小説

流転の海




以下はWikipediaより引用

要約

『流転の海』(るてんのうみ)は、宮本輝の小説。宮本のライフワークとなる長編連作であり、1982年より2018年の完結まで、全9部として発表された。このうち第1部が、1990年に森繁久彌の主演で映画化された。

概要
  • 作品は第1部から第9部までで構成。連載開始から終了まで36年に及ぶ自伝的大河小説である。宮本自身の父をモデルとした松坂熊吾の半生が描かれる。
シリーズ
  • 「流転の海」(「海燕」1982年1月号から1984年4月号に連載。単行本は1984年に福武書店から、1992年に新潮社から刊行。文庫化は1990年に新潮社から刊行)
  • 「地の星 流転の海 第二部」(「新潮」1990年1月号から1992年9月号に連載。単行本は1992年に新潮社から刊行。文庫化は1996年に新潮社から刊行)
  • 「血脈の火 流転の海 第三部」(「新潮」1993年1月号から1996年2月号に連載。単行本は1996年に新潮社から刊行。文庫化は1999年に新潮社から刊行)
  • 「天の夜曲 流転の海 第四部」(「新潮」1990年4月臨時増刊号から2002年4月号に連載。単行本は2002年に新潮社から刊行。文庫化は2005年に新潮社から刊行)
  • 「花の回廊 流転の海 第五部」(「新潮」2004年6月号から2007年4月号に連載。単行本は2007年に新潮社から刊行。文庫化は2010年に新潮社から刊行)
  • 「慈雨の音 流転の海 第六部」(「新潮」2009年7月号から2011年6月号に連載。単行本は2011年に新潮社から刊行。)
  • 「満月の道 流転の海 第七部」(「新潮」2012年1月号から2013年12月号に連載。単行本は2014年に新潮社から刊行。)
  • 「長流の畔 流転の海 第八部」(「新潮」2014年6月号から2016年4月号に連載。単行本は2016年に新潮社から刊行。)
  • 「野の春 流転の海 第九部」(「新潮」2016年10月号から2018年7月号に連載。単行本は2018年に新潮社から刊行。)
映画

東宝の配給にて1990年11月3日に公開された。

スタッフ
  • 製作:日本テレビ放送網
  • 制作プロダクション:ユニオン映画
  • 監督:斎藤武市
  • 脚本:須川栄三
  • 総指揮:岩淵康郎
  • 製作指揮:漆戸靖治
  • 企画:務台猛雄、田中正雄、亀井欽一、神先頌尚
  • プロデューサー:平井保、菊池昭康、佐藤雅夫、厨子稔雄、河西裕
  • 音楽:池辺晋一郎
  • 美術:内藤昭
  • 撮影:岡崎宏三
  • 照明:下村一夫
  • 編集:玉木濬夫
キャスト
  • 松坂熊吾:森繁久彌
  • 松坂房江:野川由美子
  • 海老原太一:西郷輝彦
  • 丸尾千代麿:芦屋雁之助
  • 柳田元雄:大村崑
  • 染乃:かたせ梨乃
  • 千代鶴:多岐川裕美
  • 稲葉修司:笑福亭仁鶴
  • 筒井剛:露口茂
  • トニーオカダ:井上順
  • 岩井亜矢子:浅野ゆう子
  • 柄島:堤大二郎
  • 河内善助:芦田伸介
  • 井草正之助:藤岡琢也
  • 岩井暎:奈良岡朋子
  • 北沢茂吉:三浦友和
  • 辻堂忠:佐藤浩市

ほか