石影妖漫画譚
以下はWikipediaより引用
要約
『石影妖漫画譚』(せきえいあやかしまんがたん)は、河合孝典による日本の漫画作品。集英社『週刊ヤングジャンプ』2010年32号からより連載を開始したが、2011年1号(第20話)でヤングジャンプ本誌での連載を終了。第21話以降は、2010年12月9日より、『ヤングジャンプ』のWebサイト『webYJ』でのweb連載へ移行し、2012年11月22日更新分まで連載された。移行後、『ヤングジャンプ』2011年52号までの目次ページには本作の名前と、作者のコメントが掲載された。コミックスは全11巻。
公式サイトWeb連載『石影妖漫画譚』にて其一之画濡れ女編、其二之画二口女編、其三之画 - 其五之画送り狗編を無料試し読み公開中。巻末おまけ漫画、表紙カバー下に解説付き妖怪イラスト、あとがき、巻中に後日談のイラストなど単行本用の描き下ろし特典が毎巻有り。
あらすじ
濡れ女編
二口女編
送り狗編
墓場の怪編
火車編
狂気の切り裂き魔(仮)編
悩める小蝿編
山のしろがみ様(仮)編
中山騎鉄妖犯科帳編
スリの六郎編
けさら・ばさら編
地本問屋のお葉編
獄炎の復讐鬼(仮)編
登場人物
主要人物
烏山 石影(からすやま せきえい)
主人公。裏長屋に住んでいる変わり者の妖怪絵師。普段から引きこもり気味のせいか体力が無く、多少の移動でもすぐにバテる(持っていく荷物が多いためでもあるが)。
性格はひょうきんものであるが、妖怪の話を聞くと途端に生き生きした表情になる他、妖怪を利用する入間(いるま)のような輩に対しては静かに怒る。
以前浮世絵師として活動していた時期があり、その筋の人間からは有名である。浮世絵師を辞めた理由は、本人曰く『贖罪』とのこと。
武器として毛羽毛現から貰った『妖筆』があり、書いた物を実体化することが出来る。ただし、妖筆はかなりの代物であり、使用する度に創造する『脳』と書き出す『右手』に負荷を与えるため、最大でも4枚分が限界である(最初は3枚で、後に毛羽毛現が直した)。
武幻との戦いの後に自分の力不足を憂い、少しでも妖力の効率を上げるために左腕を切断しようとしたが毛羽毛現に止められ、彼女の本気の状態での修行に取り組むことになる。修業の成果として上限が6枚を超え、また妖筆の性質を自在に操れるようになり、その後の武幻との戦いでその能力を全て使い切る形で彼を下したが、変異した無限を相手に絶体絶命の状態となる。その後も圧倒的な実力差の中で武幻を元に戻すという決死の覚悟で戦い、結果として敗北するも武幻を戻す事に成功する。
事件後、毛羽毛現が石影達の世界から一時的に別れる場面を描写し、その絵が現代に伝わっている事が分かる場面で本作は幕を閉じる。
代々(よよ)
毛羽毛現(けうけげん)
石影に妖筆を渡した妖怪。見た目は煌びやかな飾りを付けた少女に見えるが、実際は数千年を生きる大妖怪である。
自分の毛を武器として扱うことができ、毛を刃状にして相手を切りつけたり、絡みつかせて拘束したりすることも出来る。
永く生きているせいか幅広い趣味と見聞を持ち合わせており、絵描きでは石影を完全に凌駕している。
本気で戦うときは、少女の姿とは異なる大人の姿となり、その実力は石影が生死の境を彷徨い、修行地の山は森林が吹き飛び、地面がいくつも抉られている等の災害級と呼べる物である。玩具屋との戦いでその力を使い、彼の切り札の1つである九頭竜を破壊出来たが、この能力には制限があり、上限を超えてしまうと二度と元に戻れなくなる。
玩具屋との戦いの後、玩具屋の力を増大させないために自分を含めた妖怪達に封印を呼びかけ、石影達の世界から一時的に別れることを石影に告げた。
