正直不動産
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以下はWikipediaより引用
要約
『正直不動産』（しょうじきふどうさん）は、夏原武（原案）、水野光博（脚本）、大谷アキラ（作画）による日本の漫画。『ビッグコミック』（小学館）にて、2017年12号から連載中。話数カウントは「第○直」。2024年1月時点で累計部数は325万部を突破している。
2022年4月から、山下智久の主演によりNHKでテレビドラマ化。2024年1月からキャストが続投する形でシーズン2が放送中。またそれに先立ち、スペシャルドラマが2024年1月3日に放送された。
概要
『クロサギ』の夏原武が原案を手掛け、客と業者の情報格差にスポットを当て不動産業界の闇に切り込む作品。リアルタイムで世間をにぎわせた事件（地面師詐欺、サブリース問題など）をいち早くエピソードに盛り込むことも特徴。
『ビッグコミック』2021年16号より2号連続で、事故物件サイトの大島てると本作のコラボレートが行われている。
あらすじ
『千の言葉のうち真実は三つしかない』という意味で、千三つといわれる不動産業界。そんな業界に身を置く永瀬財地は、契約のためなら嘘をいとわずに営業成績をあげてきた。しかし、地鎮祭のときに祠を破壊してしまったことで、嘘がつけない体質になってしまった。わがままな顧客の要望、一癖も二癖もある資産家大家たち、次々起こる不動産にまつわるトラブル、そしてライバル不動産会社としのぎを削る闘いに、嘘をつかない正直営業で立ち向かう永瀬の姿を描いた皮肉喜劇。
登場人物
登坂不動産
永瀬 財地（ながせ さいち）
主人公。登坂不動産副課長→課長代理。かつては嘘もいとわないイケイケの営業マンであったが、地鎮祭の前準備で祠と石碑を壊した祟りにより嘘がつけなくなる。当初は成績がガタ落ちになるも正直営業により客の信頼を得て成約を勝ち取る事を心掛けるようになる。タワーマンションに再度住むのが目標。
月下 咲良（つきした さくら）
登坂不動産新入社員。カスタマーファーストがモットーで売り上げが伸び悩むが次第に才能が開花していくようになる。永瀬の弁当を作ってあげている。
登坂 寿郞（とさか としろう）
登坂不動産社長。かつては大手の不動産会社のエリート社員だったが、上司がひっかかった地面師詐欺の責任を押し付けられて会社を追われ、登坂不動産を立ち上げた過去がある。学生時代の永瀬の実家の任意売却（競売をせずに金融機関の合意を得て売却する方法）を担ったことが、永瀬の入社のきっかけとなる。腕時計のコレクションが趣味。
大河 真澄（おおかわ ますみ）
登坂不動産部長。自他共に認める強面で売り上げノルマで常に部下を叱責しているが、部下思いな一面もある。ゼニアのダブルスーツを着用。
藤原 結弦（ふじわら ゆづる）
登坂不動産課長。瀬戸の後任。地主の息子で複数の大家に強いパイプを持つ。途中入社だが永瀬の上司となる。
菅沼 直樹（すがぬま なおき）
登坂不動産係長。永瀬より先輩で人柄は良いが、成績はイマイチ。
桐山 貴久（きりやま たかひさ）
登坂不動産社員。永瀬をライバル視する。後に独立して名うての不動産ブローカーになり、登坂不動産の営業にたびたび関わることになる。建築下請け業者社長だった父親が、違法建築の責任を取らされ自殺した過去を持つ。
黒須 圭佑（くろす けいすけ）
登坂不動産社員。フルコミッションで中途採用された営業マン。売上No.1で永瀬の憧れのタワーマンションに住んでいるが、心理的なプレッシャーやストレスでメンタルクリニックに通院している一面もある。客とのトラブルで負傷し退職、実家の旅館を継ぐために愛媛に帰郷。売上No.1の座を譲ることなく去ったが、後に登坂不動産に復帰する。
岩沢 祐亮（いわさわ ゆうすけ）
