眩人
以下はWikipediaより引用
要約
『眩人』(げんじん)は、松本清張の歴史小説。仏教僧・玄昉の視点から、唐の都・長安や奈良時代の宮廷を描く長編小説。『中央公論』に連載され(1977年2月号 - 1980年9月号)、1980年11月に中央公論社から刊行された。眩人(あるいは幻人)とは、著者の説明によれば、魔法使いに近く、ペルシア人など西域出身の、麻薬を道具にした術師を指している。
あらすじ
唐に渡り十数年、日本への帰国を考えていた玄昉は、堕落した生活を送る日本僧・惟安の伝手で、西域の商人・康忠恕と知り合う。日本の薬草知識に興味を持った康忠恕は、玄昉をゾロアスター教徒の集う祠に誘う。地下の斎場で供された液体を飲んだ玄昉は、不可思議で淫猥な幻想の夢を見る。
西域出身の少年・康許生を伴い帰朝した玄昉は、唐で仕込んだ知識と幻術を武器に、朝廷での権力伸張を狙う。
登場人物
作中における設定を記述。
脚注・出典
参考文献
- 本文中に記述されるゾロアスター教・ペルシア人の日本伝来をめぐる著者の推論は、以下の作品にも見られる。
- 火の路(1975年、文藝春秋)・・・小説形式の作品であるが、作中独立した研究ノートのスタイルで、著者による推論が埋め込まれている。
- ペルセポリスから飛鳥へ(1979年、日本放送出版協会)・・・イランの調査記録。ゾロアスター教の儀式に言及している。
- 清張通史6(1983年、講談社、1989年、講談社文庫)・・・著者による古代史通史シリーズの第6巻。本作と共通するトピックが取り上げられている。文庫版では改稿されている。
- 火の路(1975年、文藝春秋)・・・小説形式の作品であるが、作中独立した研究ノートのスタイルで、著者による推論が埋め込まれている。
- ペルセポリスから飛鳥へ(1979年、日本放送出版協会)・・・イランの調査記録。ゾロアスター教の儀式に言及している。
- 清張通史6(1983年、講談社、1989年、講談社文庫)・・・著者による古代史通史シリーズの第6巻。本作と共通するトピックが取り上げられている。文庫版では改稿されている。
松本清張作品の一覧(刊行順)
長編 |
| ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中・短編 |
| ||||||||||||
シリーズ |
あ行 | |
---|---|
か行 | |
さ行 | |
た・な行 | |
は - わ行 |
あ行 | |
---|---|
か行 | |
さ行 | |
た・な行 | |
は行 | |
ま - わ行 |