煙と蜜
以下はWikipediaより引用
要約
『煙と蜜』(けむりとみつ)は、長蔵ヒロコによる日本の漫画作品。『ハルタ』(KADOKAWA)にてVol.59(2018年11月15日発売)より連載中。
あらすじ
大正5年(1916年)の名古屋を舞台に12歳の少女・花塚姫子と30歳の軍人・土屋文治という18歳も歳の離れた許嫁の2人が織りなす恋物語。
登場人物
花塚 姫子(はなづか ひめこ)
土屋 文治(つちや ぶんじ)
本作のもう一人の主人公。姫子の許嫁。帝国陸軍名古屋第三師団歩兵第六連隊大隊700人を率いる少佐。祖父と父に日清・日露戦争の論功行賞として爵位が与えられたので、男爵の爵位を有する。かなりの高身長で目の下に濃い隈がある。敷島の愛煙家。味噌汁が好物。人相が悪いのを自覚しており、姫子に怖がられないように髪を伸ばしている。軍から支給された黒天号(こくてんごう)という馬を所有している。文治は正統派美形とは違う魅力的な男性を描きたいという気持ちからできたキャラクターであり、まだ姫子を恋愛対象と見てないが許婚として大切にしており、姫子が成長するにつれ姫子への思いや女性に対する考え方の変化をうまく描けたらと、作者は語っている。
花塚家の人々
花塚 瑞子(はなづか みずこ)
龍子(りゅうこ)
名古屋帝国陸軍第三師団歩兵第六連隊の人々
久原(くはら)
土屋家(文治の実家)
土屋兵治(つちや ひょうじ)
制作背景
ハルタVol.59(2018年11月15日発売)より連載開始。連載開始前に読み切りが、ハルタVol.30(2015年12月14日発売)の応募者全員サービスの冊子「U12 こどもフェローズ」に掲載された。ハルタVol.38(2016年10月15日発売)には、表紙を飾る読み切り作品として掲載された。
作画はすべてアナログで、長蔵と知り合って16年のアシスタントの2人で描かれている。長蔵本人が多く画に触ることで、まとまった空気感を出すことができているのかな、と語っている。
日本出版販売が主催する「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」では7位にランクインした。
長蔵のヘルニア治療のため、Vol.91(2022年2月14日発売)から休載していたが、Vol.98(2022年10月15日発売)より再開した。
書誌情報
- 長蔵ヒロコ『煙と蜜』KADOKAWA〈ハルタコミックス〉、既刊5巻(2023年12月15日現在)
- 2019年12月13日発売、ISBN 978-4-04-735789-1
- 2020年7月15日発売、ISBN 978-4-04-736102-7
- 2021年6月15日発売、ISBN 978-4-04-736616-9
- 2022年12月15日発売、ISBN 978-4-04-737169-9
- 2023年12月15日発売、ISBN 978-4-04-737628-1