登坂不動産社員。中途採用で永瀬が教育係を務める。当初は永瀬の正直営業を毛嫌いしていたが、次第に感化されていくようになる。金銭を無心する毒親の存在が悩みの種。
十影 健人（とかげ けんと）
マダムの継孫で元ミネルヴァ社員。マダムとの交渉で登坂不動産社員で永瀬が面倒を見ることになる。給与や出世よりプライベートの充実を目指し、タイムパフォーマンスを重視するZ世代の申し子で残業はせず定時できっちり帰社する。やる気の無いスタイルだったが、ストレートな物言いが問題解決につながることもあり、本人も客に感謝されることで不動産営業にやりがいを感じていくようになる。
ライバル会社
鵤 聖人（いかるが まさと）
悪徳不動産会社、ミネルヴァ不動産社長。登坂がかつて勤務していた不動産会社を去るきっかけの地面師詐欺事件での因縁があり、逆恨みで登坂不動産を陥れようとしている。
瀬戸 健一（せと けんいち）
元登坂不動産課長。後に登坂不動産からミネルヴァ不動産に移るが、埋蔵文化財包蔵地の一件を鵤に咎められ、登坂不動産に舞い戻る。しかし、「担当ボーナス」物件を取り扱っていると永瀬に指摘され、退職。その後、行き違いがあったことが分かり、登坂の取り計らいで他社へ高待遇で再就職する。
西岡 将生（にしおか まさき）
登坂不動産に中途入社するが、業者からのキックバックを受けた責任を取らされクビになり、ミネルヴァ不動産へ移る。会社のやり方に流されつつも神木や鵤のやり方に疑問を感じ、幼少期はヒーローに憧れたことがあり、たまに客を助ける一面も出てくる。
神木 涼真（かみき りょうま）
ミネルヴァ不動産社員。元登坂不動産の営業マンで入社当時は成績が悪かったが、妻子を交通事故で亡くしたことで人が変わり、悪魔的な営業に目覚めてNo.1まで上り詰めた。永瀬の先輩にあたり営業のイロハを教え込むが、永瀬に一度だけ成績を抜かれたことで退社。その後は不動産会社を渡り歩くが不正を密告され不動産業界を退くことを余儀なくされた。街頭で雑誌販売しているところを鵤にスカウトされ、登坂不動産の強力なライバルとして返り咲く。
花澤 涼子（はなざわ りょうこ）
ミネルヴァ不動産社員。唐松建設の施工監理監督だったが、セクハラが横行し女性が活躍出来ない職場に嫌気がさし転職。近々立ち上げられる支店の店長を目標にしている。シングルマザー。
豹堂 レオン（ひょうどう れおん）
ミネルヴァ不動産・営業。シロアリ詐欺まがいなど基本的にあくどいことをやっている。
雪野 遥香（ゆきの はるか）
ミネルヴァ不動産・営業の新入社員。永瀬と同じく客にマイナスな面も話してしまうが、かつての高級外車の販売で身につけた客とタメ口で話す営業スタイルにより成績を伸ばす。月下のライバル的存在。
その他
榎本 美波（えのもと みなみ）
光友銀行行員。当初は永瀬を利用しようとした。後に永瀬に好意を抱くが、正直すぎてデリカシーの無い発言に冷めてしまう。秋田出身で去り際に「へば」という方言を放つことがある。
マダム
多数の物件を所有する大地主で登坂不動産の太客。かつては銀座の高級クラブのホステスで年齢不詳の美魔女。登坂の大学の先輩で過去をよく知る。
書誌情報
- 夏原武（原案） / 水野光博（脚本） / 大谷アキラ（作画） 『正直不動産』 小学館〈ビッグコミックス〉、既刊19巻（2023年12月27日現在）
- 2017年12月27日発売、ISBN 978-4-09-189700-8
- 2018年4月27日発売、ISBN 978-4-09-189866-1
- 2018年8月30日発売、ISBN 978-4-09-860069-4
- 2018年12月27日発売、ISBN 978-4-09-860157-8
- 2019年4月26日発売、ISBN 978-4-09-860305-3
- 2019年8月30日発売、ISBN 978-4-09-860388-6
- 2019年12月26日発売、ISBN 978-4-09-860471-5
