浜村渚の計算ノート
以下はWikipediaより引用
要約
『浜村渚の計算ノート』(はまむらなぎさのけいさんノート)は、青柳碧人による日本の推理小説のシリーズ。イラストは桐野壱が担当している。2009年7月より講談社Birthおよび講談社文庫(共に講談社)から刊行されている。数学を題材にしたミステリー作品。シリーズ第1作は第3回「講談社Birth」小説部門受賞。作者のデビュー作となった。2019年10月時点で累計部数は110万部を突破している。
執筆のきっかけについて作者は、中学生に「数学なんか勉強して、一体なんの意味がある?」と尋ねられて答えに困り、それなら自分なりの答えを見つけてみようと執筆したと述べている。
モトエ恵介作画の漫画版が、『月刊少年シリウス』(講談社)において、2013年7月号から2016年2月号まで連載され、その後は『水曜日のシリウス』に移籍して2016年2月3日から12月21日まで連載された。
あらすじ
1さつめ〜4さつめ
5さつめ〜8さつめ
9さつめ〜
物語の背景・舞台
少年犯罪が急増した理由を義務教育の内容と関連付けた論文が心理学の権威により発表されたことを受けて、小中学校における義務教育の内容が刷新された日本が舞台。「心を伸ばす教科」として道徳や芸術科目の比重が大きくなった一方で従来の科目の内容は削減されている。特に理系科目については「物事を数値化し、数理現象・物理現象など事実だけを重んじる科目は、心を尊重し他人をいつくしむ人間性を否定しうる」と大幅に削減されてしまい、数学と理科は週に1回、月曜日のみに行われる。しかし月曜日は休日になることが多く、科目といえない状況となっている。このことに反発して数学テロ組織「黒い三角定規」が結成された。しかしこのことで、世間には「数学は犯罪者を育てる学問」と認知されるようになり、数学はとうとう義務教育から姿を消してしまった。
主要組織
黒い三角定規
黒い三角定規・特別対策本部
登場人物
黒い三角定規・特別対策本部
浜村 渚(はまむら なぎさ)
千葉市立麻砂第二中学校2年生の少女。艶のあるショートカットの前髪を自然に分け、右側のほうにピンク色の太いヘアピンをつけている。顔の輪郭はシャープと言うよりは丸く、とろんとした二重まぶたに、不安げな長いまつげの持ち主。背は低く、顔立ちも体つきもまだあどけなく子どもっぽいが、武藤曰く「あと何年かすれば間違いなく世の男どもを虜にするであろう美少女のタマゴ」。対策本部の救世主として、千葉県から連れてこられた。数学が大好きで、ナンバープレイスを計算だけで左上から全てのマスを埋めるなど高い計算力を持ち、数学の知識も豊富。数学の事になると饒舌になり、止まらなくなる。渚曰く、幼稚園の頃から数学をしていた。
人見知りで、初めての場合自分から話そうとはしない。また大人にはだれでも敬語を使う。武藤曰く「数学のこと以外は普通の女子中学生」で、対策本部で学校での話をすることが多い。
数学以外の教科はもっぱら苦手(特に社会)だが、数学史は得意。あらゆる数学者には「〜さん」をつけ、唯一オイラーだけは「オイラー先生」と呼ぶ。
非常に好き嫌いが多く、玉ねぎ、生魚、グリンピース、ねぎ、アスパラガス、はちのこが苦手。しかし年相応に食欲旺盛である。知覚過敏のため、シャーベットなどを食べると奇妙な声を上げる。知らない言葉を聞かされると生返事のように繰り返す癖がある。トレードマークはさくらんぼノートと親友のセチ(長谷川千夏)に貰ったピンクの勝負シャーペン。他に持っている文具はマリーちゃんのペンケースと水色コンパスとスチール製の定規が登場する。
武藤 龍之介(むとう りゅうのすけ)
瀬島 直樹(せじま なおき)
大山 あずさ(おおやま あずさ)
錦部春美(にしきべ はるみ)
新潟県出身。アルミホイルを奥歯で噛むようなキンキンとした高音の声で、ボサボサの髪に、腫れぼったい細い目。伸びきった灰色のトレーナーをきている。右手に古ぼけた竹刀を握っており、興奮すると壁などを叩く癖がある。
小学校6年生から学校生活に馴染めずに義務教育をドロップアウト。残りの10代はほとんど引きこもって過ごした。
