暁星記
以下はWikipediaより引用
要約
『暁星記』(ぎょうせいき)は、菅原雅雪による漫画。
1999年(平成11年)にモーニング(講談社)で連載開始、2005年(平成17年)まで誌上発表の形をとっていたが、その後(単行本6巻以降)は書き下ろし単行本として発表され、2008年(平成20年)10月発行の8巻で完結した。
惑星改造された金星でくりひろげられる、(人間を含む)生き物の生活と戦いを描いている。
あらすじ
第I部 はじまりの森
第II部 奈落
第III部 腐食
第IV部 死闘
第V部 地獄変
第VI部 煉獄
第VII部 果てなき旅
作品世界
歴史
- 事実
- 約一万年前、22世紀末の地球:
- 深層海流が流れを止め(理由は不明)、地表の温度が急激に下がる。
- 温度低下により人々の生活が破綻するに伴い各国政府が崩壊し、かわりに統合管理機構が地球の管理を始める。
- 地球管理機構が金星の改造を始める。地球人数十億人が虐殺され金星に生態系をつくるための肥料となる。約三百年後に惑星改造が終了。金星には管理人をおいて状況を監視するが、大規模な移住や文化・技術の移植はされなかった。
- 500年前:
- 当時の管理人モリヤが消息不明となる。モリヤはそれまでに森の底の民に鉄の精錬、醸造などを教え金星世界に干渉していた。
- 森の底には42の村が存在していた。
- 約200年前:
- 男性にだけ権力が集中していた、それまでの社会構造が変わっていく。発端はスズシロの村の女たちで、子供を徹底的に教育したことにより徐々に村人の意識が変わっていった。
- 50年前:
- 当時の管理人シャーマンが森の底の民の虐殺をはじめる。
- 新しい管理人としてロウエルが着任する。
- 28年前:
- ヒルコ誕生。父は馳雄で母はナズナの姉ミズキ。
- 0年前:
- ヒルコが精霊と出会う。以降金星社会は大きく変化していくことになる。
- 神話化されて言い伝えられていること
- 創世神話:金星地表の熱が冷めたころ、天空の神々の命によりはじめに巨人が降り立った。巨人が大地から大気を引き剥がすと大地の神や大気の神は怒り、戦いの末巨人を滅ぼした。しかし巨人の死体から大量の虫が現れて大地の神を滅ぼしてしまった。虫たちは大地の神から写し身の巨人をつくりだし、写し身の巨人たちは大地に森をつくり生命を増やしていった。
- その昔森がまだ小さかった頃、人々は地表で暮らしていた。森の成長につれて動物や木の果実が高いところに移ってゆき、地表の人々は少ない食べ物を求めて争うようになった。
- その様子をみた神々は森の上を人の住むところとして定め、地表を罪人の住むべき「地獄」と定めた。
- 森の上の人が罪を犯すとオニとして地獄に生まれ変わる。更にオニはシシザルとして生まれ変わり、人をも狙うようになる。シシザルは人間を食えば人間に生まれ変わると信じている。
- 約一万年前、22世紀末の地球:
- 深層海流が流れを止め(理由は不明)、地表の温度が急激に下がる。
- 温度低下により人々の生活が破綻するに伴い各国政府が崩壊し、かわりに統合管理機構が地球の管理を始める。
- 地球管理機構が金星の改造を始める。地球人数十億人が虐殺され金星に生態系をつくるための肥料となる。約三百年後に惑星改造が終了。金星には管理人をおいて状況を監視するが、大規模な移住や文化・技術の移植はされなかった。
- 500年前:
- 当時の管理人モリヤが消息不明となる。モリヤはそれまでに森の底の民に鉄の精錬、醸造などを教え金星世界に干渉していた。
- 森の底には42の村が存在していた。
- 約200年前:
- 男性にだけ権力が集中していた、それまでの社会構造が変わっていく。発端はスズシロの村の女たちで、子供を徹底的に教育したことにより徐々に村人の意識が変わっていった。
