潜水艦スーパー99
題材:潜水艦,
以下はWikipediaより引用
要約
『潜水艦スーパー99』(せんすいかんスーパーナインナイン)は、松本零士による漫画作品。単行本は全2巻。
ストーリー
沖博士と沖五郎は日本海溝調査のため、深海調査艇「くろしお」で潜航する。だが謎の組織ヘルメット党の工作員によって調査艇は故障させられており、生死不明になってしまった。しかし二人はヘルメット党の存在を予期しており、潜水艦スーパー99を秘密裏に建造。後事を次男のススムに託していた。事態を重く見た日本政府によって海上自衛隊から乗員が集められ、99とヘルメット党潜水艦隊との戦いが始まる。
「海賊海軍出現の巻」
南太平洋のランドロック島南方で、客船シーエンゼル号から「日本のイ号潜水艦に雷撃を受け、沈没」との緊急電が99に届く。現場へ急行する99の前に現れたのは、キャプテン・コッコ率いる海賊海軍であった。
「海底ピラミッド編」
マダガスカル島沖で船が頻繁に行方不明に。99は調査に訪れるが、謎の潜水艦ピラミッド号の襲撃と、鉄製の部品が腐蝕するという怪現象に見舞われる。
概要
松本零士(雑誌連載当時のペンネームは松本あきら)の海洋冒険漫画。沖博士が秘密裏に建造したスーパー潜水艦「99」(ナインナイン)と、世界征服を企むテロ組織「ヘルメット党」との戦いを描く。雑誌『冒険王』(秋田書店)において、1964年11月号から1965年12月号まで連載された。
当時、小沢さとるの漫画『サブマリン707』によって潜水艦による海洋冒険漫画のブームが起きており、編集部からいわゆる「二匹目のドジョウ」を狙う意向で連載を依頼された作品であるが、『707』が比較的、史実の戦記物に近い潜水艦漫画であるのに対し、本作はL動力エンジン他、現実に拘泥しないSF風味がかなり強い作風になっている(『707』も途中からはかなりSF要素が強くなっているが、本作ほどではない)。
本編の他に外伝として「海賊海軍出現の巻」と「海底ピラミッド編」が1965年発行の『冒険王』の「お正月大増刊号」と「夏休み大増刊号」に掲載された。「海底ピラミッド編」は朝日ソノラマのサンワイドコミックス『光速エスパー』に収録されている。この2編は劇中における時系列的にはヘルメット党との戦いの最中に行われたエピソードであり、本編とは無関係な番外編と呼べる作品だが、どちらも最終頁にて「さぁ、我々にはヘルメット党との戦いが待っている」と大山に語らせており、連載本編へ読者を誘う宣伝に近い内容となっている。
2003年には、本作を原作とするテレビアニメ化がなされている。
用語
ヘルメット党
党員は第三帝国陸軍風の軍服を着ている。潜水艦内でも士官はシンボル入りの大きな軍帽を被り、兵士はヘルメット党の名の通り、フリッツヘルメットを常に着用している。党員は数万人で国籍はさまざまだが、ヘチ曰く「ヘルメット党が新しい祖国」。
本部基地には人工的に強力な潮流を発生させ味方の潜水艦を急速に収容する施設(敵からは消えたように見える)がある。岩棚の両側に無数の魚雷発射管を備えた要塞施設もある。本部基地の自爆装置は水爆で、爆発すると放射能が海底高速水道を通して世界中に広まってしまう。
秘密室
自爆装置
海底高速水道
X-003
宣伝フィルム
地底海
地底海人ゼス
ヘチはゼス人を地上に連れ出すのに必要という名目で、自身の世界征服に協力させていた。統治機構は帝政で皇帝が元首。現皇帝陛下は争いより平和を求める性格らしく、ヘチの死後は交渉が始まることが示唆される。沖博士は、人間の祖先に当たる生物が地底海に入り込み、地上と地下で互いの存在を知らずに別々に進化したと仮説を立てた。ヘチがどういう経緯で彼等の存在を知ったのかは不明。また、ヘチ自身が外見を人間に偽装した地底海人であった可能性もある。
