泣くな研修医
以下はWikipediaより引用
要約
『泣くな研修医』(なくなけんしゅうい)は、外科医・中山祐次郎による小説およびシリーズ。幻冬舎より2019年2月7日に刊行された。新米医師の葛藤と成長を描く医療ドラマ。
2021年4月にテレビ朝日系でテレビドラマ化された。
2022年3月18日~23日に劇団銅鑼で舞台化された。
あらすじ
書誌情報
- 文庫版 『泣くな研修医』幻冬舎〈幻冬舎文庫〉、2020年4月。ISBN 978-4-344-42968-0。
テレビドラマ
『泣くな研修医』(なくなけんしゅうい)のタイトルで2021年4月24日から6月26日までテレビ朝日系「土曜ナイトドラマ」枠で放送された。主演は白濱亜嵐。
2017年10月より再開された「土曜ナイトドラマ」枠は、この作品で一時中断された。
ストーリー
キャスト
主要人物
雨野隆治(あめの りゅうじ)〈25〉
本作の主人公。地方国公立大医学部卒の研修医1年生。
研修医仲間
川村蒼(かわむら そう)〈25〉
研修医。総合病院の跡取り。研修を終えると僻地医療に希望を出す。
滝谷すばる(たきや すばる)〈29〉
サラリーマン経験がある研修医。研修を終えると医療ジャーナリストに転身する。
中園くるみ(なかぞの くるみ)〈24〉
優等生の研修医。
牛ノ町総合病院の医療関係者
佐藤玲(さとう れい)〈35〉
消化器外科医。隆治たち研修医の指導医。
藤堂浩司(とうどう こうじ)〈45〉
放射線科医。
岩井智也(いわい ともや)〈48〉
消化器外科副部長。
鴨下修一(かもした しゅういち)
外科医。佐藤の同期。彼女をライバル視している。
吉川文枝(よしかわ ふみえ)〈43〉
ベテラン看護師。
相沢千夏(あいざわ ちなつ)〈23〉
看護師。
青島奈緒(あおしま なお)
看護師。
長井雅也(ながい まさや)
関和樹(せき かずき)〈22〉
現場実習に来た医学生。
石川綾(いしかわ あや)〈22〉
現場実習に来た医学生。
ゲスト
第1話
杉崎あや(すぎさき あや)〈14〉
腹痛を訴える患者。隆治はアッペ(虫垂炎)と診断するが、佐藤の見立てでガイニン(子宮外妊娠)の可能性もあると診察される。結果はアッペで心臓外科の手術があり症状が落ち着いたことから手術を翌日に先送りされる。
伊戸川(いどがわ)
腹痛を訴える患者。仕事を優先し外来診察の時間外に病院を訪れたことから診察した川村と滝谷の間で彼が仕事を優先したことに関して口論となるが、川村から診察を優先するようにメールで呼びかけられたことで翌日検査の予約をする。
杉崎あや(すぎさき あや)〈14〉
腹痛を訴える患者。隆治はアッペ(虫垂炎)と診断するが、佐藤の見立てでガイニン(子宮外妊娠)の可能性もあると診察される。結果はアッペで心臓外科の手術があり症状が落ち着いたことから手術を翌日に先送りされる。
伊戸川(いどがわ)
腹痛を訴える患者。仕事を優先し外来診察の時間外に病院を訪れたことから診察した川村と滝谷の間で彼が仕事を優先したことに関して口論となるが、川村から診察を優先するようにメールで呼びかけられたことで翌日検査の予約をする。
第2話
山下拓磨(やました たくま)
交通事故で牛ノ町総合病院に救急搬送されてきた10歳の男の子。腹壁破裂の重症。術後重篤な状態であったが、隆治の連日徹夜の看護もあり抜管できるまで順調に回復する。
山下武(やました たけし)
救急搬送されてきた拓磨の父。自身も交通事故で左腕を骨折した。
山下拓磨(やました たくま)
交通事故で牛ノ町総合病院に救急搬送されてきた10歳の男の子。腹壁破裂の重症。術後重篤な状態であったが、隆治の連日徹夜の看護もあり抜管できるまで順調に回復する。
山下武(やました たけし)
救急搬送されてきた拓磨の父。自身も交通事故で左腕を骨折した。
第3話
森山平蔵〈87〉
認知症で胃がんがステージ3まで進行した患者。認知症の影響で将棋好きのため天井の升目を将棋盤と見間違え、ベットの上に立ち上がった際に転倒して負傷する。しかし将棋をしているときは認知症の影響はなく、目隠し将棋ができるほど将棋上級者の川村や滝谷を対局で負かしている。
隆治はカンファレンスで幽門側胃切除を提案するが、岩井によりBSC(ベスト・サポーティブ・ケア)と治療方針が決定される。本人が意思表示できないためBSCの方針を決めるのは医者のエゴではないかと隆治は納得がいかなかったが、ケアに特化した施設はないことから転院となり、岩井から森山は「医者に見放された患者」ではなく、「患者が医者を見放している状態」と隆治に諭す。
石原沙也加〈45〉
膵頭部癌と診断された患者。放射線化学療法を先行させ、早期の根治を目指す治療方針を中園から提案される。中学受験を控えた娘・理沙との時間を優先させたいため治療に時間を要する放射線化学療法に難色を示すが、患者のために医者として何をすべきか考えた中園が理沙の受験勉強の家庭教師を買って出たことで治療を受け入れる。
石原理沙〈12〉
沙也加の娘。中学受験を控えており、中園が家庭教師になってくれたことを受け入れる。
森山平蔵〈87〉
認知症で胃がんがステージ3まで進行した患者。認知症の影響で将棋好きのため天井の升目を将棋盤と見間違え、ベットの上に立ち上がった際に転倒して負傷する。しかし将棋をしているときは認知症の影響はなく、目隠し将棋ができるほど将棋上級者の川村や滝谷を対局で負かしている。
隆治はカンファレンスで幽門側胃切除を提案するが、岩井によりBSC(ベスト・サポーティブ・ケア)と治療方針が決定される。本人が意思表示できないためBSCの方針を決めるのは医者のエゴではないかと隆治は納得がいかなかったが、ケアに特化した施設はないことから転院となり、岩井から森山は「医者に見放された患者」ではなく、「患者が医者を見放している状態」と隆治に諭す。