- 50年前:
- 当時の管理人シャーマンが森の底の民の虐殺をはじめる。
- 新しい管理人としてロウエルが着任する。
- 28年前:
- ヒルコ誕生。父は馳雄で母はナズナの姉ミズキ。
- 0年前:
- ヒルコが精霊と出会う。以降金星社会は大きく変化していくことになる。
- 深層海流が流れを止め(理由は不明)、地表の温度が急激に下がる。
- 温度低下により人々の生活が破綻するに伴い各国政府が崩壊し、かわりに統合管理機構が地球の管理を始める。
- 地球管理機構が金星の改造を始める。地球人数十億人が虐殺され金星に生態系をつくるための肥料となる。約三百年後に惑星改造が終了。金星には管理人をおいて状況を監視するが、大規模な移住や文化・技術の移植はされなかった。
- 当時の管理人モリヤが消息不明となる。モリヤはそれまでに森の底の民に鉄の精錬、醸造などを教え金星世界に干渉していた。
- 森の底には42の村が存在していた。
- 男性にだけ権力が集中していた、それまでの社会構造が変わっていく。発端はスズシロの村の女たちで、子供を徹底的に教育したことにより徐々に村人の意識が変わっていった。
- 当時の管理人シャーマンが森の底の民の虐殺をはじめる。
- 新しい管理人としてロウエルが着任する。
- ヒルコ誕生。父は馳雄で母はナズナの姉ミズキ。
- ヒルコが精霊と出会う。以降金星社会は大きく変化していくことになる。
- 創世神話:金星地表の熱が冷めたころ、天空の神々の命によりはじめに巨人が降り立った。巨人が大地から大気を引き剥がすと大地の神や大気の神は怒り、戦いの末巨人を滅ぼした。しかし巨人の死体から大量の虫が現れて大地の神を滅ぼしてしまった。虫たちは大地の神から写し身の巨人をつくりだし、写し身の巨人たちは大地に森をつくり生命を増やしていった。
- その昔森がまだ小さかった頃、人々は地表で暮らしていた。森の成長につれて動物や木の果実が高いところに移ってゆき、地表の人々は少ない食べ物を求めて争うようになった。
- その様子をみた神々は森の上を人の住むところとして定め、地表を罪人の住むべき「地獄」と定めた。
- 森の上の人が罪を犯すとオニとして地獄に生まれ変わる。更にオニはシシザルとして生まれ変わり、人をも狙うようになる。シシザルは人間を食えば人間に生まれ変わると信じている。
地理
- 作品の舞台は惑星改造の結果つくられた「森」である。樹木の高さは 1000m を越え、世界を「底部(地獄)」「人間界」「樹冠部」の三つに分けている。
- 底部には太陽の光が届かず、いつも薄暗い。地表は湿地帯といった様子で水に覆われた部分が大きい。泥の民と自称する人たちが住んでいる。以前彼らは泥の上に建物をたて村をつくり安定した生活を送っていたようだが、50年前に襲撃を受けて村々は壊滅した。蟻から蟻塚の一部を借りて暮らしている生き残りの集団がある。
- 人間界は森の木が幹を伸ばし枝を縦横に張っている部分である。木の股などにできた平面部(森からでる屑や泥が溜まってできたと思われる)や大きな虫の巣跡に村がつくられ人々が暮らしている。人間界は「東四が一」「西四が一」「南四が一」「北四が一」に分かれ、またその中で村単位のコミュニティを形成している。
- 東四が一の更に東には大躯が住んでいる。
- さらに外(森の外)
生息する生物
- シシザル
身長1.8mほどの大柄な類人猿。人間を上回る身体能力を誇り、鋭い爪と牙が武器。群れで行動する上多少の人語を解するほど知能も高く、凶暴な性質から特に恐れられている。壮年期に入った個体は頭部の毛が鬣のようになり、体毛も金色に変わる。人型であることとその戦闘力の高さから、力や強さの象徴として人々から畏怖の対象として見なされている部分もあり、単独でシシザルを倒した者は『獅子猛者』と呼ばれ英雄扱いされる。
