硝子の塔の殺人
ジャンル:サスペンス,
以下はWikipediaより引用
要約
『硝子の塔の殺人』(がらすのとうのさつじん)は、知念実希人による日本の小説。2021年7月30日に実業之日本社から刊行された。表紙絵は青依青が担当。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、地上11階・地下1階の硝子の館に集まった刑事、霊能力者、小説家、料理人など難癖のあるゲストたちによって、硝子の館で起きた謎が謎を呼ぶ殺人事件と13年前の事件の因果が解き明かされていくさまを描く。
2022年本屋大賞ノミネート作品。
あらすじ
硝子館
長野県北アルプスの南部蝶ヶ岳の中腹のスキー場跡に建つ、円錐状のガラス製の建築物。建築基準法や火災予防条例を全無視して建造した。最上階が神津島コレクションを収めた展望室。
この地では、13年前にスキー場で暴行された女性が血まみれで発見され、近くのペンションの地下に監禁されていたことが判明し、ペンションオーナーの冬樹が重要参考人とされたが、冬樹は森に逃げ込み直後に雪崩が発生し死亡とされた。その後ペンションの地下からは11人分の白骨死体も発見された。事件の風評被害もありスキー場は閉鎖、周辺の宿泊施設等も閉業に追い込まれ、神津島が格安で一体を購入し、一旦更地としてから、硝子の館を建設した。
登場人物
肆の部屋
その他
上記登場人物以外にも、作者の別作品「天久鷹央の推理カルテ」に登場する天久鷹央を硝子の塔に呼ぼうとしたが断られたことをほのめかしている神津島の発言もあった。
書誌情報
- 知念実希人『硝子の塔の殺人』、実業之日本社、2021年7月30日発売、ISBN 978-4-408-53787-0