九九式ライフル
L動力機関(エルどうりょくきかん)
ランドロック島
鉄食い虫(てつくいむし)
海底ピラミッド
登場人物
99関係者
沖 ススム(おき ススム)
沖 五郎(おき ごろう)
沖 博士(おき はかせ)
古井(ふるい)
ヘルメット党
ルドルフ・ヘチ
ヘルメン
ワルター・フォン・モーゼル提督
ヘルメット党海軍潜水艦隊司令長官。ドイツ出身。第二次大戦からの歴戦の老潜水艦乗り。最初に完成したスーパー100の艦長に任ぜられる。誇り高く、したたかな性格。「勝利か、しからずんば死か。だが、間違ったことのためには戦わない」という主義を持つ。ヘチの背後に何者かがいると知ってからは、沖博士達の計略を見て見ぬふりをした。
党員からの人望も厚く、ヘルメット党本部で抵抗を続ける兵士達も彼の演説を聞いて戦闘を放棄した。本部降伏後は99に同乗。ヘチとの最終決戦後に「何も知らずヘチに従っていた自分が許せない」と愛銃で自決。第二次大戦から愛用していた拳銃ワルサーP38を唯一の肉親である弟に渡すようススムに頼んで事切れた。
クロイツ・H・ハイムマン
ヘルメット党日本支部長。諜報活動に従事していた。表向きは西ドイツのスピーケル新聞社の極東特派員。だが本物のハイムマンは一年前に事故で死亡しており偽名である。
最初は顔も名前も分からぬ謎のダイバーとして登場。なぜかたびたびススムと99の危機を救った。
アジトは沖海洋研究所から5キロ離れた変わった形の屋敷。その実体はMG42マシンガンなどで武装した要塞であり、堀川署長が警官隊を突入させても揺るぎもしなかった。ただし原因不明の津波でアジトは壊滅(後に国連軍の艦隊をヘルメット党が水爆で全滅させたのが原因と判明)。ススムに「ヘチの背後に本当の敵がいる」と告げ「私にはまだやらねばならないことがある」とアクアラングを装備して海中に飛び込んで別れた。
趣味でライフルを集めており、ススムが五郎から託された九九式ライフルを欲しがっていた。作中では誰よりも早くゼス人の存在に気付いていたらしく、ススムと99を助けたのもそのためらしい。実はモーゼル提督の弟。
ゼス人
地底海人。二人登場するがどちらも名は語られず、ヘルメット党の士官制服を身に着けていた。
一人は被弾した大型潜水艦の乗組員で、自艦内に発生したガスによる中毒で99艦内に収監され、その正体を暴かれた。後に99艦内で破壊工作を行うが、魚雷被弾の衝撃で死亡。
もう一人はゼス皇帝から派遣されていると思しき高級将校で、ヘチのU-13号に乗り組んでいた。しかし、ススムを地獄への道連れにU-13を99へ体当たりさせようとするヘチの狂気を見て「こんな残酷な戦いを皇帝陛下は望んでいない」とヘチに停戦を命令するが、逆上したヘチに撃たれる。死んだかと思われたがヘチを背後から銃撃して倒し、ススムにゼス皇帝の意思を伝えて逝った。
海賊海軍
アラブ連合
アラブ連合は「海底ピラミッド編」に登場する国。作中では「エジプトが独立してアラブ連合となった」と説明されている。首都はカイロ。
登場メカニック
潜水艦スーパー99
沖博士と沖五郎が秘密裏に建造した戦闘用潜水艦。名前は五郎が愛用する九九式ライフルにちなんでつけられた。司令塔には「SS-99」(SUBMARINE SUPER 99)と書かれている。くわしい能力は「ヘルメット党に知られると困るので秘密」とされている。最終決戦後、悪用を防ぐために解体される予定。