- 淵渡り
ムササビやコウモリに似た特徴を持つ肉食獣。作中の生物の中では小型の部類だが、それでも現実のトラやライオン並みの大きさがあるように描かれる。飛膜を広げて滑空飛行することが可能だが、樹上でも素早く駆け回る敏捷性を誇る。獲物の気配を察知すればどこにでも現れる神出鬼没さを持つため、人間たちには脅威として警戒されている。また、繁殖期に雌と番になれなかった雄は群れを成して凶暴化する傾向が強く、これは特に危険とされる。
- 木走り
イタチに似た特徴を持つ肉食獣。体格は淵渡りとほぼ同等で、こちらは空は飛べないものの樹上では淵渡り以上の敏捷性を誇る。淵渡りと共に人間たちの間では特に警戒されており、やはり獲物の気配を察知すればどこにでも現れる。
- トゲトカゲ
全身に棘が無数に生えた全長8mほどの巨大なトカゲ。棘の表面には螺旋状の筋があり、細長いドリルのようになっている。動きは鈍いが、カメレオンのように長く伸びる舌で鳥などを捕食する。また、四肢は爪がない代わりに指先が非常に硬くなっており、樹上を移動するために滑り止め構造になっているとされる。危機が迫ると全身の棘を逆立てて身を守る他、それらの棘を周囲に一斉に飛ばして攻撃するという奥の手も隠し持っている。
- ツカアラシ
森の底でヒルコが遭遇した巨大なトカゲのような生物。蟻塚を食い荒らす性質があるため、蟻や共存関係にある泥の民らにとっては代表的な天敵の一つとなっている。
- ヒラメリュウ
平べったい体型に頭の上下に目が付いた、トカゲのような巨大生物。全長30mを超える巨体を有し、名前が判明している生物の中では最大級。肉食で鳥類が主な獲物であり、待ち伏せして近くを通った獲物に噛み付いて捕食する。その特徴的な身体構造は巨体ながら立体的で複雑な巨木の森の中での活動に適応しており、体型を活かして木の表面に張り付くように移動し、頭部上下の目でどのような体勢でも広い視界を確保できる。変温動物のために昼行性で、夜間は森の底部に移動して眠る。その寿命は数百年にも及び、死ぬまで成長し続けるため、長く生きた個体は平均的な全長を大きく上回る巨体に成長することもある。
- ロクロゲラ
翼長10mにも達する巨大な鳥。その巨体故に普通の鳥のように飛ぶことが出来ず、ほとんど滑空するように移動するが、その分樹を駆け登ることが可能なほど脚力が発達している。力も強く、人間を何人も乗せて飛ぶことが可能。性質は大人しく、昆虫や木の実などを主食としている。鶴のような非常に長い首と、狩りの際に好物の昆虫を追い出すために樹皮を突く習性から、この名が付けられた。
- 槍飛・幽飛
鷲や鷹に似た特徴を持つ巨大な鳥。『槍飛』は槍に似た特徴的な尾羽を持ち、鳥飼いの一族が飼い慣らし移動手段などに用いている。『幽飛』は死臭のある地点の上空に出現するなど、現実のハゲタカに似た習性を持つ。獰猛そうな面容で実際に肉食の猛禽類でもあるが、人を襲うことはないらしい。
- ツノゼミ
その名の通り頭部に角のような突起を持つ巨大なセミ。非常に硬い外殻を持つ。飛行能力を失っており、翅は音を出す器官としてしか機能しない。鳴き声は非常に大きく、群れを成す繁殖期になるとツノゼミが寄り集まった巨木が見ても分かるほど振動し、その衝撃で亀裂が走って樹液が漏れ出してしまうほどの大音量を奏でる。産卵は森の底で行われ、幼虫は地中で三年間過ごした後、春先に樹を登り始め、夏の終わりには上部に到達して成虫となる。
- ニワツクリ
シャコのような腕を持つ巨大な蜘蛛。オスとメスで大きさが異なり、メスの方がオスより圧倒的に大きい。繁殖期になるとメスは巨木に糸を掛けて巣を作り、それが完成するとシャコのような腕で巨木を殴って揺らし、獲物を落として巣に引っ掛けるという習性を持つ。一方、オスはメスとの交尾権を巡って群れ、集団で争い合う。
