白竜 (漫画)
漫画:白竜
原作・原案など:天王寺大,
作画:渡辺みちお,
出版社:日本文芸社,
掲載誌:漫画ゴラクネクスター,
レーベル:ニチブンコミックス,
発表期間:1996年9月 - 2007年12月26日,
巻数:全21巻,
漫画:白竜LEGEND
原作・原案など:天王寺大,
作画:渡辺みちお,
出版社:日本文芸社,
掲載誌:週刊漫画ゴラク,
レーベル:ニチブンコミックス,
発表期間:2007年12月28日 - 2016年9月30日,
巻数:全46巻原子力マフィア編 上下巻,
漫画:白竜HADOU
原作・原案など:天王寺大,
作画:渡辺みちお,
出版社:日本文芸社,
掲載誌:週刊漫画ゴラク,
レーベル:ニチブンコミックス,
発表期間:2016年10月21日 -,
巻数:既刊36巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『白竜』(はくりゅう)は、原作:天王寺大、作画:渡辺みちおによる日本の漫画、またそれを原作とするオリジナルビデオ。1996年から『漫画ゴラクネクスター』(日本文芸社)にて連載が開始されたが、その後同誌が休刊となったため、『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)に移動し連載された。その後舞台を渋谷から六本木に移し、直接の続編『白竜LEGEND』(はくりゅうレジェンド)として連載された。2016年からはさらなる続編『白竜HADOU』(はくりゅうハドウ)が連載中である。
概要
構成員わずか約40人の黒須組を率いる若頭・白竜こと白川竜也を主人公としたヤクザ漫画で、もっぱら黒須組のシノギとそれに絡んだ他組織・企業との抗争を描く。エピソードの中には現代社会の事件を素材にした話(西都鉄道編、医療ミス隠蔽編、オリオン編、原子力マフィア編等)も存在する。話数カウントは「暴力の○」(『LEGEND』でも同様)。
単行本は『白竜』全21巻、『白竜LEGEND』全46巻、『白竜HADOU』既刊35巻。このほか、連載を中断した「原子力マフィア編」が『白竜LEGEND原子力マフィア編』として、上下巻の別編として刊行されている。「大相撲野球賭博編」など、現実で問題になるより先に題材として取り上げることが近年は多い。
原子力マフィア編の中断・再開
2011年2月より連載中であった「原子力マフィア編」は、同年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に関連して発生した福島第一原子力発電所事故における状況・および被害状況の深刻さに配慮されたことにより、3月18日発売の4月1日号の掲載をもって中断し、連載は次のエピソードに移行した。中断された章の最後の回は雑誌が既に印刷されていたため差し替えが間に合わず、地震による事故後の掲載となった。2013年8月23日発売の同年9月12日号より中断された回から再開されたが、その結末は震災が関わる内容となっている。
登場人物
黒須組
渋谷を拠点とする独立系組織。元は練馬の組織で組の規模は40人ほど。『LEGEND』では六本木に進出している。 判明しているものは年齢も記載するが、作中での時間経過の状況は不明。
白川 竜也(しらかわ たつや)
本作の主人公。通称白竜。暴力団黒須組の若頭。一時期組長代行だったが現在は若頭に戻っている。常に冷静沈着で、ほとんど感情を表に出さない。年齢は判明していないが30過ぎとされている。頭の切れる人物であり組の勢力拡大のためなら非情な手段も取るが、一方で組員たちとは家族同然の強い信頼関係にある。 その行動から他のヤクザには恐れられるものの子供好きを思わせる一面もあり、知り合った子供のために示談で得た金を全額渡す、園児のために保育園を利益度外視で豪華に改装するなどしている。都内の一流大学法学部出身で特に法律に精通している。同窓生には役人からヤクザまで居るという。大学時代以降の詳しい経緯は明らかにされていないが、黒須組が練馬区で旗揚げする以前、黒須がタイで活動していた頃から行動を共にしており、ヤクザにならず大学に行くよう指示したのも黒須だった。黒須組長が衆議院選挙に出馬した際、2代目組長に就任するよう黒須より要請されるが、「オヤジさんが戻ってくる場所はいつでも空けておく」と言って組長就任を固辞し、しばらくは組長代行の座についていた。哲学からクラシック音楽、美術などにも造詣が深く、時にそれらをシノギの手段ともする。初期は事務所でゲーム機で遊んでいる姿も見られたが、現在は新聞を読んでいることが多い。女性に対しては淡白な一面、あるいは弱い一面がある。
「LEGEND」の最終エピソードである「地の果て海の始まり」編で、その出自がタイであり、生まれの名が「リュウ」であったことが明かされる。日本人のような容姿の自分の出自に疑問を抱いていたが、同郷の少女メーオのトラブルに関わり故郷を離れ、バンコクで黒須と出会い、メーオを追って来日。自分が通信会社「サイバー・バンク」創業者の狩場曜一郎の子であり、日本人女性の卵子を使いタイの代理母に産ませた子だったことを知る。
なおタイでの事件で名目上「リュウ・シンラット」は死亡しており、不正な手段で取得した日本人としての戸籍上の本名は「野沢義男」。「白川竜也」も黒須が与えた通称名である。
黒須 勘助(くろす かんすけ)
黒須組組長、48歳。白竜に絶対の信頼を置き、侠気あふれる人物ではあるが一方で女好き。他組織との抗争中に組事務所を抜け出して呑みに出かけたり、色情狂な愛人の行動を組員に見張らせるなど、自分の気分や都合を優先して空気を読まない部分もあるが、白竜曰く「人を惹きつける才能がある」とのことで多くの人間から慕われている。高所恐怖症。かつて妻を覚醒剤で亡くしたことから、組内では薬物を扱うことは禁じている。この禁を自ら破ったことの顛末が本作の最初のエピソードであり、これ以降は薬物の禁止体制を継続している。 知り合いからある政治家の資金集めパーティのチケットを購入して出席したが、その席で面子を潰された事に怒りを覚え、衆議院選挙に出馬しその政治家を落として自分が国会議員となり、しばらくは組長を退き議員を務めている。器が大きいため、多くの人から慕われ頼られる事も多い。格闘には弱く見えるが、チンピラ程度なら束になってもかなわないほどの強さをもっている。また、銀座のホステスに挑発された際に本気で店の酒を飲み干そうとしたり、スポーツマンでもある剛野とのサウナ対決では意識を失いながらも1時間以上も耐え抜いて勝利するなど凄まじい根性の持ち主。
