杏っ子
以下はWikipediaより引用
要約
『杏っ子』(あんずっこ)は、室生犀星の長編小説である。1956年11月19日から1957年8月18日にかけて『東京新聞』夕刊で271回にわたって連載された。原稿用紙換算800枚。同年10月、新潮社から単行本が刊行された。
娘への愛情と、娘と一体になっての、迫害に対する反逆を描いた自伝的小説。
1958年に読売文学賞を受賞した。
概要
著名な作家・平山平四郎と、その娘である杏子の人生を描いた小説。前半は私生児として生まれた平四郎が文学を志し、結婚して一児をもうけるところまでが描かれ、後半では成長した杏子が疎開先で知り合った男性と結婚し、家庭内暴力に見舞われて離婚するまでが描かれている。モデルは犀星自身と娘の室生朝子である。
映画
1958年5月13日に公開。製作、配給は東宝。モノクロ。
キャスト
- 平山杏子:香川京子
 - 平山平四郎:山村聰
 - 平山りえ子:夏川静江
 - 平山平之助:太刀川洋一
 - 漆山亮吉:木村功
 - 漆山すみ子:中北千枝子
 - 山本りさ子:三井美奈
 - 八木原俊雄:中村伸郎
 - 田山茂:小林桂樹
 - 菅猛雄:加東大介
 - 村井えん子:賀原夏子
 - 鳩井夫人:沢村貞子
 - 鳩井息子:佐原健二
 - 佐藤博士:林寛
 - 吉田三郎:千秋実
 - 吉田さち子:三田照子
 - 岡田:藤木悠
 - 伊島:土屋嘉男
 - 杏子の友人:河美智子
 
スタッフ
- 製作:清水雅
 - 企画:森岩雄
 - 原作:室生犀星
 - 脚本:田中澄江、成瀬巳喜男
 - 音楽:斎藤一郎
 - 撮影:玉井正夫
 - 美術:中古智
 - 録音:藤好昌生
 - 照明:石井長四郎
 - 編集:大井英史
 - チーフ助監督:川西正純
 - 製作担当者:島田武治
 - 整音:宮崎正信
 - 現像:東宝現像所
 - プロデューサー:田中友幸
 - 監督:成瀬巳喜男
 
同時上映
『大笑い捕物帖』
- 脚本:新井一/監督:青柳信雄/主演:一龍斎貞鳳/東京映画作品
 
成瀬巳喜男監督作品  | |
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| 1930年代 | 
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| 1940年代 | |
| 1950年代 | |
| 1960年代 | |
テレビドラマ
1962年9月3日から同年12月7日まで日本テレビ系列の平日13:00 - 13:20(JST)に放送。全70回。
出演者
- 松村達雄
 - 室生あやこ
 - 朝風みどり
 - 武内亨
 - 鳳八千代
 
ほか
スタッフ
- 脚本:池田一朗
 - 演出:蒲生順一
 - 制作:NTV
 
出典
- テレビドラマデータベース