- ナナフシ
現実のナナフシとカマキリを掛け合わせたような巨大な昆虫。高い擬態能力を持ち、鋭い鎌状の腕を武器としている。
- 駒鳥(ハネナシ)
その名の通り羽を持たず、走って移動する鳥。現実のダチョウのような大きさと特徴と持ち、人に飼い慣らされたものは移動手段や荷物の運搬役などに使われている模様。
登場人物
ヒルコ
この作品の主人公。スズシロの村の若衆頭で獅子猛者。高い戦闘能力、霊をみる能力、面倒見のよさなどで人望は厚い。全般に身体能力が高く、薬物への耐性や治癒能力で周りを驚かせている。
馳雄とスズシロの村のミズキの間の子。ミズキが村の外で馳雄に暴行され、そのままヒルコを産み落とした。ミズキは程なく死亡したため、生後数年間森の中で独力で生き延びることとなった。ミズキは霊となってヒルコ(とその父親)を恐れ嫌うが、ヒルコは(そのことを知りつつも)母親を慕い花を供えていた。ヒルコの面倒見のよさはこの母親との関係が大きく影響していると思われる。
ある日狩りの最中、精霊率いるシシザルの群れを撃退したことで精霊に目をつけられた。以後数々の災難に遭い冒険を強いられている。精霊によるとヒルコは迷う霊を混沌に帰す「魂の門」であり、イナンナに取り込まれ金星に留まっている多数の霊を混沌に帰すという役割を期待されているようだ。
マユミ
大爺
大婆
ナズナ
シバ
スグリ
ゲンゲ
オヒョウ
サカキ
タモ
シロクビ
イタドリ
精霊
馳雄(ハセオ)
管理者による処分を免れたブレンダーの生き残り。ヒルコの父親。ヤドリタケを使って大型の虫や獣(作中ではナナフシやヒラメリュウの大型個体)、人間を操り手駒として使うが、自身もヒルコを正面から容易く捩じ伏せてしまうほどの非常に高い戦闘力を持っている。自らを「人を超えた獣」と称する暴力的かつ強欲な性格であり、自己の欲望を満たすことに手段を選ばない危険人物。機転も利き、不利を悟ると直ぐに踵を返して態勢の立て直しを図る。
欲望の赴くままに暴れ回り、四が一一帯を恐怖のどん底に突き落としたこともあったが、ミズキに暴行を加えてヒルコを孕ませて以降、ぷっつりとその行方を晦ましていた。実はヤドリタケはイナンナに与えられたものであり、彼女の手駒の一つとして計画に加担させられている人物の一人。馳雄自身もまたヤドリタケで操られている(常に操られているわけではないらしい)。
イナンナ
ロウエル
金星社会の現管理者。事情を理解していないようだがヒルコを中心とした一連の出来事に興味を持ち観察している。時には(禁じられていることだが)彼らに干渉し、人間たちを驚かせている。
数千年前、太陽系外惑星探査部門にいたときに許可無く惑星探査機を派遣し、開発可能な惑星を発見したことがある。
数百年前、地球環境観測部門にいたときには、氷河にのみこまれようとしている過去の文明の遺物を守るために諸方面に賄賂を送っていた。そのことが露見し罪に問われて現職に降格された。
上記のように規律よりも自分の信条を優先して行動することが度々ある。また当局に隠れて自分の指示にしか従わないシステムを構築するなど抜け目のないところがある。
イングランドで育つ。
シャーマン
モリヤ
四が一・村・組織
登場人物以外にも重要な位置づけを占めるが、個人単位で説明できない部分をコミュニティ単位で補足する。また、所属を理解できるよう、村の名前を列挙する。
南四が一
定期的に村が集まって取引などを行う市場が開かれており、その場で行われる「対抗試合」と呼ばれる格闘技のような試合の勝者となった村が、総名代として南四が一を取り仕切ることになっている。近年はスズシロの村が対抗試合に連勝しており、長年総名代を務めているらしい。村同志の直接の交流は禁じられ、お互いの村の場所も知らない。
