猫ラーメン
以下はWikipediaより引用
要約
『猫ラーメン』(ねこラーメン)は、そにしけんじの4コマ漫画、およびそのアニメ化作品である。『コミックブレイドMASAMUNE』(マッグガーデン)の休刊後『月刊コミックブレイド』に移籍。同誌にて連載していた「猫ラーメンの猫カレー」は、引き続き連載。本編の他、4コマではない「ショートコミックスペシャル」が併せて掲載されることが何度かあった。
『月刊コミックガーデン』2017年3月号から、タイトルを新たに『新装開店!猫ラーメン』にして連載が復活。同作は毎月30日更新でウェブコミックサイト『MAGCOMI』に遅れて無料公開されている。
またスピンオフ作品として、大将の過去を描いた「猫ラーメン物語 子猫のトーマス」が無料ウェブコミック誌『EDEN』(マッグガーデン)にて2011年7月22日より連載されていた。
あらすじ
サラリーマンの田中さんがある日入ったラーメン屋は、猫が作る「猫ラーメン」だった。人間語を話し「大将」と呼ばれる猫の店主と、田中さんとの珍妙なやりとりが展開される。
登場人物
主要人物
ウィリアム・トーマス・ジェファーソン3世
2月22日生まれのA型。東京下町出身。趣味はネット通販とテレビショッピング。猫(アメリカンショートヘア)。本名が長いため、「大将」と呼ばれることが多い。
モデルをやっていた父親と同じ道を歩むため、幼い頃からモデルをやっていたが、それが嫌になり飛び出す。その後、寿司職人や医者・教習所教官やスポーツ選手・作家などの職に就くも長続きすることはなかった。
路頭に迷っていたところ、あるラーメン屋の屋台の店主に一杯のラーメンをもらい、その恩からその屋台を手伝うようになる。その後、その味が認められ、屋台を譲り受けることとなる。
屋台時代は、野良犬にからまれたり、恋人と別れたり、ライバルと競いあうなどの経過の中、丸越デパートからの声がかかるほどまで腕を上げていく。その後、怪我をして動けない猫にラーメンを食べさせるために猫の舌にあった麺である猫麺を鈴木とともに作り上げる。12人くらい弟がいる。特注のソフトコンタクトレンズを使用しているが、第10話「自然」ではメガネ姿で登場している。
猫ラーメン関係者
2号店の人
榎 茂(えのき しげる)
徳井 健吾(とくい けんご)
大将の家族
ウィリアム・トーマス・ジェファーソン2世
大将のライバル
大将の知人
田中の知人
猫ラーメン
店主が猫という一風変わったラーメン屋。土日はブッフェ形式にしている(回転寿司のような回転ラーメン形式にしたこともある)。ネット通販やグッズ販売なども行っている。
メニュー
- 基本的に麺は、猫麺と呼ばれるものを使用している(普通の麺の中に鰹節と牛乳を煉り込んでいる)。なお、屋台時代は普通の麺を使用していた。
- 麺の太さは選べるようになっている(麺の固さや味の濃さなども選択できるようになっている)。
- 上に何か乗せるというサービスもある(一時期はトッピングも選べるようになっていた)。
- 300円プラスすると、サラダバーとスープバーを利用できる。
しょうゆラーメン
一時期は、ランチタイムにおにぎりをつけていたが、コーヒーをつけるサービスに変更された。
昆虫王者ヘラクレスしょうゆラーメン
1200円。おまけとしてラーメンカードがついてくる。
チャーシューメン
800円。
ちょい不良ラーメン
780円。ちょっと大人の味。
セルフラーメン
ハーフ&ハーフ
ジャンボラーメン
お土産ラーメン
ダイエットラーメン
カロリー0ラーメン
しおラーメン
みそラーメン
チキンラーメン
店主のまかないラーメン
店主のまかないラーメン2
冷やし中華
石焼きラーメン
味以外の種類
ラブラブラーメン
びっくりラーメン
ラーメンヒヨコ
お誕生日ラーメン
きつねうどん
コーヒー
世界のラーメンフェア
ドイツラーメン
イタリアラーメン
インドラーメン
セットメニュー・コースメニュー
半チャンラーメンセット
おトクなラーメンセット
Aコース
廃止メニュー
おにぎり
餃子
きつねラーメン
開発メニュー
開発途中で開発を断念したものも含まれている。
以下のほか、足湯ラーメンなども存在した。
ラーメン湯
激辛ラーメン
デザートラーメン
キシリトールラーメン
ラーメンパン
コーナー
2号店のように兼ねることはないが、たまに特別コーナーが設置されている。