引きこもっていたため、情緒不安定で、感情の起伏が激しい。両親に買い与えられたパソコンを独学で学び、20歳の頃にハッキングを覚えた。初めは他人のブログの背景設定を変えるなどのイタズラ程度のものだったが、次第にエスカレートし、23歳の時に新潟県大吟醸協会の公式ホームページをハッキングし、掲載されている日本酒のアルコール度数をすべてウォッカ並みのものに書き換えたのが原因で逮捕された。その後、保護観察処分となり、その期間中に新潟県警から「社会の役に立てるかもしれない」と警視庁に派遣されることが勧められた。
鑑識課第23班
黒い三角定規・特別対策本部がよく協力を依頼する鑑識課の班。仕事の精度はベテランにも引けを取らないほど優秀だが、鑑識課の中でも鼻ピアスや蝶のタトゥーをするなどガラが悪く、警察の風紀を乱すということで嫌われている。そんな23班に対策本部が協力を依頼するのは大山と仲が良いため。
警察関係者
物語全体に登場する人物
黒い三角定規
高木 源一郎(たかぎ げんいちろう)
「黒い三角定規」主導者、通称「ドクター・ピタゴラス」。日本を代表する数学者だったが、文部科学省が少年犯罪対策の名の元に学校教育から数学を排除した事に憤慨し、動画投稿サイト「Zeta Tube」にてテロ宣言を行った。このサイトは以降も黒い三角定規の声明発表や犯行予告に利用される。公立、私立を問わず全国全ての高校で20年前から導入されていた彼が手掛けた数学教育ソフトにはある種の信号がプログラムされており、信号を受け取った者はみな予備催眠状態にある。この信号を使うことにより、日本中の人々を殺人者にすることが可能となる。「同様に確からしい」など、数学用語を使いながら喋る。5さつめの、「鳴くよウグイス、平面上」では、病死したとされる。「黒い三角定規」が組織される前に、病気が発覚していた。若い世代から、数学を奪ってはいけないと考え、自分の生きている間に最後の抵抗をしようと「黒い三角定規」を組織した。「黒い三角定規」には、「サージョン・ヤコビー」という外科医がいたので手術を受けることができた。一時は回復の兆しもあった。病死したとされていたが、6さつめの「パピルスよ、永遠に」では高木源一郎本人が映った映像が発見される。さらに、8さつめ「虚数じかけの夏みかん」では再度登場し、病気から回復したことが分かっている。さらに、9さつめ「恋人たちの必勝法」ではインドにいることが判明した。
皆藤 ちなみ(かいどう ちなみ)
「黒い三角定規」の幹部の一人で、「キューティー・オイラー」と名乗っている。キューティー・オイラーとして活動する際は、オイラーの等式がプリントされたTシャツを着てアンダーバストでその裾を結び、その上に純白のロングコートを羽織り、深紅のホットパンツ、オーバーニーソックスとニーハイブーツを履くことでふとももやへそを露出させるなど、煽情的な服装に身を包んでいる。北海道函館市出身で、幼少期は学校生活には馴染めなかったものの地元で有名な数学専門学習塾で頭角を現し、中学卒業と同時に東京の名門私立、鳩邦学園に授業料全額免除で特別奨学生として入学。東都大学大学院数学研究科の元院生で、16歳で東都大学に飛び級入学し、翌年には同大学大学院に進級した才女。「BSD予想(バーチ・スウイントナートン=ダイアー予想)」の解決に一歩近づく研究をしたことにより、アメリカの名門理数系学府・プリンフォード大学への国費留学が決まっていたが、日本政府が数学関係研究費を次々に削減した影響を受けて留学が立ち消えとなり、政府を恨んでいる。
だが、自分の書いた論文が、アメリカの大学の教授陣に認められて、無償で留学ができることになった。しかしながら、「黒い三角定規」を抜けることにした彼女は裏切り者とされ、追われる立場となる。7さつめ「悪魔とポタージュスープ」で武藤に逮捕され、拘置所に拘留されている。9さつめ「恋人たちの必勝法」で再び逃走し、高木源一郎の犯行声明で再びテロ活動に加わったことが判明した。
森本洋一郎