黒須組を立ち上げる前は大手組織の系列の組で若頭を務めていたが、自身の親分に愛想が尽き、独立するために一攫千金を狙ってバンコクへやってきた。そこで日本人用の裏カジノを始めようと考えるもその資金を光村に騙し取られる。しかし、成り行きで買ったサーイがきっかけでリュウ(白竜)と接触し、協力関係となる。彼の度胸や頭の回転を高く評価し、白い肌の持ち主だったリュウを「まるで『白竜』だな」と評した。リュウの悲惨な過去を知って涙を流し、残ったわずかの資金でカジノを開業し、店が軌道に乗ったことをリュウに感謝しつつメーオを買い戻すための金を渡した。リュウが冤罪で逮捕された際には彼を救い出そうと手を尽くし、強い信頼を見せた。その後は日本に戻ってリュウと共に練馬で黒須組を立ち上げ、表向きは死亡した彼に日本での戸籍と「白川竜也」という通り名を与えた。
田代 輝人(たしろ てるひと)
佐田安啓二(さだやす けいじ)
若菜ケンジ(わかな けんじ)
畠田 利夫(はただ としお)
黒須組の新入り組員として登場。28歳。3年前まで大手製薬会社「世界製薬」に勤務していたが、新薬開発の名目で行われた人体実験の餌食となり退職した過去を持っていた。 気弱な性格で、学生相手に怖気づく姿を弟分の鮫川に目撃され馬鹿にされることもあったが、白竜から与えられた試練を乗り越え一人前の極道として成長する。 偶然立ち寄った小料理屋「菜の花」の女将・美佐子と恋仲になり結婚。小料理屋を営むカタギとなり、黒須組を抜けた。
『番外編』でも登場し、美佐子がいながらフィリピン人のホステス・ジェニーに浮気をしていた。彼女の借金返済のために極星会と揉め、店を畳もうとするも白竜のお陰で解決した。事件後は美佐子を大切にするように白竜から説教され、心を入れ替えた。
鮫川 順也(さめかわ じゅんや)
黒須組組員。20歳。ヨシキと対立した暴走族のリーダーとして登場。白竜との対決に破れたのち、勝手に組員として参加するようになった。組内では「サメ」と愛称で呼ばせている。兄貴分の利夫の臆病さを馬鹿にしつつも、彼がみかじめ料の揉め事の件で荒巻組に話をつけに行くよう白竜から命じられた際には心配して同行を申し出るなどもしている。
黒須組の若手の中でも凶暴な性格で知られるが、女手ひとつで育ててくれた母親を慕い、旅行に毎年欠かさず連れて行く親思いの一面を持つ。しかしそれ故に、黒須組の壊滅を目論む警察に母親を人質にするかのような脅しの標的とされたこともある。後に医療ミスが原因で母親を亡くしたが、復讐のために破門を願い出たサメに対し白竜がただ殺して終わるだけの復讐を止める代わりに、その事実を元に病院を脅して清掃業者を入れさせ、その会社をサメに任せている。
初登場時は他人を痛めつけたり逆に殺されそうになった時に快感を感じる変態的な一面を持っており周りからは引かれていたが、黒須組加入後は前述の一面はあまり見られなくなった代わりに組員達の股間を触るなど男色の気があることを窺わせた。また、黒須に殴られて泣き出すなどコミカルに描かれることもある(次第にこれらの面は見えなくなった)。
ヒロシ
黒須組組員。組員の多くが逮捕された際に、残っていた新入りとして登場。しばらく白竜と共に行動していたことで立場を強め、以後主要メンバーと肩を並べるようになる。その際、他組員たちとのトラブルでゲイであることが発覚した。剛野がゲイであると予想し篭絡を目論むが失敗、怒りを覚えた剛野に発砲され拘束されたが、白竜の交渉により救出された。腕は確かで、凶暴な一面もあり、ゲイである事を馬鹿にした一般人に暴力をふるい、ケンジに「最強のゲイ」と言わしめた。当初はゲイであることを隠していたのか口調も普通だったが、いつの間にかオネエ言葉になっている。学歴があるのか不明だが数字に強い面を見せており、企業の不正の証拠を探す等で膨大な資料を洗う時は率先して白竜を手伝う事が多い。白竜がシノギを理由に問題に関わる際、その関係者に女性がいた場合は「女性を襲わない」という理由でボディーガードにつくことが多い。気配りが利き、料理などの家事もこなし、子供の面倒を見ることもある。
『HADOU』で高坂浩史という本名と名家の出であることが判明したが、文武両道な異母兄と常に比べられてきたらしく、後妻の子供という理由で冷遇されて家出した過去を持つ。加えてヤクザであることから異母兄には半ば勘当されている。
王道会
『LEGEND』で登場した六本木を拠点とする関東最大の広域暴力団。本家のほか、現在のところ二次団体は剛野組・若潮組・田町組・邪道会・西脇組・睦美一家・海江田組が、三次団体以降は経勢会・大和川組・中庭組・赤十条組が登場している。
本家
大城 重樹(おおしろ しげき)
王道会本家会長。60歳。構成員約8000人とされる関東最大の組織・王道会のトップであり、関東極道界の首領として君臨する。海江田によると六本木出身とのこと。また、前妻(おそらく絵美里の母親)には先立たれている模様。歳をとってから授かった娘(絵美里)を大切にし、その溺愛ぶりは彼女に近づく男を撃ち殺そうとする程。しかし、同時に彼女に対して甘く頭が上がらないため、剛野には「モーロクオヤジ」と毒づかれたこともあるが、一方で彼を震え上がらせる威厳を持つ。絵美里の素行を正すために白竜を呼び寄せるも彼女を折檻した白竜に対して日本刀を振り回して激怒する。しかし、絵美里が覚醒剤中毒であることに気づかなかったことと彼から父親としての在り方を説かれたことを受けて自らの非を認め、彼女を病院へ連れて行った。また、理事長補佐の海江田や後妻の安奈を使って剛野をテストしたこともあり、その都度困難を切り抜ける剛野を後継ぎとして期待している。
『HADOU』でも登場し、突然の引退宣言をして剛野を跡継ぎに指名したが、引退生活に飽きたため再び会長に復帰した。また、60歳でありながら引き締まった身体の持ち主でサーフィンや急勾配でのスキーに興じるなどアクティブな一面もある。
大城絵美里(おおしろ えみり)
王道会直系 剛野組
剛野 一成(ごうの かずなり)
王道会本家理事長・剛野組組長。42歳。王道会のNO.2であり、事実上六本木を取り仕切る大幹部。黒須組が六本木に事務所を構えた直後には自ら出向いて出て行くように命令するが、白竜の戦略により1度は退くことになる。また、自身が苦戦していた地上げを白竜が簡単に解決したことで結果的に下手を打ってしまうが、取引相手の社長に制止されて渋々矛を収めた。その後は若頭赤石の謀反(立場を無視した躾による怒りと本人の野心が原因)で経営する裏カジノが襲撃され、自身の非を認めながらも極道としてのケジメをつけるために赤石を射殺する。 自他共に認める超武闘派で、体を鍛え上げているが、黒須からは「キン肉マン」と呼ばれた事もある。普段はワンマンタイプで風下に立つことが大嫌いだが、筋の通らないことは決してやらず薬物も禁じている。カジノ襲撃事件以降も白竜と事あるごとに戦っており、毎回手玉に取られるも決着らしい決着は着いていない。我慢すると身体中に蕁麻疹が出る。ヒロシの一件で意図せずゲイに目覚めてしまったことを窺わせたが、詳細は不明。大城からは厚い信任を受けて次代の王道会を継ぐべき者として指名されている。
