東京S黄尾探偵団
以下はWikipediaより引用
要約
『東京S黄尾探偵団』(とうきょうえすきびたんていだん)は、響野夏菜の著したライトノベルである。イラストは藤馬かおり。コバルト文庫から全28巻が発刊されている。
あらすじ
将来有望なテニスプレイヤーだった行衡は、肩の故障が原因で、特待生だった高校を去ることになった。代わりに入学したのが通信制の黄尾高校。大量のレポートを提出しなければならない反面、登校は週に一度でいいシステムのため、故障のショックで人間嫌いになっていた行衡にとっては好都合だった。ところが静かな高校生活を送っていたある日、行衡の家に兄だと名乗る少年・五月が現れる。黄尾高校の保健室に案内するよう頼まれた行衡は、そこで驚愕の事実を知る。なんと保健室は探偵の事務所を兼ねていたのだ! 驚いている間もなく、その場に事件解決の依頼が舞い込み、行衡はなし崩しにまきこまれることとなる……。
東京S黄尾探偵団
S県の黄尾高校の保健室に支部を置いている探偵団の名称。別名トーキョースーパーイエローテール。三原則は「ずるい・きたない・あくどい」。
- 所長から社員、アルバイトに至るまで、全員が黄尾高生で構成されている(黄尾高校は年齢制限がないため、老若男女さまざまな職業の生徒が在籍している)。
- 本局の事務所は別に構えており、更に天野家を支局支部として入り浸っている。
- 「身内に甘く他人に厳しく」「勝てば官軍」「やられたら百倍にしてやり返せ」「金は毟れるだけ毟り取れ」等の家訓を持ち、事件は解決するよりも起こす方が得意。爆破に窃盗、狂言誘拐に銀行強盗、しまいにはマフィアとの銃撃戦やカーチェイス等、ブラックな武勇伝には事欠かない。唯一の禁止事項は殺人。
- 探偵団と言いつつも実質は兼業ギャングのような集団で、現在では黄尾高生だけでなく、警察やヤクザからも恐れられている。因みにいざという時に着用する制服も存在するが、黒シャツ+赤ネクタイ+グレースーツという、ギャングにしか見えない配色となっている。
登場人物
天野 行衡(あまの ゆきひら)
天野 五月(あまの いつき)
藍田 花音(あいだ かのん)
可憐な美少女。イエローテールメンバー。巻の途中から行衡の恋人になる。1巻時点で16歳。
その見た目とは逆に激しい性格をしており、毒舌で嫉妬深い一面もある。
一度見聞きした物は絶対に忘れないという人間離れした記憶力を持ち、五感も獣なみに優れている。しかしそれゆえにいじめで苦しんだ過去を持つため、似たような境遇の他人に必要以上の同情をかけてしまう傾向あり。
五月には及ばないものの、中学校のほとんどを欠席(年間100日以上通わなければ留年もあり得るのに、実際に通っていたのは3年間で100日以下)で過ごしながら常に学年トップを取るほどの頭脳の持ち主。
如月みさおとは一見正反対だが、通じるところがあるのか親友といっていいほど仲がいい。
とても過保護な兄がおり、一度軟禁されたことがある。
如月 みさお(きさらぎ みさお)
砧 兵悟(きぬた ひょうご)
暴走族「死神」の初代総長。本業はトラック運転手。イエローテールメンバー。1巻時点で26歳。
身体を張ってでも絶対に仲間を守りぬく姿はいまだに少年達の尊敬を呼んでおり、現役を退いて数年経つ現在に至っても、電話一本で「死神」の少年達を動かせる影響力を持っている。運転は荒いが技術は確かで超人的。
色男と言っていいルックスを持つが、いかんせん目つきが悪く、髪をオールバックにし周囲を威嚇するようなオーラを出しているためか、道行く人々から避けられることの方が多い。また、ヘビースモーカーで、ニコチンが切れてイライラしていること多々。
「らぶひー」こと日奈屋麻美という彼女がいるが、硬派で色恋沙汰が苦手な性分であるため、その話題は地雷である。
新田 善美(にった よしみ)
紀伊津 慈吾朗(きいつ じごろう)
長瀬 早輝子(ながせ さきこ)