星の生徒
以下はWikipediaより引用
要約
『星の生徒』(ほしのせいと)は、山中峯太郎作、河目悌二画による少年向け小説。『少年倶楽部』1934年(昭和9年)1月号から12月号に連載された。
概要
山中は、大阪陸軍幼年学校(4期)、陸軍士官学校(19期)を経て陸軍大学校にも進学した軍人だったが、病のため陸大を中退した後、作家となり少年向け小説を発表していた。
本作は、東京陸軍幼年学校の第35期、第37期生をモデルとして執筆された。数名の生徒が山中の自宅に招かれてエピソードを提供し、実在の人名や実際の出来事が登場している。
タイトルの「星の生徒」とは、制服の襟の徽章に由来した幼年学校生の愛称であり、当時の日本で高い社会的地位があった。
連載後の1936年(昭和11年)に入校した第40期生には、この小説を読んで幼年学校に憧れを抱いた者も多くいた。
書誌情報
- 山中峯太郎『星の生徒』実業之日本社、1935年3月。 NCID BA68245240、
- 山中峯太郎『星の生徒』同盟出版社、1943年11月。 全国書誌番号:45017950、
- 山中峯太郎『星の生徒』秋元書房、1969年11月。 NCID BA60280769、
参考文献
- 東幼史編集委員会『東京陸軍幼年学校史 わが武寮』東幼会、1982年10月。