『HADOU』でも登場し、相変わらず白竜に手玉に取られることもあるが、一方で友好的とは言えないまでも黒須組とはある程度話が通じる関係になりつつあり、初期の激しい抗争状態という緊張感は薄れてきている。大城の引退宣言及び跡目の指名を受けて有頂天になっていたが、胃癌を宣告されて弱ってしまった。自分がいなくなった後の王道会の将来を憂い、断腸の思いで外様の白竜に王道会会長になってくれるよう懇願したが胃癌が誤診だったため、事なきを得た(誤診した医者には鉄拳を喰らわせた)。なお、王道会の跡目の話は引退生活に飽きた大城が戻ってきたため、白紙に戻ってしまった。また、白竜によると歯槽膿漏を患っており、彼から口臭を指摘されたことと「放置していれば命に関わる」と言われて治療した模様。しかし、それでも組員達には「魚臭い」と言われるなど口臭に悩まされていることを窺わせた。
赤石 誠(あかし まこと)
柳川 晶(やながわ あきら)
佐々木次郎(ささき じろう)
伊藤 三次(いとう さんじ)
代々木(よよぎ)
柿崎 忠義(かきざき ただよし)
トニー青木(あおき)
カルロス・アウグスト・リベイロ
王道会直系 海江田組
海江田守国(かいえだ もりくに)
王道会本家理事長補佐・海江田組組長。32歳。自分より強い男が大嫌いでそれがたとえ部下であっても容赦なく処分する冷酷さを持ち、それは極道としての強さだけでなく将棋などあらゆる勝負事も含まれる。剛野が投げた机をパンチで粉砕する、ヒロシの歯を折るなどの腕っ節の強さと相手の頭に躊躇なくバットをフルスイングする危険さを併せ持ち、恐怖政治で組を仕切っている。末席幹部からのし上がるために剛野の地位を狙って王道会月例幹部会で緊急動議として剛野の理事長職退任を提案する。さらに剛野を無視して六本木に足を踏み入れ、剛野を引き摺り下ろす運動を展開する。剛野の理事長信任投票の当日、控室に単身で乗り込んで来た剛野により首をへし折られて殺害された(死因は心臓麻痺とされた)。大城も組織の長としては中立を保っていたものの、心情的には剛野寄りであり、跳ね返りの海江田を良く思っていなかったようで、その死はあっさりと片付けられた。
島田 賢作(しまだ けんさく)
王道会直系 若潮組
王道会直系 田町組
王道会直系 邪道会
王道会直系 睦美一家
王道会直系 西脇組
親分達はいずれも王道会本家幹部であり、剛野の理事長信任投票では海江田の根回しから剛野に不信任の態度をとっていたが、海江田の変死と剛野への恐れから全員が彼に信任の票を入れた。なお、劇中の描写から王道会本家の幹部は剛野組と海江田組、上記の5団体の他にもあと5団体いる模様。剛野からは「ボンクラの集まり」と言われている。
王道会系 経勢会
時岡 修身(ときおか おさみ)
王道会系 大和川組
大和川誠二(やまとがわ せいじ)
大竹 英司(おおたけ えいじ)
王道会系 中庭組
王道会系 赤十条組
埼玉県川口市を拠点とする王道会系の組織。何次団体かは不明だが、剛野曰く「お荷物」で田代を加入させる作戦にも使われていたので三次団体以降の末端組織である模様。劇中では少し前に組長が死去し、後任として田代が迎えられかけたが組員の数は4人ほどで素行も悪く、彼からは「愚連隊」と呼ばれていた。また、ほぼ全員の組員が覚醒剤中毒の模様。
仁勢組
『LEGEND』で登場した関東で王道会に次ぐ勢力を誇る巨大組織。白竜とは銀座戦争、東京空港の拡張工事と2度にわたって衝突した。
長谷川会
『白竜』で登場した関東最大(と書かれているが王道会などと比べてどちらが強大なのかは不明)の広域暴力団。
長谷川望外(はせがわ ぼうがい)
長谷川会会長。57歳。黒須組とは最初から特に敵対関係などがない作中では数少ない組織。傘下の組員には鬼のように恐れられているが、息子の修造には甘く、躾もまったく出来ていなかった。評判の高い黒須を見込んで矯正のために修造を黒須組に預ける。その後は修造が改心したことの感謝としてドーベルマンのタロウを黒須にプレゼントしたが躾が全く出来ていなく、赤ん坊を噛み殺そうとしたためにケンジに射殺された。しかし、四国の兄弟分が飼育している土佐犬とどちらが強いかで口論となり、タロウの一時返却を申し出た。これを受けた黒須がそっくりなドーベルマンを替え玉として渡すも即座に見破って激怒し、ケンジを斬首しようとしたところを白竜に真実を打ち明けられて自らの非を認めた。しかし、直後に替え玉が兄弟分の土佐犬を叩きのめした事で「タロウの再来」と歓喜して替え玉を引き取った。これを受けた田代を始めとする黒須組組員たちからは「懲りないやつ」と呆れられたが、白竜は「愛すべき人物かもしれない」と評した。
その他の関東系組織
関東総連合会
大沢一家
上岡組
赤竜会
銀星会
『白竜』で登場した組。
星野 巌也(ほしの いわなり)
平林 太一(ひらばやし たいち)
中野 孝道 (なかの たかみち)
井下田芳吉(いげだ よしきち)
荒巻組
金竜組
清流一家
『LEGEND』で名前のみ登場した組。シノギは博打一本で大正時代から東京を縄張りとする由緒正しい老舗の博徒系組織。戦後の混乱期に縄張り内に王道会が進出し、シノギが被らない事を条件に縄張りを貸して地代を納めさせている。後に黒須組も地代を納めるようになった。
蒼和会
『LEGEND』で登場した銀座の博徒団体が団結した連合体。組織改革の際に内紛で分裂し、そこに介入した王道会剛野組と仁勢組の代理戦争に発展する。
高谷 大輔(たかや だいすけ)
岡元 忠良(おかもと ただよし)
木田川組
昇天組
『白竜』序盤に登場した天和会の上部団体で名前のみ登場。関西系広域暴力団。
昇天組系 天和会
天和会自体は東京に地盤を置く組織。
天野 和義(あまの かずよし)
新井 堅固(あらい けんご)
木田 睦男(きだ むつお)
浜本組
山王会
花菱組
『白竜』序盤で名前のみ登場した大手組織。覚醒剤取引を収入源としている。
京都征和会
光和会
『LEGEND』で登場する構成員3万人を擁する組織で「日本最大のブランド」「日本の極道の半数を占める」と言われるほどの関西系広域暴力団(『白竜』で登場した浜本組や山王会との力関係は不明)。
光和会直系 宇賀沼組
宇賀沼賢信(うがぬま けんしん)
神代組
『HADOU』に名前のみ登場した関西を拠点とする日本最大の広域暴力団(『白竜』で登場した浜本組、山王会及び『LEGEND』で登場した光和会との力関係は不明)。剛野が王道会の跡目を継ぐことを聞きつけ、彼に特大の花束を贈った。
その他の関西系組織
新海組
中塩組
九州の組織
南州組
『白竜』で登場した中洲を縄張りとする組。
池端 良三(いけばた りょうぞう)
広井 精一(ひろい せいいち)
赤石 総互(あかいし そうご)