- 2020年4月27日発売、ISBN 978-4-09-860604-7
- 2020年8月28日発売、ISBN 978-4-09-860705-1
- 2020年12月25日発売、ISBN 978-4-09-860796-9
- 2021年4月30日発売、ISBN 978-4-09-861026-6
- 2021年8月30日発売、ISBN 978-4-09-861135-5
- 2021年12月10日発売、ISBN 978-4-09-861230-7
- 2022年3月30日発売、ISBN 978-4-09-861268-0
- 2022年8月30日発売、ISBN 978-4-09-861403-5
- 2022年12月28日発売、ISBN 978-4-09-861494-3
- 2023年4月28日発売、ISBN 978-4-09-861697-8
- 2023年9月8日発売、ISBN 978-4-09-862511-6
- 2023年12月27日発売、ISBN 978-4-09-862628-1
- 『不動産業者に負けない24の神知識-『正直不動産』公式副読本-』小学館
- 2022年3月30日発売、ISBN 978-4-09-179373-7
- 2023年12月27日発売、ISBN 978-4-09-179430-7
テレビドラマ
2022年4月5日から6月7日まで、NHK総合の「ドラマ10」枠で放送された。主演は山下智久。
今作品からNHKの新年度編成により、「ドラマ10」枠は金曜日から6年ぶりに火曜日へと移動・復帰。
当初は主人公の上司・瀬戸役として木下ほうかが起用されていたが、放送開始直前の3月28日に木下が降板となったため、木下の登場シーンを全てカットし、瀬戸が登場しない形での放送となった。
ドラマの好評を受け、放送終了翌週の6月14日に、出演者や制作者が再結集し、本作を振り返る特別番組『正直不動産 感謝祭』が放送された。
当初、ドラマをソフト化し販売する予定は全くなかったが、NHKのソフト販売部門「NHKスクエア」が公式ツイッターにて「#推しNHKドラマを3つ貼る見た人もやる」のハッシュタグをつけたアンケートを実施したところ、「正直不動産」と投稿した記事が多く、また放送時の高評価もあり、ソフト化が実現した。2022年10月21日にDVDとブルーレイそれぞれ5枚組として発売され、内容は放送全10話に、特典映像として、6月14日に放送された感謝祭、正直ダイジェスト(放送PR CM(1分バージョン、2分バージョン)、他)、「正直不動産」が５分で分かる！／「正直不動産」最終章へ！(5分のPR番組)、ノーカット名珍場面を収録。封入特典として、原作者や製作スタッフのコメントや撮影時のオフショット等を掲載したブックレットがセットになったボックス仕様となっている。
2024年1月9日から同枠にてシーズン2が放送。また、開始前の同年1月3日にスペシャルドラマが放送。当初はスペシャル編は3日21時から22時30分に放送される予定だったが、令和6年能登半島地震に伴う臨時編成の都合により21時45分から23時15分に繰り下げられた。
本稿では便宜上、第1作をS1、シーズン2をS2の略称で表記する。
あらすじ（テレビドラマ）
キャスト
登坂不動産
- 永瀬財地（副課長→課長代理） - 山下智久
- 月下咲良（新入社員） - 福原遥
- 桐山貴久（販売社員→退社） - 市原隼人（幼少期：武士末颯人）
- 大河真澄（部長） - 長谷川忍（シソンヌ）
- 藤原結弦（課長代理）- 馬場徹（S2 - ）
- 登坂寿郎（社長） - 草刈正雄
- 大野沙友理（受付） - 牧野莉佳
- 谷口詩織（販売社員） - 斉藤ひかり
- 黒木洋祐（販売社員） - 岩戸秀年
- 毛利啓太（販売社員） - 藤大祐
- 黒須圭佑（販売社員） - 松田悟志（S2 - ）
