したり自分の勝利を確信する度に嘲笑じみた顔になる。得意技は「コックカワサキスマッシュ」(漫画オリジナル)。また、カービィに自動に料理をしてくれるテレビの役をやらされたほか、カービィから願いの叶うキャンディを奪おうと特大のホットケーキで身動きを取れなくするが、カービィの食欲により特大ホットケーキを食べ尽くされ失敗。一人称は「ミー」で語尾に「ある」や「ね」をつける。ゲームと違い、指がある。また、目は輝いている。レストランのシェフの他にもケーキ屋やラーメン屋などの店主も兼任している。
マホロア
タランザ
ゲストキャラクター
ペンギー
1巻3話では「山小屋の主」として登場。ドロッチェ団に小屋の屋根の雪下ろしを依頼する。3巻第6話では、演劇同好会会長として登場するが、カービィの劇のおかしな結末に感涙したり、『爆笑レッドカーペット』風に判定するなど(例…「中笑いじゃな。」「大笑いじゃー!!」)判定どころに問題がある。
ウィスピーウッズ
ドロシア
実体を絵に、絵を実体にできる「魔法の絵筆」を使い、世界の全てを自分の芸術品にしようと考えた魔女。笑い方は「ホホホホホ」。突如デデデ城に来襲し、デデデや彼の部下たちを絵に変えた直後、話を聞いて駆けつけたカービィと対峙。「魔法の絵筆」の奪い合いによる戦いを繰り広げるが、最後には隙をついたカービィの絵筆によるイナズマ攻撃によって敗北した。それ以降は音沙汰がなかったが、8巻第2話にて久しぶりに登場し、デデデチームの一員として綱引き大会に参加するが、セリフはなかった。
本作では通常の姿である「ドロシア ソーサレス」で登場しており、顔のデザインも目から不気味な光を放つ原作の恐ろしいイメージから一変、可愛らしい目つきに描かれている。
ボクシィ / アニー / バウンシー
ビルゲ / チップ
ダイナブレイド
魔人ワムバムロック
ジュキッド
テッドホーン
ゴースト屋敷に住んでいる、とても恐ろしいと噂の幽霊。笑い方は「ヒヒヒ」。怖がらせることを生きがいとしているが、本人もお化けが苦手という矛盾したキャラ。カービィたちに招待状を送るが、それはカービィたちを怖がらせるために屋敷におびき寄せるための罠であった。屋敷に入ったカービィたちを怖がらせるが、カービィだけは怖がる様がなく楽しんでいたため、あの手この手でカービィを怖がらせるがどれも失敗に終わる。全く怖がる身振りを見せないカービィに痺れを切らし目の前に姿を現すが、階段から転倒してコブだらけになったカービィを見て逃走。最終的にはカービィの天真爛漫さに呆れ「たのむからこの屋敷から出てってくれ〜!!」と泣き喚いた。それ以降は音沙汰がなかったが、8巻第2話にてドロシアと共に久しぶりに登場し、デデデチームの一員として綱引き大会に参加するが、セリフはなかった。
キャパー
スクイッシー
フラッフ
マルゾー
ネクロディアス
ドクロン
リック / クー / カイン
ギャラクティックナイト
宇宙から来た最強の騎士。非常に粗暴かつ攻撃的な性格で、セリフの語頭や語尾に「オラオラー!!」をつけるなど気性の荒い一面を幾度となく見せているが、スイーツや女性が大好きという一面を持ち、スイーツを食べることとスイーツ好きの女性と結婚することが夢。一人称は「オレさま」および「オレ」。
カービィが買ったロールケーキを奪おうとするが、前述の女性好きという点を利用したバウの奇策により、女装したカービィに一目惚れしロールケーキは諦める代わりに自身と結婚するよう求めるが、カービィがリボンを置いて去ってしまったため落ち込んでしまうが、持ち前のポジティブさで「自身にほれて逃げてしまった」と早合点しリボンの女性がカービィだと気づかないまま探し続けることとなった。
バイオスパーク
クィン・セクトニア
シャドーカービィ
カービィ達の夢の世界の住人を率いて「シャドー軍団」を結成し、ノヴァの力で自分たちと現実のプププランドの住人たちを入れ替えようとした夢の世界のカービィ。邪魔されないように現実の住人たちを眠らせる虹を発生させたが、その影響を回避したカービィ、デデデ、メタナイトと激突する。マルクを殴り飛ばすほど強く、カービィと取っ組み合いになっても押しのけてノヴァに願いを告げようとしたが、直前にカービィと「入れ替える!」「お祭り!」という願い事の言い合いをしたせいで(カービィの願いはシャドー軍団も一緒にお祭りをする事だった)、間違えて「お祭りをするって言ってるだろー!」と叫んでしまい、取り消そうとするもむなしくお祭りが始まってしまった。その後カービィ達とは和解し、夢の世界に戻った。なお、『鏡の大迷宮』に登場するものと似た鏡を出現させる場面がある。
ブラックデデデ
モブキャラクター
ワドルディ
ワドルドゥ
オリジナルキャラクター
谷口あさみ
パンま
防犯ロボ
作中に登場する主な用語
作中のキーワード
奇跡の毛
プププ丼
カービィ用コート
スーパー炊飯器
ダガシくん
プププ警察