外国の組織
『LEGEND』で登場
ジャンピエロ・コンビ
企業・資産家・組合関係
『白竜』で登場
徳永 光男(とくなが みつお)
吉村 勝利(よしむら かつとし)
増沢 義春(ますざわ よしはる)
五代道太郎(ごだい みちたろう)
田丸(たまる)
桑元 琢磨(くわもと たくま)
飯山 泰造(いいやま たいぞう)
竹中 則定(たけなか のりさだ)
鷲中 繁三(わしなか はんぞう)
桑田 金蔵(くわた かねぞう)
鬼島(おにしま)
『LEGEND』で登場
寺崎 泰彦(てらさき やすひこ)
平中隆太郎(ひらなか りゅうたろう)
木島 利夫(きじま としお)
筒井 義郎(つつい よしろう)
日本最大手の私鉄会社・西都鉄道社長。64歳。作中の描写から跡取りの息子がいる模様。鉄道以外にもホテル、百貨店、プロ野球球団など100社の傘下企業と3万人の従業員を抱え、アメリカの雑誌で世界一の大富豪に選ばれる程の資産と社内で「天皇」と呼ばれる程の権力を持つ。四方の提案で所有している株の殆どを社員名義にする事で税金の支払いから逃れ、前述の富を築き上げた。しかし、制作した社史から四方の名前を抹消した事、口止め料の100億円の支払いを拒否した上に黒須と白竜の命を狙った事で白竜の報復に遭い、遂に秘密を世間に暴露される。その後は逮捕され、釈放されるも自身の資産を全て売却された事を知り、その場に崩れ落ちた。
徳川直二郎(とくがわ なおじろう)
上村 尚之(かみむら なおゆき)
永井 和正(ながい かずまさ)
成沢ヒデヨシ(なるさわ)
六本木を拠点とする政財界大物や芸能人専用の会員制デリヘルのオーナー。自らを「ヒットラーの息子」と自称しているが、本当にヒットラーの息子ではなく、実際は「日本のヒットラー」と呼ばれる父親の存在によるもの。父親の威光を盾に部下を無理やり従わせ、制裁として目を突くなどしている。また、軍服のような服にナチスの腕章を付け、部下にも同じような格好をさせている。デリヘルでは女性に覚醒剤を打ち、過激なプレイをさせるなどやりたい放題していたが、ケツモチの剛野組もヒデヨシの父親の存在から手を焼いていた。デリヘル嬢の1人がたまたま白竜の所へ逃げ出したことで対立し、事務所を爆破するなどしたが、剛野組からケツモチを譲り受けた黒須組に拉致され、表向きは解放されるもデリヘルを解散させられた。
尾身川恒三(おみがわ こうぞう)
来栖川聖羅(くるすがわ せいら)
星空保育園園長。32歳。クリスチャン。表向きは保育園を利用する母子(主に黒須組系のデリヘルに勤めている女性)のために立ち退きにも応じないなど信念のある人物を装っているが、実際は幼い頃から犯罪に溺れた筋金入りの悪。聖職者でありながら刺青を入れており、普段は口調も穏やかだが本性を現すと荒々しくなる。経勢会に拉致された後に本性を現し、立ち退き料を釣り上げるために動いていたことが判明した。その後は白竜達によって解放されるも本性は暴かれており、安値で保育園の土地を手放さざるを得なくなった。その際に白竜を「悪魔」と激怒するも彼にに「本気で子供のことを考えてない者に保育園は任せられない」と切り捨てられた。彼女が所有していた星空保育園は白竜の手で「クロス保育園」に生まれ変わり、広大な土地とテーマパーク顔負けの遊具を兼ね備えた子供達の楽園となった。
越中 春樹(こしなか はるき)
向田 光之(むこうだ みつゆき)
岡村 良文(おかむら よしぶみ)
新島 裕一(にいじま ゆういち)
日高 翔(ひだか しょう)
高島 優弥(たかしま ゆうや)
北条 梓(ほうじょう あずさ)
冬川 剛史(ふゆかわ たけし)
ケビン・スチュワート
オリオン新社長。家族思いで彼らからも健康を心配されるなど関係は良好な様子。白竜から冬川の粉飾決算の情報を渡され、介入を打診されるもそれを断って自力で解決しようとする誠実な性格。そのため、周りからは「騎士(サムライ)」と呼ばれる。オリオンではやり手だったが、前述の不正に気付いて動いたところを冬川の工作に遭って会社を追い出される。その後は八方塞がりとなっていたところを白竜のアドバイスで新聞社に不正を暴露するも冬川の策略で白紙に戻る。次に海外の株主を味方につけて委任状争奪戦を繰り広げるも家族との時間や自身の戦う意味を考えるようになり、気持ちが揺れ動く。最終的には彼の身の危険を感じた家族の説得で委任状争奪戦を降り、故郷に戻った。彼が白竜に渡したIWGPの監査書類が冬川逮捕へ繋がった。
岩井 誠(いわい まこと)
ダニエル・マッサーロ
ブルース・ウィリアム
水野 忠夫(みずの ただお)
中崎(なかざき)
島村 幸平(しまむら こうへい)
田村 巌(たむら いわお)
アーロン・スミス
クラーク・スミス
『HADOU』で登場
本城 良純(ほんじょう よしずみ)
若瀬健太郎(わかせ けんたろう)
舟木 秋敏(ふなき あきとし)
東山 直樹(ひがしやま なおき)
秋星菜々穂(あきほし ななほ)
野村(のむら)
細野 忠臣(ほその ただおみ)
外村 惣明(そとむら そうめい)
関川 貴史(せきかわ たかし)
九鬼洋之介(くき ようのすけ)
神木 慎也(かみき しんや)
キム・ヨンナム
高坂 和広(こうさか かずひろ)
西山 浩一(にしやま こういち)
警察・司法関係
神内 一樹(じんない かずき)
荒木(あらき)
狩場 俊介(かりば しゅんすけ)
『LEGEND』で登場
如月 曜子(きさらぎ ようこ)
六本木中央署新署長。25歳。キャリア組。かなりの美人だが、絡んできた愚連隊数人を1人で一蹴するなど腕っ節が強い。マル暴担当刑事の父がチンピラに殺され、指示したヤクザは贅沢な暮らしをし続けているという現実を目の当たりにしたことでヤクザを憎み、駆逐するべく在任期間中に「六本木浄化作戦」を行うことを宣言した。当初は剛野をターゲットにしようとしていたが、水口の進言でターゲットを白竜に変更し、浄化作戦では黒須や黒須組の主要な組員を次々と強引に逮捕した。「正義の下では全てが正当化される」という主義を掲げ、車に覚醒剤を仕込む、白竜を売るように迫るなど手段を選ばないが、一般人を巻き込むことは嫌い、サメの母親を人質に取ることはしなかった。また、男社会の警察の厳しさを身をもって痛感しているため、身内の不祥事や不正に関しても厳しい姿勢を見せる。白竜に警察によるみかじめ料徴収という不祥事を突きつけられ、さらに風俗店オーナー達から証言が出たことで責任を取って辞任しようとするも白竜の提案で辞任しない代わりに黒須組の釈放を受け入れた。騒動後は白竜に対して経験したことのない感情を抱いてしまい、一夜を共に過ごしたことでそれが恋愛感情であると気付くも互いの立場から「今夜限り」と言い聞かせ、彼が去った後に1人涙を流していた。
水口 譲二(みずぐち じょうじ)
