柊さんちの吸血事情
以下はWikipediaより引用
要約
『柊さんちの吸血事情』(ひいらぎさんちのきゅうけつじじょう)は、吉河美希による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』(講談社)にて、2021年11月号から連載中。作者の吉河にとって『ヤンキー君とメガネちゃん』、『山田くんと7人の魔女』、『カッコウの許嫁』に続く連載作品。吉河初の2本同時連載作品で、初の月刊誌連載作品である。「吸血鬼」の家庭で暮らすことになった少年のラブコメディを描く。
沿革
2019年9月11日発売の『週刊少年マガジン』41号にて、同誌の60周年を記念した読み切り企画第2弾として、本作の読み切りを掲載。『別冊少年マガジン』の編集チーフの乙黒和彦によると、この読み切りは「大反響を得」て、読者から連載化を望まれていた作品であった。2021年7月24日、テレビアニメ『カッコウの許嫁』のオンライン特番「凪とエリカの夏祭り」の配信内にて、本作の連載が告知される。同年10月8日発売の『別冊少年マガジン』11月号より、本作の連載を開始。『週刊少年マガジン』で『カッコウの許嫁』を連載している吉河は、本作と合わせて2作品同時に連載となる。2022年5月17日に単行本第1巻が発売された際にも、同作と同時刊行が行われている。
あらすじ
孤児の源翔太は、児童養護施設で生活を送っていた。ある日裕福な柊家が翔太養子縁組、翔太は疑問を抱く。実はその柊家には、「吸血鬼」であるという秘密があった。
登場人物
主要人物
柊一家
柊 晴海(ひいらぎ はるみ)
柊 雪枝(ひいらぎ ゆきえ)
柊 雨々(ひいらぎ めめ)
楠一家
作風
『カッコウの許嫁』で天野エリカ役を演じた鬼頭明里によると、本作は「魅力的なキャラクターと賑やかな会話劇が繰り広げられていて、1話からワクワクでドキドキの展開」の作品である。同作品で海野凪役を演じた石川界人は本作について「ラブの香りがプンプン」していると話している。
『週刊少年マガジン』の編集長の栗田宏俊によると、「女の子たちの表情の入れ方」が『カッコウの許嫁』とは異なっており、工夫されているという。『別冊少年マガジン』の編集チーフの乙黒和彦によると、吸血の場面が作者の吉河「ならではの描写の光るどこかエロティックな新しい表現」で描かれている。
書誌情報
- 吉河美希『柊さんちの吸血事情』講談社〈KCデラックス〉、既刊3巻(2023年8月17日現在)
- 2022年5月17日発売、ISBN 978-4-06-527926-7
- 2022年12月16日発売、ISBN 978-4-06-529988-3
- 2023年8月17日発売、ISBN 978-4-06-532605-3
コラボレート
2023年8月9日発売の『別冊少年マガジン』では、本作のイラストが表紙を飾り、巻頭カラーを掲載。それを記念して、松本光司が雪枝のイラストを描き、『彼岸島』とのコラボレートが行われている。