書店ガール
以下はWikipediaより引用
要約
『書店ガール』(しょてんガール)は、碧野圭による日本の小説シリーズ。書店を舞台に、女性書店員のコンビを主人公とする職業エンターテインメント小説である。
2007年、単行本『ブックストア・ウォーズ』が新潮社から刊行された。2012年にPHP研究所から文庫化される際に『書店ガール』に改題され、シリーズ2作目からは単行本を経ずに文庫化されている。2012年から2018年にかけて、文庫本全7巻が刊行された。累計で50万部を超えるヒット作となる。
舞台は東京の吉祥寺の書店だが、3作目の『託された一冊』では、主人公の1人の西岡理子が仙台市の老舗書店のリニューアルを任されたこともあり、東日本大震災の被災地である仙台市や東松島市がもう1つの舞台となっている。4作目の『パンと就活』では、主人公の1人の宮崎彩加が沼津市出身であることと取手市に出店する店の店長を任されることから、沼津市や取手市が舞台として登場する。
制作背景
碧野圭の処女作「辞めない理由」に次ぐ作品が、改題前の「ブックストア・ウォーズ」である。「辞めない理由」もワーキングマザーを扱った女性が主人公の作品だったが、2作目でも働く女性が主人公の作品を書こうと思っていたとのこと。また、「女性2人の相棒ものを書きたいというアイデアはあった」「だが、ごく一部の例外を除いては男性が主人公で不満だった」と答え、女性の個としての存在が評価されないことの現れへの意見提起の意味合いもあったとも語っている。テレビドラマ化については、「静岡書店大賞 映像化したい文庫部門」で大賞に選ばれてから5日後の出来事で、キャストや脚本家などが次々と決まり、碧野にとってすごい知らせが次々と届くことに呆然とするばかりであったとのこと。4作目で主人公を交代させたことについては、3作目で理子と亜紀が売り場という現場から離れたことから、主人公を変えてもう一度書店の現場の話を書いてみたかったからと答えている。
あらすじ
書店ガール(ブックストア・ウォーズ)
西岡理子は、40歳独身でペガサス書房吉祥寺店の副店長、バイト5年を経て正社員となる。小幡亜紀は、27歳で理子の部下、コミック売り場担当店員で、取引先の会長の孫でコネ入社であるために最初から特別扱いで正社員である。理子は、自由奔放で協調性を欠き、裕福な家庭育ちで、幸せを無自覚に振りまく亜紀を嫌っている。亜紀も提案にダメ出しばかりで、保守的な理子に反発心を抱いている。立場、性格、境遇の違うふたりは対立していた。亜紀は、女子スタッフに人気のある同僚の三田と付き合っていたが、半年前に三田と突然別れて、今の夫である一つ星出版の小幡信光と付き合うようになる。それから女子スタッフとの間の亀裂が深まって嫌がらせが始まる。亜紀の結婚披露パーティーでのトラブル。そして理子と別れた一つ星出版社の柴田が、亜紀への結婚祝いを小包で書店宛に送り、送り主の名前を見た理子が、発作的に開封するなどトラブルが重なる。それでふたりの関係は、さらに悪化する。
やがて理子の店長昇格が決まる。店長就任の初日の朝に父親が、急病で病院に運ばれる事態になり、理子は欠勤する旨を電話でフロア長の畠田に伝えるが、来店した本部の渡部専務に無断欠勤しているように説明される。本部に謝罪に行った際には、半年後の吉祥寺店の閉店決定と複数の店員から理子に人格的な部分に問題があると指摘されていることを告げられる。理子は店に戻り、信用している三田に自分の態度について尋ねてみる。亜紀と以前付き合っていた三田から返ってきたのは、理子が明らかに亜紀に対して感情的で亜紀を嫌っている、亜紀が若くて綺麗で恵まれた境遇にあることに女性スタッフが嫉妬している、という予想外の言葉に愕然とする。その後に理子から閉店の話を聞いた亜紀は、店の危機に一致協力するために理子に休戦を提案し、理子も承諾する。そして店長会議に出席した理子は、新店長としての挨拶の際に売上目標を掲げて、店舗存続のために努力することを宣言し、社長から目標達成すれば店を存続させる確約をもらう。そして理子と亜紀たちの閉店阻止の戦いが始まる。理子は、スタッフの意見を聞くために面談を行い、業績向上のための店舗改善の提案を積極的に採用していくことから始める。一方の亜紀は、何かやりたい思いで事前の相談もせずに、伸光が以前担当していた人気漫画家あがちなおにフェア企画について打診して、フェア期間にサイン会やトークショーまでやる同意も得てしまう。この企画が原因で一つ星出版社内でトラブルを起こしてしまう。フェアのサイン会では、あがちの新刊本が一つ星出版の圧力によって直前まで不足する窮地に陥るものの、柴田やスタッフたち、さらに系列他店からの協力でフェアを無事成功させる。またフロアの垣根を超えた共通企画を行うようになり、ブックフェア「吉祥寺を舞台にした作品」を開催しフェアは盛況のうちに終わる。最終的には、半年間のスタッフ全員の努力と奮闘が実を結び、店長会議で約束した目標を達成することができたので、店の存続を全員が確信する。
