獄丁ヒグマ
ジャンル:ダーク・ファンタジー,
以下はWikipediaより引用
要約
『獄丁ヒグマ』(ごくていヒグマ)は、帆上夏希による日本の漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)2019年3号から2019年24号まで連載。
同作品のプロトタイプ版として『ジャンプクロス』(同社)にて読切が掲載、『ジャンプGIGA』(同社)にて連載されていた『火久摩の手』がある。プロトタイプ版は単巻で単行本化されている。プロトタイプ版には火車丸というキャラがいた。
ストーリー
無意識のうちに他人のものを盗んでしまう少女・来峰アヤハは“お祓い”をしてもらおうと淵見寺を訪れた。そこへ向かうバスの途中で「席を譲れ」と少年に言うサラリーマンへ注意し、その少年を助け出す。その少年こそ寺の住職の曾孫・篝手ヒグマ。彼はアヤハを寺の中へ招き入れ、アヤハに憑いていた"亡者"・"魑魅"を退治し、アヤハを家に帰す。家に帰ったアヤハを待っていたのは彼女の兄だった。兄は数か月前から豹変し、規律という言葉で家族の行動をコントロールするようになっていた。そこでアヤハは兄が亡者に憑かれているのではと考え問う。その通り亡者に憑かれていた彼女の兄は、アヤハを襲う。そこへヒグマが駆けつけ、アヤハの兄に憑いている亡者が“知性”と“異能”と名前を持つ上位の亡者“黒縄墨手”だと分かるとヒグマの姿が変わり、亡者を取り締まる"獄卒人"だということも明らかになり黒縄墨手を退治する。
登場人物
主要人物
篝手 ヒグマ(かがりて ヒグマ)
本作の主人公。16歳。淵見寺の住職の曾孫で400年前から亡者を捕まえて地獄に送り返す仕事を任された一族の少年で獄卒人。普段は温厚で、小さなことで揉めるのも苦手な性格。またものぐさな面もあり、家ではザイジュに身の回りの世話をさせるのが日常茶飯事。仕事に対しては真摯で亡者と対峙するときは、強い怒りを見せ容赦がないが亡者の地獄に対する恐怖と苦しみに理解を示したり、生者も亡者も命の価値は同じと考えていたりと非情になりきれない部分もある。
本心では、獄卒人の仕事を嫌っておりどんな悪人でも笑って許せたらと思う一方そのような考えは、実際にうまくいかないことについてジレンマを抱えている。6年前、アズマの獄卒人の仕事を見学したばかりのころは、テレビで残酷なニュースやスポーツを見るのも嫌ったり上級生に絡まれても一切抵抗しないなど極端に荒事や勝負事を嫌厭してしまうほど。
来峰 アヤハ(くるみね アヤハ)
獄卒人関係者
篝手 アズマ(かがりて アズマ)
篝手 ハルマ(かがりて ハルマ)
地獄
亡者
灼沸赤銅(しゃくふつあかがね)
その他の人物
アヤハの兄
用語
亡者
亡者に憑かれた者は肉体を乗っ取られて人が変わったような行動をとる(大半は悪事に手を染める)。
獄卒人
400年篝手一族の祖先が翁の脱走を幇助してしまったためその尻拭いでもあり罰で現世中に散った数多の亡者全てを捕縛することが仕事。もし逃げれば死後地獄行きという罰を受けることになっている。
分霊者
ザイジュ
命寿
担当編集者
- 初代: 田口光(連載を通して)
書誌情報
帆上夏希 集英社〈ジャンプコミックス〉
- 『火久摩の手』 全1巻
- 2017年12月4日発売、ISBN 978-4-08-881432-2
- 『獄丁ヒグマ』 、全3巻
- 「現の獄卒」 2019年4月4日発売、ISBN 978-4-08-881826-9
- 「月夜」 2019年6月4日発売、ISBN 978-4-08-881869-6
- 「決意の記録」 2019年8月2日発売、ISBN 978-4-08-882046-0