牛人
以下はWikipediaより引用
要約
「牛人」(ぎゅうじん)は、中島敦の短編小説で、「古俗」と題された作品群の中の一遍。「盈虚」と共に1942年(昭和17年)『政界往来』昭和17年7月号(第13巻7号、昭和17年7月8日政界往来社発行 170~174ページ)に掲載された。同年11月、今日の問題社から刊行された単行本『南島譚』に収められている。
下書きや原稿は残されてはおらず、製作年代は不明である。
『春秋左氏伝』の昭公4年(紀元前538年)の記事をもとに書かれている(同様の内容は『韓非子』内儲説篇上七術にも見える)。
登場人物
備考
中島敦の代表作の一つである「弟子」は、「牛人」と同時代・同地域の作品であり、物語直後の魯で孔丘が仕官している。弟子作中にて、昭公が亡命先で死んだ事が書かれている。
参考文献
- 中島敦『中島敦全集2』ちくま文庫、1993年3月。ISBN 978-4480027528。
- 中島敦『山月記・李陵 他九篇』岩波文庫、1994年7月。ISBN 978-4003114513。