石原沙也加〈45〉
膵頭部癌と診断された患者。放射線化学療法を先行させ、早期の根治を目指す治療方針を中園から提案される。中学受験を控えた娘・理沙との時間を優先させたいため治療に時間を要する放射線化学療法に難色を示すが、患者のために医者として何をすべきか考えた中園が理沙の受験勉強の家庭教師を買って出たことで治療を受け入れる。
石原理沙〈12〉
沙也加の娘。中学受験を控えており、中園が家庭教師になってくれたことを受け入れる。
第4話
石井直太朗
がん患者。
徳田直美
肝細胞がん患者。
石井直太朗
がん患者。
徳田直美
肝細胞がん患者。
第6話
はるか
隆治のために川村がセッティングした合コンの相手のひとり。
合コンの相手のひとり
合コンの相手のひとり
はるか
隆治のために川村がセッティングした合コンの相手のひとり。
合コンの相手のひとり
合コンの相手のひとり
第8話
山下静子
拓磨の母。
北村あすか
コピーライター。患者。
山下静子
拓磨の母。
北村あすか
コピーライター。患者。
第9話
中川一貴
入院してきた岩井の研修医時代の同期の医者。(第10話)
野球少年
中川一貴
入院してきた岩井の研修医時代の同期の医者。(第10話)
野球少年
スタッフ
- 原作 - 中山祐次郎『泣くな研修医』
- 脚本 - 樋口卓治
- 演出 - 豊島圭介、朝鳥ツワ子、小松隆志
- エグゼクティブプロデューサー - 横地郁英(テレビ朝日)
- プロデューサー - 服部宣之(テレビ朝日)、残間理央(テレビ朝日)、山本喜彦(MMJ)、小路美智子(MMJ)
- 音楽 - ☆Taku Takahashi(m-flo)
- 主題歌 - DOBERMAN INFINITY「konomama」(LDH Records)
- 医療監修 - 中澤暁雄、山本昌督、根本千草
- 制作 - テレビ朝日、メディアミックス・ジャパン(MMJ)
放送日程
テレビ朝日系列 土曜ナイトドラマ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
モコミ
〜彼女ちょっとヘンだけど〜 (2021年1月23日 - 4月3日) |
泣くな研修医
(2021年4月24日 - 6月26日) |
|
テレビ朝日系列 土曜23:00 - 23:30 | ||
モコミ
〜彼女ちょっとヘンだけど〜 |
泣くな研修医
【ここまで「土曜ナイトドラマ」枠】 |
2000年 |
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2001年 |
2017年 | |
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2018年 |
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2019年 |
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2020年 |
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2020年 | |
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2021年 |
2021年 | |
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2022年 |
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2022年 | |
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2023年 | |
2024年 |
舞台
『泣くな研修医』(なくなけんしゅうい)のタイトルで2022年3月18日~23日に劇団銅鑼で舞台化された。主演は山形敏之。劇場は東京芸術劇場シアターウエスト。
キャスト
- 雨野隆治 (主人公、研修医一年目) - 山形敏之
- 佐藤玲 (隆治の上司) - 北畠愛美
- 岩井裕次郎 (外科医) - 館野元彦
- 川村蒼 (隆治の同僚、研修医一年目) - 野内貴之
- 吉川佳代 (ベテラン看護師) - 庄崎真知子
- 看護師たち - 鈴木裕大、宮崎愛美、大竹直哉、青木七海
- 山下琢磨 (交通事故患者) - 斎藤美香
- 山下憲司 (琢磨の父) - 池上礼朗
- 山下典子 (琢磨の母) - 鶴田尚子
- 石井雄太 (大腸癌患者) - 齋藤千裕
- 石井勝 (雄太の父) - 横手寿男
- 石井貴子 (雄太の母) - 川口圭子
- はるか (合コン参加者) - 早坂聡美
- 愛奈 (合コン参加者) - 宮崎愛美
- 楓 (合コン参加者) - 青木七海
- 裕也 (合コン参加者) - 鈴木裕大
- 隆治の父 - 鈴木正昭
- 隆治の母 - 川口圭子
スタッフ
- 原作 - 中山祐次郎『泣くな研修医』
- 脚本 - シライケイタ
- 演出 - 齊藤理恵子
- 美術 - 根来美咲
- 照明 - 鷲崎淳一郎
- 音響 - 坂口野花
- 衣裳 - 小泉美都
- 音楽 - 寺田テツオ
- 舞台監督 - 尾花真
- バリアフリーサービス - 佐藤響子・中島沙結耶・佐藤凜
- 舞台監督助手 - 村松眞衣・亀岡幸大
- 宣伝写真 - 八木克人
- 宣伝美術 - 山口拓三(GAROWA GRAPHICO)
- 票券 - 佐久博美
- 制作 - 齋藤裕樹