- 十影健人（販売社員） - 板垣瑞生（SP - ）
- 竹中亜美（受付） - 高野渚（SP - ）
- 藤吉みわ（SP - ）
- 鈴木悠貴（SP - ）
- 棚橋恵美（受付） - 泉ノ波あみ（S1）
- 福本紗也香（販売社員） - 白鳥紗良（S1）
- 豊島秀男（販売社員） - 大蜘蛛英紀（S1）
- 中島健二（課長→退社） - 小豆畑雅一（S1）
ミネルヴァ不動産
- 花澤涼子（販売社員→部長） - 倉科カナ
- 西岡将生（販売社員） - 伊藤あさひ
- 受付嬢 - 藤河杏実
- 鵤聖人（社長） - 高橋克典
- 東野芳樹（販売社員） - 財津優太郎（SP - ）
- 神木涼真（販売社員） - ディーン・フジオカ（SP - ）
- 十影健人（販売社員） - 財津優太郎（S1）
光友グループ
- 榎本美波（光友銀行八起支店融資担当） - 泉里香
- 松田亜衣（光友銀行八起支店融資担当） - 五島百花
- 愛原真耶（光友信用保証・幹部） - 松本若菜（SP - ）
居酒屋「しょうじきもん」
- 若松正（大将） - 湯江タケユキ
- 若松直子（女将） - 伊藤麻実子
その他
- マダム（大地主） - 大地真央
- 月下美咲（咲良の母） - 奥貫薫
- 石田努（和菓子職人・インフルエンサー） - 山﨑努
ゲスト
S1
第1話
石田真紀
努の娘。
柿沢久美
賃貸物件を探している顧客。メゾン松崎を紹介される。
柿沢正志
久美の父。
松崎誠也
メゾン松崎のオーナー。
理華
永瀬のマンションで一夜をともにした女性。
第2話
三浦光一
スクエアマンションの部屋の賃貸契約を検討している顧客。
三浦ゆき
光一の妻。
二階堂
スクエアマンションの部屋を賃貸に出すオーナー。
笹原吾郎
マンションの売却を考えている顧客。
冴子
財地の夢に出てきた女。
桃香
同・夢の中の女。
第3話
室田えり香
ペアローンで購入したマンションを離婚に伴い売りに来た顧客。
室田晃汰
えり香の夫。
高田義明
定年で退官した警察官で賃貸物件を探しに来た顧客。
高田咲江
義明の妻。駄菓子屋を開業する夢を持つ。
根尾直美
マンションを買いに来た顧客。
根尾祐樹
直美の夫。
辰巳遼平
窯焼きパンケーキ屋を営業する物件を探している顧客。
栗田
コーヒーの卸業者。
早苗
榎本美波の祖母。
第4話
松井節子
事故物件に住みたがっている顧客。
田之上美沙
スカイヒルズ西国分寺の購入を考えている妻。
田之上明
美沙の夫。
佐々木
事故物件という噂を流された、ハーデス西国分寺のオーナー。
坂本
バーテンダー。スカイヒルズ西国分寺の内見希望者。
松井
節子の夫。故人。節子の枕元に幽霊として現れる。
鵜沢
不動産仲介のいわゆる「あんこ業者」。
佐藤
スカイヒルズ西国分寺の内見希望者。
第5話
月下昌也
咲良の父。
町村隆司
住宅診断を行うインスペクター。
第6話
竹鶴一亀
竹鶴工務店の社長。
奥田佳奈
竹鶴工務店の女性事務員。
秋川隆三
秋川工務店の棟梁。
衛藤明子
ケアハウスへの入居費用の捻出の為に自宅を売りに出した顧客。
加藤夫妻
登坂不動産に建築条件付土地の商談に来た顧客。
桐山貴久の父
14年前にサンフラワー建材問題で自殺。
花澤北斗
涼子の息子。
第7話
藤崎秀樹
家を売ろうとしている顧客。
藤崎芳恵
秀樹の妻。
美濃部真里
藤崎夫妻の娘。
美濃部颯人
真里の息子で藤崎夫妻の孫。
松永新吉
永瀬に以前勧められ、アパート経営を始めたオーナー。
門田元宏
3年前、勤め先の会社が倒産して売買契約変更を申し出るも永瀬に拒絶された顧客。
第8話
神崎浩輔
大手不動産営業マン。不動産取引流通協会のパーティで永瀬に堀内を紹介する。
堀内幸正
バイロイト不動産の代表取締役。永瀬にけやき野興業の土地を紹介する。
酒井富雄
けやき野興業の専務。土地を売りたがっている。
酒井次雄
けやき野興業の取締役。酒井富雄の弟。
酒井久寿男
けやき野興業の社長。病で入院中。
