未確認少年ゲドー
題材:未確認生物,
以下はWikipediaより引用
要約
『未確認少年ゲドー』(みかくにんしょうねんゲドー)は、岡野剛による日本の少年漫画作品。週刊少年ジャンプにて2004年15号から2005年12号まで連載。単行本全5巻。未確認生物(本作オリジナルでヒトを含む実在の生物に擬態しているもの、UMAや妖怪など)たちが繰り広げるSFコメディー。
概要
この「未確認少年ゲドー」は、未確認生物の存在こそ完全なフィクションであるが、作者の岡野が自らSFコメディーと位置づけているように、作品上には毎回のように、生物学に関する知識が登場し、その蘊蓄が述べられている。それは生物の共生、擬態、変態などといった生態学の基礎知識から、ゲノム、進化などの専門的、学術的な内容、また外来生物の移入における生態系破壊問題、ペットブームやレジャーハンティングを批判したような話など生物が関わる社会問題にスポットを当てた話も見られる。
作品展開
だいたい10話ぐらいを区切りとしてテーマが入れ替わっており、それぞれ「謎」編、「幻」編、「ひみつ」編、「不思議」編となっており、作品タイトルにその言葉が入っている。また、これらのタイトルはかつて刊行された学習漫画のタイトルのパロディーとなっている(学研ひみつシリーズ、小学館ふしぎシリーズ、立風書房ジャガーサイエンスシリーズ《○○のなぞ》など)。
- 「謎」編は舞台である須賀幌町を中心に、未確認生物によって巻き起こされるドタバタ活劇を描いたもので、かなりノリがハイテンションである。展開は読者の予想を裏切るようなものが多く、ギャグテイストがもっとも強い。その中に、生き物虐待に対して警鐘を鳴らした話や無責任なペットブームを批判したような話も見られ、作者が路線を摸索しているようにも見える。
- 「幻」編は外堂祭門の妹、玲奈が登場し、彼女の病を救うためにフェニックスを探求するという冒険ドラマ的な要素を持つ。また、外堂のライバル鬼逐ジョージやコウモリ男の上院、トカゲ人間の影人など新登場キャラも続々登場し、彼らの思惑が交錯するサスペンスドラマ形式となっている。
- 「ひみつ」編は「謎」編を踏襲したオムニバス形式に戻っている。だが、ギャグやテンションは抑えられ、その代わりに「謎」編でも時折見せていたヒューマンドラマ、社会派作品のテイストが非常に強くなっている。
- 「不思議」編は、外堂にとって最大のボスキャラが登場し、彼らとのバトルを演じると共に、今までの伏線を回収しながら、作者が未確認生物の存在意義を通して、読者に対して告げたかったことを述懐する展開となって話が締めくくられる。
あらすじ
人一倍生き物に好奇心を抱く女子高生結城讃良はある夕立の帰り道、何とも不思議な人と出会う。彼の名は外堂祭門、まるでエジプト壁画のような様相をした顔つきだった。しかも、彼が他の人間と違うのは、何と二人で一人(頭脚人間と首なし人間)だったのである。驚愕の余り彼女は気を失って、意識を取り戻した時には自分の部屋のベッドの上であった。そして、その晩は悪い夢を見たものだと思いこむ。…しかし翌日、彼女は再び外堂に相まみえ、昨日のことは紛れもない事実であったことを思い知らされる。ともあれ、彼は未確認生物専門の医師であり、怪我などに苦しむ未確認生物の治癒をしながら世界中を旅しているのだという。
そんな彼には退化して短くなった胴体の代わりに、発達した特殊な眼力を備えていた。そしてその力でサマードッグに襲われた讃良を無事救出、以後は両親の許可もあり、彼女の家に居候することになる。
登場人物
外堂祭門(げどう さいもん)
外堂賀亜夫安来(げどう があふあんくる)
結城讃良(ゆうき さらら)
三度の飯より生き物が好きという女子高生。ゲドーを下宿させている張本人で、異性には全く関心がないが、徐々に外堂の優しさに触れ、彼に恋心を抱いていく。子供の頃から、生物の擬態を見破る才能を持っており、未確認生物にはそんなに驚く事は無いが、オバケとかユーレイとかは大の苦手。子供の頃からグー(拳骨)で殴る癖があり、ガサツなお転婆だが、誰に対しても思いやれる優しい心の持ち主。家ではパンツ一丁になったり、バスタオル姿で居る事が多いが無頓着。名前の由来は、万葉歌人「鸕野讚良皇女」。よく名前を「有機サラダ」と間違えられる。外堂が将来未確認生物専門の病院を創る事を知ってからは、自分も将来は看護師として外堂と一緒に頑張ろうと決めている。
身長161cm、体重非公開。スリーサイズ:B88 / W60 / H87cm。Dカップ。平面ダコが胸にはりついていた際はバスト90のEカップになる。
小鳥遊ことり(たかなし ことり)
偽田茂時(にせだ もどき)
鷹司明子(たかつかさ あきらけいこ)
震臼上院(ぶるうす うえいん)
矢番影人(やばん かげと)
まゆ
未確認生物
作品に登場する架空の未確認生物一覧。
頭脚人間(とうきゃくにんげん)
首なし人間(くびなしにんげん)
六脚ハエトリグサ(ろっきゃくはえとりぐさ)
カラス?アゲハ
ゴミミミズ(ダストワーム)
ヒトモドキ(アンドロミムス)
キョウリュウモ
メタモスライム
原作ではパンを食べさせたら異常発酵により分裂したという。
スイカムシ
八ツ目ウサギ
オオユウガイ
おまるハコガメ
平面ダコ(へいめんだこ)
鳥人間(とりにんげん)
原作では鳥人間のメスが飛ぶために胸筋を鍛えたが、ホルモンの影響か雄々しい体形になり髭が生えるなど外見がオカマになった。
電磁ウナギ
マイホーム・マイマイ
シシカバブー
風船ツバメ
ウン●ドリ
錬金バクテリア(れんきんばくてりあ)
イヌモドキアリクイ
コウモリ人間
興奮状態などになれば頭に血が上るため頭を上にしても大丈夫になるばかりか、普段体を支える両腕で常人以上の力を発揮することもできる。
ツチノコ(ハバヒロアシナシトカゲ)
トカゲ人間
トビクラゲ
ハンタービートル
サーファーシャーク
カワイソギンチャク
平面ダコ同様、擬態に使用された。
冬人夏草(とうじんかそう)
知恵者ネコ(ちえしゃねこ)
人形仙人掌(ひとがたさぼてん)
ヒトフクロムシ
フクロアザラシ
月星熊(つきほしぐま)
骨借りヒル
手裏剣ヒトデ
電話バト
ペガサス
ビッグフット
ケルベロス
ネオ・リク・クリオネ
ミノタウロス
ヤドリカズラ
リクウミウシ
フェニックス
「フェニックス・コア」と呼ばれる物体を体内に有しており、これをもつ細胞は無限の再生能力を得るが、これはほかの生物の細胞が制御できるような代物ではない。
ドラゴン
これらの他にも色々な未確認生物が出てくる。