病状が悪化したドクター・ピタゴラスに代わり、「黒い三角定規」のトップになった青年。通称「アドミラル・ガウス」。武藤の知り合いで、幼少期同じ農場で暮らしていた仲間。軍服を着込み、額には18の形の痣がある。数学専攻でドイツに留学していたが、帰国後数学教育の現場に憤慨し「黒い三角定規」に加盟する。キューティー・オイラー曰く、「私より優秀な人材」。農場にいた頃は、寡黙だが優しい人物であったが、アドミラルとして振る舞う彼は冷酷そのもので、殺人を平気で犯し、仲間を殺すことも厭わない。7さつめ「悪魔とポタージュスープ」にて彼の真の目的が明らかとなる。しかし8さつめで、その目的のために組織を利用したことに憤慨したドクター・ピタゴラスによって切り捨てられ、身柄を警察に引き渡される。
事件に関わる人々
作品全体で登場する人物
長谷川 千夏(はせがわ ちなつ)
渚のクラスメイトである女子中学生。ボーイッシュで健康的な容姿をしている。渚とは親友同士であり、「セチ」の愛称で呼ばれる。渚が愛用するピンクのシャープペンシルは彼女からのプレゼント。彼氏がいたが、人間関係のトラブルを気にして 別れた。得意な教科は美術史。柔道部に所属している。渚と親友なだけはあり、渚が言いたいことをすぐに理解したり、数学にもある程度理解力があったりする。
1さつめでは渚の話に出てくるだけだったが、2さつめ以降では実際に登場する。鋭い観察力で、事件解決に貢献することもしばしば。なお、6さつめ「パピルスよ、永遠に」で渚と喧嘩しているが、後日仲直りした。8さつめ「虚数じかけの夏みかん」では渚たちと私立赤煉瓦学園に挑戦している。
楡小路 ルイ(にれのこうじ ルイ)
斉木 スミレ(さいき すみれ)
その他
ミナミダ
収録作品
1さつめ
log10.『ぬり絵をやめさせる』
log100.『悪魔との約束』
log1000.『ちごうた計算』
log10000.『πレーツ・オブ・サガミワン』
2さつめ ふしぎの国の期末テスト
log10.『その処刑台、カラフル』
遺体が入っていた棺桶には六面全て白いルービックキューブも入っていた。棺桶とルービックキューブ、この2つを見てあることに気付いた瀬島は、渚を呼び出す。
log100.『麗しのルイ嬢』
・峰岸勇(みねぎしいさむ)ー峰岸マテリアルの社長。峰岸マテリアル=「ベッキー・ハット」
log1000.『割りきれなかった男』
log10000.『不思議の国のなぎさ』
3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学
log10.『クレタ島・嘘つき迷宮(ラビリンス)』
log100.『アイシテルの正弦』
log1000.『「プラトン立体城」殺人事件』
log10000.『武田斐三郎(たけだあやさぶろう)の街で』
3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理
ふえるま島の最終定理
シリーズ初の長編。
4さつめ 方程式は歌声に乗って
log10.『モンキィ・ホール・クイズショウ』
log100.『折る女たち』
log1000.『事情だらけの総合病院』
log10000.『オペラ座の未知数』
5さつめ 鳴くよウグイス、平面上
log10. 『遊星よりの問題X』
log100. 『鳩の巣が足りなくても』
log1000. 『パップス・ギュルダン荘の秘密』
log10000. 『京都、別れの二次関数』
6さつめ パピルスよ、永遠に
log10.『シスター・メルセンヌの記憶』
log100.『ナポレオンが見つけてくれた』
log1000.『集合と孤独のジュース』
log10000.『魂はピラミッドを彷徨えり』
7さつめ 悪魔とポタージュスープ
log10.『深夜マイナス1』
log100.『不可能彫刻の森』
log1000.『プレゼントにリボンをつけて』
log10000.『数学手本忠臣蔵』
8さつめ 虚数じかけの夏みかん
log10.『数の砂漠をはるばると』
log100.『高塚十兵衛最後の事件』
log1000.『回るヨコハマ捜査線(前編)』
log10000.『回るヨコハマ捜査線(後編)』
8と1/2さつめ つるかめ家の一族
つるかめ家の一族
黒い三角定規のカードが残された銀行爆破強盗事件の手がかりを求め、武藤は以前事件で関わった亀倉香奈と共に亀倉家へと向かう。
一方同じく亀倉家へ向かった渚と大山は山道で事故を起こしてしまい、車の中で気絶。目が覚めると、彼らは鶴ノ森家で天女として崇められていて・・・・・・!?