正美
乙女橋不動産の営業。けやき野興業に山岡ISビルのオフィスを貸している担当者。
第9話
島村康則
二世帯で住める富士山が見える物件を探している顧客。
島村ひとみ
康則の妻。
小室晃弘
賃貸で利回り10％の物件を探している投資家。
島村隆
康則の息子。
島村貴子
隆の妻。
島村麻依
康則の孫。
最終話
平尾晴哉
祖父から膨大な土地を相続。ミネルヴァ不動産の口車に乗りサブリース契約を結んでしまう。
藤堂景勝
登坂不動産が管理するトップオブレジデンス新宿のオーナー。ミネルヴァ不動産が管理手数料を下げて横取りしようと画策する。
健太
晴哉が相続し建物を解体した更地から古代の土器の欠片を発見してしまった少年。
スペシャル
希志智則
永瀬の大学時代の親友。広告代理店のエリート社員だったが体調を崩し退職。かつて永瀬から買った自宅のローン返済に苦しんでいる。
希志惠
智則の妻。
希志悟志
智則の息子。
希志哲夫
智則の父親。大学卒業後に実家の農家を継ぐという約束を破った智則と絶縁状態になっている。
希志和子
智則の母親。故人。有機野菜の畑を夫婦で営んでいた。
星野春男
鎌倉に住む月下の母方の祖父。過去に原野商法で騙されたことがある。
葉山進司
登坂不動産が多くの物件を管理している大口の不動産オーナー。
槙野紬
大学生。居住する「フラットサライ」の大家の葉山から家賃を値上げすると一方的に通告され、管理する登坂不動産に相談に来た。
辰巳圭吾
酉水不動産営業社員。原野商法で騙され塩漬けになっている土地を老人ホーム建設用に良い条件で買い取る、とした詐欺を春男に仕掛ける。
鈴木夫婦
月下に希望ぴったりの物件を奨められた客。
客
酉水不動産の客の老夫婦。
希志智則
永瀬の大学時代の親友。広告代理店のエリート社員だったが体調を崩し退職。かつて永瀬から買った自宅のローン返済に苦しんでいる。
希志惠
智則の妻。
希志悟志
智則の息子。
希志哲夫
智則の父親。大学卒業後に実家の農家を継ぐという約束を破った智則と絶縁状態になっている。
希志和子
智則の母親。故人。有機野菜の畑を夫婦で営んでいた。
星野春男
鎌倉に住む月下の母方の祖父。過去に原野商法で騙されたことがある。
葉山進司
登坂不動産が多くの物件を管理している大口の不動産オーナー。
槙野紬
大学生。居住する「フラットサライ」の大家の葉山から家賃を値上げすると一方的に通告され、管理する登坂不動産に相談に来た。
辰巳圭吾
酉水不動産営業社員。原野商法で騙され塩漬けになっている土地を老人ホーム建設用に良い条件で買い取る、とした詐欺を春男に仕掛ける。
鈴木夫婦
月下に希望ぴったりの物件を奨められた客。
客
酉水不動産の客の老夫婦。
S2
第1話
田口篤司
タワマンへの引っ越しを希望している開業医。
田口友梨佳
田口の妻。専業主婦。以前交通事故に遭い、脚に後遺症がある。
田口櫂
名門の「三葉学園」に通う田口の息子。母親のことを気遣っている。
僧侶
永瀬に護摩行を施す僧侶。煩悩を燃やせば祟りは去るとしたが、効果はなかった。
芽衣
祈祷の最中に永瀬が白日夢で観た女性。
鈴木
藤原と地主仲間でもある顧客。彼を料亭に誘う。
夫妻
引っ越しを考えている田口の友人夫婦。彼らに登坂不動産の永瀬を勧められる。
第2話
寺島大助
持ち家である“空き家”を売却しようとする輸入家具バイヤー。
寺島喜助
大助の父。病を患い、大助が所有する家で療養中。
寺島直也
大助の息子。同居する祖父・喜助を介護する。
寺島美由紀
大助の妻。実家は益子で窯元を営む。1年前に死亡。
中村隆史
中村陶苑（寺島美由紀の実家）で働く美由紀の弟。情報を探りに行く月下に美由紀に関する事情を伝える。
坂上一郎
介護施設経営者。寺島喜助が売却予定の自宅があるエリアで介護施設付きマンションを建設しようと計画。
店員
かつて永瀬と神木が同僚の頃に訪れたレストランの店員。
第3話
岡田拓夢、岡田美玖