諸元(「戦闘によりヘルメット党に分かったもの」とされている)
全長 | 約120m |
---|---|
全幅 | 約16m |
排水量 | 約12500t |
水中速力 | 60ノット以上 |
水上速力 | 50ノット以上 |
武装 |
|
以下は作中で判明した装備など。
魚雷発射管
磁力吸着式時限魚雷
非常制動魚雷
錆落とし魚雷(仮)
対潜ミサイル
機雷投射機
連装ミサイルランチャー
爆雷
62式機関銃
L機関エンジン
最大潜航深度
放射能探知機
ソナー攪乱液
修理艇
対潜探知機
分離機能
ゴムボート
個人用飛行装置
ヘルメット党も同様な装備を有しており、本部の命を受けた工作員が背負い、沖研究所を調べるために使用している。
船体
スクリュー
ヘルメット党
ヘルメット党の潜水艦は本部のある日本海溝の底、1万メートル以上(U-13を見る限り、確実に2万メートル以上)まで潜航可能。
U-型潜水艦(ユーがた)
ヘルメット党の初期主力潜水艦。セイル左右にある水中抵抗が大きそうな大型のハエ叩き型レーダーアンテナと、艦首両舷にV-3号大型魚雷用の外装発射管を備えたシルエットが特徴。動力は原子力だが、原子燃料の燃えカスを海に捨てる構造(格納容器から使用済み核燃料を投棄するので、放射能探知機に反応する)で、大山は「海の無法者」と評した。塗装は漆黒で艦体にヘルメット党の党章と白い帯。司令塔に党章と「U-×××」と艦番号が入る。スクリューは2軸。
スーパー100の量産に当たって資材確保のためにスクラップにされた。残ったのはヘチ専用艦のU-13のみと思われる。
諸元(単行本のコラムより)
全長 | 85m |
---|---|
全幅 | 9.5m |
排水量 | 3750t |
水中速力 | 40ノット |
水上速力 | 25ノット以上 |
武装 |
(作中で使われなかった兵装もある) |
艦首に6門。描写はなかったが艦尾にも発射管がある。
V-3号専用。
(作中で使われなかった兵装もある)
以下は作中で判明した装備など。
磁気魚雷
V-3号
ミサイル発射管
対空ミサイル
特攻装置
U-0型潜水艦(ユーゼロがた)
特殊任務用の潜水艦。上甲板に小型潜航艇(水中スクーター)を多数搭載しており、これで敵地に工作員を潜入させる。魚雷などの武装については不明。スクリューは2軸。99の対潜ミサイルに撃沈された。
潜水艦スーパー100
沖博士と沖五郎がヘルメット党に協力するふりをして作った潜水艦。外見は安定翼の形状以外スーパー99と同じ。塗装はモーゼル提督専用艦が白(灰色?)だが、他は漆黒。U型と違って司令塔と艦体にはどの艦も「SS-100」と書かれている。艦体に巻いた帯とヘルメット党の党章が入るのはU型と同様。L機関を搭載しスーパー99の改良発展型とされているが、実際には機能が削られていたり自爆装置が仕掛けられていた。
最初の一隻がモーゼル提督の指揮でスーパー99を撃沈した(実は偽装)。その後は1000隻が大量生産され、U型に替わって主力潜水艦となった。これがヘルメット党壊滅のキッカケとなる。
魚雷
対潜ミサイル
対空ミサイル
連装ミサイルランチャー
時限爆発装置
魚雷
対潜ミサイル
対空ミサイル
連装ミサイルランチャー
時限爆発装置
魚雷
対潜ミサイル
対空ミサイル
連装ミサイルランチャー
時限爆発装置
魚雷
対潜ミサイル
対空ミサイル
連装ミサイルランチャー
時限爆発装置
魚雷
対潜ミサイル