社長から直々に報告を聞きたいと言われ、理子は意気揚々と本部に出かける。しかし報告への返答は「閉店は覆らない」であった。理子は食い下がるが、ビルの賃貸の問題や大型書店の新規出店計画などを理由に話を退けられる。なお食い下がる理子は吉祥寺店は1号店で会社の象徴だと口にするが、その言葉とほぼと同時に社長が感情的に口を開き、社長はペガサス書房を仕方なく父親から継いだことと、ペガサス書房の象徴である1号店の吉祥寺店を閉店させたいという自らの意思を表にし、理子を退けたのであった。 閉店が決定したことで理子は辞表を提出し、書店近くの居酒屋でいた。亜紀が合流して自分も辞表を提出したと話す。そして亜紀は、常連客の星野が電話を掛け直してほしいというメモを理子に渡す。電話をかけて戻ってくると、話の内容は、駅前にできる大型書店の店長職への誘いとスタッフを何人連れて来てもよいという内容だったと亜紀に話す。星野は、九州の有名な大型書店の社員であった。結果としては閉店になったが、スタッフ全員は、この半年間の理子の精一杯の頑張りに感謝の念を抱くとともに自分たちが半年間、目標達成のために働き続けたことから満足感と達成感を得ていることに気付くのである。
書店ガール2 最強のふたり
理子(42歳)は福岡から進出してきた大型書店「新興堂書店」にスカウトされ入社。一方の亜紀(29歳)も「新興堂書店」に転職し、文芸担当の店員として仕事に励む。亜紀が推薦していた作品が第12回本屋大賞に選ばれてパーティーに出席していたが、貧血で倒れて病院に運ばれる。そして妊娠していることが判明する。伸光は妊娠が判明すると、今まで以上に亜紀に専業主婦のススメを押し付けるようになり、亜紀はこれに猛反発する。店でも亜紀は、無理しないようにと気づかう理子たちが制止するのを無視し、仕事を続けようとする。その最中に、伸光が編集長をしているコミック誌「コミック・ドム」での不適切な描写の掲載が問題となり、回収騒ぎに発展する。引責のため伸光は編集長を辞めることになる。一方で理子は問題のあった「コミック・ドム」の置き場を企画ブースに変更し、不適切描写の根幹にある問題を今一度考える企画として関連書籍とともに販売を継続させた結果、クレーマー処理に追われることになるが、田代の対応で危機を乗り切る。
亜紀と伸光は、精神的なリフレッシュをはかるために盛岡へ旅行し、その地で古本市に立ち寄る。そこでの出来事を通して夫婦の関係を修復させて行き、東京に戻って再会したあがちたちの助言を聞き入れて、伸光は一つ星出版を辞めることを決意する。一方の理子は、清水やペガサス書房時代の常連客との再会を通して、売り場という現場から距離のある管理者のようなポストにいることに違和感を感じたり、かつての部下の尾崎と再会して彼女の勤める店の閉店のことを知り、自分が恵まれた環境で仕事をしていることを痛感する。
その後、亜紀は盛岡の古本市を元ネタに本屋のバザールのようなブックフェアを開催したいと提案。そして理子が奔走して吉祥寺の大小さまざまな書店の人たちを説得し、書店が入居するビルの他のテナント主たちの協力も得て、ブックフェアを開催することになる。フェアのテーマは「50年後に残したい一冊」。フェアの準備の最中、田代は福岡への異動を受け入れる。フェアは無事成功し、田代と理子は互いに別れを惜しむ。亜紀は産休に入って子どもを産む。その後、事務所の大掃除の最中に田代がフェアのために作成したPOPが見つかり、それを受け取った理子は、田代からの想いを知る。
書店ガール3 託された一冊
理子は、新たに東日本地区統括エリア・マネージャーとなり、傘下の「櫂文堂書店」仙台店のリニューアル準備を担当するために度々仙台へ出張する。被災以外にリニューアルの失敗という問題を抱えていた店を立て直すため、別の部署に異動していた「仙台のカリスマ書店員」の異名を持つ沢村を店の店長代理に任命。旧来のスタッフも店長の帰還に士気が上がる。一方の亜紀は、半年の産休から復帰したが、新たに経済書を担当することになる。経済書売り場の常連客の広瀬とのトラブル、長男の光弘の子育て、自分の産休時に新たに配属された副店長市川の存在、自分に代わり文芸売り場を任された尾崎の存在、新宿店に併設される本部マーチャン・ダイジング部への異動の話などの大量の悩みを抱え込み、自信喪失気味のうえ、自分に強い憧れを抱く愛奈に押され気味になる。
櫂文堂書店仙台店のリニューアルオープンは盛況で、理子は沢村が自費で常連客に手紙を送るなど見えない努力をしていたことに驚きを隠せなかった。打ち上げの席で理子は、沢村が定期的に東松島に通うことを知って同行を希望する。理子は沢村に連れられて東松島を訪れ、斎藤、加山、芙美子らとの出会いを通して被災地の現状を噛み締める。そして沢村が背負う重い荷物の存在を知り、自分も何かと協力できないかと考える。東京では亜紀を訪ねてきた磐田が、たまたま居合わせた愛奈にも新作のゲラを渡したことで愛奈のやる気に火をつける。愛奈は吉祥寺の書店関係者の会合「吉っ読」に参加する宮崎彩加とともに作品の売り出しに情熱を注ぐようになる。
東京に戻った理子は、芙美子たちが手作りする工芸品を店で売れないかと提案し、それに加えて震災を振り返る企画展の開催も提案する。亜紀は難色を示す市川を説得する。そして震災を振り返る企画展「私たちは忘れない」が開催される。みんなが準備に走り回る最中、沢村が工芸品の納入のためとはいえ突然店を訪れる。そして沢村は理子に1冊の本を預ける。亜紀は、本部マーチャン・ダイジング部への異動を受け入れる。広瀬は亜紀の異動を知りグチりつつも亜紀ならではのまっすぐな接客姿勢を評価し寂しがる。
