神さまの言うとおり
以下はWikipediaより引用
要約
『神さまの言うとおり』(かみさまのいうとおり)は、金城宗幸原作・藤村緋二作画による日本の漫画シリーズ。『別冊少年マガジン』(講談社)2011年3月号から2012年11月号まで第壱部となる『神さまの言うとおり』が連載された。『週刊少年マガジン』(講談社)2013年7号から第弐部となる『神さまの言うとおり弐』が2017年4・5合併号まで連載。
2014年11月に実写映画が公開。同月、ムービーコミック化された。また、2015年5月にDVDが発売された。
概要
本シリーズは基本的には第壱部の『神さまの言うとおり』と第弐部の『神さまの言うとおり弐』の二つの漫画で構成されている。また、第弐部の終了後には前日譚として『神さまの言うとおり零』全4話がマガポケで連載され、試練の謎とアシッド・マナ誕生の秘密が描かれた。
『漂流教室』や『バトル・ロワイアル』、『リアル鬼ごっこ』など、死の因果に薄い一般人が突然に生き残りを懸けた不条理に巻き込まれるサバイバル・シチュエーション・ホラーの流れを汲む作品。古来から知られている遊びや事物を基にした殺人ゲームの意外性と、滑稽なほどに単純明快なルールの下で生死を分かつ非情さのコントラストが特徴的で、その奇想天外な進行は仕掛けた首謀者も事態の全容も全く見当をつかせぬほどのスケールを出している。なお、単行本の次回予告はかなり特徴的。
神さまの言うとおり (第壱部)
神さまの言うとおり弐
『弐』の物語の主となる時間軸の最初は『第壱部』で「だるま」が始まるよりも前である。『第壱部』とは別の場所で起こっていた殺人ゲームを『第壱部』の登場キャラクターとは別の登場キャラクターで新たに描く。第1話・第2話では青山仙一と明石靖人の2人を主人公とし、第3話以降は明石靖人を単一主人公としている。連載開始時の紹介では、「第壱部を読んでいなくても独立して楽しめるが、読んでいればより楽しめる」作品としている。
最初は『第壱部』とは平行に近い形で描かれており、時々『第壱部』の登場キャラクターが断片的に描かれ、「影踏み」が行われている時期には明石たちが高畑瞬をはじめとする『第壱部』の登場キャラクターと関わるシーンがある。しかし、第104話「物語は」の終盤で『第壱部』の続編でもある作品となり漫画シリーズで起こった事件の顛末が描かれる。
あらすじ
神さまの言うとおり(第壱部)
高畑瞬がこの世に生を授かって16年。ごく普通のありふれた高校生として粛々と、つつがなく平穏な日常を生き続けてきた。今日もいつもと同じような時間を過ごし、いつもと同じような退屈に気を倦ませていた。
そんなある日、瞬たちの教室に教師の頭部から一体の「だるま」が出現。かみまろによる「試練」に参加させられる。
神さまの言うとおり弐
青山仙一と明石靖人はかつてサッカー部に所属していた小学校以来の親友同士。大学進学を控えた冬のある朝、2人は部を続けるか否かで大喧嘩してしまい、明石は授業を受けず帰宅する。
青山は教室に閉じ込められ、クラスメイトと共に「だるま」の試練に挑む。
一方、学校を欠席した明石の前には「二宮金次郎尊徳」の像が現れ謎の少年セイン・カミが取り仕切るオーディションに挑むことになる。
登場キャラクター
ゲーム参加者(『第壱部』)
一部は『弐』にも登場するが、基本的には『第壱部』の内容を記述する。すべて「出席者」である。演は実写映画版の俳優、声はムービーコミックの声優。
主要登場キャラクター(ゲーム参加者・『第壱部』)
高畑 瞬(たかはた しゅん)
天谷 武(あまや たける)
演 - 神木隆之介 / 声 - 羽多野渉
都立みそら高校2年E組に所属する男子生徒。喧嘩に明け暮れる不良少年で、生徒たちから恐れられている。サイコパス気質の危険人物でもあり、己の欲望のままに行動し、暴力で他者を破壊することにのみ喜悦と自己実現を感じる残忍な性格。
母親と義父(愛人)から虐待を受けていた過去があり、バットでその2人を撲殺したことをキッカケに破壊行為に生きる喜びを感じるようになった。破壊願望こそあれど感性は子供のような部分も多く、幼稚な思考が見え隠れしている。
身体能力は非常に高く、「こけし」の縄跳びを1人で7000回以上跳び続ける、それをスピードMAXにされても問題なく全て回避する、「どきょうそう」で他のプレイヤーを片手で掴んでゴールまで投げ飛ばす、墜落したヘリコプターのプロペラを投げ飛ばすなどパワー・スタミナ・スピード共に並外れている。
