小説

暁 (小説)




以下はWikipediaより引用

要約

『暁』(旧字体 : 曉、あかつき)は、岡本綺堂が1917年(大正6年)に発表した小説であり、同作を原作とし、1918年(大正7年)製作・公開、田中栄三監督による日本のサイレント映画である。

略歴・概要

小説『暁』の初出は、1917年(大正6年)6月16日に開始した萬朝報での連載である。単行本は、国立国会図書館には所蔵されていない。

映画『暁』は、小説の連載開始から1年が経過していない1918年(大正7年)に、日活向島撮影所が映画化を企画、前年に入社し、小口忠の助監督を務めていた田中栄三の監督第1作となった。4巻もの、40分という当時の向島撮影所のスタンダードなフォーマットで製作され、同年3月16日に浅草公園六区のオペラ館を皮切りに公開された。併映作品は、北山清太郎の1巻ものの短篇アニメーション映画『金太郎』であった。

映画『暁』の上映用プリントは、東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されておらず、マツダ映画社も所蔵していない。現状、観賞することの不可能な作品である。

小説『暁』は、青空文庫に収められていない。

映画

『暁』(あかつき)は、1918年(大正7年)製作・公開、日活向島撮影所製作、日活配給、田中栄三監督による日本のサイレント映画である。女性の役どころは、女形の五月操、同じく女形でのちの映画監督衣笠貞之助らが演じた。撮影技師・編集技師・現像技師を兼ねる「技手」は不明である。

スタッフ・作品データ
  • 監督 : 田中栄三
  • 脚本 : 岩崎春禾
  • 原作 : 岡本綺堂
  • 撮影・編集・現像 : 不明
  • 製作 : 日活向島撮影所
  • 上映時間(巻数) : 40分 (4巻)
  • フォーマット : 白黒映画 - スタンダードサイズ(1.33:1) - サイレント映画
  • 公開日 : 日本 1918年3月16日
  • 配給 : 日活
  • 初回興行 : 浅草・オペラ館
キャスト
  • 山本嘉一
  • 藤野秀夫
  • 大村正雄
  • 新井淳
  • 横山運平
  • 衣笠貞之助
  • 五月操
  • 東猛夫