最強!都立あおい坂高校野球部
以下はWikipediaより引用
要約
『最強!都立あおい坂高校野球部』(さいきょう!とりつあおいざかこうこうやきゅうぶ)は、田中モトユキによる日本の漫画作品。略称「あお高」。『週刊少年サンデー』(小学館)2005年6号から2010年20号まで連載された。単行本全26巻。
概要
少年サンデー2007年20号で「今後登場予定の高校の命名権」が懸けられた。
主要キャラの名前は苗字と名前の頭文字が同じになるようにつくられているとのこと。
第32回講談社漫画賞少年部門受賞作。ちなみに、『週刊少年サンデー』連載漫画が同賞を受賞したのはこれが初となる。
あらすじ
北大路輝太郎は少年野球時代のチームメイトとともに、都立あおい坂高校に進学し、従姉である菅原鈴緒が監督を務める弱小野球部に入部。彼は鈴緒との6年前の「鈴ねぇを甲子園に連れて行く」という約束を守るために、強豪校の推薦をけった。それと同じくして、あおい坂高校には北大路の少年野球時代のチームメイトであった4人の新入生が集う。
登場人物
あおい坂高校
北大路輝太郎(きたおおじ きたろう)
9番・(東王戦から3番)投手・一塁手。
1年生。左投げ左打ち。桜中出身。
通称「キタロー」。鈴緒の従弟で、この作品の主人公である。珍しい左のアンダースローで中学時代は「キタローサブマリン」と他校から恐れられていた。独特の球道に、最速143km/h、体感速度150km/h並という直球のキレが最大の持ち味。変化球やコントロール、クイック投法といった小技は苦手で、文字通りの速球派。だが、星南戦にて負傷した人差し指をかばうようにして投げた球が思わぬ魔球となり、以後キタローのウイニングショットとなる。その球を体感した打者は「ボールがバットをすりぬけた」「イメージした球道より上に来る為、ボールが跳ねたような錯覚を起こす」「更に下手投げ独特の球道が錯覚を増長させている」と述べている。肘への負担が大きいらしく、その球を多投した翌日にキタローは自らの腕の倦怠感を訴えている。投手としての役割を存分に果たすべく、打順はたいてい9番だが、一本足打法でバッティングセンスも良い。利き腕の左手に怪我をした際は一塁を守った。人物像は分かりやすい熱血漢。しばしば私的な勝負事に走ってしまいがちだが、柔軟で、一試合ごとで得た教訓を確実にモノにして成長していく。「より速球が出るフォーム」を習得し、このフォームを用いた結果今までの魔球よりも速い「速い魔球」(いわゆるライズボール)を投げられるようになる。千秋のことは意識している絵がある。
松方雅治(まつかた まさはる)
5番・捕手。
1年生。右投げ右打ち。隅中出身。
チームの頭脳を担うIDキャッチャー。実家はコンビニを経営し、朝と夜は手伝いをするなど親孝行である。千秋に思いを寄せる一方、巴からの熱いアプローチにたじたじであったが、1年後には巴がダイエットに成功し、容姿端麗になった為か少なからず意識しているそぶりが見られた。基本的にストイックであるが、千秋が絡むところっと変わる。相棒を誰よりも気遣う男で、試合後の完投したばかりのキタローに魔球を捕球させてほしいという高倉に対して激昂し、咎める場面もある。強気のリードが持ち味と評されるが、カウントが悪くなった時のリードなどはやや単調になり気味。打撃にも頭脳的に臨んでいるはいるものの、チャンスに今ひとつ活躍を得ない事が多い。が、ホームランを打つ事もある。
小林虎鉄(こばやし こてつ)
4番・一塁手・三塁手。1年生。右投げ右打ち。一条シニア出身。
大きな体格でパワーヒッター。足が遅く、仲間からは「鈍足」と呼ばれることもある。あお高においては唯一と言ってもいい長距離砲であり、攻撃の中核を担う。深和の小泉監督に、「チャンスは必ずモノにする」と言わせた。敬遠球に飛びついたり、体スレスレのボール球をバットのグリップに当ててレフト前に運ぶなど強引なバッティングが多いが、速球に差し込まれながらもライトポール直撃の本塁打を放つなど、パワーだけでなく技術もある。特に直球にはめっぽう強く、執拗な変化球攻めの後の決めの直球を弾き返す。決勝の東王戦では古谷に対し、死球と故意による四球のキタローを除けばチームで唯一三振を喫さなかった。甲子園でも3本本塁打を放っている。打球反応も良く、鋭い当たりを度々好捕しているなど、守備もうまい。鈴緒に気があり鈴緒のこととなると頬を染める。べらんめえ口調で話す。円陣でチームを纏める事の多い兄貴肌。
梅宮右京(うめみや うきょう)
1番・二塁手・投手。1年生。右投げ左打ち。荒羽シニア出身。
華麗なグラブ裁き、巧みな打撃センスを併せ持ちチームメイトに天才と呼ばれる。選球眼に優れており、際どい球はきっちりとカットしてくる粘り強い打者。伸之助よりは劣るが、独断で盗塁を許可されているほどの俊足である。長打を打つ技術にも優れており、深和の小泉監督に「最も怖い打者」とまで言わしめた。ただ内角は苦手。その容姿からミーハー系野球雑誌「野球王子」に掲載されることもしばしば。キタローが怪我をした際にはピッチャーを務め、多彩な変化球と抜群の制球力を見せる。しかし後述の食事制限による減量で、スタミナ不足を見抜かれる。甲子園決勝の静浜戦でも先発しているが、4回に右肩に受けた死球の影響もあって、その裏掴まり3点差をひっくり返されて降板した。相手の隙を逃さずに突くことから黒右京という異名もある。身長は160cmとかなり小柄な背丈。幼少時に父と騎手になるとの約束があり、この夏大会が終わったら野球をやめる予定でいる。母は、野球をやることを理解しているようだが、父は都立に入ったことも気に入らない様子で確執が見受けられた。後に父親と和解し、野球を続けられる事になった。
