小説

比嘉姉妹シリーズ




以下はWikipediaより引用

要約

比嘉姉妹シリーズ(ひがしまいシリーズ)は、澤村伊智による日本のホラー小説のシリーズ。第22回日本ホラー小説大賞受賞作の『ぼぎわんが、来る』をシリーズ第1作として、KADOKAWAより2015年10月から刊行されている。

女性霊媒師の姉妹である比嘉真琴と琴子が、恐ろしい怪異に遭遇する様を描く。

あらすじ
登場人物
比嘉姉妹

巫女の姉妹。「姉妹」と称されているが、作中で名前が出ている3人が女性であり、後述する真琴の下にも弟が二人いる。 弟二人、および両親と次女美晴は、作中ではすでに故人。

比嘉真琴

高円寺のバー「デラシネ」でアルバイトをしている巫女。シリーズ通してのヒロイン。
部屋の片づけはあまり行き届いていない。『ずうのめ人形』にて、野崎と結婚。
比嘉琴子

真琴の姉で国内最強クラスの霊媒師、巫女。喫煙者。
姉妹の中でも群を抜いて「力」が強く、国内の同業者(僧侶や霊能など)や警視庁高官などにも顔が広いどころか、幽霊・妖怪にも名が知られている。
唯一の肉親である真琴とはしばらく連絡を取っていないが、「力」によってお互いがどんな状況にいるかがある程度わかるという。
比嘉美晴

真琴の姉で琴子の妹。
姉弟の中でも「力」に対するコンプレックスが強く、特に長子である琴子にある種の敵対心を抱いている。
中学三年の時にある事件により帰らぬ人となる。

そのほか

野崎昆

オカルト雑誌をメインに仕事にするフリーライターでバツイチで真琴の彼氏。
本名は和浩。職業柄、編集者やライター、カメラマンなどと交流がある。
『ずうのめ人形』にて真琴と婚約する。
岩田哲人

S大学文学部院生のオカルト愛好家

シリーズ一覧

ぼぎわんが、来る
単行本:2015年10月30日発売、KADOKAWA、ISBN 978-4-04-103556-6 文庫本:2018年2月24日発売、角川ホラー文庫、ISBN 978-4-04-106429-0

ずうのめ人形
単行本:2016年7月28日発売、KADOKAWA、ISBN 978-4-04-104355-4 文庫本:2018年7月24日発売、角川ホラー文庫、ISBN 978-4-04-106768-0

ししりばの家
単行本:2017年6月29日発売、KADOKAWA、ISBN 978-4-04-105482-6 文庫本:2020年1月23日発売、角川ホラー文庫、ISBN 978-4-04-108543-1

などらきの首(短編集)
文庫本:2018年10月24日発売、角川ホラー文庫、ISBN 978-4-04-107322-3

タイトル 初出 ゴカイノカイ 『文芸カドカワ』2017年9月号 学校は死の匂い 『小説 野性時代』2018年8月号 居酒屋脳髄談義 『幽 vol.26』2016年12月 悲鳴 『文芸カドカワ』2018年3月号 ファインダーの向こうに 『ずうのめ人形』電子書籍特典 などらきの首 書き下ろし

ぜんしゅの跫(短編集)
文庫本:2021年1月22日発売、角川ホラー文庫、ISBN 978-4-04-109956-8

タイトル 初出 鏡 『怪と幽 vol.001』2019年4月 わたしの町のレイコさん 『小説 野性時代』2017年9月号 鬼のうみたりければ 『幽 vol.30』2018年12月 赤い学生服の女子 『怪と幽 vol.004』2020年4月 ぜんしゅの跫 書き下ろし

ばくうどの悪夢
単行本:2022年11月2日発売、KADOKAWA、ISBN 978-4-04-109878-3

さえづちの眼(中編集)
文庫本:2023年3月22日発売、角川ホラー文庫、ISBN 978-4-04-111736-1

タイトル 初出 あの日の光は今も 『怪と幽』vol.002(2019年9月) 母と 『怪と幽』vol.012(2023年1月) さえづちの眼 書き下ろし

漫画
  • 澤村伊智(原作)・川本貴裕(作画) 『ぼぎわんが、来る』 KADOKAWA〈COMIC BRIDGE〉、全3巻
  • 2018年12月7日発売、ISBN 978-4-04-065327-3
  • 2019年6月8日発売、ISBN 978-4-04-065768-4
  • 2019年12月7日発売、ISBN 978-4-04-064239-0
映画

第1作『ぼぎわんが、来る』が、『来る』のタイトルで2018年12月7日に公開。監督は中島哲也、主演は岡田准一。