月の満ち欠け (小説)
以下はWikipediaより引用
要約
『月の満ち欠け』(つきのみちかけ)は、佐藤正午の長編小説。生まれ変わりを題材に、時空を超えた男女の究極の愛を描く。
2022年に映画化された。
概要
2017年4月5日に岩波書店から単行本が刊行され、同年7月19日に第157回直木三十五賞の受賞作品に選ばれた。その後、2019年10月4日に岩波文庫をイメージした装丁による「岩波文庫的」より、文庫本が刊行された。これは、佐藤が「(直木賞を)受賞したら岩波文庫に入れてほしい」などと冗談半分で話していたが、古典的作品が中心である岩波文庫に収めるには時期尚早という理由により、「岩波文庫的」となった。実際の岩波文庫とは、現代日本文学は「緑」であるカバーの背の色が月の光を意識した「金色」であったり、表紙の左下のマークが「月の満ち欠け」が模様されているとの違いがある。岩波書店がパロディーを行うのは珍しいため、担当編集者は「岩波としてもこの種の試みは初めて」と話した。特別寄稿は伊坂幸太郎。
2022年9月時点で、累計発行部数は56万部を超える。
あらすじ
登場人物
映画
2022年12月2日に公開。監督は廣木隆一、主演は大泉洋で、大泉と廣木は初タッグとなった。撮影は2021年11月~12月に行われた。
あらすじ(映画)
仕事も家庭も順調だった小山内堅の日常は、愛する妻・梢と娘・瑠璃のふたりを不慮の事故で失ったことで一変する。深い悲しみに沈む堅のもとに三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。事故に遭った日、堅の娘が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたこと、そして彼女は、かつて自分が狂おしいほどに愛していた「瑠璃」という女性の生まれ変わりなのではないか、と告げる。
キャスト
小山内堅(おさない つよし)
主人公。妻と娘を不慮の事故で亡くす。
正木瑠璃(まさき るり)
小山内夫妻の娘と同じ名前を持つ謎の女性。
三角哲彦(みすみ あきひこ)
大学生時代に正木瑠璃と恋に落ちる男性。
緑坂ゆい
小山内瑠璃の親友で、瑠璃の死後に母になり、小山内にある頼み事をする。
正木竜之介(まさき りゅうのすけ)
正木瑠璃の夫。
小山内梢(おさない こずえ)
小山内堅の妻。不慮の事故でこの世を去る。
小山内瑠璃(おさない るり)
堅と梢の娘。不慮の事故でこの世を去る。
緑坂るり
緑坂ゆいの娘。
荒谷みずき
荒谷清美の娘。
中西
三角のバイト仲間。
店長
三角のバイト店長。
荒谷清美
和美の介護士。
小山内和美
堅の母親。
スタッフ
- 監督 - 廣木隆一
- 原作 - 佐藤正午『月の満ち欠け』(岩波書店刊)
- 脚本 - 橋本裕志
- 音楽 - FUKUSHIGE MARI
- 劇中曲 - John Lennon「Woman」(ユニバーサル ミュージック)
- エンディング曲 - 「生きていくだけで」歌:Ruri 作詞・作曲:FUKUSHIGE MARI
- 製作 - 髙橋敏弘、荒木宏幸、弓矢政法、渡辺勝也、浅田靖浩、伊藤亜由美、井田寛
- エグゼクティブプロデューサー - 吉田繁暁、筒井竜平
- 企画・プロデュース - 新垣弘隆、遠藤日登思
- プロデューサー - 矢島孝、宇高武志
- アソシエイトプロデューサー - 諸田創
- ラインプロデューサー - 湊谷恭史
- 撮影 - 水口智之
- 照明 - 北岡孝文
- 録音 - 深田晃
- 美術 - 丸尾知行
- 装飾 - 吉村昌悟
- 編集 - 野本稔
- スタイリスト - 篠塚奈美
- ヘアメイク - 永江三千子
- 特殊メイク - 宗理起也
- スクリプター - 丹羽春乃
- スチール - 蒔苗仁
- 助監督 - 木ノ本浩平
- 製作担当 - 田中智明
- ポスプロスーパーバイザー - 佐藤正晃
- VFXスーパーバイザー - 大萩真司
- VFX onset スーパーバイザー - 佐伯真哉
- 音響効果 - 佐藤祥子
- 音楽プロデューサー - 高石真美
- 宣伝プロデューサー - 阿部未菜美
- プロダクションマネージャー - 小松次郎
- 制作プロダクション - 松竹撮影所
- 配給 - 松竹
- 企画・製作幹事 - 松竹、アミューズ
- 製作 -「月の満ち欠け」製作委員会(松竹、アミューズ、ジェイアール東日本企画、トーハン、イオンエンターテイメント、クリエイティブオフィスキュー、松竹ブロードキャスティング)
関連カテゴリ
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