異変街道
以下はWikipediaより引用
要約
『異変街道』(いへんかいどう)は、松本清張の長編時代小説。『週刊現代』に連載され(1960年10月23日号 - 1961年12月24日号、連載時の挿絵は岩田専太郎)、1986年4月に講談社ノベルスから刊行された。江戸幕府直轄の地・甲斐国を主な舞台に、甲州の隠された歴史と欲望の交差が招いた策謀を描く時代長編。
1993年にテレビドラマ化されている。
あらすじ
旗本・三浦銀之助のもとに奇怪な話が伝えられた。両国の水茶屋の亭主が、甲州・七面山の山中で、銀之助の親友・鈴木栄吾に遭遇したという。甲府勤番に役替となった栄吾は、通告によれば、十日前に死んだとのことであったが…。 直接亭主に会おうとした銀之助だったが、亭主はすでに何者かによって殺害されていた。他方、岡っ引の常吉は、子分と共に事件の調査に乗り出す。 銀之助は、栄吾が小梅にある社「青日明神」を信仰していたことを知るが、その社は「釘〆ニ閂」の神紋や金槌の図柄の絵馬という変わった特徴を持っていた。 真相究明のため、銀之助は甲州街道を西へ向かう。事件探索への黒い圧力に突き当たった常吉も、そして栄吾を慕う女性も続いて甲州へ後を追う。 甲州の隠れ里へ足を運ぶ銀之助に接近する謎の暗躍者。出現する第二・第三の死体。甲斐の歴史に導かれた策謀事件の顛末は…。
主な登場人物
- 原作における設定を記述。歴史的人物の実際に関してはリンク先を参照。
テレビドラマ
「松本清張の異変街道」。1993年10月29日、フジテレビ系列の「金曜エンタテイメント」枠(21:02-22:52)にて放映。当初は1993年10月13日放映予定であったが延期され、同枠での放映となった。サブタイトル「江戸と甲州を結ぶ欲望の点と線!金をめぐる大陰謀」。視聴率16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
キャスト
- 三浦銀之助:古谷一行
- お蔦:藤真利子
- 隠居:丹波哲郎
- 鈴木栄吾:近藤正臣
- 薬研堀の常吉:蟹江敬三
- 河村百介:火野正平
- 幸江:森口瑤子
- 松波筑後守:神山繁
- 山根伯耆守:綿引勝彦
- 杉浦治郎作:織本順吉
- 平作:河原崎建三
- 与四郎:長谷川明男
- 弥助:浜田晃
- 甚兵衛:三谷昇
- 花屋利助:沼田爆
- 虎谷伊織:内田勝正
- 庄太:赤塚真人
- お文:上野めぐみ
- 神官:高峰圭二
- 留造:嵯峨周平
- 山岡:崎津隆介
- 勘助:岩尾正隆
- 三蔵:小船秋夫
- 嘉助:小林正希
- 先棒:木谷邦臣
- 後棒:青木哲也
- 水茶屋の女:上田こずえ
- 水茶屋の女:鈴川法子
- 水茶屋の客:疋田泰盛
- 屋台の女:田辺ひとみ
- 下手人:吉田浩之
- 植木屋の職人:塩川建二
スタッフ
- 企画:能村庸一(フジテレビ)、林悦子(霧企画)
- プロデューサー:佐生哲雄、松下千秋
- 脚本:野上龍雄
- 監督:齋藤光正
- 音楽:佐藤勝
- 撮影:伊佐山巌
撮影助手:江原祥二、後藤善昭
- 照明:中島利男
- 美術:倉橋利韶、犬塚進
- 録音:広瀬浩一
- 編集:園井弘一
- 調音:鈴木信一
- 記録:野崎八重子
- 助監督:加島幹也、山下智彦、土居正和
- 殺陣:谷明憲
- ビデオ編集:キッズカンパニー
- 現像・テレシネ:IMAGICA
- ロケ協力:大覚寺、みろくの里、身延山久遠寺、身延山ロープウェイ
- 制作協力:京都映画(現:松竹京都撮影所)
- 制作:フジテレビ、霧企画
フジテレビ系列 金曜エンタテイメント | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ざけんなヨ!!5
(1993.10.22) |
松本清張の異変街道
(1993.10.29) |
松本清張原作のテレビドラマ一覧(放送順)