業物語
以下はWikipediaより引用
要約
『業物語』(ワザモノガタリ)は、西尾維新による青春怪異小説。〈物語〉シリーズの通巻20巻目として講談社BOXレーベルにて2016年1月に刊行された。イラストはVOFANが手掛けている。
概要
現代の怪異を描き、『終物語』にて完結した〈物語〉シリーズのその後を描く〈物語〉シリーズ・オフシーズンの第2弾。
残酷童話「うつくし姫」、第零話「あせろらボナペティ」、第零話「かれんオウガ」、第零話「つばさスリーピング」の4本のエピソードが収録される。
「うつくし姫」は吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード(忍野忍)がまだ人間だった頃のエピソードで、「物語シリーズヒロイン本 忍野忍」に収録された「うつくし姫」の再録。
「あせろらボナペティ」はアセロラ姫が吸血鬼になるまでを描く600年前の物語。ボナペティ(Bon Appetit) はフランス語で「めしあがれ」という意味。
「かれんオウガ」は阿良々木火憐(あららぎかれん)の高校一年生の夏に修行で山籠もりをする物語。暦の高校卒業後の時期になる。
「つばさスリーピング」は羽川翼(はねかわつばさ)が忍野メメ(おしのメメ)を探して世界旅行を行っていた時期に怪異に遭遇した物語。
表紙は幼少期・肉体年齢10歳ほどの忍野忍が描かれている。前髪ぱっつんの忍が小説の表紙になるのは今回が初。
オリコン調べによる推定売上部数は2016年1月11日~1月17日の1週間(発売日は1月14日なので実質4日)で66,100部で、2016年1月25日付のBOOK総合ランキングで1位になっている。
2016年1月30日には『業物語』刊行記念として、スマートフォン向けの8bitゲーム『業物語』が公開された。
あらすじ
むかしむかし、とある国にそれはそれは美しいお姫様がいた。
彼女の美しさは誰もが褒めたたえずにはいられないほどで、彼女は「うつくし姫」と呼ばれた。
彼女の悩みは誰もが外見の美しさのみを褒めたたえ、その内面を見てくれないことだった。
そうした彼女の悩みを知った魔女がうつくし姫にある魔法をかけたのだった。
それは彼女の内面を可視化するというもの。
しかし、彼女の内面はあまりにも美しいため、その周りにいるものは最も大事なもの、自らの命を捧げてしまうのだった。
一か所にとどまり続けると、誰かがやってきて命を捧げてしまうため、姫は城を抜け出し、たった一人の逃避行にでるのだった。
登場人物
アセロラ(うつくし姫)
デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター
トロピカレスク・ホームアウェイヴ・ドッグストリングス
阿良々木 火憐(あららぎ かれん)
ドラマツルギー
書籍
- 西尾維新(著) / VOFAN(イラスト) 『業物語』 講談社〈講談社BOX〉、2016年1月13日第1刷発行(1月14日発売)、ISBN 978-4-06-283892-4
ゲーム
2016年1月30日より配信されたスマートフォン向け8bitゲーム。「かれんオウガ」を題材にしており、阿良々木火憐が師匠に言いつけられて逢我三山に修行の旅に出かける。「GAME START」では火憐を主人公としたサイドビューの横スクロールのジャンプアクションとなる。「暗号を入力する」ではクイズの答えを入力することで物語シリーズのイラストを題材にした壁紙を入手できる。