鶴と亀、そして方程式の呪いにまつわる、血塗られた事件が幕を開ける!
9さつめ 恋人たちの必勝法(マーチンゲール)
log10.『1を並べよ、並べよ1を』
log100.『私と彼氏の不等式』
log1000.『新宿恐竜大戦争』
log10000.『恋人たちの赤と黒』
作中に登場する数学に関する用語
全話共通
対数 - 各話の番号が「log10.(=1)」、「log100.(=2)」のように常用対数で表されている。
平方根 - 各話中の節の番号が「√4(=2)」、「√16(=4)」のように平方根であらわされている。(ちごうた計算、麗しのルイ嬢、不思議の国のなぎさ、ふえるま島の最終定理、オペラ座の未知数(「444.000Hz=ラ」、「444.000×(12乗根2)Hz=シ」)、京都、別れの二次関数(「x^2-2x+1(x=1)」、「x^2-4x+4(x=2)」)を除く)
1さつめ
定理・公式・数列など
四色定理(作中では「四色問題」と記述されている)
四則演算における「0」
三次方程式
カルダノの公式
立方完成
フィボナッチ数列
円周率
ビュフォンの針(ビュフォンの針に関する描写が見られる)
人物
レオナルド・フィボナッチ
ルドルフ・ファン・コーレン
アブラハム・シャープ
ストラスニツキー
ジョージ・リトワイズナー
ウィリアム・シャンクス(700桁以上の円周率の計算を行った19世紀イギリスの数学者。渚たちが食べているパイを作った店の名前として登場)
2さつめ ふしぎの国の期末テスト
定理・公式・数列など
階乗
累乗
指数
偏差値
進数
虚数単位
バーゼル問題
自然対数
積分
素因数分解
素数
人物
曽呂利新左衛門
レオンハルト・オイラー
ヨハン・ベルヌーイ
3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学
定理・公式・数列など
バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想
論理
パラドックス
エピメニデスのパラドックス(作中では「クレタ人のパラドックス」と記述されている)
アキレスと亀
無限等比級数
ロピタルの定理(作中では「ロピタル侯爵の定理」と記述されている)
ペル方程式
公倍数
合成数
特異点
三角関数
正弦
余弦
正接
半径
直角
トポロジー
プラトン立体(正多面体)
和算家
遺題継承
内角
外角
ねじれの位置
存在次元
植木算
黄金比
平方根
有理数
無理数
背理法
既約分数
Q.E.D.(Quod Erat Demonstrandum)
集合
部分集合
共通部分
空集合(作中では「φ(ファイ)」として登場している)
交換法則
アーベル群
自然対数
偶数
ベル数
カタラン数
矩形数
弧度法
多項式
ユークリッド幾何学
NP完全問題
トレミーの定理
シムソンの定理
偏微分方程式
人物
エピメニデス
ゼノン
プラトン
ピエール・ド・フェルマー
ルイス・フライ・リチャードソン
関孝和
吉田光由
ヨハネス・ケプラー
エミー・ネーター
3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理
定理・公式・数列など
指数
累乗
フェルマーの最終定理
不等式
無限大(∞)
双子素数
素数
フェルマー数
素因数分解
転倒数
偶置換
奇置換
パスカルの三角形
進数
10進法
二項定理
コンビネーション
楕円曲線
展開
方程式
三次方程式
五次方程式
代数
モジュラー形式
モーデル・ファルティングスの定理
クラインの壺
メビウスの輪
次元
二次元
三次元
四次元
未知数
直交座標系
群論
素数定理
円周率
球の体積
ディオファントス
無限降下法
自然数
背理法
確率
ラグランジュポイント
岩澤理論
整数論
人物
ピエール・ド・フェルマー
アンドリュー・ワイルズ
ジョン・ウォリス
ディオファントス
ニコラ・ブルバキ(フランスの若手の数学者集団のペンネーム)
アンドレ・ヴェイユ
ブレーズ・パスカル
ユークリッド
カール・フリードリヒ・ガウス
ニールス・アーベル
ルネ・デカルト
エヴァリスト・ガロア
ソフィ・ジェルマン
アルキメデス
岩沢健吉
谷山豊
志村五郎
4さつめ 方程式は歌声に乗って
定理・公式・数列など
モンティ・ホール問題
確率
ベイズの定理(作中では「ベイズの公式」と記述されている)
サンクトペテルブルクのパラドックス
位相空間
直角二等辺三角形
ローマ曲面
一次関数
離心率
放物線
ピタゴラス数(作中ではピタゴラス数の一つである「1:2:√3」が登場する)
アルゴリズム
表面積
展開図
四角数
バーゼル問題
四平方の定理
二次関数
積分
合同式
一次方程式
未知数
人物
