甘くない彼らの日常は。
以下はWikipediaより引用
要約
『甘くない彼らの日常は。』(あまくないかれらのにちじょうは)は、野切耀子による日本の漫画作品。『デザート』(講談社)にて、2019年3月号より2021年11月号まで連載された。最終回を迎えた後、同誌2022年1月号にて雪之丞がメインの番外編を、同誌2022年11月号にも動物園を舞台としたショート番外編を掲載。
あらすじ
主人公・七海緑は高校生活1日目に財布を落とした。そこで男子生徒に拾われ、中身をネコババされそうになったところを一条礼に取り返して貰うが、礼を言いそびれてしまう。そのまま一条達が停学になったと聞き、居酒屋でのアルバイト後にそのことについて考えながら繁華街を歩いていたところを理事長に見つかってしまう。アルバイト禁止の学校であることを指摘されたが、家庭環境を考えると自宅謹慎と特待の取り消しという処分は酷だという理助長の温情で、代替案を用意される。それは停学が明けても休んだままである一条、家入、五嶋を学校に連れ戻す、というものだった。特待の取り消しを免れ、学校公認の働き口を紹介して貰えるのは得でしかないと考えた緑は、引き受けることにする。緑は3人を説得をするが、一条から金を渡すからもう来ないで欲しいと言われ、正論だが喧嘩腰で言い返してしまう。第一印象と異なり、一条に対してがっかりした緑だったが、門前払いされても説得を続けていた。五嶋に3人が学校に行かない理由を聞き、見事解決したことによって、無事登校するようになる。一件落着のように考えていた緑だが、理事長から「学校に連れ戻す」とは「卒業まで導くこと」だと言われ、頑張る決意をするのだった。
理事長からの通達により、緑は3人のお世話係となる。一条にされた優しさを返したい、支えたいと考える緑だが、「そういうのは必要ない」と家入に一刀両断される。家入の牽制により一条からどう思われているのか怖くなった緑は3人を避けたが、考えた結果、一条を好きだと自覚をする。家入に負けないと考えていたが、彼に一条に近付く邪魔をされる。宿泊研修で家入から「嫌い」と言われた緑だが、初めて彼とちゃんと話せた気がしたのだった。
家入に緑のことが好きなのかと訊かれ、意識をする五嶋。一条と少しずつ距離を縮め、ますます好きになっていく緑だが、五嶋と楽しそうに話しているところを目撃した一条に避けられ、八つ当たりをされるがうやむやになる。 緑が一条を好きだと知る五嶋は、一条を後押しするのだった。いい雰囲気になった緑は一条に告白をするが、「ありがとう」「嬉しい」と笑顔で言われ終わる。それを聞いていた家入は、緑に一条の家の話をし、やめておくよう忠告をする。緑は一条の家の問題があっても好きでいることをやめない、諦めたくないと考える。
登場人物
主要人物
七海 緑()
一条 礼()
家入 雪之丞()
一条の関係者など
書誌情報
- 野切耀子『甘くない彼らの日常は。』講談社〈KCデザート〉、全7巻
- 2019年6月13日発売、ISBN 978-4-06-516036-7
- 2019年11月13日発売、ISBN 978-4-06-517612-2
- 2020年4月13日発売、ISBN 978-4-06-519405-8
- 2020年9月11日発売、ISBN 978-4-06-520793-2
- 2021年2月12日発売、ISBN 978-4-06-522316-1
- 2021年7月13日発売、ISBN 978-4-06-523903-2
- 2022年1月13日発売、ISBN 978-4-06-526542-0