真世界アンバー
以下はWikipediaより引用
要約
『真世界アンバー』(しんせかいアンバー 英: The Chronicles of Amber)は、アメリカの作家ロジャー・ゼラズニイによるファンタジー小説シリーズ。アンバーの王子コーウィンを主人公とした5部作と、コーウィンの息子マーリンを主人公とした新5部作(未訳)からなる。
フェアリー伝説が作品のモチーフに使用されている。
あらすじ
コーウィン5部作
病院で目覚めたコーウィンは記憶をなくしている。自分を入院させた妹であるというフロリメルの家を訪ね、ランダムとともに影の中を移動し、レブマでパターンを歩いて記憶を取り戻す。ブレイズと組んで、父王オベロン失踪後のアンバーの王位をねらう戦争を始めるが敗れて捕えられる。エリックの戴冠を見届けたあとで目を潰され幽閉されるが、体組織再生能力で視力を取り戻し、ドワーキンの助けを借りて脱獄する。
アヴァロンに向かう途中の影でかつての家来ガネロンと出会い、黒い道から現れる闇の生き物と戦う。アヴァロンではベネディクトとその曾孫のダラに出会い、アンバーで火薬として機能する宝石の削り滓を手に入れて銃撃隊を整備し、アンバーを攻めようとする。だが混沌の宮廷の軍に攻められるアンバーを見てその防御に転じる。アンバー防衛戦においてエリックの戦死を見届けて審判の宝石を譲られる。
コーウィンは王位に対して有利な立場に立つが、ケインが謎の死を遂げる。遠い影に幽閉されるブランドを兄弟姉妹全員の努力で救い出すが、ブランドもコーウィンも何者かに刺される。
アンバーのパターンの背景にある真のパターンが、ブランドに刺されたランダムの息子マーティンの血で汚されており、それがアンバーに悪影響を与えていることがわかる。
ガネロンの助けでコーウィンは、審判の宝石を盗んだブランドによるアンバーの破壊を防ぎ、ガネロンの正体がオベロンであることを知る。オベロンは自分を犠牲にしてパターンを修復し、王位の決定を委ねたユニコーンはランダムを選ぶ。
マーリン5部作
コーウィンとダラの息子マーリンを主人公とする。コーウィンは謎の失踪をしており、マーリンは影の地球で学校に行き、コンピューター会社に就職し、ひそかにトランプの原理に基づく意識を持ったコンピューターを開発している。毎年決まった日にマーリンは命を狙われ、ある日、元ガールフレンドが惨殺されているのを発見する。犯人を追うマーリンは、親友が実は敵であり、混沌のログルスとアンバーのパターンがともに意識を持ち、宇宙の主導権を巡って戦い続けていることを知る。さらに種違いの兄弟がマーリンを恨み、殺そうとする。母と義理の兄が企む混沌の宮廷の玉座争いに巻き込まれ、混沌とアンバーの両方の血を引くマーリンは、不毛な争いをやめさせ、父コーウィンを探し出す。
用語
アンバー
影
パターン(模様)
トランプ
審判の宝石
レブマ
ティルナ・ノグス
主要な登場人物
オベロンの息子の王子たち
コーウィン (Corwin)
ベネディクト (Benedict)
オベロンの娘の王女たち
その他
作品リスト
コーウィン5部作(作品リスト)
ハヤカワ文庫SF 岡部宏之訳
マーリン5部作(作品リスト)
未訳
短編
未訳
短編集『Seven Tales in Amber』に収録されている。
Dawn of Amberシリーズ
真世界シリーズの数世紀前を舞台とするDawn of Amberシリーズが、ゼラズニイの死後、ゼラズニイ財団の許可のもとでジョン・グレゴリー・ベタンコートによって書かれている。
- The Dawn of Amber (2002)
- Chaos and Amber (2003)
- To Rule in Amber (2004)
- Shadows of Amber (2005)
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