モンティ・ホール
ヤーコプ・シュタイナー
ピエトロ・メンゴリ
レオンハルト・オイラー
ディオファントス
ジョゼフ=ルイ・ラグランジュ
5さつめ 鳴くよウグイス、平面上
定理・公式・数列など
トポロジー
魔方陣
バナッハ=タルスキーのパラドックス
鳩の巣原理
パップス=ギュルダンの定理
ゴールドバッハの予想
楕円
双曲線
放物線
円錐
円錐曲線
ベクトル
二次関数
判別式
格子点
座標
一次関数
接点
バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想
ブラック-ショールズ方程式
回転楕円体
人物
アルブレヒト・デューラー
ポール・エルデシュ
ペーター・グスタフ・ディリクレ
6さつめ パピルスよ、永遠に
定理・公式・数列など
完全数
メルセンヌ数
メルセンヌ素数
リュカ-レーマーテスト
約数
カレン数
カレン素数
人物
メルセンヌ
ジェームズ・カレン
フランク・ネルソン・コール
ロビンソン(ラファエル・M・ロビンソン)
カタルディ(ピエトロ・カタルディ)
7さつめ 悪魔とポタージュスープ
定理・公式・数列など
人物
8さつめ 虚数じかけの夏みかん
定理・公式・数列など
人物
既刊一覧
- 青柳碧人(著)・桐野壱(イラスト)、講談社〈講談社Birth、講談社文庫〉、既刊12巻(2023年9月15日現在)
巻数 | タイトル | レーベル | 第1刷発行日 | 発売日 | ISBN | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 浜村渚の計算ノート | 講談社Birth | 2009年7月21日 | 2009年7月23日 | 978-4-06-282804-8 | |
講談社文庫 | 2011年6月15日 | 2011年6月15日 | 978-4-06-276981-5 | 解説:竹内薫 | ||
2 | 浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト | 講談社Birth | 2010年7月21日 | 2010年7月20日 | 978-4-06-282824-6 | |
講談社文庫 | 2012年1月17日 | 2012年1月17日 | 978-4-06-277122-1 | 解説:柳田理科雄 | ||
3 | 浜村渚の計算ノート 3さつめ 浜村渚の水色コンパス | 講談社Birth | 2011年5月21日 | 2011年5月20日 | 978-4-06-282828-4 | 文庫版では改題 |
浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学 | 講談社文庫 | 2012年6月15日 | 2012年6月15日 | 978-4-06-277251-8 | 解説:木村美紀 | |
4 | 浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理 | 講談社文庫 | 2012年7月13日 | 2012年7月13日 | 978-4-06-277301-0 | 解説:はやみねかおる |
5 | 浜村渚の計算ノート 4さつめ 方程式は歌声に乗って | 講談社文庫 | 2013年4月12日 | 2013年4月12日 | 978-4-06-277491-8 | 解説:モトエ恵介 |
6 | 浜村渚の計算ノート 5さつめ 鳴くよウグイス、平面上 | 講談社文庫 | 2014年3月14日 | 2014年3月14日 | 978-4-06-277776-6 | 解説:結城浩 |
7 | 浜村渚の計算ノート 6さつめ パピルスよ、永遠に | 講談社文庫 | 2015年8月12日 | 2015年8月12日 | 978-4-06-293131-1 | 解説:鈴木治郎 |
8 | 浜村渚の計算ノート 7さつめ 悪魔とポタージュスープ | 講談社文庫 | 2017年2月15日 | 978-4-06-293606-4 | 解説:辻真先 | |
9 | 浜村渚の計算ノート 8さつめ 虚数じかけの夏みかん | 講談社文庫 | 2017年10月13日 | 978-4-06-293741-2 | 解説:日下三蔵 | |
10 | 浜村渚の計算ノート 8と1/2さつめ つるかめ家の一族 | 講談社文庫 | 2018年7月13日 | 978-4-06-512202-0 | 解説:周木律 | |
11 | 浜村渚の計算ノート 9さつめ 恋人たちの必勝法(マーチンゲール) | 講談社文庫 | 2019年4月16日 | 978-4-06-515538-7 | 解説:喜多喜久 | |