六本木中央署生活安全課刑事。34歳。キャリア組を毛嫌いしており、当初は如月と対立するも「六本木浄化作戦」を断行する彼女に白竜逮捕を進言する。剛野組系列の店からみかじめ料を徴収する代わりに摘発や捜査の情報を流すなど剛野とは持ちつ持たれつの関係を続けている。浄化作戦では如月と共に黒須や組員達を次々と逮捕し、サメの母親を人質に取る、黒須の馴染みのホステスの不法滞在を黙認する代わりに被害届を書かせるなど彼女以上に手段を選ばない悪質な手口で作戦を進める。しかし、白竜にみかじめ料を徴収していた事実を暴露されてしまい、如月によって懲戒免職の処分を下された。免職後も白竜に復讐すると息巻くも剛野に「口の利き方に気をつけろ」と切り捨てられた。
天宮 祐希(あまみや ゆうき)
警察庁警備局・外事情報部国際テロリズム課。26歳。複数のテロを未然に防ぐなど敏腕として知られ、本人の戦闘力も複数の男を1人で撃退するほど。職業上ヤクザには縁もゆかりもないが、民自党幹事長の成沢の指示を受けて白竜潰しを開始する。当初は彼を典型的なヤクザとして見下していたが、調査の過程で他のヤクザとは違うと理解する。また、学生時代に複数の男から輪姦された経験から女性を傷つける男を「ケダモノ」と憎んでおり、ヒデヨシの本性を知ったことで白竜潰しに疑問を抱く。その後はヒデヨシの様なケダモノを抑えつけるには白竜の様な存在が必要と考え、成沢に反発するも部下達の暴走によって彼らの弱みを握られてしまい、その際に自分たちの行動を全て見切られていたことを知った。騒動後は白竜に敗北を認め、悲惨な過去も忘れることができた。
野村 忠義(のむら ただよし)
田中 幹男(たなか みきお)
四方精一朗(しほう せいいちろう)
ヴィト・マンノーネ
興行・芸能関係
和久井茂樹(わくい しげき)
咲原(さきはら)
役人関係
『LEGEND』で登場
政治家
海野 波彦(うみの なみひこ)
貝原 次郎(かいばら じろう)
磯田 健太(いそだ けんた)
岩本 哲(いわもと てつ)
『LEGEND』で登場
成沢 秀行(なるさわ ひでゆき)
中能 忠義(なかよし ただよし)
ディラー
咲山寛次郎(さきやま かんじろう)
その他
美神 麗子(みかみ れいこ)
利香(りか)
小夜子(さよこ)
美佐子(みさこ)
ハルキ
奈美(なみ)
『LEGEND』で登場
浅岡 寧々(あさおか ねね)
岸村ジョージ(きしむら)
杏奈(あんな)
ニセ白竜(はくりゅう)
忘恩寺春海(ぼうおんじ しゅんかい)
新条 一樹(しんじょう かずき)
藤原 愛佳(ふじわら あいか)
遠藤里緒奈(えんどう りおな)
ナディン・ゴーディマー
ジャック
ナディンの母国の反政府軍の軍人。目元に三角の傷跡がある。自身も故郷を襲われ、強制的に少年部隊として反乱軍に加入した過去を持つ。その戦闘力はかなりのもので、白竜を含めた黒須組相手に有利に立ち回るほど。また、相手を銃で脅す際に「まずは耳、次は鼻、そして眼球を吹っ飛ばす」と告げる癖がある。ディラーの指示で里緒奈を狙い、その過程で彼女のクラブのママを殺害する。その後は里緒奈の故郷に乗り込み、彼女を殺そうとするも駆けつけたナディンと白竜達に敗れる。その際に自身もナディンと同じように故郷を襲われて反乱軍に加入したこと、彼の家族や故郷の住人を始めとする多数の人間を殺し続けたことで罪の意識に苦しめられていることを明かし、彼から許された。最後は自身を許してくれたナディンに感謝し、白竜達に情報を喋ろうとしたところに現れたアルハジに射殺された。
アルハジ
礼音(れいね)
安本(やすもと)
ファブリッツォ・ザッカルド
ミルコ・デ・ムーロ
アングラ
森脇 千里(もりわき せんり)
セレナ・マルソー
ジャン・マルソー
新島 烈(にいじま れつ)
柿本 信也(かきもと しんや)
六本の木教会の神父。38歳。前科7犯で人生の半分以上を刑務所で過ごしていた経歴を持ち、4年前までは「池袋の王」として柿本組を率いて覚醒剤などで池袋一帯を牛耳っていた。また、自身も覚醒剤を服用しており、当時愚連隊だったケンジを理由もなくいたぶったり、池袋の不良チームを単身で壊滅させるなど冷酷非情な人物で周りからは「狂犬柿本」と恐れられていた。かつてばら撒いた覚醒剤が原因でケンジの友人を死に追いやったことが明かされたが、現在はそれらの罪を背負うべく神父になったと主張し、木田川によって信者が薬物中毒にされた際には薬物の危険さを必死に説き、自らの過去も全て明かした。その後は沙織が拉致された際にケンジと揉めるも真実を知って和解。2人で木田川の事務所に殴り込もうとしたところに現れた黒須組に制止され、事件の行く末を見届けた。
『HADOU』で登場
本城 祥子(ほんじょう しょうこ)
沙也(さや)
『番外編』で登場
三上 英司(みかみ えいじ)
古橋 良太(ふるはし りょうた)
吉岡 礼治(よしおか れいじ)
表向きはバーのマスターだが、かつて「銀狼」の異名で恐れられた凄腕の元殺し屋であり、大企業幹部や政治家など多数の要人暗殺に関わっていた。剛野組の柳川によるとその腕前は30年間1度も下手を打ったことがないといい、一線を退いた現在でもその片鱗を窺わせる。柳川から白竜暗殺を打診されるも当初は断る。しかし、行きずりの女性との間に大学生になる娘がおり、彼女には素性を隠して学費などを援助している事実を握られ、白竜暗殺を決意する。白竜を暗殺しようとするも返り討ちに遭った上に彼が自身も気づかなかった別の殺し屋を始末したことで格の違いを思い知り、死を覚悟するも解放された。その後は自身をけしかけた柳川に宣戦布告をし、姿を消した。柳川も彼に関わるのは危険と判断し、手を引いた。
『原子力マフィア編』で登場
仲里健太郎(なかさと けんたろう)
井之頭源八(いのがしら げんぱち)
重田 春信(しげた はるのぶ)
光元 秀哉(みつもと ひでや)
『地の果ての海の始まり編』に登場
メーオ
長老(ちょうろう)
スラポン
ダム
レック
ソムチャイ
ナバー・ギアットワンチャイ
ソンプン
ブンガン
サーイ
クン
ジェイ
三池 良二(みついけ りょうじ)中野 健太(なかの けんた)
赤尾曾太郎(あかお そうたろう)
光村 貴史(みつむら たかし)
ベン
ランバー・ソムデート
ポーン・キングビッチ
タイランド上級警察大佐で人身売買組織のボスであり、ランバーの上司。72歳。かつて貧困だったランバーを拾い、彼からは父親と思われるほど尊敬されていたが、本人はミスを許せない冷酷非情な性格で自分以外の人間を誰も信用せず、失態を犯せば腹心の部下ですら容赦なく制裁、殺害する男。リュウを死なせてしまったランバーに制裁を加え、殺害した。曜一郎とは盟友とも呼べる間柄であり、かつてタイ、ミャンマー、ラオスに挟まれた巨大な麻薬密造地帯「黄金の三角地帯」を牛耳ることで自身の王国を築こうとしたが失敗。その後もメーオを紹介するなど曜一郎とは懇意にしている。自身と狩場の宴席に乗り込んできたリュウ、黒須と銃撃戦になり、リュウを撃ち殺そうとするも黒須が投げたナイフが首に刺さって死亡した。