対空ミサイル
連装ミサイルランチャー
時限爆発装置
魚雷
対潜ミサイル
対空ミサイル
連装ミサイルランチャー
時限爆発装置
魚雷
対潜ミサイル
対空ミサイル
連装ミサイルランチャー
時限爆発装置
魚雷
対潜ミサイル
対空ミサイル
連装ミサイルランチャー
時限爆発装置
潜水空母
全通式飛行甲板を有する超大型潜水艦。スクリューは2軸。司令塔は右舷に寄せられている。塗装は漆黒で艦体にヘルメット党の党章と白い帯があるのはU型と同じ。2隻が登場するがどちらも99に撃沈された。艦載ジェット攻撃機は水爆ミサイルを搭載できる。艦首に8門の魚雷発射管らしき物がある。動力源は不明。
防水ジェット機
ハイムマンのアジトにあったT尾翼のジェット機。機首に機銃発射口らしき物が6門あり、エンジンは双発らしい。アジトごと津波に飲み込まれたが、防水なので海に沈まなかった。ススムとハイムマンは一時休戦し、このジェット機をイカダの代わりにしてしばらく漂流した。
艦上攻撃機
潜水空母搭載の単発ジェット攻撃機。複座で主翼は折りたたみ式。99の雷撃前に1機だけ発艦した。翼下に水爆ミサイルを懸架している。進路上に戦闘機群を認めて目的であった東京爆撃を断念し、やけくそで99へ体当たりを敢行するが、モーゼル提督のスーパー100に撃墜された。
戦車
ヘルメット党本部に配置されている。外見はナチス系よりも、サスペンションなどからどちらかと言えばアメリカ系のデザインである。
ゼス
ゼス人の大型潜水艦
ゼス人が独自開発したと思われる潜水艦。X-003水路内で99と遭遇するので、深度2万メートル以上を航行可能な性能を誇る。量産されており、地底海ではU-13に指揮された同型艦が艦隊を組んで大量に登場する。99より大型だが動力などは不明。艦首に8門の魚雷発射管を装備。艦体はリベットが出っ張っており、ススムは「形はすごいのに作りは古くさい」と疑問を持った。艦体色は漆黒。マーキングなどは一切無い。
その他
くろしお
沖博士が開発したバチスカーフ。非武装だが照明弾ロケットを搭載している。U型潜水艦に襲われて行方不明になるが、後に海上で漂流しているのを発見される。しかし、艇内は無人で操縦席にヘルメット党の宣伝フィルムが残されているだけだった。
海竜丸
くろしおを運んだ海洋調査船。後甲板にクレーンがある。
おおなみ
海竜丸を護衛した船(海上自衛隊所属なのか海上保安庁所属なのかは不明)。
F-104 (戦闘機)
日本国のジェット戦闘機(作中では一貫して「航空自衛隊」という呼称が用いられず、本機も「F-104J」とは断定できない)。初登場時はU型から海竜丸へ向けて発射された魚雷群をバルカン砲で射撃するが、1本だけ破壊に失敗する(その魚雷はススムが九九式ライフルで狙撃)。後に哨戒飛行中にスーパー100の対空ミサイルを受けて撃墜されたり、水爆搭載攻撃機の進路上へ大編隊で現れて、攻撃機の東京爆撃を断念させた。
K-6(ケーシックス)
アメリス国のディーゼル式潜水艦。99を誘き出す餌としてヘルメット党に撃沈される。
アメリカ第八艦隊
世界最強と言われている艦隊。司令官はサーモスタット提督。旗艦は原子力空母プテラノドン(排水量98000トン、艦載機600機、海底攻撃用水爆ロケット50発を搭載)。第八艦隊を主力とする800隻の国連軍はヘルメット党本部攻撃におもむいたが、海底からの水爆ミサイル攻撃で消滅。爆発で津波が発生した。
海賊海軍出現の巻
イ号潜水艦
