小説

星の牧場




以下はWikipediaより引用

要約

『星の牧場』(ほしのまきば)は、児童文学作家・庄野英二の代表作である長篇ファンタジー小説。

1963年、理論社(長新太挿絵)より刊行され、第11回産経児童出版文化賞、第2回野間児童文芸賞、第4回日本児童文学者協会賞(いずれも1964年)を受賞した。

1970年、理論社より英訳版「The Meadow of Stars」(Yoko Sugiyama, Roy E. Teele, Nick Teel翻訳)も刊行される。

  • 1976年角川文庫(中谷千代子挿絵/串田孫一解説)
  • 1979年、偕成社『庄野英二全集1』(戸塚惠三解題/前川康男覚え書)
  • 1979年 フォア文庫版(阪田寛夫解説・長新太挿絵) 2002年理論社で復刊。
あらすじ

復員兵イシザワ・モミイチはインドネシアで戦ってきたが、愛馬ツキスミを失い、記憶を失っている。彼が山中の牧場に辿りついて、音楽を演奏するジプシーたちと出会い、そこで心の癒しを得るかに見えるが、舞台は幻想的な世界へと展開する。

舞台化
  • 1968年 内藤武敏主演で舞台化(劇団民藝/小山祐士脚本/若杉光夫演出)
  • 1970年 札幌バレエ団がバレエ化
  • 1971年 宇野重吉主演で舞台化(劇団民藝/小山祐士脚本/宇野重吉・若杉光夫共同演出)
  • 1971年 鳳蘭主演でミュージカル化(宝塚歌劇団星組/高木史朗脚本・演出)詳細は「星の牧場 (宝塚歌劇)」を参照
  • 1979年 三浦威主演で舞台化(劇団民藝/小山祐士脚本/宇野重吉・若杉光夫共同演出)
テレビドラマ

1981年、福田勝洋主演、19歳のヴァイオリニスト千住真理子が準主役となり、NHK総合テレビでドラマ化され、「少年ドラマシリーズ」として11月2日・3日に前編・後編が放送された。ドラマ版はDVD化されている。

キャスト
  • モミイチ:福田勝洋
  • 川津祐介
  • 高田敏江
  • 千住真理子
  • 千住明
  • 杉崎昭彦
  • 麿のぼる
  • 犬塚弘
  • ジプシー:湯沢勉
  • パンチョ加賀美
  • 大畠條亮
  • 岸部一徳
  • 坂部文昭
スタッフ
  • 脚本:別役実
  • 音楽:林光
  • 演出:佐藤和哉
映画

1987年、若杉光夫監督により映画化され、6月13日に公開された。製作はフィルム・クレッセント、配給は東映クラシックフィルム。映画版はビデオ化されている。

キャスト
  • モミイチ:寺尾聰
  • ジプシーの娘ユキ:檀ふみ
  • オカイコのバイオリン:みずき愛
  • 蜂飼のクラリネット:上條恒彦
  • ジャム作りのフリュート:石田純一
  • 角作工のファゴット:常田富士男
  • 大工のオーボエ:岡本信人
  • オカイコの兄・ビオラ:大橋吾郎
  • ティンパニーの女房:楠トシエ
  • 村の医者:大坂志郎
  • オカイコとビオラの父・コントラバス:フランキー堺
  • 牧場主の妻:南田洋子
  • 牧場主:坂上二郎
  • 直江喜一
スタッフ
  • 監督・脚本:若杉光夫
  • 製作:相澤徹、水野清、若杉光夫
  • 音楽:天野正道