都立みそら高校の高校生
「こけし」 - の登場キャラクター
平井 翔子(ひらい しょうこ)
前田 小太郎(まえだ こたろう)
奥 栄治(おく えいじ)
秋本クリストファー健人(あきもと クリストファー けんと)
城崎 優(しろさき ゆう)
「しょうべんこぞう」 - の登場キャラクター
真田 ユキオ(さなだ ユキオ)
演 - 大鶴佐助
「しょんべんこぞう」において瞬たちと敵対したチームのメンバーとして登場した、尋常ではない身体能力を誇る長躯の少年。マイペースな性格の持ち主。
実写映画版では、設定が原作と大きく異なり、高い身体能力やマイペースな性格などの設定は軒並みオミットされたごく普通の少年。
ゲーム参加者(『弐』)
基本的には『弐』の内容を記述する。
主要登場キャラクター(ゲーム参加者・『弐』)
明石 靖人(あかし やすと)
『弐』の主人公。東京都播磨生高校の3年。青山とは親友同士でサッカー部のパサーだったため、サッカーで培った驚異的な動体視力を持つ(明石はこれを「明石周辺視(アカシック・アイ)」と名付けた)。
試練当日の朝にこれからサッカーを続けるかどうかで青山と喧嘩になり、学校を出たことで欠席者扱いとなる。喧嘩の際に、高校最後の大会で青山がPKをミスしていなければ全国に行って今もサッカーを続けていたと青山を責めているが、本当は自分がチームの勝敗を決める責任を負うことが怖くて「脚を痛めた」と嘘をついたことで青山が蹴ることになったため、そのことを強く後悔している。その後青山に謝るために学校に戻るが、既に「だるま」の試練が始まっていたため入ることは出来なかった。
その夜欠席者である明石を迎えに来た「にの」に、青山に出会って朝のことを謝るという目的で乗り込む。
大切なものは将来の夢を青山と共に書いたサッカーボール。
「戯」はファンタジスタジャラ。アカシック・アイをスイッチとして発動する。サッカーボールを蹴ることで瞬間移動をする、敵の攻撃が来るまでの時間と逃れる方法が分かる、相手の弱点を可視化できるなど、戯の中でも最強クラスの能力を持つ。
青山 仙一(あおやま せんいち)
持田 涙(もちだ るい)
丑三 清志郎(うしみつ きよしろう)
「まめまき」 - の登場キャラクター
すべて「欠席者」である。
星川 芽衣(ほしかわ めい)
静岡の白葉女学園2年。当初は女子高に通っていると言っていたが、「拳」の回想では共学高に通っていたようになっている。気分屋で惚れっぽい。将来の夢は絵本作家で、絵心がある。学校の教師に絵の才能を見出されて慕うものの、性行為を強要された挙句、芽衣から言い迫ったと濡れ衣を着せられて失望し、不登校になった。普段はぶりっ子だが怒らせるとかなり恐ろしく、容赦なく暴言を浴びせたりするなど、感情の起伏が激しいが、良くも悪くも単純な性格の持ち主。
人生をやり直す目的で「にの」の誘いに応じて試験に参加する。「まめまき」から明石・涙・丑三と共に試練を乗り越え、明石に対して積極的にアプローチをかけ続けている。「七×七不思議」で死んだ鳳、涙、凛平、末成大樹のために遺影代わりに似顔絵を描いたり、一度も会ったことのない福満の祖母が死んだことを知った際大泣きするなど心根が優しい性格でもある。「鬼退治」3日目に巨大化した熊に喰われて死亡。
レッスンで選んだ一番大切なものはスケッチブック。「戯」はモシャジャラ。スケッチブックに描いた「自分の好きなもの」を実体化できる。
網走 洋平(あばしり ようへい)
原 海(はら かい) / ハラカイ
石川出身の万藻州西高校3年。肥満体型で普段はおどおどとしているが、興奮しやすい性格をしている。興奮すると「ラァァイ!」と独特な叫び声を上げる。会社を経営している両親の下で幸福な暮らしを送っていたが、両親が交通事故で死亡した後、いじめや両親の部下の跡目争いが原因で人間不信となる。
手汗を利用して「ちいさ〜い」鬼を倒し、「豆まき」クリアに貢献した後「あやとり」の試練に参加するが、死の恐怖を前に暴走し、暴力で仲間を服従させて強引に突破してから性格が豹変。他者に対して攻撃的になり、神の力を得るため試練に対して肯定的になる。しかし、内心では止まれない自分自身に恐れを抱き、それを自覚させた明石を殺して完全に生まれ変わろうと暴走を重ねるが、その明石に命を救われ再び諭されることで元に戻った。