撃沈された旧日本海軍のイ号潜水艦をサルベージした海賊海軍の唯一の潜水艦。魚雷発射管は艦首に6門(艦尾は不明)。前甲板上に単装砲がある。旗艦的存在でキャプテン・コッコが指揮を執る。
シーエンゼル号
アメリカの客船。南太平洋上で海賊海軍に雷撃されて沈没した。
駆逐艦
イ号同様、大戦中の物をサルベージした海賊海軍の駆逐艦。ランドロック島の港に5隻停泊していたが、出撃前に99の雷撃で全艦撃沈されてしまった。
戦闘機
海賊海軍の航空戦力。やはり大戦中の物をサルベージした機体。機種は零式艦上戦闘機52型。P51ムスタングD。メッサーシュミットBf109E。
海底ピラミッド編
ピラミッド号
ミイラ博士が秘密裏に建造した原子力潜水艦。放射能探知機に反応した所から、ヘルメット党のU型潜水艦同様な「海の無法者」である。艦首に魚雷発射管10門を装備(外見から確認可能なのは8門だが、劇中では10本の魚雷が放たれている)。その船体は鉄食い虫が作った特殊合金で通常兵器では全く歯が立たなかったが、大山の機転で錆落とし魚雷を喰らって溶けてしまう。
ベレッタ号
イタリアの豪華客船。鉄食い虫のいる赤い海で遭難する。
マタドール号
スペイン船。ベレッタ号に先駆けて遭難した船。劇中では名前のみ登場。
ツタンカーメン号
アラブ連合が建造中の原子力潜水艦。劇中では名前のみ登場。
COIN機
ミイラ博士の配下が操るT尾翼の単発ジェット軽攻撃機。翼下へ対地ミサイル2発を懸架。研究所へサンプルを運ぶアラブ連合のジープを爆撃し、赤い水の証拠を隠滅した。
テレビアニメ『SUBMARINE SUPER 99』
2003年5月からCSスカイパーフェクTVにて放送された、『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』の松本零士が原作・総設定・監修を務めて描くテレビアニメ。監督は「紺碧の艦隊」の又野弘道、脚本・シリーズ構成は『ヤマト』『999』の藤川桂介。
深海を舞台にした海洋アクションながら、『ヤマト』や『999』に繋がるモチーフがある。エンディングでは宇宙を航行する99の姿も見られる。
OPおよびEDテーマを水木一郎、堀江美都子が担当している。
登場人物(テレビアニメ)
スーパー99
沖 進(おき すすむ)
本作の主人公。両親がなくなってから祖父と兄に育てられた。兄が行方知れずになってから自立し正義感に燃えるように。
沖 五郎(おき ごろう)
進の兄。
沖 重造(おき じゅうぞう)
沖兄弟の祖父。海洋学博士。
大山 築(おおやま きづく)
SS-99のの艦長。五郎の親友。
森木 深雪(もりき みゆき)
SS-99の分析士。第2話から登場。五郎と惹かれ合う。
田貫 虎吉(たぬき とらきち)
SS-99の機関長。
菊池
聴音手。
おばちゃん
海洋帝国
デスバードの他は海底人のため、名前は原作のゼス人にちなんで、必ず「ゼ・ス-」と入っている
ヘル・デスバード
ゼ・ストレート
ゼ・ストロネストロ
ゼ・ストロガー
ゼ・ストロン
クイーン・ゼ・ヴィオレシア
ガイ・ゼルバート
ボル・ロウ大佐
ヤーナ
マーノ
ドクター・レストア
スタッフ
- 原作・総設定・監修 - 松本零士「潜水艦スーパー99」
- 監督 - 又野弘道
- シリーズ構成・脚本 - 藤川桂介
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 嶋津郁雄
- メカニックデザイン - 板橋克己、原田吉朗
- 美術監督 - 土橋誠
- 色彩設定 - 吉田晴絵
- 撮影監督 - 久保和之
- 音響監督 - 早瀬博雪