みきり品コーナー
バリアフリーコーナー
動物ふれあいコーナー
レンタルスペース
スピリチュアルコーナー
スピリチュアルカウンセリングコーナー
スピリチュアル開運グッズコーナー。
スピリチュアルライブラリーコーナー
キッズコーナー
猫ラーメン2号店
猫ラーメンの2号店。
NEKO RAMEN
猫ラーメンHILLS
キャット・ビデオ
猫ラーメンアウトレット
ケータイショップ猫ラーメン
猫カレー
日本人は、ラーメンの4倍はカレーを食べているということで試しにやってみた店。猫ラーメンとは別の店舗で行っている。本業のあいまにやっている店なので、客がいても、かまわず本業に戻ることもある。ワッシーの実家がスポンサーになっている。
メニュー
ご飯のおかわりはプラス300円。福神漬けなどもついている(もやしやねぎなどの薬味もある)。辛さも選べるようになっている。カレーのおかわりはプラス600円
カレー
本格カレー
カツカレー
ジャンボカツカレー
タイ風グリーンカレー
カレーパン
猫ケーキ
猫カレーの店舗で、大将が一時的にはじめたケーキ屋。
猫カレーケーキ
田中の案でできたカレーケーキの店。
メニュー
カツカレーケーキ
ビーフカレーケーキ
テレビアニメ
ショートDEアニメ魂の中の短編アニメとして放送。1話2分30秒、全13話のFLASHアニメーション。各話ごとに新鋭のクリエイターを起用した競作となっており、それぞれの作家の個性が出た異なる作風となっている。第2弾として前作と同じ1話2分30秒、全13話のFLASHアニメーションとして『猫ラーメン〜俺の醤油味〜』が製作された。主題歌やキャストは前作と同じ。
2007年6月22日より、GyaOにおいて、毎週金曜に3話分(最終配信分のみ4話分)を配信した。また、8・9月に、AT-XのCM枠内で放送されている。2008年11月14日からはアニメ魂を放送していたBS朝日のブロスタ.TVの中で2話連続で放送。
声の出演
- 大将:中川里江
- 田中さん:山田敦史
- 新人バイト:岩崎匡浩
- しげさん:小嶋一成
スタッフ
- 原作:そにしけんじ(「コミックブレイドMASAMUNE」連載/マッグガーデン刊)
- プロデューサー:立石茂(マッグガーデン)、藤野裕子(同)、海瀬裕次(シンク)、草壁匠(同)
- 音響監督:菊池晃一
- 効果演出:スワラプロ
- 調整技術スタジオ:スリーエススタジオ
- 制作担当:森下絵里
- 音響制作:マルチックアイ
- 企画協力:飯田義弘(「コミックブレイドMASAMUNE」編集部)
- 監督・アニメーション制作:春日森春木(#1,#12)、小原藍(#2,#9)、森井ケンシロウ(#3,#10)、カギ(#4)、池ヶ谷愛、山崎頼子、他
- アニメーションプロデュース:株式会社シンク
- 製作:マッグガーデン
- 著作権表記:(C)そにしけんじ/マッグガーデン・猫ラーメン本舗
主題歌
「キミは大将!!」
実写映画
『猫ラーメン大将』(ねこラーメンたいしょう)として河崎実監督で制作され、関東地方では2008年11月29日公開、近畿地方では2009年4月4日公開。
主役の「大将」以下、猫役には操り人形の一種・ギニョールを使用している。大将(声)役の古谷徹とその父である将軍(声)役の加藤精三というキャスティングについては、『巨人の星』ファンである河崎実の意向が働いている(二人はアニメ『巨人の星』で親子役で共演している)。
2009年5月29日DVD(特別版・通常版)発売。
あらすじ(実写映画)
CMに引っ張りだこのスーパーキャットモデルであった父(ウィリアム・トーマス・ジェファーソン2世)の元で生まれ育った大将(ウィリアム・トーマス・ジェファーソン3世)は、当然のように父と同じ道を歩まされる。だが、父のスパルタ教育に耐えられなくなった大将は、ついに家出をしてしまう。その後は様々な職を転々とするもどれも続かず、終いには空腹に耐えかねて橋の上から身を投げ出して自殺しようとする。だが、そこで偶然通りかかったラーメン屋のおやじと出会い、その店のラーメンを食べさせてもらったことで大将はその美味さに感激し、心を入れ替えてそのおやじの店で修行に励むようになる。