書店ガール4 パンと就活
高梨愛奈は、新興堂書店のアルバイト店員で大学生。周囲が就職活動に対策を練るなか、まったくと言っていいほど就活対策をしていないため、大学の友人たちや母などに心配されている。宮崎彩加は、大学2年の時に駅ビルに入居する書店にバイトで勤め始め、大学卒業と同時に契約社員に昇格し、書店員になって5年目になる。愛奈と彩加はひとつの作品を協力して売り出そうとしたことが縁で、4歳の年齢差と店の垣根を越えて親友になった。
ある日、愛奈は名前のわからない児童書を探している川西を接客、その児童書を探すため奔走する。家庭文庫を開く磯上らの協力を得て児童書の候補を探してきて、川西にその作品を見せる。一方で友人の梨香の誘いを受けてOB訪問に出かけたが、まだ就活に対するはっきりした答えを出せないままでいた。彩加は提案したフェア企画をボツにされるなどしたため、契約社員の中途半端な立ち位置と待遇に不満を抱え、2人の正社員の上司にいらだちを募らせる。そんな中、彩加の正社員への昇格が決まり、それとともに茨城県取手市の取手駅の駅ナカに出店する新店舗の店長に任命される。取手行きに不安を感じる彩加だが、自分を抜擢してくれたのが不満を持っていた店長の国定であり、想像以上に自分が評価されていたことに驚く。国定がお気に入りの池袋駅の駅ナカ書店を見て様々な書店のあり方を知り、取手行きを前向きに考えるようになる。さらに彩加は静岡県沼津市に住む伯母の紀久子が営む「前田書店」のことについて母から相談をされていたため、正社員昇格の報告をするために実家に帰省する時に、直接伯母に詳しい話を聞いてみることにする。沼津には旅行もかねて愛奈も同行することになった。
沼津に着いた2人は紀久子の店を訪れる。紀久子から「前田書店」を隣のパン屋の太田の協力を得て、ブックカフェにリニューアルしようとしていると知らされる。彩加はよそからやってきて伯母と親しくしている太田に不信感を持ち、その気持ちを払拭しきれないまま東京に戻る。東京に戻った彩加は、「前田書店」の店の改装には協力することを決めて取手への引っ越しの作業の最中にメールを使って紀久子に棚卸しなどのアドバイスを送っていたが、紀久子が足を骨折して作業ができなくなってしまったため、彩加はふたたび沼津に飛ぶことになる。そして太田の協力も得て、無事に改装開店に備えての本の整理作業を終えた。その時には、もう彩加の太田に対して抱いていた不信感は消えていた。愛奈は太田と接したことによって気持ちに整理を付けて、書籍関連の業種に就職したいと決めてバイトと就活に励む。愛奈はブックフェア「就活を考える」を企画し、フェアを節目に就活に専念することを決める。そんな節目のフェアに大学の同級生の峻也が現れ、愛奈は峻也に対して密かに想いを寄せ始める。
書店ガール5 ラノベとブンガク
宮崎彩加は茨城県取手市の取手駅構内の駅中書店「本の森」の店長となり半年経過。しかし売り上げは悪く、昼間はワンマンオペレーションで気を休める暇はない。そのため昼間のシフトに入れるアルバイトスタッフを募集、消去法で面接時に自らニートであると認めた田中幹を採用する。ある日ライトノベルを探す高校生の客と接して、品物を取り寄せることとなり、品物を融通してもらうため柏市の系列店に行く。柏店の品揃えはラノベなどに力を注いでいて店長の戸塚に「客層にあった品揃え」について意見される。別の常連客からは文芸の品揃えの偏りを指摘され思い悩むが、親戚の法事で沼津から茨城に来ていた太田英司のアドバイスにより、地域に根ざした品揃えに徳化することを決め、彩加のこだわりだった文芸棚を、ラノベはおろかボーイズラブなどのライトな読み物を置くことにしたため、アルバイトスタッフからも驚かれる。
小幡伸光はコミックで有名な出版社共学館の新興ライトノベルレーベル「疾風文庫」の編集長となり、レーベルのPRと新人作家発掘のための新人賞を企画。大賞と佳作の候補も決まり発表の日をまつばかりというところにいたが、佳作受賞者が別の大手レーベルの新人賞に別名義で応募していた作品がより良い賞を受賞したため疾風文庫の賞は辞退したいと言い出し留意に奔走することとなる。さらに伸光の部下の松江和幸が、担当作家にことわりを入れず校正を加えたゲラがそのまま出版物になり、作家から激怒されるだけに止まらず、ネット上でも「原稿書き直し事件」と揶揄され炎上騒ぎとなり、あげくのはてに一部の作家からも疑心の目で見られるようになるなどの事態を引き起こし、疾風文庫は存亡の危機に立たされることとなる。
伸光は、新人賞の大賞作家原滉一の担当となり彼の住む取手に通うようになる。ある日駅の書店に疾風文庫の新刊があることに気づき、事情を聞こうとして彩加に話しかけ、亜紀という共通の知り合いがいることを知り「取手出身の新人作家」の売り出しで協力しようということで話がまとまり、後日、彩加と伸光と原が顔を合わせることになったが、その場面で原滉一が田中幹とバレる。しかし下積み時代に生計が立つまで本に携わる仕事として書店で働くことは珍しいことではないとし、良い宣伝材料になると考えるのであった。彩加も常磐線沿線の系列店と協力し田中の作品を売り出そうと動き始める。東京に戻った伸光は、亜紀の後輩にあたる新興堂書店吉祥寺店ラノベ担当でラノベの売り上げに少なからず影響を与えると言われる書店員近藤和馬を尋ねる。近藤は書店員に宣伝をやらせようとする出版社のやりかたに素直に苦言を訂するが、「作品に罪はない」として田中の作品のゲラを受け取る。