12 | 浜村渚の計算ノート 10さつめ ラ・ラ・ラ・ラマヌジャン | 講談社文庫 | 2023年9月15日 | 978-4065330951 | 解説:ソーラ(YouTuber) |
『青い鳥文庫』版
桐野壱による挿絵が豊富にあり、各話の最後にクイズ「青柳碧人先生からの挑戦状!」を掲載している。
巻数 | タイトル | 発売日 | ISBN | 収録話 |
---|---|---|---|---|
1 | 浜村渚の計算ノート(1) | 2019年9月14日 | 978-4-06-517337-4 | 『ぬり絵をやめさせる』 『悪魔との約束』 『ちごうた計算』 |
2 | 浜村渚の計算ノート(2) | 2019年10月12日 | 978-4-06-517453-1 | 『πレーツ・オブ・サガミワン』 『その処刑台、カラフル』 『麗しのルイ嬢』 |
漫画
モトエ恵介作画の漫画版が『月刊少年シリウス』(講談社)において、2013年7月号から2016年2月号まで連載され、その後は『水曜日のシリウス』に移籍して2016年2月3日から12月21日まで連載された。基本的に原作準拠だが、原作『2さつめ』の「その処刑台、カラフル」はカットされている。
- 青柳碧人(原作)・桐野壱(キャラクター原案)・モトエ恵介(作画) 『浜村渚の計算ノート』 講談社〈シリウスKC〉、全10巻
巻数 | タイトル | 収録話 | 第1刷発行日 | 発売日 | ISBN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 浜村渚の計算ノート(1) |
|
2013年11月8日 | 2013年11月8日 | 978-4-06-376423-9 |
2 | 浜村渚の計算ノート(2) |
|
2014年3月14日 | 2014年3月14日 | 978-4-06-376451-2 |
3 | 浜村渚の計算ノート(3) |
|
2014年7月9日 | 2014年7月9日 | 978-4-06-376479-6 |
4 | 浜村渚の計算ノート(4) |
|
2015年1月9日 | 2015年1月9日 | 978-4-06-376519-9 |
5 | 浜村渚の計算ノート(5) |
|
2015年4月9日 | 2015年4月9日 | 978-4-06-376539-7 |
6 | 浜村渚の計算ノート(6) |
|
2015年8月12日 | 2015年8月12日 | 978-4-06-376565-6 |
7 | 浜村渚の計算ノート(7) |
|
2016年1月8日 | 978-4-06-376597-7 | |
8 | 浜村渚の計算ノート(8) |
|
2016年6月9日 | 978-4-06-390629-5 | |
9 | 浜村渚の計算ノート(9) |
|
2016年10月7日 | 978-4-06-390653-0 | |
10 | 浜村渚の計算ノート(10) |
|
2017年3月9日 | 978-4-06-390681-3 |
ミュージカル
2021年
2021年12月27日から30日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、2022年1月6日から8日に東京・IMAホールを会場に、本作のミュージカルが公演された。主人公の浜村渚役はオーディションで選ばれ、ミュージカル「浜村渚の計算ノート」の公式YouTubeチャンネルではオーディションの裏側に密着した映像が配信されている。
キャスト(2021年)
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(produced by FOUND NATION) |
主人公
テロ組織 黒い三角定規
黒い三角定規・特別対策本部の刑事たち
浜村渚の同級生
テレビ月光関係者
モンキーダンサーズ/ジュラルミンボーイズ(機動隊)
(produced by FOUND NATION)
スタッフ(2021年)
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2023年
2023年8月26日・27日に福岡・キャナルシティ劇場、2023年9月1日から3日に大阪・森ノ宮ピロティホール、2023年9月9日・10日に愛知・ウインクあいち(愛知県産業労働センター)、2023年9月14日から18日に東京・サンシャイン劇場を会場に、公演が予定されている。主人公の浜村渚役は初演同様にオーディションで選ばれた。
キャスト(2023年)
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アンサンブルは割愛する。 |
アンサンブルは割愛する。