やがて大将は日本一のラーメン屋目指して独立し、「猫ラーメン大将」という自分の店を構えるようになる。「猫が作るラーメン屋」としてマスコミにも取り上げられるなど評判となったが、ある日突如店のそばで同じく猫が作るラーメン屋「本家猫ラーメン将軍」が現れる。味の美味さ・パフォーマンスが話題となり、大将の店はみるみるお客を奪われる。そんなライバル店の店主は何と、かつてスーパーキャットモデルとしてもてはやされた、大将の父であった…。
暫くして、父の店は繁盛につぐ大繁盛、一方で大将の店は閑古鳥が鳴く、という状況に陥る。そんなある日、とあるテレビ局が「猫ラーメン対決」なる特番の企画を持ちかける。大将は自らの店を再び繁盛させるため、父を倒して存在感をアピールせねばならない。一方で父は息子に引導を渡そうと企む。こうして二人(?)の対決が始まる。
勝負の日まで一週間、大将は極上のラーメンを完成させるべく、全国を行脚して最高の食材をかき集めた。だが、それでも納得のいくラーメンができない。失意の大将の前に、かつての恩人・ラーメン屋のおやじが現れ、おやじは再び大将にラーメンを食べさせる。そのラーメンを食べた大将は気づいたのだった、自分が求めていたラーメンとは何か、を…。
そしていよいよ勝負の日がきた。大将は父に勝つことができるのであろうか…?
キャスト
- 大将=ウィリアム・トーマス・ジェファーソン3世(声):古谷徹
- 将軍=ウィリアム・トーマス・ジェファーソン2世(声):加藤精三
- 田中康一:加藤和樹
- ミキ:紗綾
- まりこ:長澤奈央
- ラーメン屋のおやじ:黒沢年雄
- 黒沢自身のセリフは少ないが、作中で自身のヒット曲「時には娼婦のように」の替え歌「時には醤油(味)のように」を熱唱する。
- 特番の司会者:なべやかん、黒木マリナ(カメオ出演)
- 特別出演:たま駅長、かりん、くりん
- 黒沢自身のセリフは少ないが、作中で自身のヒット曲「時には娼婦のように」の替え歌「時には醤油(味)のように」を熱唱する。
書誌情報等
単行本
マッグガーデンより「ブレイドコミックス」として刊行されている。
- 猫ラーメン
- 第1巻(2006年6月9日発売 2006年7月9日初版発行) ISBN 978-4-86127-279-0
- 第2巻(2007年5月10日発売 2007年6月10日初版発行) ISBN 978-4-86127-386-5
- 第3巻(2008年6月10日初版発行)ISBN 978-4-86127-502-9
- 第4巻(2009年11月25日初版発行)ISBN 978-4-86127-674-3
- 第5巻(2010年12月25日初版発行)ISBN 978-4-86127-795-5
- 第6巻(2012年5月25日初版発行)ISBN 978-4-86127-994-2
- 猫ラーメン物語 子猫のトーマス
- 2012年7月29日初版発行 ISBN 978-4-8000-0024-8
- 猫ラーメンSPECIAL
- (猫ラーメン 描き下ろし新作も収録した廉価版)
- 2007年12月10日初版発行 ISBN 978-4-8612-7463-3
- 猫ラーメン THE MOVIE 〜猫ラーメン番外編〜
- 2008年11月25日初版発行 ISBN 978-4-86127-554-8
- 第1巻(2006年6月9日発売 2006年7月9日初版発行) ISBN 978-4-86127-279-0
- 第2巻(2007年5月10日発売 2007年6月10日初版発行) ISBN 978-4-86127-386-5
- 第3巻(2008年6月10日初版発行)ISBN 978-4-86127-502-9
- 第4巻(2009年11月25日初版発行)ISBN 978-4-86127-674-3
- 第5巻(2010年12月25日初版発行)ISBN 978-4-86127-795-5
- 第6巻(2012年5月25日初版発行)ISBN 978-4-86127-994-2
- 2012年7月29日初版発行 ISBN 978-4-8000-0024-8
- (猫ラーメン 描き下ろし新作も収録した廉価版)
- 2007年12月10日初版発行 ISBN 978-4-8612-7463-3
- 2008年11月25日初版発行 ISBN 978-4-86127-554-8
猫探偵
『猫ラーメン』の連載が終了した後の2012年7月号から2014年4月号まで連載された動物ミステリー漫画。現在2冊出ている。