そして、田中(原滉一)のデビュー作『鋼と銀の雨がふる』が発売されると、新人では異例の反応が読書メーターなどのネット上で散見されるようになる。背景には伸光たち、彩加たちによる売り出しのさまざまな企画の他、田中の家族の動きや、取手のバイト仲間のバックアップもあったと言われ、さらに新興堂の近藤の動きがあったからこその新人では異例のヒットにつながったのであった。出版を記念したパーティーが開かれ最後まで残っていた田中の父の間にあった溝を埋める。
登場人物
書店ガール
ペガサス書房 吉祥寺店
西岡理子(にしおか りこ)
仕事一筋40歳独身、父の達人と2人暮らし。ペガサス書房吉祥寺店の副店長兼3階フロアの文芸売り場フロア長で亜紀の直属の上司。バイトで入社して5年かかって正社員になる。一つ星出版の柴田駿介と交際していたが破局。柴田が、書店宛で亜紀に送った結婚祝いの品が入った小包を勝手に開けてしまい、不注意から中身のペアグラスを破損させ、ゴミ置き場に放置してしまう。店長に昇格するが、店長就任の初日の朝に父親が急病で救急車で病院に搬送される事態になり、付き添いのため欠勤する旨を電話で畠田に伝える。しかし本部の渡部専務と山田人事部長に理子の不在を畠田と辻井によって無断欠勤しているように説明される。本部に謝罪に行った際、半年後の吉祥寺店閉店と複数の店員から理子に人格的な部分に問題があるとの報告がされていることを告げられる。本部での店長会議に出席した理子は、新店長としての挨拶に加え目標を掲げて店舗存続のために努力することを宣言し、社長の許可を得る。閉店の危機から脱するために亜紀や部下たちの意見を積極的に聞き入れるようになっていき、店員とともに店舗改善や改革を進めていく。
小幡亜紀 (おばた あき) 旧姓は、北村(きたむら)
27歳。5階フロアのコミック売り場担当の正社員。取引先の文房具メーカー会長の孫娘でコネで入社したために最初から特別扱い。あだ名は「お嬢ちゃん」。アルバイト店員たちを「ちゃん」づけで呼んだりタメ口で接したり、版元に人間との関係も妙に馴れ馴れしく、理子からは反感を買う。女子店員に人気のある三田孝彦と3年間交際していたのにもかかわらず突然捨てて、小幡伸光に走ったことが、女性店員たちの怒りを買い、嫌がらせを受け始める。伸光とは交際半年で結婚する。気が強く思ったことは、上司相手でもはっきりと口に出す。理子から閉店の話を聞き、店の危機を乗り越えるため理子に休戦を申し込む。畠田の後任の5階のフロア長になる。思い立ったら、即行動するタイプ。伸光に事前に相談せずに漫画家・あがちなおのフェア企画に関して打診をし、イベントとしてサイン会やトークショーまでやることになったため、伸光の会社でトラブルになったり、伸光が新雑誌の仕事で多忙なため、一緒に過ごす時間がなくなったりで、夫婦仲が気まずくなっていた。しかしイベント終了後の理子の気配りにより修復する。
三田孝彦 (みた たかひこ)
一つ星出版
小幡伸光 (おばた のぶみつ)
柴田駿介 (しばた しゅんすけ)
ペガサス書房本部
その他
西岡達人 (にしおか たつと)
清水 (しみず)
あがち なお
書店ガール2
新興堂書店(2)
西岡理子 (にしおか りこ)
「ペガサス書房」最後の半年の実績が評価されて「吉祥寺の女傑」などの異名を取るが、その言葉だけがひとり歩きしていると謙遜する。福岡から新規出店する「新興堂書店」にスカウトされ、吉祥寺店店長に就任。しかし、自分は管理者の側面が強い立場になっていることには困惑気味。優秀な副店長田代とは互いに想い合うような状態にあったが、田代が妻帯者ということもあり、一線を越えることはなかった。亜紀の妊娠を知った際に、様々な気づかいを行ったり、かつての部下の尾崎や吉祥寺の様々な書店と合同のブックフェアの開催に奮走するなど、部下や周囲を守るために行動する場面が多く訪れる。また書店が入居するビルのテナントオーナーの会合には、「理子を囲む会」の愛称が付くなど、本人が想像している以上に店の外からの人望は高い。
小幡亜紀 (おばた あき)
田代俊介 (たしろ しゅんすけ)
熊沢ひろみ (くまざわ ひろみ)
理子の周辺人物
清水 (しみず)
尾崎志保 (おざき しほ)
「ペガサス書房」の元スタッフで、理子曰く「私の右腕のような存在」で文芸書の担当をしていた。ペガサス書房閉店後、規模の小さい「ブックスミズホ」に誘われ勤めていたが、売り上げが振るわず、店の閉店が決まる。理子が「新興堂書店」に連れて来たかったスタッフの1人。長谷部と同じく品揃えで大手勢にかなわないからという理由から、ブックフェアへの参加に難色を示したが、佐野の妥協案を受け入れてフェアに参加することを決める。理子に店の閉店のことを話した際に、新興堂書店にスカウトされたが、気持ちの整理が付くまで考えたいと回答を保留する。ブックスミズホ閉店後に一度帰省するが、物語の最後に新興堂の契約社員募集に履歴書を送って来ていることが判明する。