狩場曜一郎(かりば よういちろう)
通信会社「サイバーバンク」社長。46歳。ポーンとは盟友とも呼べる間柄であり、かつてタイ、ミャンマー、ラオスに挟まれた巨大な麻薬密造地帯「黄金の三角地帯」を牛耳ることで自身の王国を築こうとしたが失敗。その後はポーンから紹介されたメーオを我が物にしようとし、リュウが彼女の心の支えとなっていることに気づき、リュウを殺さずに終身刑に追い込んだのも彼の差し金だった。しかし、それらを乗り越えて来日したリュウと直接顔を合わせ、その際に黒須から過去に実弟の大二郎を使って自身と厳選した日本人女性の1000人もの子供をタイ人の代理母に出産させており、その中にリュウが含まれていたこととリュウの実の父親であることを暴かれる。リュウが自身の息子と知ると彼を迎えようとするも拒絶され、キングビッチと共にリュウと黒須を殺そうとするも返り討ちに遭い、リュウに額を撃たれて死亡した。
書誌情報
- 天王寺大(原作)渡辺みちお(作画)『白竜』、日本文芸社〈ニチブンコミックス〉、全21巻
- 1997年6月19日発売、ISBN 978-4-537-09731-3
- 1998年2月19日発売、ISBN 978-4-537-09772-6
- 1998年12月7日発売、ISBN 978-4-537-09819-8
- 1999年6月19日発売、ISBN 978-4-537-09853-2
- 1999年11月9日発売、ISBN 978-4-537-09880-8
- 2000年5月10日発売、ISBN 978-4-537-09915-7
- 2000年11月9日発売、ISBN 978-4-537-09953-9
- 2001年4月9日発売、ISBN 978-4-537-09988-1
- 2001年10月9日発売、ISBN 978-4-537-10031-0
- 2002年4月9日発売、ISBN 978-4-537-10078-5
- 2002年11月19日発売、ISBN 978-4-537-10141-6
- 2003年4月18日発売、ISBN 978-4-537-10187-4
- 2003年11月19日発売、ISBN 978-4-537-10249-9
- 2004年4月19日発売、ISBN 978-4-537-10290-1
- 2004年11月19日発売、ISBN 978-4-537-10354-0
- 2005年6月9日発売、ISBN 978-4-537-10410-3
- 2006年2月16日発売、ISBN 978-4-537-10480-6
- 2006年11月9日発売、ISBN 978-4-537-10546-9
- 2007年7月9日発売、ISBN 978-4-537-10683-1
- 2007年10月19日発売、ISBN 978-4-537-10730-2
- 2008年2月18日発売、ISBN 978-4-537-10787-6
- 天王寺大(原作)渡辺みちお(作画)『白竜LEGEND』、日本文芸社〈ニチブンコミックス〉、全46巻
- 2008年4月9日発売、ISBN 978-4-537-10808-8
- 2008年6月9日発売、ISBN 978-4-537-10833-0
- 2008年9月19日発売、ISBN 978-4-537-10878-1
- 2008年11月19日発売、ISBN 978-4-537-10894-1
- 2009年1月9日発売、ISBN 978-4-537-10920-7
- 2009年3月9日発売、ISBN 978-4-537-10937-5
- 2009年5月20日発売、ISBN 978-4-537-10959-7
- 2009年8月19日発売、ISBN 978-4-537-10994-8
- 2009年10月8日発売、ISBN 978-4-537-12509-2
- 2009年12月9日発売、ISBN 978-4-537-12535-1
- 2010年2月10日発売、ISBN 978-4-537-12563-4
- 2010年4月10日発売、ISBN 978-4-537-12583-2
- 2010年6月9日発売、ISBN 978-4-537-12595-5
- 2010年9月9日発売、ISBN 978-4-537-12635-8
- 2010年11月8日発売、ISBN 978-4-537-12667-9
- 2011年2月9日発売、ISBN 978-4-537-12713-3
- 2011年4月8日発売、ISBN 978-4-537-12732-4
- 2011年8月27日発売、ISBN 978-4-537-12777-5
- 2011年10月19日発売、ISBN 978-4-537-12799-7
- 2011年12月9日発売、ISBN 978-4-537-12824-6
- 2012年2月8日発売、ISBN 978-4-537-12857-4
- 2012年4月7日発売、ISBN 978-4-537-12875-8
- 2012年6月28日発売、ISBN 978-4-537-12896-3
- 2012年9月18日発売、ISBN 978-4-537-12933-5
- 2012年12月13日発売、ISBN 978-4-537-12973-1
- 2013年3月18日発売、ISBN 978-4-537-13011-9
- 2013年5月18日発売、ISBN 978-4-537-13032-4
- 2013年7月19日発売、ISBN 978-4-537-13057-7
- 2013年10月9日発売、ISBN 978-4-537-13085-0
- 2013年12月9日発売、ISBN 978-4-537-13107-9
- 2014年5月19日発売、ISBN 978-4-537-13166-6
- 2014年8月18日発売、ISBN 978-4-537-13192-5
- 2014年11月19日発売、ISBN 978-4-537-13220-5
- 2015年1月19日発売、ISBN 978-4-537-13253-3
- 2015年3月19日発売、ISBN 978-4-537-13269-4
- 2015年5月18日発売、ISBN 978-4-537-13289-2
- 2015年7月18日発売、ISBN 978-4-537-13315-8
- 2015年9月19日発売、ISBN 978-4-537-13339-4
- 2015年11月19日発売、ISBN 978-4-537-13362-2
- 2016年1月18日発売、ISBN 978-4-537-13393-6
