白鷺 (小説)
以下はWikipediaより引用
要約
『白鷺』(しらさぎ)は、泉鏡花の長編小説。夏目漱石の周旋で、1909年(明治42年)10月から12月にかけて東京朝日新聞に連載され、翌1910年(明治43年)2月18日に春陽堂より刊行された。同年4月に本郷座で柳川春葉脚色、伊井蓉峰・喜多村緑郎・藤沢浅二郎らの出演によって初演されて以降、新派で何度も脚色・上演された。
これまでに映画化が2回、テレビドラマ化が5回行われた。
映画化
1941年版
『白鷺』(しらさぎ)は、1941年(昭和16年)5月1日公開の日本映画である。東宝映画製作・配給。監督は島津保次郎、主演は入江たか子。モノクロ、スタンダード、126分。日本画家の小村雪岱が美術考証にあたった。
スタッフ
- 監督:島津保次郎
- 製作:田村道美
- 脚色:山形雄策
- 台詞:久保田万太郎
- 美術考証:小村雪岱
- 製作主任:関川秀雄
- 撮影:鈴木博
- 録音:下永尚
- 編集:岩下廣一
- 音楽:早坂文雄
- 再集:豊田四郎
キャスト
- お篠 / 小篠:入江たか子
- 稲木潤一:黒川弥太郎
- 稲木孝:河津清三郎
- 伊達白鷹:高田稔
- 伊達の妻喜美子:千葉早智子
- 和歌吉:沢村貞子
- おとり:清川玉枝
- 内箱おかに:清川虹子
- ひな子:音羽久米子
- 砂子女中:伊達里子
- 女中お沢:立花潤子
- 待合の女将:一の宮敦子
- お篠の母お雪:藤間房子
- 角力鳥山:岸井明
- 與吉:大川平八郎
- 画商津川:汐見洋
- 五坂熊二郎:丸山定夫
- 辰巳屋幸助:御橋公
- 與兵衛:眞木順
- おでんやの親爺:横山運平
- 五坂婦人:杉村春子
- 待合砂子の女将:東日出子
- 芸者:伊藤智子、鈴村京子、京町ふみ代、青木登志江
- 婆や:川田晶子
- 髪結:三條利喜江
- 看護婦:一の瀬綾子
- 紅葉館女中:加藤欣子、林喜美子
- 酔客:柳谷寛
- 画家:深見泰三、山田長正、岬洋二
- 風月堂ボーイ:鉄一郎、若宮金太郎
- 幇間:石川冷
- 金魚売:長島武夫
- 箱屋:大崎時一郎、山形凡平
- 紅葉館の客・奥様:英百合子、戸川弓子
- 紅葉館の客・画伯:嵯峨善兵、鳥羽陽之助、永井柳筰
- 紅葉館の客・紳士:生方賢一郎、小島洋々、榊田敬二
- 紅葉館の客・半玉:三谷幸子、御舟京子、三邦映子
1958年版
『白鷺』(しらさぎ)は、1958年(昭和33年)11月29日公開の日本映画である。大映製作・配給。監督は衣笠貞之助、主演は山本富士子。カラー、大映スコープ、97分。
衣笠監督・山本主演の泉鏡花ものの一本。第12回カンヌ国際映画祭で特別表彰を受けた。
スタッフ
- 監督:衣笠貞之助
- 製作:永田雅一
- 企画:中村富士男
- 脚本:衣笠貞之助、相良準
- 撮影:渡辺公夫
- 音楽:斎藤一郎
- 美術:柴田篤二
キャスト
- お篠:山本富士子
- 稲木順一:川崎敬三
- 伊達七重:野添ひとみ
- 巽与吉:高松英郎
- 郁子:南左斗子
- 稲木孝:入江洋佑
- 和歌吉:角梨枝子
- 五坂熊二郎:佐野周二
- 伊達類子:三宅邦子
- 五坂秀子:清川玉枝
- おえい:村田知英子
- お滝:大美輝子
- 巽喜平:見明凡太朗
- いく:細川ちか子
- 津川作造:信欣三
- おとり:賀原夏子
- 巽弥平:上田吉二郎
- 巽おさい:小夜福子
- 沖田:小沢栄太郎
- 金融業者:花布辰男
- 大山健二
- 伊東光一
- おいね:橘公子
- おむら:町田博子
- 松田:中條静夫
受賞歴
- 第12回カンヌ国際映画祭 特別表彰
- 第13回毎日映画コンクール 美術賞、色彩技術賞
- 第9回ブルーリボン賞 主演女優賞
テレビドラマ化
1960年・NTV版
1960年・KR版
1968年版
1969年版
1969年(昭和44年)10月18日に、NETの『怪奇ロマン劇場』で放送された。
キャスト
- 篠:北林早苗
- 稲木順一:山本耕一
- 稲木綾:鷲尾真知子
- 高津住男
- 青野平義
- 東恵美子
- 浜田寅彦
- 音羽久米子
1974年版
1974年(昭和49年)1月23日から1月23日にかけて、NETの女・その愛のシリーズで放送された。全2回。監督は中村登、企画はマキノ雅弘、音楽は坂田晃一。ナレーターは岸田今日子。
キャスト
- 篠:山本富士子
- 稲木順一:若林豪
- 内田稔
- 鳳八千代
- 加藤和夫
- 文野朋子
- 福田公子
- 室田日出男
- 西沢利明
- 三谷昇
- 渥美國泰
- 西本裕行
- 沢井孝子
- 北村総一朗
- 石田太郎
- 加藤美津子