自宅売却希望の夫婦。娘のためにピアノが置けるような広い家に引っ越したがっている。しかし、三区画の真ん中にある日当たりも風通しも悪い狭小住宅のペンシルハウスには、売却希望額を下げてもなかなか買い手が現れない。
岡田朋花
岡田夫婦の一人娘。ピアノを習っている。
内海夫婦
岡田宅を内見に訪れた夫婦。やはり狭いことを気にしている。
筒井夫婦
ペットと住める家を探しに来た夫婦。
クレモンティーヌ
筒井夫婦の飼い犬のマルチーズ。
店主
咲良と涼子が鉢合わせたラーメン屋の店主。
鈴木
岡田家の隣に住む妊婦。涼子が隣宅を買って増築することを提案するも、逆に子供を育てるには大自然でと家を手放す考えであると告げられる。
スタッフ
- 原作 - 大谷アキラ（漫画）夏原武（原案）水野光博（脚本）『正直不動産』（ビッグコミックス / 小学館刊）
- 脚本
- S1・スペシャル - 根本ノンジ
- S2 - 根本ノンジ、清水匡、木滝りま
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 主題歌 - 小田和正「so far so good」（アリオラジャパン / Little Tokyo）
- 演出
- S1 - 川村泰祐（アンドリーム）、金澤友也（テレパック）、野田健太（テレパック）
- スペシャル - 川村泰祐（アンドリーム）
- S2 - 川村泰祐（アンドリーム）、金澤友也（テレパック）、下向英輝
- 制作統括
- S1 - 黒沢淳（テレパック）、山本敏彦（NHKエンタープライズ）、岡本幸江（NHK）
- スペシャル - 黒沢淳（テレパック）、山本敏彦（NHKエンタープライズ）、小林大児（NHK）
- S2 - 黒沢淳（テレパック）、山本敏彦（NHKエンタープライズ）、長谷知記（NHK）
- プロデューサー
- S1 - 清水すみれ（テレパック）、宇佐川隆史（NHKエンタープライズ）
- スペシャル - 室谷拡（テレパック）、宇佐川隆史（NHKエンタープライズ）
- S2 - 室谷拡（テレパック）、樋渡典英（NHKエンタープライズ）
- S1・スペシャル - 根本ノンジ
- S2 - 根本ノンジ、清水匡、木滝りま
- S1 - 川村泰祐（アンドリーム）、金澤友也（テレパック）、野田健太（テレパック）
- スペシャル - 川村泰祐（アンドリーム）
- S2 - 川村泰祐（アンドリーム）、金澤友也（テレパック）、下向英輝
- S1 - 黒沢淳（テレパック）、山本敏彦（NHKエンタープライズ）、岡本幸江（NHK）
- スペシャル - 黒沢淳（テレパック）、山本敏彦（NHKエンタープライズ）、小林大児（NHK）
- S2 - 黒沢淳（テレパック）、山本敏彦（NHKエンタープライズ）、長谷知記（NHK）
- S1 - 清水すみれ（テレパック）、宇佐川隆史（NHKエンタープライズ）
- スペシャル - 室谷拡（テレパック）、宇佐川隆史（NHKエンタープライズ）
- S2 - 室谷拡（テレパック）、樋渡典英（NHKエンタープライズ）
放送日程
| 各話 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率 |
|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 2022年4月5日 | 嘘がつけなくなった不動産屋 | 川村泰祐 | |
| 第2話 | 4月12日 | 1位にこだわる理由 | ||
| 第3話 | 4月19日 | 信じられるパートナーとは | 金澤友也 | |
| 第4話 | 4月26日 | いい部屋の定義 | ||
| 第5話 | 5月3日 | 優しい嘘 | 野田健太 | |
| 第6話 | 5月10日 | 仕事をする理由 | ||
| 第7話 | 5月17日 | 過去の自分と今の自分 | 川村泰祐 | |
