渇愛 (小説)
以下はWikipediaより引用
要約
『渇愛』(かつあい)は、丹羽文雄の小説。原作は新聞に連載された長編小説で、単行本は1974年に新潮社から出版された。本項目では、同作を原作としたテレビドラマについても記述する。
内容
高辻三重は高辻流茶道の家元。親子というよりは姉妹のような仲の一人娘・志紀子と暮らし、夫・九条清成は20年前に蒸発されている。志紀子も大会社の二代目社長・富士野龍作と結婚したものの、一年足らずで離婚して家へ戻ってきた身だった。その清成が北海道に居ることを志紀子から知らされ、名ばかりの妻の座から解放されたいと、清成に会いに北海道へ向かう。一方、そんな高辻家には千葉大学造園研究室に勤める造園家・吉見至が「この家の庭を造ってみたい」と現れ、造園作業に取り掛かる。三重を巡り、男たちの愛と欲、野望が交わり合うなどのその様を描いた物語。
テレビドラマ
テレビドラマは、1976年7月1日から同年9月30日までよみうりテレビ(制作)・日本テレビ系列の毎週木曜日21:00〜21:54の枠で放送。全14回。
キャスト
- 高辻三重:池内淳子
- 高辻志紀子:中田喜子
- 高辻きぬ:近松麗江
- 吉見至:細川俊之
- 吉見寛子:佐藤友美 - 至の妻
- 九条清成:田村高廣
- 九条通成:永井秀和 - 清成の息子
- 富士野龍作:有川博 - 志紀子の元夫、貿易会社の御曹司
- 江山浩一郎:藤堂博 - クラブのギター奏者
- 峯沢啓三:仲谷昇 - 染色工房オーナー
- 樋口信之:中山仁 - 雑誌編集長
- 田原信二:金井大 - 週刊誌のトップ屋
- 仁木:堀内正美 - 志紀子大学時代の親友
- 大道政敏:澤村宗之助 - 右翼の大物の人物
- 藤沢次郎:本郷あきら
- 源さん:中島元
- 月岡篤:金子信雄
- 永井智雄
- ナレーション:来宮良子
スタッフ
- 原作:丹羽文雄
- 脚本:山田信夫、重森孝子
- 音楽:坂田晃一
- 企画:三熊将照
- プロデューサー:荻野慶人
- 演出:鶴橋康夫
- 制作:よみうりテレビ
主題歌
- 『つぶやき』 歌:ソニア・ローザ (作詞:万里村ゆき子、作曲・編曲:坂田晃一)