宝剣ギャラクシア
ヤドガインくん
ジャンボデリカットエレキテルメロン
ファッティホエール
タイムマシンくん
魔法の絵筆
コロコロ31年分
ドッジボール型ミラーボール
モーレツ戦隊プププレンジャー
スイカ大明神のスイカ
トロピカルマウンテン
わくわく温泉
はだしブーツ
魔法のキャンディ
カービィもっこり
爆弾
真夏の太陽
サメスーツ
鬼発見器
小物入れ
願いの叶うキャンディー
防犯グッズ
幻のプリン
願い事が現実になる短冊
カメの卵
金の鯉のぼり
も〜れつドーナツ
カービィの着ぐるみ
リアルすごろく
デデデ大王の銅像
宇宙一おいしいチョコレート
宇宙船ローア
きせきの実
サーカス団
星型のドーナツ
クリスタルスルメ
超クール扇風機
栗ごはん
トロピカ〜ル風味魚介入りリミテッドエディション納豆鬼盛り肉まん
リンゴのクリアファイル
ハナミズトマリ草
魔法のステッキ
お菓子の家
ザ・チリーズ
ものすごいお年玉
千年桜
ハルトマンワークスカンパニー
ロボボアーマー
サプリメント
作中の建物および地名など
プププランド
カービィの家
デデデ城
ポップスター
ドロッチェイレブン
プププ山
も〜れつ博物館
プププ森
地底海
ドロッチェ団アジト
デデーズ
スイカ大明神
もーれつピザ
ミセス・モーリィの家
バウファイターの家
キャンディ山
戦艦ハルバード
男道場
コックカワサキのケーキ屋
プププ谷
三ツ星レストラン
占いの泉
プププデンキ
も〜れつ温泉
ユーレイ洞窟
デデデ高原スキー場
プププ高原
回転寿司
浮遊大陸フロラルド
ロリポップランド
古代神殿
セブントピア
プププ学園
作中のイベント
本作では『星のカービィシリーズ』のゲームソフトの影響で別のゲーム・番組をモチーフにした漫画も存在する。
大食い大会
超乱闘デスマッチ
ドッジボール大会
クイズ!ププサゴン
学芸会
春のもーれつパンまつり
豆まき大会
プププランド運動会
まつたけ大会
流しそうめん大会
極寒マラソン大会
綱引き大会
荒野のカービィ! もーれつバトルアワー!
かくれんぼファイト
つり大会
もちつき大会
スイカわり対決
スタンプラリー
大乱闘枕投げ大会
ラジオ体操
レース大会
サッカー大会
も〜れつ鬼ごっこ
番外編漫画
超特別偏「毛糸のカービィ」の漫画ストーリー
カービィが「珍しいトマト(メタモルトマト)」を追いかけ「魔法の靴下」に吸い込まれてしまう。そこは「毛糸の世界」で、カービィ、デデデ大王、メタナイトは毛糸の姿になっていた。一行は王子「フラッフ」と出会う。「マルゾー」という魔物が、かつて、王子フラッフの大切にした宝物だった魔法の靴下を盗んだという。そこで「メタモルリング」でカービィが「メタモル能力」の一つ、ビッグロボでマルゾーたちを倒した。ところが、魔法の靴下がボロボロになってしまい、当分プププランドに帰れなくなったという。
単行本掲載時のタイトルは「カービィ!! 毛糸の世界で大暴れ!!」。
超特別編「あつめて! カービィ」の漫画ストーリー
カービィの前に現れた「ネクロディアス」の力によってカービィは10人に分裂してしまった。分裂したことでコピー能力が使えなくなり、軽く殴られただけでダウンするほど打たれ弱くなっていた。そこでネクロディアスの手下「ドクロン」が現れ苦戦するが、10人のカービィが協力し合うことでドクロンを撃退。しかし、リンゴを1人分に分割して食べることになった事に憤怒し、ネクロディアスを退治をするため、10人のカービィの冒険が始まったという。
単行本掲載時のタイトルは「恐怖のネクロディアス!! カービィが大あばれ!!」。
書誌情報
- 谷口あさみ 『星のカービィ! も〜れつプププアワー!』 小学館〈てんとう虫コミックス〉、全13巻
- 2007年8月22日発売、ISBN 978-4-09-140354-4
- 2008年6月27日発売、ISBN 978-4-09-140654-5
- 2009年4月28日発売、ISBN 978-4-09-140790-0
- 2010年2月26日発売、ISBN 978-4-09-140899-0
- 2011年2月28日発売、ISBN 978-4-09-141200-3
- 2011年9月28日発売、ISBN 978-4-09-141343-7
- 2012年5月28日発売、ISBN 978-4-09-141440-3
- 2013年3月28日発売、ISBN 978-4-09-141630-8
- 2014年2月28日発売、ISBN 978-4-09-141700-8
- 2015年2月27日発売、ISBN 978-4-09-141878-4
- 2015年8月28日発売、ISBN 978-4-09-142030-5
- 2016年4月28日発売、ISBN 978-4-09-142159-3
- 2016年11月28日発売、ISBN 978-4-09-142229-3