| 第8話 | 5月24日 | 信じること | 金澤友也 | |
| 第9話 | 5月31日 | 決戦! 眺めのいい部屋 | 野田健太 | |
| 最終話 | 6月7日 | 正直不動産、誕生 | 川村泰祐 | |
| （視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム） | ||||
| 各話 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率 |
|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 2024年1月9日 | 帰ってきた正直不動産 | 川村泰祐 | 5.8% |
| 第2話 | 1月16日 | 思いを伝える | 6.6% | |
| 第3話 | 1月23日 | もしもピアノが置けたなら | 金澤友也 | |
| （視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム） | ||||
キャッチアップ放送
定時の再放送（放送翌週火曜15時10分 - 15時55分（大相撲本場所期間中は除く））とは別に、過去に3度にわたってキャッチアップアンコール放送が「ミッドナイトチャンネル」枠内で行われた。
- 2022年4月19日（18日深夜） - 第1・2話連続放送
- 2022年5月18 - 20日（17 - 19日深夜） - 第3 - 6話を1日1話づつ放送（20日は2話分。青森放送局のみ別番組差し替えとなったが、NHKプラスでの同時配信で補完可能）
- 2022年6月12 - 14日（11 - 13日深夜） - 第7 - 10話を1日1話づつ放送（14日は2話分）
また、NHKプラスにおいては放送日（本放送・再放送を含む）から1週間以内無料で見逃し配信を行っており、その見逃し再生回数が記録的な伸びを見せている。
2024年1月1日、2日には全話アンコールが予定されたが、2日夜まで令和6年能登半島地震に関連した報道体制と、それに付随した番組変更が生じたため、再放送は延期（期日未定）となった。（当初は1日のみ休止、2日に前半5話のみ放送との予告があった）
正直不動産感謝祭
2022年6月14日の22時 - 22時45分に放送された（副音声解説放送なし）。ドラマ出演者から山下、福原、市原、泉、長谷川、脚本家の根本、演出の川村の7人をゲストに迎え、鈴木奈穂子（NHKアナウンサー）の司会で、同作品の制作秘話などを語り合う座談会が行われた（福原と市原はVTR出演）。
| NHK総合 ドラマ10 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
しもべえ
（2022年1月7日 - 3月25日）
|
正直不動産
（2022年4月5日 - 6月7日）
|
プリズム
（2022年7月12日 - 9月13日） |
大奥 Season2
（2023年10月3日 - 12月12日） |
正直不動産2
（2024年1月9日 - ） |
-
|
| NHK総合 火曜 22:00 - 22:30枠 | ||
クローズアップ現代+
【『クローズアップ現代』に戻し、2時間半繰り上げて継続】 |
正直不動産
【ここから「ドラマ10」枠】 |
プリズム
※22:00 - 22:45 |
| NHK総合 火曜 22:30 - 22:45枠 | ||
正直不動産
【ここから「ドラマ10」枠】 |
プリズム
※22:00 - 22:45 |
|
| 1989年 | |
|---|---|
| 1990年 |
| 2010年 | |
|---|---|
| 2011年 | |
| 2012年 | |
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