- 2016年3月19日発売、ISBN 978-4-537-13416-2
- 2016年5月19日発売、ISBN 978-4-537-13442-1
- 2016年7月19日発売、ISBN 978-4-537-13462-9
- 2016年9月17日発売、ISBN 978-4-537-13483-4
- 2016年10月19日発売、ISBN 978-4-537-13498-8
- 2016年11月19日発売、ISBN 978-4-537-13507-7
- 天王寺大(原作)渡辺みちお(作画)『白竜HADOU』、日本文芸社〈ニチブンコミックス〉、既刊36巻(2023年12月19日現在)
- 2017年3月9日発売、ISBN 978-4-537-13557-2
- 2017年5月29日発売、ISBN 978-4-537-13587-9
- 2017年7月29日発売、ISBN 978-4-537-13607-4
- 2017年9月29日発売、ISBN 978-4-537-13629-6
- 2017年11月20日発売、ISBN 978-4-537-13652-4
- 2018年2月19日発売、ISBN 978-4-537-13694-4
- 2018年4月19日発売、ISBN 978-4-537-13729-3
- 2018年6月20日発売、ISBN 978-4-537-13761-3
- 2018年9月18日発売、ISBN 978-4-537-13808-5
- 2018年11月19日発売、ISBN 978-4-537-13840-5
- 2019年1月19日発売、ISBN 978-4-537-13870-2
- 2019年4月27日発売、ISBN 978-4-537-13910-5
- 2019年6月19日発売、ISBN 978-4-537-13938-9
- 2019年9月19日発売、ISBN 978-4-537-13978-5
- 2019年11月29日発売、ISBN 978-4-537-14169-6
- 2020年1月29日発売、ISBN 978-4-537-14191-7
- 2020年4月20日発売、ISBN 978-4-537-14231-0
- 2020年6月19日発売、ISBN 978-4-537-14254-9
- 2020年8月28日発売、ISBN 978-4-537-14277-8
- 2020年11月19日発売、ISBN 978-4-537-14305-8
- 2021年1月29日発売、ISBN 978-4-537-14333-1
- 2021年4月19日発売、ISBN 978-4-537-14363-8
- 2021年6月17日発売、ISBN 978-4-537-14382-9
- 2021年8月18日発売、ISBN 978-4-537-14399-7
- 2021年11月18日発売、ISBN 978-4-537-14429-1
- 2022年1月19日発売、ISBN 978-4-537-14451-2
- 2022年3月19日発売、ISBN 978-4-537-14480-2
- 2022年5月18日発売、ISBN 978-4-537-14505-2
- 2022年7月19日発売、ISBN 978-4-537-14529-8
- 2022年10月19日発売、ISBN 978-4-537-14557-1
- 2022年12月8日発売、ISBN 978-4-537-14576-2
- 2023年3月17日発売、ISBN 978-4-537-14622-6
- 2023年5月18日発売、ISBN 978-4-537-14642-4
- 2023年7月19日発売、ISBN 978-4-537-14668-4
- 2023年10月18日発売、ISBN 978-4-537-14704-9
- 2023年12月19日発売、ISBN 978-4-537-14741-4
オリジナルビデオ
俳優の白竜主演(白川竜也 役)で、ケイエスエス版(単発)とGPミュージアムソフト版シリーズがある。
ケイエスエス版
- 白竜 (1998年、ケイエスエス)
出演
- 黒須組若頭 白川竜也(通称:白竜):白竜
- 黒須組 佐田安(元アジアプロレス エレファントサダヤス):松田勝
- 天和総業若頭:本郷直樹
- 天和総業組員:崎山祐一
- 天和総業組員:土平友厚
- 相愛若葉学園 面接官:影山英俊
- 相愛若葉学園 ミカミ先生:真弓倫子
- トクナガ:森羅万象
- 中央銀行 支店長:並樹史朗
スタッフ
- 監督:金澤活次
- 制作:尾川匠
- 企画:本橋孝夫、伊藤秀裕
- 企画協力:赤坂雅之
- 原作:天王寺大
- 劇画:渡辺みちお 日本文芸社 週刊劇画ゴラク連載
- 脚本:菊地昭典、伊藤秀裕
- プロデューサー:服巻泰三、白井政一、阿部直木
- 撮影:佐藤徹
- 照明:矢部一男
- 録音:沼田和夫
- 美術:野中浩悦
- 編集:島村泰司
- 選曲:金子文郎
- 効果:福島幸雄
- EED:村中康太郎
- 衣裳:戸塚一
- スタイリスト:米村弘光
- ヘアメイク:南谷安子
- 殺陣:中瀬博文
- 制作:エクセレントフィルム
- 製作:ケイエスエス
GPミュージアムソフト版 シリーズ
- 白竜 シノギの報酬(2006年11月 GPミュージアムソフト)
- 白竜 シノギの報酬Ⅱ(2007年1月 GPミュージアムソフト)
- 白竜3 非情のバトルロワイアル(2007年3月 GPミュージアムソフト)
- 白竜4 赤絨毯の死闘(2007年6月 GPミュージアムソフト)
- 白竜5 支配者VS独裁者(2008年9月 GPミュージアムソフト)
- 白竜6 仁義の火群(ほむら)(2008年11月 GPミュージアムソフト)
- 白竜7 白竜暗殺計画(2009年10月 GPミュージアムソフト)
- 白竜8 六本木侵攻(2010年1月 GPミュージアムソフト)
- 白竜9 その女、亜利沙(2010年3月 GPミュージアムソフト)
- 白竜10 白竜VS.黒竜(2010年6月 GPミュージアムソフト)
- 白竜11 ヒットラーの息子(2012年 オールインエンタテインメント)
出演
- 黒須組組長 →国会議員 黒須勘介:志賀勝
- 黒須組若頭 →黒須組組長代行 白川竜也(通称:白竜)(有限会社白川企画代表取締役):白竜
- 黒須組若頭補佐 →黒須組若頭 田代輝人:岸本祐二
- 黒須組幹部 →黒須組若頭補佐 佐田安啓二:國本鐘建
- 黒須組幹部 須賀健児:宮村優
- 黒須組組員 緑川二郎:松田一三
- 黒須組組員 茂山将太:吉田由一
- 黒須組組員 畠田利夫:中薗光博(3)
- 黒須組組員 大月勲:神英影(8)
- 黒須組幹部 中野孝道:koji(9)
- 上岡組組長 上岡基之:三夏紳(1)