宮崎彩加 (みやざき あやか)
長谷部 (はせべ)
佐野和彦 (さの かずひこ)
亜紀の周辺人物
小幡伸光 (おばた のぶみつ)
書店ガール3
新興堂書店(3)
西岡理子 (にしおか りこ)
小幡亜紀 (おばた あき)
市川智紀 (いちかわ とものり)
高梨愛奈 (たかなし まな)
櫂文堂書店
沢村稔 (さわむら みのる)
「櫂文堂書店」仙台店店長代理。バツイチだが子どもはいない。以前にも店長だった時代があり、「仙台のイケメン書店員」と呼ばれ地元のメディアにもよく出演していたが、会社の代替わりのイザコザで外商部へ飛ばされていた。店の立て直しのために理子により店長代理に任命される。旧来の店のスタッフは「店長」と呼び、彼の現場復帰を喜んだ。週に一度、東松島まで通って図書館の手伝いなどのボランティア活動などをしている。最初は寡黙であまり仕事以外の話をしようとしなかったが、理子を東松島に連れて行ったことにより、震災の日としばらくの出来事のすべてを理子に話す。版元の書店員会議に出席するため東京に来た際に、震災企画展の業務をかねて新興堂を訪れ、震災時に背負った様々な荷物のなかから1冊の本を理子に預ける。
その他亜紀周辺の人物
小幡伸光 (おばた のぶみつ)
宮崎彩加 (みやざき あやか)
東松島関連の人物
小出芙美子 (こいで ふみこ)
書店ガール4
高梨愛奈 (たかなし まな)
新興堂書店吉祥寺店のアルバイト店員で文芸担当で大学生。小幡亜紀に強い憧れを持って店でバイトを始めた。書籍関連の業種に就職したいと思っているが梨香たち友人には本音で話せないでいる。友人たちからは天然ボケと思われている。店で接客した川西のため名前のわからない児童書を探すため奔走する。彩加に同行して沼津を訪れた際に太田と出会ったことで太田に想いを寄せたがその後の彩加の想いの変化に気づいて失恋。しかし太田の人柄に触れ迷いを断ち切り就活に前向きに取り組む覚悟を決める。店でのトラブルが重なって気落ちしたが彩加に叱咤されやる気を取り戻し、企画と提案をしたブックフェア「就活を考える」が採用されそのフェアの開催が自分のバイト生活の集大成となった。物語の最後でフェアを見るため店にやって来た峻也に会い想いを寄せ始める。
宮崎彩加 (みやざき あやか)
駅ビルに入居する書店の書店員で文庫担当。静岡県沼津市出身。西岡理子に憧れていて理子の店で働く愛奈を少しうらやましく思うことがある。大学2年の時にバイトで勤め始め大学卒業の時に契約社員に昇格して書店員になって5年目。3ヶ月前にすれちがいから彼氏と別れたばかり。隙間ポジションの契約社員という立場にいらだちを持ちつつあった。正社員への昇格と取手店の店長に任命された際に、上司の国定に評価されていたことに気づく。地元の伯母の営む店「前田書店」をブックカフェにリニューアルする計画を聞き、死んだ伯父の手がけた店を変えてしまうこととよそ者の太田へ不信感からリニューアルに難色を示したがひとまず協力することを決める。しかし伯母が骨折し作業ができなくなったため沼津に飛びリニューアルに向けての作業を行うことになり、その作業を手伝ってくれた太田と打ち解けて想いを寄せるようになる。気落ちする愛奈に厳しい言葉を突きつけて叱咤激励した。『下妻物語』が自身にとって大切な1冊とのことで取手行きの話を聞いた当初は真っ先に劇中に登場するヤンキーなどの描写を思い浮かべてしまった。
愛奈の周辺人物
川西紗保 (かわにし さほ)
高梨祐子 (たかなし ゆうこ)
磯上(いそがみ)
平井梨香 (ひらい りか)
佐々木峻也 (ささき しゅんや)
西岡理子 (にしおか りこ)
彩加の周辺人物(4)
国定幹生 (くにさだ みきお)
村上拓海 (むらかみ たくみ)
宮崎久美子 (みやざき くみこ)
前田紀久子 (まえだ きくこ)
書店ガール5
宮崎彩加(みやざき あやか)
「本の森」取手店店長。店にこだわりの文芸棚を配置するなど工夫を凝らすが売り上げには直結せず、昼間のワンマンオペレーション時に万引き騒ぎも頻発し疲弊気味。サラリーマン風の常連客の純文学の知識の深さに触れ、天狗の鼻を折られるように文学への浅い関わりに気づかされる。太田の助言もあり、こだわりの棚を撤去して店をリニューアルしようとしたり、スタッフ用の連絡ノートで今の店について素直に意見を出してほしいと希望するなど店を良くするための努力は惜しまない。田中が伸光たちが売り出そうとする新人作家原滉一であると知ると、系列店の店長たちと協力して「常磐線書店員の会」の推薦本に田中の作品を選んで売り出しの後押しをする。沼津の女子校に通っていた時代は、ボーイズラブに傾倒し、コミケに足繁く通うほどの腐女子だったが、東京の共学の大学に進学しその過去を黒歴史にして、書店で働き始めたことから堅いめの本を読む人という仮面をかぶるようになったという。
小幡伸光(おばた のぶみつ)
田中幹(たなか つよし)
