死のロングウォーク
以下はWikipediaより引用
要約
『死のロングウォーク』(しのロングウォーク、The Long Walk)は、リチャード・バックマン(スティーヴン・キングの別ペンネーム)の小説。1979年に出版された。キングによると、彼が大学1年生のときに書いた初めての小説だという。
あらすじ
近未来のアメリカ合衆国では、年に一度ロングウォークという競技が開催されていた。16歳の少年レイ・ギャラティは母親に引き止められながらも、ロングウォークへの参加を決める。競技が進むにつれて多くの競技参加者(ウォーカー)達は次々に射殺され、競技中は空腹や怪我などによる肉体的な苦痛、また精神的な苦痛に襲われるため、競技は過酷になる。参加した少年のほとんどはロングウォークへの参加を後悔し、ギャラティは家族や恋人との再会を果たすべく優勝を狙う。ロングウォークの競技中では少年同士が友好関係を育み、中には妬みあうような関係になる参加者たちもいる。最終的に主人公のギャラティは優勝するも、すでに精神面で異常をきたしていたため優勝してもなお、競技を続けてしまう。
ロングウォーク
- 12歳以上18歳までの男子の大半がロングウォークに出場する為のテストを受けるが、パス出来るのは50人に1人。
- 最終的にウォーカー100人、補欠100人の計200人が残される。これは抽選で選ばれ、テレビ中継される。
- ウォーカーと補欠、どちらに選ばれたかは取消日(ロングウォーク開始日前日)が来るまで不明。
- 参加者は5月1日にアメリカとカナダの国境を示す印の石の標柱前(メイン州)に集合。
- 観客の観覧はオールドタウンから規制が解かれる。それまでの沿道の住人は除外。
- オーガスタからはテレビ中継される。
- ルール
- 最低速度は時速4マイル(時速6.4キロメートル)。これを下回ると警告を受ける。休憩は無し。
- 警告は3回まで。4回目には射殺などによりロングウォークから外される。
- 警告を受けてから1時間次の警告を受けなければ、1回分の累積が消滅する。
- 競技はウォーカーが最後の一人になる(99人が死亡する)まで続く。
- 優勝者はどんな賞品でも受け取ることができる。
- ヒント
- ヒント3:絶対にスニーカーをはかないこと。ロングウォークではスニーカーは他のどの履物よりも早くまめができる。
- ヒント6:ゆっくり気楽に歩くのがこつ
- ヒント8:(ロングウォーク中の妨害に関する規定と思われる)
- ヒント10:呼吸を大切にせよ。ふだん喫煙する者は、ロングウォークの間はなるべく喫わないこと。
- ヒント12:スポーツソックスを推奨
- ヒント13:できるときには必ずエネルギーを貯えよ
- その他
- 一日一回、朝9時に濃縮食の入ったポケット付きのベルトが配給される。
- 要求すれば、水の入った水筒が兵士から渡される。制限はないが、自分の水筒は自分で要求しないと貰うことは出来ない。
- 最低速度は時速4マイル(時速6.4キロメートル)。これを下回ると警告を受ける。休憩は無し。
- 警告は3回まで。4回目には射殺などによりロングウォークから外される。
- 警告を受けてから1時間次の警告を受けなければ、1回分の累積が消滅する。
- 競技はウォーカーが最後の一人になる(99人が死亡する)まで続く。
- 優勝者はどんな賞品でも受け取ることができる。
- ヒント3:絶対にスニーカーをはかないこと。ロングウォークではスニーカーは他のどの履物よりも早くまめができる。
- ヒント6:ゆっくり気楽に歩くのがこつ
- ヒント8:(ロングウォーク中の妨害に関する規定と思われる)
- ヒント10:呼吸を大切にせよ。ふだん喫煙する者は、ロングウォークの間はなるべく喫わないこと。
- ヒント12:スポーツソックスを推奨
- ヒント13:できるときには必ずエネルギーを貯えよ
- 一日一回、朝9時に濃縮食の入ったポケット付きのベルトが配給される。
- 要求すれば、水の入った水筒が兵士から渡される。制限はないが、自分の水筒は自分で要求しないと貰うことは出来ない。
登場人物
ロングウォーク参加者
レイ・ギャラティ(47番)Raymond Davis Garraty
ピーター・マクヴリーズ(61番) Peter McVries
ステビンズ(88番)Stebbins
アート・ベイカー(3番)Arthur Baker
ハンク・オルソン(70番)Hank Olson
エイブラハム(2番)Abraham
ゲイリー・バーコヴィッチ(5番)Gary Barkovitch
グリブル(48番) Gribble
ハークネス(49番) Harkness
スクラム(85番) Scramm
コリー・パーカー Collie Parker
ピアソン Pearson
ジョー Joe
ランク Rank
実写映画
2018年4月にニュー・ライン・シネマより実写映画化の制作が発表された。2007年まではフランク・ダラボンが映画権を持っていたが立ち消えとなり、その後ジェームズ・ヴァンダービルトとブラッドリー・J・フィッシャーのタッグに引き続がれた。
2019年5月にはジェームズ・ヴァンダービルトが製作・脚本、アンドレ・ウーヴレダルが監督を務めることが発表された。しかしその後ウーヴレダルも降板、2023年にフランシス・ローレンスが監督を務めることが発表された。
その他
- サタデーバリューフィーバー:日本テレビのバラエティ番組。2007年9月1日にこの小説を基にした番組「ロングウォーク〜生きるために歩き続ける〜」を放送。番組では2人一組のウォーカー14人が背中に模擬爆弾を装着して歩き続け、警告累積2回で爆弾が破裂し、死亡認定される。
- 高見広春の小説「バトル・ロワイアル」はこの小説を下敷きにしている。