小説

桂春団治 (小説)




以下はWikipediaより引用

要約

『桂春団治』(かつらはるだんじ)は、1951年(昭和26年)に発表、1962年(昭和37年)に刊行された長谷川幸延による日本の小説である。実在の落語家・初代桂春団治を題材としている。

同作を原作として1951年(昭和26年)に松竹新喜劇により舞台化、また1956年(昭和31年)に『世にも面白い男の一生 桂春団治』 、1965年(昭和40年)に『色ごと師春団治』として映画化されている。

略歴・概要

小説『桂春団治』の初出は、1951年12月の『オール讀物』昭和26年12月号(文藝春秋)である。翌1952年(昭和27年)4月の第26回直木賞にノミネートされたが、賞は逃した。単行本は大幅に加筆されて、1962年(昭和37年)に角川書店から刊行された。

あらすじ
登場人物
書誌情報
  • 小説 桂春団治(1962年、角川書店)
  • 小説 桂春団治(2009年2月13日、たちばな文芸文庫、ISBN 978-4-8133-2259-7)
舞台

松竹新喜劇により舘直志の脚色で舞台化され、1951年(昭和26年)に初演された。

また藤田まことの主演により、『浪花恋しぐれ 桂春団治』の題名で複数回演じられている。

映画(1956年版)

『世にも面白い男の一生 桂春団治』(よにもおもしろいおとこのいっしょう かつらはるだんじ)は、1956年(昭和31年)宝塚映画製作・東宝配給、長谷川幸延の小説『桂春団治』を原作とした木村恵吾監督による日本の長篇劇映画である。

この映画で初代春団治に注目が集まったことが、当時の2代目桂福團治に3代目桂春団治を襲名させる背景の一つになった。また4代目桂福團治や2代目桂春蝶は、この映画がきっかけで噺家を志している。

スタッフ・作品データ
  • 製作 : 滝村和男
  • 企画 : 佐藤一郎
  • 監督 : 木村恵吾
  • 原作 : 長谷川幸延『桂春団治』
  • 脚本 : 渋谷天外、木村恵吾
  • 撮影 : 三村明
  • 照明 : 入江進
  • 美術監督 : 水谷浩
  • 録音 : 志木田隆一
  • 音楽 : 船越隆二
  • 製作 : 宝塚映画
  • 上映時間 (巻数 / メートル) : 108分 (12巻 / 2,961メートル)
  • フォーマット : 白黒映画 - スタンダードサイズ(1.37:1) - モノラル録音
キャスト
  • 森繁久彌 - 桂春団治
  • 田村楽太 - 坂井力蔵
  • 淡島千景 - おたま
  • 高峰三枝子 - おりゅう
  • 八千草薫 - とき
  • 浮世亭歌楽 - 桂円治郎
  • 田中春男 - 立花屋花橘
  • 西川ヒノデ - 浪花屋蝶治
  • 杉山昌三九 - 双竜軒梅月
  • 青山正雄 - 双竜軒梅丸
  • 桂春坊 - 林家染丸
  • 毬るい子 - おてる
  • 本郷秀雄 - 桂小春団治
  • 守住清 - 桂福団治
  • 山路義人 - 戎
  • 松鶴家光晴 - 加藤
  • 浮世亭夢若 - 山口
  • 加津一 - 林田
  • 石田茂樹 - 東条
  • 日夏有里 - お美代
  • 森健二 - 源三
  • 旗一郎 - 亀八
  • 石田守衛 - 為之助
  • 楠栄二 - 伝吉
  • 丹羽円四郎 - 仙吉
  • 大路三千緒 - おせん
  • 藤本幸次郎 - 伊左吉
  • 千石規子 - おりん
  • 都家文雄 - 庄八
  • 有明月子 - おその
  • 清水元 - 野伏
  • 寺島雄作 - 伊兵衛
  • 芝田総二 - 池田屋
  • 森川金太郎 - 斎木
  • 横山エンタツ - 小林
  • 水代玉藻 - 南
  • 浪花千栄子 - おあき
  • 三好栄子 - おとり
  • 有田たね - おさく
  • 吉川雅恵 - おさん
  • 宇津保千春 - 金弥
  • 関根永三郎 - 善吉
  • 夏亜矢子 - お豊
  • 翼ひかる - 芸者
  • 汐風享子 - 二鶴のおかみ
映画(1965年版)

『色ごと師春団治』(いろごとしはるだんじ)は、1965年(昭和40年)東映製作・配給、長谷川幸延の小説『桂春団治』を原作とした藤山寛美主演・マキノ雅弘監督による日本の長篇劇映画である。

1965年4月に"東映喜劇路線"を打ち出した当時の岡田茂東映京都撮影所所長が、その第一弾として本作を企画した。第二弾が鈴木則文の監督のデビュー作『大阪ど根性物語 どえらい奴』。

スタッフ・作品データ
  • 企画 : 俊藤浩滋、橋本慶一
  • 監督 : マキノ雅弘
  • 原作 : 長谷川幸延『桂春団治』
  • 脚本 : 舘直志、中島貞夫
  • 撮影 : 鈴木重平
  • 照明 : 和多田弘
  • 美術 : 矢田精治
  • 録音 : 野津裕男
  • 音楽 : 菊池俊輔
  • 製作 : 東映京都撮影所
  • 上映時間 (巻数 / メートル) : 89分 (8巻 / 2,444メートル)
  • フォーマット : 白黒映画 - スコープ・サイズ(2.35:1) - モノラル録音
キャスト
  • 藤山寛美 - 桂春団治
  • 長門裕之 - 力松
  • 南田洋子 - おたま
  • 丘さとみ - お千代
  • 藤純子 - おとき
  • 藤山直子 - 春子
  • 富永佳代子 - おとよ
  • 浅茅しのぶ - おりん
  • 林家染丸 - 文治
  • 田中春男 - 戎
  • 茶川一郎 - 花橘
  • 神戸瓢介 - 福団治
  • 山城新伍 - 小春団治
  • 天王寺虎之助 - 大島
  • 人見きよし - 小文枝
  • 遠藤辰雄 - 染丸
  • 佐々五郎 - 三木助
  • 国一太郎 - 円治
  • 名護屋一 - 小馬
  • 松代章子 - おてる
  • 高橋漣 - お民
  • 牧淳子 - おさん
  • 日高綾子 - 門附の母親
  • 尾上華丈 - 与吉
  • 浅草四郎 - 斎木
  • 岡八郎 - 池田
  • 汐路章 - 林田
  • 平参平 - 執達使
  • 内田朝雄 - 小林
  • 山乃美七子 - 南