中山 騎鉄(なかやま きてつ)
若くして火付盗賊改方の長官に就いた青年。強い正義感を持ち、部下を思いやる性格。入間の事件で石影と知り合うが、最初はそりが合わず邪魔者扱いしていたが、犯人が特定できたことと入間との戦いを見て和解する。剣術の腕はかなりのもので、殺し屋3人を同時に相手しても引けを取らない。
入間の攻撃を度々受けたことと持ち合わせていた才能から、妖怪を斬る力「斬妖」と妖怪を見抜く力「怪視」を体得する。
入間との戦いの後、数日の謹慎を経て復職するが、怪視によって石影でも見えない魑魅魍魎や人に化けた妖怪などが見えるようになったことに悩まされる。その状態でいちと出会い、彼女の無念を晴らそうと行動する。
江戸の焼死事件を石影と共に追い、その真犯人を知ったことで動揺し一度は自暴自棄になったが、石影の提案に賛同し持ち直す。
玩具屋達との戦いでは亜臓・改を一蹴し、剣聖と呼べる実力のジローを相手に天井に刺さった刀ごと振り抜き勝利する(奇しくも宮本武蔵と同じ決着である)。
事件後は武幻の孫を引き取り、立派な武士として育てようとして苦心している姿が見られた。
鳳蓮(ほうれん)
興明寺の対妖僧兵の青年。僧ではあるがかなり気さくな性格。興明寺の対妖怪用の訓練を受けており、寺でも随一の腕前を持つが、一度も妖怪と対峙したことが無かった。その上極度の緊張感から目を瞑ってしまうなどの欠点がある。
師匠である終山からの扱いに反発し、無断で『浄厄槍』(じょうやくそう)を持ち出し、『しろがみ』の討伐に乗り出したことが石影達と出会うきっかけになった。
戦闘時は『浄厄槍』を使った槍術と類まれな体捌きで戦う他、自己治癒能力を最大限に高め、最低限でも妖怪と戦える状態に戻す『輪廻』(りんかい)とそれらを支える『ド根性』で戦闘をサポートする。ただし、『輪廻』はあくまで(最低限に)戦闘に耐えるために必要な状態に戻すだけで、治す時には受けた傷と同じ痛みが走るなどの欠点もある。
白狒々との戦闘後、再戦の約束を(彼の意思とは関係なく)取り付けられるが、終山の問いかけに対して毛倡妓を守りたいと啖呵をきる。
玩具屋一味との戦いでは、絶望的な実力差のベリーを足止めし続け、重傷を負いながらも救援に来た白狒々と共に戦い、ベリーを撤退にまで追い込んだ。その後、別離を伝えに来た毛倡妓にプロポーズした。
毛倡妓(けじょうろう)
髪をツインテールにした妖怪。毛羽毛現とは義姉妹の関係であるが、過去の出来事から彼女と違い大の人間嫌い。昔はポニーテールだったが、妖筆作成のために毛羽毛現が少し奪ったため、今のツインテールになった。白狒々の一件以降、また髪型が変わり今度は一本の長い三つ編みになった。
絶対に切れない性質を持つ髪と高い身体能力を駆使した格闘術を得意としており、生半可な妖怪では敵にもならないほどの実力を持つ。
何度も説得に来る鳳蓮を鬱陶しく思っているが、彼の生来の優しさに惹かれている(ただし、素直に表現できず悪態をつくが)。
玩具屋一味との戦いでは桔梗と戦い、彼女を説得することで戦意喪失を図った。戦いが終わった後、鳳蓮のプロポーズを承諾し妖怪側で唯一石影達のもとに残る。
玩具屋
玩具(からくり)屋
妖怪の能力を取り込んだ玩具を与え人間を半妖に変える謎の人物。江戸転覆を目論むが目的や真意は不明。外見は普通の青年のようだが、人間として何かが欠落しているような雰囲気を漂わす人物である。
彼の持つ能力は妖怪を合成することで、この能力によって入間のような物ノ怪人間を作り出す。