- 上岡組舎弟頭 沢渡組組長 沢渡俊介(沢渡リサーチ社長):成瀬正孝(1)
- 上岡組若頭 菊村俊介:藤タカシ(1)
- 上岡組若頭補佐 進藤一徹:松田優(1)
- 上岡組幹部 神崎政義:木村木(1)(※二役)
- 上岡組組員:森本武晴(1)
- 私立探偵 陣内洋之:岡崎礼(1・2)(※二役)
- 金津組幹部 野村光司:城春樹(1)
- 吉村証券社長 吉村勝利:野上正義(1・2)
- 天草空手道場 道場主 天草泰三:北村晃一(1)
- 谷岡開発社長 増沢義春:石山雄大(1)
- 麻雀客:木庭博光(1)(※二役)
- ヒットマン:真勝國之(2)
- 刑事 アラキ:清水冠助(3)
- 世界製薬 マルヤマ部長:本田清澄(3)
- 花屋:立花美優(4)
- 半グレグループのリーダー サメカワ:白川裕二郎(4)
- 衆議院議員 民事党議員 海野波彦:森富士夫(4)
- 衆議院議員海野波彦の秘書 七瀬奈津子:街田しおん(4)※友情出演
- 選対部長 マサキジュウゾウ(選挙のプロ):吉田祐健(4)
- スーパー「ライオン」:岡田謙一郎(4)
- 渋谷中央署署長 神内一樹:山口祥行(5)
- ニノミヤ(売人の元締):岡崎礼(5)(※二役)
- 福岡 二代目南州組若頭 広井精一:加納竜(6)(※二役)
- 福岡 二代目南洲組組員 中本新一:高原知秀(6)
- 福岡 二代目南洲組若頭補佐 赤石総互:永倉大輔(6)
- 福岡 二代目南洲組組員:白石朋也(6)
- アサミ(ホステス、二代目南洲組組員中本新一の姉):坂上香織(6)
- 福岡 四代目淡海組組員:町田政則(6)
- 浜本組幹部 市田洋輔:倉見誠(6)
- 銀星会幹部 平林太一:三又又三(7)
- 銀星会幹部 中野孝道:Koji(7)
- 清流一家総長 船曳宗蔵:岡崎二朗(7・8)
- 清流一家代貸 堀内信之助:竹原慎二(7・8)
- 王道会理事長 剛野組組長 剛野一成:勝矢(7・8)
- 王道会幹部 青木竜也:河本タダオ(7・8)
- 黒須勘介の秘書:はるな愛(7)
- 王道会組員 ササキ:中澤達也(8)
- ヒットマン:嶋和貴(8)
- 七代目乙羽組組長 岸谷清一郎:及川次雄(8)
- 鷲中建設社長 鷲中繁三:殺陣剛太(9)
- 亜利沙:仁科仁美(9)
- 金原組組長 金原龍伍:伊丹幸雄(9)
- 金原組舎弟 熊川重成:木庭博光(9)(※二役)
- 金原組組員:森本武晴(9)
- センチュリーカンパニー社長 チャン・リー(香港の実業家、「通称・黒竜」):川野太郎(10)
- センチュリーカンパニー社長秘書 豊・ロイ:倉見誠(10)
- 村尾建設営業総括部長 鬼島岩男:加納竜(10)(※二役)
- 広告会社 博通常務 松前毅郎:岡田謙(10)
- 鉄道整備支援機構 幹部 ヤマモトタカツネ:梅宮哲(10)
- 鉄道整備支援機構 国鉄清算事業部 契約担当課 コシナカ:工藤正也(10)
- 入札参加業者:ドクターHIRO(10)
- グラビアアイドル:相多愛(11)
- ヒデヨシ(成沢秀行の息子):淳平(11)
- 民自党幹事長 成沢秀行:堀田真三(11)
- 成沢秀行の秘書:河本タダオ(11)(※二役)
- 王道会剛野組組員:木村木(11)(※二役)
- 警視庁 国際テロリズム課 警部 天宮祐樹:木村圭作(11)
スタッフ
- 監督:松生秀二(1・2,4-6) / 増野琢磨(3) / 旭正嗣(7-10) / 片岡修二(11)
- 製作:小林正人(GPミュージアムソフト)→及川次雄(コンセプトフィルム)
- 営業統括:小林正人(GPミュージアムソフト)→山田浩貴(GPミュージアムソフト)
- 原作:天王寺大、渡辺みちお(日本文芸社刊)
- 企画:山本ほうゆう・松田貢
- プロデューサー:山本芳久・横田雅道(1・2)崎本志穂・山本芳久(3・4)山本芳久(5・6,8・9・10)渋谷正一・山本芳久(7,11)
- ポストプロダクションプロデューサー:河中金美→横田雅道
- キャスティングプロデューサー:辰巳佳太(ケイズファクトリー)
- アソシエイトプロデューサー:池田大威(9・10) / 生田雅俊(11)
- 脚本:高田拓土彦(1・2) /霧島悠一(3-10) / 片岡修二(11)
- 音楽:岩田浩史
- 撮影:満井坦彦(J.S.C)(1・2,5-10) /佐藤和人(3・4) / 今泉尚亮(11)
- 照明:守利賢一(1・2) / 野田友行(3・4) / 笹川満(5・6) / 岩崎豊(7-10) / 大町昌路(11)
- 録音:沼田和夫(1-6,11) / 杉田信(7・8) / 廣木邦人(9・10)
- 美術:山本昭夫(1・2) / 池田大威(3・4) / 山本昭夫(5・6) / 大島正幸(7・8,10) / 千葉義則(9) / 中谷暢宏(11)
- メイク:片山昌子(1・2) / 酒井亜美(3・4) / 三沢友香(5・6) / 堀川なつみ(7・8) / 眞鍋知子(9・10) / 増田加奈(11)
- スチール:石川登栂子(1-6) / 大崎正浩(7-11)
- 制作協力:ウィザードピクチャーズ(1・2) / スタジオデコレーション(3-10)/ アスプロスドラーゴ(11)
- 制作:アルファ・ワークス(1-4) / メディア・ワークス(5-11)
- 製作:クリエイト21(1・2) / GPミュージアムソフト(3・4) / コンセプトフィルム(5-11)
リリース
タイトル | ジャケットコピー | 発売日 |
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白竜 シノギの報酬Ⅰ | 冷酷無比な、シノギの流儀── | 2006年11月25日 |
白竜 シノギの報酬Ⅱ | 暗黒街、覇王伝説─── | 2007年1月25日 |
白竜3 非情のバトルロワイアル | やくざVS国家権力の壮絶なる抗争が始まる─── | 2007年3月25日 |
白竜4 赤絨毯の死闘 | 鬼謀の極道、白竜が政界の闇を撃ち抜く── | 2007年6月25日 |
白竜5 支配者VS独裁者 | 野獣の世界も人の世も同じ!!頂点に君臨するのは、只、一人!! | 2008年9月25日 |
白竜6 仁義の火群(ほむら) | 一本独鈷を貫き通す!!これぞ、「白竜の流儀」 | 2008年11月25日 |
白竜7 白竜暗殺計画 | 沈着冷静───命が狙われても変わらない。 | 2009年10月25日 |
白竜8 六本木侵攻 | 大きな組織すら手玉にとる─── | 2010年1月25日 |
白竜9 その女、亜利沙 | 泰然・毅然そして冷徹── | 2010年3月25日 |
白竜10 白竜VS.黒竜 | この闇世、飛翔し者こそ真竜(ほんもの)なり | 2010年6月25日 |
白竜11 ヒットラーの息子 | 此れが極道の帝王学なり!! | 2012年6月25日 |