- 音楽 - 溝淵新一郎
- プロデューサー - 土橋哲也、岡川晃基
- アニメーション制作 - ベガエンタテイメント
- 製作 - AT-X、テレビ東京、ポニーキャニオンエンタープライズ、ムービーテレビジョン、円谷映像、ベガエンタテイメント
主題歌
オープニングテーマ「セイリング 未来へ」
最終話ではエンディングテーマとして使用された。
エンディングテーマ「悲しみは天に還して」
各話リスト
話 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|
第1話 | 深海調査艇、消滅! | 又野弘道 | 嶋津郁雄 | |
第2話 | 超潜水艦、スクランブル! | しまづ聡行 | 三宅綱太郎 | はっとりますみ |
第3話 | 深度一万二千の死闘! | 小林三男 | 高橋昇 | |
第4話 | 我、奇襲に成功せり! | 佐久間信計 | 吉田俊司 | 工藤柾輝 |
第5話 | 若き戦士の挑戦! | 前田康成 | 白石道太 | 松崎一 |
第6話 | ホールドアップ! | 寺本幸代 | 若林淳 | |
第7話 | 罠! | しまづ聡行 | 三宅綱太郎 | 嶋津郁雄 |
第8話 | 皇帝即位宣言! | 小林三男 | 高橋昇 | |
第9話 | 名将の決断! | 吉田俊司 | はっとりますみ | |
第10話 | 海洋帝国爆破! | 所俊克 | 下田久人 | 乙幡忠志 |
第11話 | さらば、名将! | 寺本幸代 | 若林淳 | |
第12話 | 決戦! | 善聡一郎 | 三宅綱太郎 | 高橋昇 |
第13話 | 新しい海へ! | 又野弘道 | 吉田俊司 | 嶋津郁雄 |
関連書誌
漫画
- 松本零士 『潜水艦スーパー99』 秋田書店〈サンデーコミックス〉、全2巻
- 1970年3月10日発行
- 1972年10月25日発行
- 松本零士 『潜水艦スーパー99』 秋田書店〈秋田漫画文庫〉、全2巻
- 1992年3月1日発行、ISBN 978-4-2530-1522-6
- 1992年3月1日発行、ISBN 978-4-2530-1523-3
- 松本零士 『潜水艦スーパー99』 秋田書店〈秋田文庫〉、全1巻
- 2002年8月1日発行、ISBN 978-4-2531-7008-6
- 松本零士 『漂流3000万光年』 朝日ソノラマ〈サンコミックス〉、全1巻
- 昭和59年5月31日初版発行 ISBN 4-257-91793-8
世界観的に99の続編的要素を持つSF作品。青年になった沖ススムが登場し、99本編で沖博士が人類とゼスの進化を解説したコマを背景に「かつて偉大な文明を誇った地底海人ゼス」の存在が語られるシーンがある(このススムの台詞から、後年、ゼスは絶滅した模様である)。なお、ススムの住む塔状の海中住居には「99」の数字がマーキングされており、そのままロケットとしても機能する。
- 松本零士 『松本零士単行本未収録作品短編集』
月刊『少年チャンピオンRED』2015年3月号別冊付録。99の外伝2作の他に、主に松本あきら時代の漫画を4作品(『ブラック・0』『パイロット262』『ダイナモ7』『黄金の騎士』)掲載している。単行本未収録と銘打ってあるものの、「海底ピラミッド編」は前述の通り、単行本に収録されたことがある。
関連作品
- 『サブマリン707』
- 『青の6号』
- 『ふしぎの海のナディア』 - ガイナックス製作のテレビアニメ。本作を手本にした「世界中に伸びる海底トンネル」や、「L動力機関」などが登場する。