上記の能力から妖怪を兵器に変えようとした計画『梔子の間』に関わっており、この計画を潰したのも彼である。終山はこれらの行動を復讐と捉えていたが、彼自身は何とも思っておらず、ただ楽しみだけを追求しているだけである(終山曰く、感情が壊れている)。
戦意を喪失し逃げようとした桔梗を始末しようとしたところを終山に阻まれる。終山と戦い、自身も手傷を負いながら終山を瀕死の状態に追いやったが、その場に現れた毛羽毛現とも戦い、彼女の真の姿に興奮し執着する。彼女を捕えようとするが、終山の横槍を受け失敗。撤退する際に毛羽毛現にこの戦いの真実を伝えてベリーと共に逃げた。
入間 亜蔵(いるま あぞう)
とある事件で浪人に身を落とし逃亡生活をするが、玩具屋と出会い半妖・かまいたちとなる。性格は残忍かつ臆病。江戸で連続殺人を繰り返す。
石影達とは何度も戦うことになり、石影との一騎討ちでは彼の妖筆を破壊することに成功するが、彼の奇策に敗北した。彼の話術によって罪悪感を揺り起こされ、乱心状態で逃げようとしたが、最期は中山に討たれる。
死後、遺体は玩具屋に回収され、欠損部分を妖怪の血肉で補修した『亜蔵・改』となる。入間の意識は微塵も残っておらず、生前口にした言葉を意味も無く繰り返すだけの文字どおりの『玩具』へと成り果てる。かまいたち姉弟と戦った際、妖怪化がさらに進行した異形の姿と能力で彼らを圧倒するが中山に阻まれる。中山の姿を見た途端に狂喜狂乱するなど中山への妄執は残っており、彼に襲い掛かるが一蹴される。
掛川 武幻(かけがわ むげん)
掛川家の家長を務める老武士。厳格な性格。中山の剣術の師匠で、僧兵の終山とは若い頃に(かなり苛烈なものだが)研磨しあった仲。
息子の源一郎の事件で石影と知り合い、息子の死の真相を知るが、あえて仇討ちはしなかった。
後に、息子の死が謀殺であったと知り、また源次郎と満枝を暗殺されたことで、復讐のために玩具屋と手を結び、数々の焼死事件を引き起こす。
復讐の行動パターンを石影に読まれ、襲撃した屋敷で彼と戦うが、戦闘の最中に入間同様に進化(妖怪化)し、若かりし頃の姿になる。同時に実力も桁違いに跳ね上がり、石影が絶対に勝てないと確信するほどの強さを得た。
石影との戦いの後に自問自答する時間が増えたらしく、1人でいるときは常に物思いに耽っている。その内容はこれまでの人生を振り返るものであり、数々の選択と後悔に彩られているものであった。
石影との再戦では終始彼を圧倒し続けていたが、百足車を用いた石影の奇襲を受けてしまい敗北する。しかし、敗北によって自身の存在価値と最後の拠り所である復讐を失ったことで自己を認識することができなくなり、最悪の妖「獄炎童子『無限』」へと変貌してしまう。
『無限』に変貌した後も自我を保ち続けており、石影に倒されることを願っていたが、彼の覚悟を目の当たりにしたことで自分の願いはただの自己満足だと知り、『無限』を抑え込むことで正気に戻った。全てにけじめを付けるため、ひとり切腹しようとする所に毛羽毛現から孫が生きていたことを伝えられ、満足した上で死を選んだ。
獄炎童子『無限』(ごくえんどうじ『むげん』)
心の拠り所を失ったことで体内に蓄積された妖力が暴走し、主人格である武幻を押しのけて誕生した人・妖怪・半妖とも異なる“獣”のような存在。外見は辛うじて人型を保っているが、全身は漆黒で、背中には妖力によって構築された炎の翼が存在する。顔には「X」の字の炎が存在するだけで感情を読むことが出来ない。感情は存在するみたいで、傷を負った際は恐れ、憤怒を示す際は顔の「X」が「∞」へと変化した。
近づくだけで感覚が麻痺するほどの強力な妖気を発散し石影を一方的に追い詰めていくが、彼の決死の覚悟で生み出した武装筆によって互角の戦いにもつれ込み、真っ向からの一撃によって一度は武装筆を破壊するも、破壊された武装筆の妖気を再利用した新しい武装筆によって逆転される。
