生徒会にも穴はある!
以下はWikipediaより引用
要約
『生徒会にも穴はある!』(せいとかいにもあなはある)は、むちまろによる日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、2022年22・23合併号より連載されている。学校の生徒会を舞台にした作品である。ほぼ一話完結のショート4コマ漫画。2023年10月時点で累計部数が70万部を突破している。
沿革
2022年4月27日発売の『週刊少年マガジン』2022年22・23合併号より連載を開始。連載開始時には氏家ト全が本作への応援メッセージを寄せている。同年9月14日発売の同誌42号にて、本作の単行本第1巻を発売した企画を展開。描きおろしの4コマが10本掲載され、大暮維人、五十嵐正邦、クール教信者、丈、ちょぼらうにょぽみ、名島啓二、ナナシ、ニャロメロン、nanco、fu-taが漫画を執筆。同年10月、同誌にて「めざせNo.1ヒロイン! 週マガラブコメヒロイン総選挙」の企画を実施。本作は陸奥こまろがトップ7入りを果たす。後に東京メトロの護国寺駅周辺にて、陸奥を含む7人の特製広告が展開された。
2023年1月11日発売の同誌6号では、noncoの『カナン様はあくまでチョロい』第2巻の発売を記念した企画が展開され、本作も参加し、同作とコラボレートを果たす。同年8月9日発売の同誌36・37合併号では、本作の単行本第4巻の発売を記念した企画を展開。石見やそや、ヴァニラ、鹿成トクサク&無敵ソーダ、かにかま、きゃた、澤田コウ、西義之、福地カミオ、まぜたま、ろんなが本作の登場人物を題材とした描きおろし4コマ漫画を執筆。同号では本作とにゃんにゃんファクトリーの『ヤニねこ』とのコラボレート漫画も掲載。同作とのコラボレート漫画は、『週刊少年マガジン』36・37合併号にも別の話を掲載。
同年8月31日に発表された「次にくるマンガ大賞 2023」コミックス部門で1位を獲得。
登場人物
作風
ライターの古林恭によると、キャラクターによるドタバタ劇は単純な構造ではなく、コメディ回の後にシリアスな話が挿入されるなど、「背景が描かれることで、登場人物の生々しさや奥行きが増してくる」作品となっている。ラブコメが本作において大きな要素となっている。古林は本作について、登場人物による笑い、シリアスな背景、ラブコメが「ショートマンガであるぶん、煮詰まって濃くなっているのかもしれない」と評している。
制作背景
作者のむちまろは、前作の『世が夜なら!』の執筆時には、ネームを完成させられないことにより原稿を仕上げるペースに苦労していた。しかし担当編集者のひらつかから「もっと編集者を頼っていい」と言われたことがきっかけで、面白くないネームでも提出し、担当と相談しながら作品作りを行うようになり、本作は安定して連載を行っている。
書誌情報
- むちまろ『生徒会にも穴はある!』講談社〈KCデラックス〉、既刊5巻(2023年11月16日現在)
- 2022年9月16日発売、ISBN 978-4-06-529086-6
- 2022年12月16日発売、ISBN 978-4-06-529991-3
- 2023年4月17日発売、ISBN 978-4-06-531235-3
- 2023年8月17日発売、ISBN 978-4-06-532610-7
- 2023年11月16日発売、ISBN 978-4-06-533514-7