6年間在籍した大学を退学した後、実家に戻りニート生活をしていたが、携帯電話の支払いを止められてその料金を工面するため彩加の店のバイト募集に応募し、消去法で採用され働き始めるが、声は小さいなど彩加からの評価は高くなかったが、コミックやラノベの知識で彩加を助ける。一方で、勢いで書いた作品を「原滉一」のペンネームで疾風文庫の新人賞に応募し大賞を受賞する。伸光には書店でのバイトのこと、彩加と自分の家族には小説のことをそれぞれ秘密にしていた。そのため伸光が、彩加を同席させ原滉一を紹介しようとする場面で期待の新人作家・原滉一が取手駅の書店のバイト・田中幹だとバレることになる。デビューを記念したパーティーの席で長年わだかまりのあった父との溝を埋める。
彩加周辺の人物(5)
戸塚健太(とつか けんた)
三浦由季奈(みうら ゆきな)
宮里香南(みやざと かな)
伸光周辺の人物
小幡亜紀(おばた あき)
松江和幸(まつえ かずゆき)
森野哲平(もりの てっぺい)
本多光流(ほんだ ひかる)
木下(きのした)
田中家
作中に登場する企業など
企業
ペガサス書房
先代の社長がバーやキャバレーなどの経営で成功し財をなした後立ち上げた部門。都下に20店舗ほどのチェーン店を展開している、吉祥寺店は1号店。男尊女卑の激しい体質の企業(理子が店長になるまで女性店長が存在したことがなく、女性社員の採用も亜紀のようなコネでもない限り皆無である)。
一つ星出版
コミック誌や若年男性向け雑誌などのライトな読み物を中心に売上を伸ばす新興出版社。文芸部門の底上げにも力を注いでいるしかしあがちたち漫画家や作家などからは社内の体質に問題があると指摘がある。
新興堂書店
福岡に本店を置き西日本地域から出店エリアを広げている大型書店。吉祥寺に関東進出最初の店を出店、その後関東圏に3店舗の支店を持ち、新宿に4店舗目の支店をオープンさせ本部機能の一部も福岡から異動し併設される。宮城県の老舗櫂文堂書店を傘下に加え出店範囲を東日本地域に拡大させている。
櫂文堂書店
新興堂書店の傘下に加わった東北の老舗書店チェーン仙台に本店を置き東北地方に4店舗の支店を持つ、震災で石巻にあった支店は津波に流され閉店し、多賀城の店も大きなダメージを負った。ほかにも、社長の交代時に行ったリニューアルが失敗になり売上を大幅に落としていた。
ペガサス書房
一つ星出版
新興堂書店
作中に登場する本
書店が舞台ということから、新旧さまざまなジャンルの本が劇中に多数登場する。すべては列挙できないので、代表的なもののみを挙げる。
書店ガール
『キッチン』(吉本ばなな)
書店ガール2
『愛するということ』(エーリヒ・フロム)
書店ガール3
『愛のゆくえ』(リチャード・ブローティガン)
書店ガール4
『ケティ物語』『すてきなケティ』(クーリッジ)
書店ガール5
『朝が来る』(辻村深月)
書籍情報
- 『ブックストア・ウォーズ』 新潮社、2007年10月発売、ISBN 978-4-10-305671-3
- 『書店ガール』 PHP研究所〈PHP文芸文庫〉、全7巻
- 『書店ガール』、2012年3月14日発売、ISBN 978-4-569-67815-3
- 『書店ガール2 最強のふたり』、2013年3月15日発売、ISBN 978-4-569-67964-8
- 『書店ガール3 託された一冊』、2014年5月8日発売、ISBN 978-4-569-76184-8
- 『書店ガール4 パンと就活』、2015年5月8日発売、ISBN 978-4-569-76356-9
- 『書店ガール5 ラノベとブンガク』、2016年5月6日発売、ISBN 978-4-569-76554-9
- 『書店ガール6 遅れて来た客』、2017年7月7日発売、ISBN 978-4-569-76735-2
- 『書店ガール7 旅立ち』、2018年9月7日発売、ISBN 978-4-569-76854-0
テレビドラマ
『戦う!書店ガール』(たたかう しょてんガール)のタイトルで、2015年4月14日から6月9日までカンテレ(関西テレビ)制作・フジテレビ系「火曜10時枠」で放送された。主演は渡辺麻友(当時AKB48)と稲森いずみの二人。
原作との相違点として原作では亜紀は27歳の新婚で夫が出版社の小幡という設定だが、ドラマでは23歳の未婚の設定になっている。日下や屋良部などドラマ独自のキャストも登場する。その他の人物設定も変更点が多く、特に三田、萩原、尾崎の人物設定は、原作から大きく変更されている。
書店内のシーンの撮影は、実在の「ジュンク堂書店・吉祥寺店」で営業時間外の深夜に行われた。
当初は全10話を予定していたが、低視聴率の影響により1話短縮され全9話となった、ちなみに後番組の『HEAT』はさらに苦戦することとなる。
2015年9月16日に番組DVD-BOXが発売された。
キャスト
ペガサス書房 吉祥寺店
北村亜紀(きたむら あき)〈23〉
コミック担当店員(当初は児童書担当を志望していた)。新宿店から異動してきた、祖父が取引先の文具メーカー会長であるコネ入社のお嬢様。当初は三田に好意を寄せていたが失恋、その後小幡と付き合い始める。小幡が自分のキャリアを犠牲にしてまで、彼女の店を助けてくれようとしたことに心を痛めるものの、理子の助言を聞いて自分の気持ちを小幡に伝えることができ、心機一転する。吉祥寺店閉店後、ユニコーン堂に移り、小幡と結婚する。しばらくしてユニコーン堂を退職し、理子の書店を手伝いに押しかける。