妖刀『火童羅』(ひどら)
ジロー
玩具屋が呼び寄せた物ノ怪人間の1人。ゴロツキから女性を助けようとするなど、良識はあるが行動が伴わない。長物を持った三枚目の伊達男。
しかし、30歩歩くと体がバラバラになる様に斬るなど、人知を超えた剣術を持つ。これらの剣術には妖力が関わっておらず、あくまで純粋に人間としての技術である。
普段は飄々とした性格であるが、『玩具』にされていたかまいたちの解放に涙を流すなどの人情的な面や、かまいたち姉弟等の邪魔者は容赦無く切り捨てようとするなどの冷酷な一面を持っている。
正体は、佐々木小次郎 “本人”であり、年齢は100歳を超えているが、玩具屋に出会うまで執念で生き延びていた模様。一生を剣に費やして生きていたためか、型に嵌らない自由な戦い方を得意とする。刹那での戦いを好み、執念で何度でも立ち上がろうとすることを嫌う。
中山と戦い、自分の全力を出せる好敵手と認めて殺しあうが、中山の生きる執念に失望した時に生まれた隙を突かれて敗北する。
中山との立ち会いの後に桔梗と再会し、彼女に玩具屋と手を切ることを伝えて残り少ない寿命を自然に任せる道を選んだ。
おまけ漫画では武蔵との決闘の真実が描かれており、決闘に遅れたのは逆に小次郎の方であった。予定よりも4時間遅刻し、しかもかなりひどい二日酔いという体たらくで、そのあまりの醜態に逆上した武蔵に問答無用で殴り倒されて敗北した。ただし、この頃から人を細切れにするなどの超人的な剣術を持ち合わせており、まともに戦っていたら歴史が変わっていた模様。
桔梗(ききょう)
玩具屋が呼び寄せた物ノ怪人間の1人。ゆったりとした着物を着た身重の女性。時折腹の子供に向けて赤ちゃん言葉で話しかけている。性格は大らかで、率先して戦おうとはしなかったが、子供への愛情と執着は異常なまでに強く、腹を攻撃してきた毛倡妓を凄まじく罵り、即座に臨戦態勢に入るほどである。
能力を得る前は、江戸城大奥の側室の1人だったが、子供を成せない体質であったことと、あらぬ疑いをかけられた一件から大奥を追い出された過去がある。
毛倡妓の説得によって戦意を喪失し、逃げ出したが、用済みと判断した玩具屋に殺されそうになったところを、終山に助けられる。その後、ジローと再会し、自身の中にいる9人の子供を養うために尼寺に行くことを伝えた。
惣右介(そうすけ)
火付盗賊改方
掛川家
掛川 源一郎(かけがわ げんいちろう)
掛川 源次郎(かけがわ げんじろう)
対妖僧兵
終山(しゅうざん)
川越『興明寺』を束ねる老僧兵。鳳蓮の師匠。弟子の教育はかなり苛烈なものであり、その内容は鳳蓮を含め門下の弟子達がトラウマを持ちかねないものである。
同業の僧兵からは、口だけで何もしない様から「口だけ終山」と陰口を言われているが、玩具屋が放った(精強な対妖僧兵が敵わない強さの)巨大な合成妖怪を一撃で屠るなど、実力はかなりのものである。
石影たちと玩具屋一党との戦いの件を式神を通じて聞いており、それに乗じる形で白狒々と共に戦いの場に乗り込む。玩具屋本人と戦うが、玩具屋の出した九頭竜によって両腕を喪失して瀕死の状態になったが、玩具屋と毛羽毛現の戦いに横槍を指す形で乱入し、奥義『浄光』の光と共に消える。
しかし、実は水蓮尼が事前に転送符を忍ばせていたことにより命を長らえた。その後、表向きは死んだことにして来たるべき時に再び横槍を入れるべく、裏で暗躍する事を決めた。
武者修行をしていた時代は、自身の力の誇示として道場破りをくり返していた。その時に武幻と出会い、殺し合いじみた試合をした(周囲の門下生達が止めに入って引き分けになったが)。
