沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる
以下はWikipediaより引用
要約
『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』(おきなわですきになったこがほうげんすぎてツラすぎる)は、空えぐみによる日本の漫画作品。元々は2019年5月31日に作者のTwitterにて「沖縄で好きになった子が方言すぎて何言ってるかわからない話。」のタイトルで公開され、その後新潮社のウェブコミックサイト「くらげバンチ」にて、2020年1月10日から連載中。略称は「沖ツラ」。2023年7月時点で単行本の累計部数は30万部を突破している。
三角関係を軸に、沖縄あるあるが盛り込まれた作品となっている。作中の方言は沖縄県出身の譜久村帆高が監修している。
メディアミックスとして、2023年7月にテレビアニメ化が発表されている。
あらすじ
東京から沖縄の学校に転入した主人公・中村照秋(なかむら てるあき)は、同級生となった喜屋武飛夏(きゃん ひな)に好意を寄せているが、彼女が話す「うちなーぐち」(沖縄方言)が分からず、彼女の友人である比嘉夏菜(ひが かな)にいつも助けられていた。ところが夏菜は照秋に片想い中であった。
登場人物
氏名の後に地元での呼び名を示す。
主要人物
中村 照秋(なかむら てるあき):てーるー
喜屋武 飛夏(きゃん ひな):ひーなー
比嘉 夏菜(ひが かな):かーなー
うちなーぐちレベル:4.5/5
照秋のクラスメイト。兄と妹、従兄弟がいる。少しウェーブのかかったセミロングの金色に近い茶髪に褐色肌と一見ギャルっぽい外見だが、髪は特に染めたりしているわけではなく、肌は単なる日焼け。性格は引っ込み思案気味で、幼少時は泣き虫だったらしい。高校入学前、沖縄に着いたばかりの照秋と偶然出会い、その時の出来事をきっかけに好意を抱いている。
幼少時から兄に教わったため三線が弾ける。
喋るうちなーぐちは現代の普通の高校生レベルだが、飛夏と幼馴染でおじいやおばあとも交流があるため、飛夏レベルのうちなーぐちでも言っていることはだいたいわかる。それを生かして、飛夏の言葉がわからないことが多い照秋のための通訳の役目を果たしているが、その役を買って出たのは照秋ともっと話したいからという理由もある。
実は泳げない。
クラスメイト
安慶名 八重(あげな やえ):やーえー
反響・評価
「ニコニコ静画」の青年ランキングでは1位を獲得するなど20代〜30代からの人気を集め、2020年7月9日に発売された単行本1巻はすぐに重版がかかった。また1巻の発売に際し、書泉や沖縄県内の本屋20店舗では複製原画が展示された。
2021年、第7回沖縄書店大賞で沖縄部門の準大賞を受賞し、漫画として同賞初の受賞作となった。那覇市のジュンク堂書店では『ONE PIECE』や『進撃の巨人』といった人気漫画を超える売り上げを誇っている。
制作背景
作者の空は上京後に沖縄出身の漫画家と知り合い、話を聞くうちに沖縄に興味を持つようになったという。そこで沖縄を題材にした漫画を描こうと思い立ち、2018年に沖縄のうるま市に移住。沖縄を題材にした理由については、祖父が沖縄出身で、自分のルーツに惹かれたためとも語っている。
話を作るにあたって、まずヒロインをウチナーグチを話す子、主人公を県外からの転校生に決めた。そうすると通訳者が必要になったため、もう1人のヒロインとして登場させることにし、三角関係になるようにと設定を組み立てていった。
作中のネタは作者の実体験がもとになっており、日々地域の人たちと交流する中でヒントを得て描いているという。
書誌情報
- 空えぐみ『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』新潮社〈バンチコミックス〉、既刊7巻(2023年7月7日現在)
- 2020年7月9日発売、ISBN 978-4-10-772296-6
- 2021年2月9日発売、ISBN 978-4-10-772359-8
- 2021年8月6日発売、ISBN 978-4-10-772410-6
- 2022年1月8日発売、ISBN 978-4-10-772460-1
- 2022年6月9日発売、ISBN 978-4-10-772506-6
- 2023年1月7日発売、ISBN 978-4-10-772559-2
- 2023年7月7日発売、ISBN 978-4-10-772617-9