カミツレ村・イタヤ村・スガモ村・エノコロ村・センブリ村・フサモ村・スゲ村・カシワ村・シロネ村
スズシロの村
主人公ヒルコらの住む南四が一の村の一つ。規模そのものは村々の中でも小さい方だが、戦士は皆腕利き揃いの武闘派の集落であり、通常は相手にすることを避ける大型生物を積極的に狩猟対象としている。また、当代の長である大爺の采配もあって村々の総名代として強い発言力を欲しいままにしている。
オチボの村
南四が一で一番大きいとされている村。男尊女卑の傾向を依然として残し、子供をこき使う、塩の採掘を独占しているなど、周辺の村の評判は非常に悪い。他の村を見下して独立独歩を志向しており、市場にも参加していない。
西四が一
イスカの村
漁鳥(すなどり)の一族。馳雄の襲撃により壊滅的な被害を受け、以降、馳雄への復讐の旅に出る。大爺の霊を探すヒルコとゲンゲに遭遇し、馳雄に酷似しているヒルコを誤認から襲撃してしまう。
東四が一
大軀により滅ぼされてしまった。難民が北四が一の市場に押し寄せることになる。各村の名前は不明。
北四が一
自らの四が一に危機が訪れようとしている最中、各名代達による話し合いではいきなり逃げ出す算段になるなど、他の四が一に比べ弱気で大人しい四が一と思われる。そのために大軀やヤドリタケの襲撃も最後に回されたのでは、と作中で語られる。
四が一外
大軀
八分衆
鳥飼い
旅の芸人衆
地獄(泥の民)
500年前には42の村があったが、シャーマンの虐殺と村人のヤドリタケ化によりほとんどの村が消失してしまい、アリ塚を間借りせざるを得ないような境遇に陥ってしまう。
天上人(モリヤ)から鉄の取り出しかたを教わり、四が一には存在しない鉄の武器を所有している。
統合管理機構
高度に発達した科学技術を持ち、構成員は惑星レベルの寿命を持つ。ロウエルの「地球に『故郷』を持つ」という発言から、もとは地球人であるらしい。
用語
霊・祖霊
人間たちの中で霊が見えるものは限られていて、その能力の有無は死んで霊になっても変わらない。そのため能力を持たない者は霊になっても生者しか見ることができず、混沌に還るまで孤独に苦しむことが多い。
霊は意識を持っている。生者に直接干渉はできないが、霊を見える生者を通して意思を伝えることはできる。
ブレンダー
金星の民よりも遙かに優れた身体能力を持つが、性欲に伴う凶暴性があまりに強いため、そのほとんどが管理者により排除された。管理者の記録では全員排除されたことになっているが、実は数名が未回収のまま死亡扱いとされていた。
獅子猛者
ヤドリタケ
その他
初出
- モーニング:1999年(平成11年)20号 - 31号、2002年(平成14年)24号 - 36/37合併号、2003年(平成15年)40号 - 49号
- 別冊モーニング:1号(2004年(平成16年)) - 5号(2005年(平成17年))
- 書き下ろし:6巻 - 8巻
単行本
モーニングKC、講談社刊
- 末尾に特別編「初恋」
- 裏表紙、カバー折り返しに機織りとその準備の説明
- 帯に新井素子の推薦文
- 末尾に特別編「生きるに値するもの」・南四が一人名録
- 裏表紙、カバー折り返しに壷虫琴とその奏で方の説明
- 帯に諸星大二郎の推薦文
- 末尾に特別編「出会い」
- 裏表紙、カバー折り返しに携帯用松明とその使い方の説明
- 末尾に特別編「別れ」
- 裏表紙、カバー折り返しに木の皮の鍋とその使い方の説明
- 裏表紙、カバー折り返しにナナフシと槍飛のイラスト
- 裏表紙はマユミとハシカケ、カバー折り返しにツカアラシ、幽飛のイラスト
- 裏表紙はガンダルフ、カバー折り返しに惑星改良用大型ロボットとプレッシャーブレイドのイラスト
- 末尾に作者コメント
- 裏表紙はヒラメリュウ、カバー折り返しには駒鳥(ハネナシ)と、イナンナとドゥムジのイラスト