水蓮尼(すいれんに)
天山(てんざん)
その他の人物
「暗剣」暗木無明斎(「あんけん」くらきむみょうさい)
本所の六郎(ほんじょのろくろう)
いち
5,6歳の少女の幽霊。生前は呉服屋の娘だったが、商売敵の呉服屋の放火によって家族もろとも殺された。
幽霊になった後は、数年間その場で通行人の生気を吸いながら復讐の機会を待っていた。自分を見つけてくれた中山と行動を共にし、彼らの捜査によって念願の仇を見つけ、復讐のために中山から吸い取った生気を用いて妖怪へと変貌する。妖怪になっても協力してくれた中山と岸田を殺そうとはしなかったが、中山とは意見の食い違いから敵対する。
中山との戦いでは、上記の生気を吸う能力によって常に優位に立っていたが、彼の怪視によってからくりを見破られて自暴自棄となって襲いかかったが、彼の必死の説得に納得しその場を引いた。その後、両親の霊と再会することができた。
おまけ漫画ではもしも生きていたらと夢想しており、中山に好意を持っていると思しき描写がある。
葉(よう)
兵頭一乃斉(びょうどういちのさい)
登場する妖怪
石影の描く妖怪画
石影が実物の妖怪を見て創造し描くので、劇中に実在する妖怪とは異なるものが多い。中でも名前に「死」が付くものは死を連想させるため必殺の威力を持つ妖怪画である。
槍ねずみ
鐘蝦蟇(かねがま)落とし
篭手海老(こてえび)
犬咬み貝(いぬかみがい)
死中引き込み腕(しちゅうひきこみかいな)
燕矢遠矢(えんやえんや)
燕矢遠矢・連(えんやえんや・れん)
百足超車(ももぞぐるま)
死中ノ落人(しちゅうのおちゅうど)
死数蚊(しすうか)
連射式断首砲(こうべがり)
薄白連(はくはくれん)
斬裂天狗(きりさきてんぐ)
削眼鬼(さくがんき)
一口鯰(ひとくちなまず)
がんばれピヨ太郎
飛駄天(とびだてん)
蛇の掌(へびのて)
武装筆「狒々殺槍」(ぶそうひつ「ひひさっそう」)
綾取りグモ(あやとりグモ)
虎蛙(とらかわず)
石影妖屋敷(せきえいあやかしやしき)
歯刃襖(はばぶすま)
足軽タタミ(あしがるタタミ)
十六夜甲冑(いざよいかっちゅう)
武装筆「無限」
アニメ
ヤングジャンプのホームページで河合孝典氏書き下ろしストーリーネーム50ページのwebアニメが配信された。制作は週刊ヤングジャンプ編集部、制作協力にSoftgarage。全3話構成で2012年2月1日に第1話、同年2月16日に第2話、同年3月1日に第3話が公開される。
単行本
- 河合孝典 『石影妖漫画譚』 集英社〈ヤングジャンプ・コミックス〉、全11巻
- 2010年11月19日発売 ISBN 978-4-08-879073-2
- 2011年2月18日発売 ISBN 978-4-08-879102-9
- 2011年5月19日発売 ISBN 978-4-08-879147-0
- 2011年8月19日発売 ISBN 978-4-08-879191-3
- 2011年11月18日発売 ISBN 978-4-08-879227-9
- 2012年2月17日発売 ISBN 978-4-08-879271-2
- 2012年5月18日発売 ISBN 978-4-08-879335-1
- 2012年6月19日発売 ISBN 978-4-08-879350-4
- 2012年9月19日発売 ISBN 978-4-08-879421-1
- 2012年12月19日発売 ISBN 978-4-08-879481-5
- 2013年1月18日発売 ISBN 978-4-08-879537-9