西岡理子(にしおか りこ)〈40〉
副店長→店長。独身で父と二人暮らし。柴田と以前に付き合っていた。店長に昇格後、本店で吉祥寺店の7月閉店を告げられ、一時は挫折しつつも店長として閉店阻止のためにスタッフとともに売り上げ増加に取り組む。田代に告白され、吉祥寺店のピンチを陰で助けてくれたり、自分を想う気持ちを痛いほど感じたが、田代に自ら別れの言葉を告げる。閉店後はペガサス書房を退職し、やがて自分の書店を開く。
三田孝彦(みた たかひこ)〈26〉
児童書担当店員。理子の元部下で、かつては三軒茶屋店にいたが、異動で吉祥寺店に戻ってきた。理子のことが好きで、閉店の事実を知って挫折した理子を元気づけるために好きだと告白する。そして吉祥寺店の閉店まで団結して奮闘する。閉店後はユニコーン堂丸の内店に移る。
萩原麻美(はぎわら まみ)〈25〉
店員(文芸書担当→学習参考書担当)。閉店後はユニコーン堂鎌倉店に移る。
日下圭一郎(くさか けいいちろう)〈24〉
店員(雑誌担当→文芸書担当)。閉店後はユニコーン堂宇都宮店に移る。
遠野由香 (とおの ゆか)
店員(学習参考書担当→雑誌担当)。閉店後はユニコーン堂甲府店に移る。
尾崎志保(おざき しほ)〈44〉
レジ担当店員。関西弁で話す。理子のよき相談相手である。閉店後はユニコーン堂中野店に移る。
畠田 芳雄 (はたけだ よしお)
経理担当店員。閉店後はユニコーン堂本社に移る。
野島孝則(のじま たかのり)〈50〉
店長→東京地区エリアマネージャー。谷田部社長の親戚。マネージャー就任後、店長の理子に厳しく対応するとともに、社長の意向に沿うように策略をめぐらせている。
ペガサス書房 本店
谷田部二郎(やたべ じろう)
社長。店舗と人員の削減を実行しようとしている。
山田信二(やまだ しんじ)
専務。
一ツ星出版
小幡伸光(おばた のぶみつ)〈29〉
「コミックヒート」副編集長→総務部。亜紀に一目惚れする。1度目のプロポーズは、亜紀が三田のことを忘れられず断られてしまう。2度目は亜紀が快諾し、亜紀と付き合い始める。閉店の危機に陥った吉祥寺店を救うべく、自身が担当しているあがちなおのペガサス書房とのブックカバーキャンペーンを独断で進めた責任を取らされ、総務部へ異動となる。編集部へ復帰するために仕事に意欲的に取り組む。その後、亜紀と結婚する。
柴田駿介(しばた しゅんすけ)
営業部担当。理子と付き合っていたが、23歳の女性を妊娠させた責任を取って、理子と別れる。
植松高弘(うえまつ たかひろ)
「コミックヒート」編集長。
沖縄料理店「わらゆん」
屋良部守(やらべ まもる)〈47〉
「わらゆん」の店主。理子とは開店以来の古い付き合い。
飯野隆史(いいの たかし)
アルバイト店員。
ユニコーン堂
田代敏之(たしろ としゆき)〈43〉
ペガサス書房のライバル書店・ユニコーン堂東京支社の社員。妻子と別居し福岡から上京して間もないころに「わらゆん」で理子と知り合う。理子をユニコーン堂へ誘うが、断られる。理子のことが好きであり、陰からも応援している。妻子がいることを理子に言えずにいたが、それを偶然知った三田に詰め寄られ、覚悟を決めて真実を打ち明ける決意をする。しかしその直後理子に呼び出され、別れの言葉を告げられる。その後、三田の口から吉祥寺店の閉店を知り、職を失った吉祥寺店の店員全員をユニコーン堂に誘う。そしてその後、妻子のいる福岡へ帰る。第2作に登場する田代俊介にあたる人物。
その他
西岡達人(にしおか たつと)〈65〉
理子の父。せんべい店を営んでいたが、今は隠居生活に入っている。脳梗塞になって入院するが、無事に退院し再びせんべいを作り始める。
高田愛子(たかだ あいこ)
ブックカフェ店員。
あがちなお
ファンタジー漫画「FLY HIGH!」などの話題作を持つ人気漫画家。小幡がスター作家に育て上げた。小幡の紹介で出会って以降、亜紀と親しくなる。小幡の異動に抗議し編集部に押しかけ「小幡君を編集部に戻さないなら一ツ星出版を撤退する」と言い出すが、偶然居合わせた小幡に止められる。
ゲスト
第1話
アリー
処女作の小説を書いた人気のオネエタレント。亜紀の祖父が営む文具会社の人気商品のイメージキャラクター。
マネージャー
アリーのマネージャー。
第3話
万引き犯
吉祥寺店で頻繁に出没している万引き常習犯。
第4話
声優
こどもの日の地元商店街との共同イベントで行われた人気漫画『怪獣メダル』の新刊コミックの朗読イベントに出演したアニメ声優。
青木
ペガサス書房三軒茶屋店にいた頃の三田の後輩。田代にスカウトされてユニコーン堂に移った。
スタッフ
- 原作 - 碧野圭『書店ガール』シリーズ(PHP文芸文庫)
- 脚本 - 渡辺千穂
- 主題歌 - 渡辺麻友 「出逢いの続き」(Sony Music Records)
- 挿入歌 - SOLIDEMO 「Girlfriend」(avex trax)
- 音楽 - 横山克
- 撮影 - 小林純一、田中浩一
- 照明 - 北條誠
- 音声 - 福部博国
- 映像 - 沖田祐貴
- 編集 - 矢野数馬