柴田伸之助(しばた しんのすけ)
今井勇(いまい いさむ)
瀬川恵(せがわ けい)
大仏大(だいぶつ まさる)
長妻(ながつま)
桂木 響子(かつらぎ きょうこ)
野球部マネージャー。3年生。
全国模試で100位以内の優等生。全国出場を決めたあお高野球部のマネージャーになった。甲子園でベンチ入りして大学入試の推薦を有利にするのが目的だったが、準々決勝の西郷戦でのキャプテン今井の頑張りを見て気持ちを入れ替え、純粋に野球部を応援するようになる。ベンチ入りする為とは言え一晩でスコアの付け方を覚えるなど努力家でもある。
橋本 のぞみ(はしもと のぞみ)
野球部マネージャー。1年生。
少年野球の経験がある為、スコアを付ける事が出来る。同じ1年生ということもあり、キタローに付き添っていた所を千葉に目撃され、付き合っていると勘違いされてしまう。後に病院で去ろうとする千葉を呼び止め誤解を解いた。
小池 悠理(こいけ ゆり)
野球部マネージャー。2年生。
甲子園出場を決めたあお高野球部のマネージャーになる。高校生離れしたナイスバディである。菅原監督の大学時代の恋バナに興味津々な様子を見せた。
東王学院
狛光爾(こま こうじ)
4番・左翼手。2年生。右投げ左打ち。
「鈴緒を甲子園に連れて行く約束はしていない」「勝てない試合をしても意味がないことを鈴緒の涙から学んだ唯一のこと」と言い放ち、キタローたちの反感を買った。ただし、早生まれによってキタローたちと違う学年(一学年上)になってしまった自分の運命を恨んでいる節もあり、実はあお校の5人と一緒に野球をやりたかったという事を匂わせる描写もある。あだ名はコーちん。昔はぽっちゃりだった。小学生時代に鈴緒の助言により左打者に転向した。一年時の春の選抜で、サヨナラ満塁ホームランを放ちチームを優勝に導く。強肩である。あお校との決勝戦で、キタローの速球を打った際の衝撃で、右手の小指を骨折してしまう。その際、選手生命を失う危険性があることから、野球も、自らの今後もあきらめるような行動があったが、自分を待つチームメイト、そして理解者である古谷の微笑を見て涙を流す。左では打てなくなったが、右打者として復活を遂げ、秋の大会では3本の本塁打を放った。
古谷文也(ふるや ふみや)
有坂誠(ありさか まこと)
豊里(とよさと)
双塚高校
星南高校
第1シード校。
氷室比呂彦(ひむろ ひろひこ)
森本獅子雄(もりもと ししお)
山下保久(やました やすひさ)
氷室(ひむろ)
厚実高校
久保慶次(くぼ けいじ)
鳥越高校
杉田(すぎた)
慶徳高校
高倉(たかくら)
深和学園
小松(こまつ)
柏葉学園(兵庫代表)
静岡清浜高校(静岡代表)
神木清春(かみき きよはる)
エースピッチャー。右投右打。球種はストレートとスライダーとカーブ。かなりの実力者で、キタローに続く完全試合達成を期待されていた。しかし、前の打席で死球を当てられた仕返しに、打席に入った相手投手に故意にぶつけるなど冷酷な面がある。これにより完全試合は消滅したが、ノーヒットノーランを達成した。
チームの絶対的なエースとして君臨しており、陰では、先輩の控え選手を憂さ晴らしに殴ったりするなど、チームメイトすらも自分が野球を楽しむための道具としか思っていない。また、打撃や守備といった投球以外のプレーをしないほど自身の実力に傲慢とも取れるほどの自信を持っており、対戦相手を見下している節があるが、吉本や淀宮の監督はこれが彼の長所でもあったと感じており、改心し真面目になりすぎてしまった事があおい坂に敗れた要因となった模様。持って生まれた才能に溺れ、野球にも然したる情熱を持ち合わせていなかった。しかし、マウンドでチームメイトに信頼されながら投球する中丸の姿を見て、次第に野球に対する情熱を持ち、あおい坂高ナインを倒すことに闘志を燃やし始め、全力のバックホームやバッティングも行うようになり、見下していた中丸の様なピッチングがしたいと思うようになる。負傷退場した中丸の後を継いで再びマウンドに登り、闘志溢れる投球であおい坂高ナインの前に立ちはだかった。試合には敗れたが、他のチームメイトからはエースとして認められた。自己MAXは151km/h。背番号1。翌年の選抜にも選ばれ、準決勝で氷室と延長14回まで投げ合い、氷室に投げ勝ったことが最終回の氷室との会話のなかで語られた。
吉本(よしもと)
仲島(なかしま)
鳴沢高校(香川代表)
西郷高校(鹿児島代表)
淀宮高校(大阪代表)
大阪代表の高校。
スタメンは嵐、およびV6のメンバーの名前が由来である。
三宮カズヤ(さんのみや かずや)
天野サトシ(あまの さとし)
その他の登場人物
千葉千秋(ちば ちあき)
新橋巴(しんばし ともえ)
真木亜弓(まき あゆみ)
藤田実(ふじた みのる)