月の夜 星の朝
以下はWikipediaより引用
要約
『月の夜 星の朝』(つきのよる ほしのあさ)は、本田恵子による日本の漫画作品。
概要
『りぼん』(集英社)本誌にて、1983年2月号から1985年11月号まで連載された。全34回。コミックス全8巻、文庫版全4巻。いずれも集英社発行。
本田恵子の初期の代表作であり、また同作者が『りぼん』に発表した作品のうち最も長い作品である。当時大ヒットとなり、同じ頃に連載されていた池野恋の「ときめきトゥナイト」と人気を争った。コミックス第1巻の「作品かいせつ」に「恵子タンが、パワー全開で描いたときめきの初恋ロマン」とある。また文庫版第4巻の作者自身によるあとがきに「私の、初めての連載で、私の原点とも言える作品です」とある。
1984年には青田浩子主演(梁川りお)で映画化され、主題歌のレコードも発売された。
なお、本作品においてはバスケットボールが全体を貫く重要なモチーフとなっているが、同じモチーフは、『月の夜 星の朝』以前に発表された初期作品「トレーナーのイブ」(『りぼん』1981年12月号)「朝焼け坂ロック」(『りぼん』1982年3月号、4月号)の2作品にも見える。
あらすじ(コミックス第1巻の途中まで)
鏡子(りおの叔母)と虎彦(遼太郎の叔父)の結婚式の場面から物語は始まる。結婚式に出席していた当時4歳のりおと遼太郎は、大人たちの前でキスをして周りを驚かせる。それから10年の歳月が流れ、中学生になった2人は、中学対抗バスケットボール大会の決勝戦で偶然再会する。りおは中学生になっても遼太郎にほのかな思いを寄せているが、バスケ部の先輩の森村から告白され、2人の間で気持ちが揺れ動く。
りおは鏡子の紹介で3時間のテレビドラマ『北風のうしろの国へ』に出演することになる。最初は単なるエキストラの予定だったが、主人公の幸美を演じるはずだった杉田聖子が足をケガしたため、その代役を務めることになる。りおは亡くなった幸美が遼太郎を好きだったことを知り、幸美に複雑な感情を抱く。相手役の遼太郎はりおとの共演に拒否反応を示すが、結局押し切られてしまう。2人はそれぞれ悩みながらもドラマの役作りに取り組んで行く。
そんなところへ、名古屋北山中で遼太郎のクラスメートだった小鹿まゆみが転校して来る。小鹿はやはりバスケットボール部員で、りおをライバル視している。小鹿から遼太郎が本当に好きな相手を教えられたりおは、眠れずに思い悩む。
主な登場人物(コミックス第1巻 - 第8巻まで)
坂本 遼太郎(さかもと りょうたろう)
森村 靖彦(もりむら やすひこ)
龍川 幸美(たつかわ ゆきみ)
女子中学生。故人。生前は名古屋北山中のバスケットボール部に所属していた。同じバスケ部の遼太郎のことが好きだったが、若くして白血病で亡くなる。その日記をもとにした本『北風のうしろの国へ』が話題になり、テレビドラマ化されることになる。最初は人気アイドルの杉田聖子がその役を演じるはずだったが、ケガのためりおが代役を務めることになる。
杉田 聖子(すぎた せいこ)
コミックス
これらのコミックは現在ではすべて絶版となっているが、その後1998年に文庫版(全4巻)が集英社より発行されている。第1巻と第2巻は6月23日に、第3巻と第4巻は8月16日にそれぞれ第1刷発行。第1巻の巻末には『キャプテン翼』の高橋陽一による解説エッセイが収録されており、第4巻の巻末には本田恵子自身によるあとがきが収録されている。
続編
2009年より、続編『月の夜 星の朝35ans(トランサンカン)』が『office YOU』に連載されている。
映画
1984年に映画化され、東宝系劇場で6月9日に公開された。同時上映は安田成美主演の『トロピカルミステリー 青春共和国』。
出演
- 梁川りお:青田浩子
- 坂本遼太郎:坂上忍
- 龍川幸美:伊藤かずえ
- 森村靖彦:尾美としのり
- 梁川夏江:うつみ宮土理
- 西野先生:金田賢一
スタッフ
- 監督:石山昭信
- 脚本:那須真知子
- 音楽:井上大輔
- 主題歌:青田浩子「月の夜・星の朝」
- 挿入歌:坂上忍「J・D・BOY」
- 製作者:山本洋
- プロデューサー:佐藤正大
- 協力:日本バスケットボール協会、アシックス
- 製作協力:大映映像
- 製作:大映
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