- OPタイトル - 熊本直樹
- 音響効果 - 松田紗織
- 編成 - 南口博孝/太田大(フジテレビ)
- 宣伝 - 岡光寛子
- 広告 - 宮内覚
- 技術協力 - 東通
- 美術協力 - フジアール
- 協力 - 丸善ジュンク堂書店
- 演出 - 白木啓一郎、木内健人、市川豊
- プロデューサー - 山下有為、沖貴子、松井洋子
- 制作著作 - カンテレ
放送日程
各話 | 放送日 | サブタイトル | ラテ欄 | 演出 | 視聴率 |
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第1話 | 4月14日 | 「本」を愛する 最強のふたり激突!! |
まゆゆ&稲森!本を愛する2人が激突 | 白木啓一郎 | 6.2% |
第2話 | 4月21日 | 諦めない!恋も、仕事も… アラフォー女子、逆襲開始!! |
アラフォー女が彼氏を寝取られた!?20代女と直接対決 | 白木啓一郎 | 6.4% |
第3話 | 4月28日 | 愛憎のスパイラル! 亜紀と理子を襲う、罠!! |
万引き男に土下座!?年下男を襲った悲劇 | 木内健人 | 4.6% |
第4話 | 5月 | 5日守るべきプライド… 亜紀と理子が背負う、責任!! |
暴走娘が総スカン…女上司が差し出す手 | 木内健人 | 4.7% |
第5話 | 5月12日 | 新たな恋、仕事、そして 彼女らにのし掛かる、現実。 |
女性店長誕生の裏に渦巻く男達の嫉妬!? | 白木啓一郎 | 5.0% |
第6話 | 5月19日 | 閉店決定!!分裂の危機!! 最強のふたりが下した決断。 |
男の策略…試される女性リーダーの資質 | 白木啓一郎 | 3.6% |
第7話 | 5月26日 | 宣戦布告!! ふたりの前に立ちはだかる「最低条件」 |
大切な人のために…人生を賭けた決断!! | 木内健人 | 3.3% |
第8話 | 6月 | 2日すれ違う思い…。 亜紀が掴み取るべき、「未来」。 |
私は何もできない…突きつけられた代償 | 白木啓一郎 | 3.7% |
最終話 | 6月 | 9日閉店か?存続か? ふたりを巡る運命の、「瞬間」。 |
閉店か存続か…仕事と恋の最終決戦!! | 白木啓一郎 | 4.7% |
平均視聴率 4.8%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
カンテレ(関西テレビ)制作・フジテレビ系 火曜10時枠連続ドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
銭の戦争
(2015年1月6日 - 3月17日) |
HEAT
(2015年7月7日 - 9月1日) |
45分枠時代 |
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45分枠時代(火曜劇場) |
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45分枠時代(あなたの劇場) |
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1時間枠時代 |
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1時間枠時代(白雪劇場) |
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1時間枠時代 |
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1965年 | |
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1966年 | |
1967年 | |
1968年 |
1968年 | |
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1969年 | |
1970年 |
1970年 | |
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1971年 |
1971年 | |
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1972年 | |
1973年 |
1975年 |
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1975年 | |
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1976年 | |
1977年 | |
1978年 | |
1979年 | |
1980年 | |
1981年 | |
1982年 | |
1983年 |
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1984年 | |
1985年 |
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