「拳」のじゃんけんで敗北するが、新たな仲間との幸せな思い出に浸りながら笑顔で死亡する。
柘植 まさみ(つげ まさみ)
キング・ガゼル
木村 萌美(きむら もえみ)
「すなとり」 - の登場キャラクター
すべて「欠席者」である。
戸呂井 アキラ(とろい アキラ)
西野・スーザン・花(にしの・スーザン・はな) / スージー
100Years.After(ハンドレッドイヤーズアフター)
「学校の七×七不思議」 - の登場キャラクター
すべて「欠席者」である。
紫村 影丸 (しむら かげまる)
「いすとり」チームの表向きのリーダーで宮崎県出身。「光導者(シャイナー)」を名乗り、セイン・カミが欠席者に課した試練を唯一クリアして「神の力」を手に入れ、自分を信じるものを生き返らせることができるとして、「いすとり」チームの生き残りメンバーを支配していた。
実は愛甲の催眠術によって操られていただけで、元々は気弱な少年。カミーズJr.5番目のメンバーとなる。
レッスンで選んだ一番大切なものは自分の意志と力で砕いた石。「戯」はセキカジャラ。「いし」をキーワードに発動し巨大な岩に変身する。
「三国ドロケイ」では月の国に所属し、明石から防衛大臣に任命される。自身のジョブである兵士の能力を活かしてファトマの身を守るなどの活躍を果たした。
「神罰ババ抜き」では「引いたら死」カードを最初に引き死亡する。
愛甲 龍臣(あいこう たつおみ)
「いすとり」チームのメンバー。髪を立てた不良で紫村の右腕的存在だが、実際は影の支配者と呼べる存在。非常に身体能力が高く、「暴禦士(ボウギャー)」を名乗る。
「催眠暗殺」を生業とする一族の生まれで、背中に描かれた模様を見せることで相手に催眠術をかけることができる。「まめまき」で紫村に催眠術をかけ、使い勝手のいい操り人形「光導者」として仕立てあげた。
今まで親の教え通り感情を殺して暗殺を続ける自分の存在理由を見失っていたが、試練の中で初めて紫村を自分のために操ったことで、人を支配することに自分の生きる理由を見つける。
「七×七不思議」最終日に本性を表し、最後の不思議をクリアしようと拳銃を撃つが、身を張って防ごうとした明石に銃弾が命中したことで、「アイテムを他チームの人間に使ってはいけない」というルールに違反してしまい死亡する。
「こぶし」までの登場キャラクター
すべて「欠席者」である。
福満 重里(ふくみつ しげさと)
「いすとり」チームのメンバーで岐阜県出身。面長の太っちょ。元々は不良少年。幼いころから甘え、自分を見捨てずにいてくれた祖母に再会したいと願っている。
「七×七不思議」11日目に紫村の提案した「一人一殺」の特攻作戦で明石や柘植を殺そうとするも、失敗して生き延びる。その後明石の説得で紫村の予言の矛盾に気づき疑いを持つが、愛甲の言葉に再び洗脳されてしまう。
「拳」で祖母への思いを胸に挑戦し、見事じゃんけんに勝利し、カミーズJr.に最初に入る。カミーズJr.最初の試練である「帰宅」で自分の家に帰るものの祖母は既に亡くなっていたことを知る。
目覚めた「戯」で「鬼退治」のクリアを目指し、金太郎を撃破するものの、巨大化した熊に殺される。
レッスンで選んだ一番大切なものは祖母の位牌。「戯」はバッチャジャラ。福満自身が思い描く祖母の姿を複写し操る。
蓬莱やえ (ほうらい やえ)
「空中ケンパ」 - の登場キャラクター
すべて「出席者(神の子)」である。(明石、紫村を除く)
東浜 佑(ひがしはま たすく)
第41の箱の生還者。青山、子門隼人と共に第41の箱から生還した。IQ150を超える天才少年で「神に最も近い男」としてテレビで取り上げられている。
何事も合理的かつ冷徹に思考するリアリストで、ゲームクリアのためなら他人の命も平気で危険に晒すなど冷酷さが目立つ。また、事ある毎に他人を「馬鹿」と呼び見下すなど傲岸不遜でもあり、共に生き残った青山のことを馬鹿にして明石の怒りを買う場面も見られた。幼少期からその才覚を発揮していたが、成長するにつれ両親を含めた周囲の人間を「馬鹿」と切り捨て見下していくようになるなどかなり屈折した人格が形成されていった。
「空中ケンパ」では、自分のゴールより他人の救助を優先させた明石を見て彼に興味を持っていく。仲間のために自分を犠牲にすることも厭わない明石の思考が当初は理解出来なかったが、心を動かされ最後には自分の裏切りによって絶体絶命に陥っていた天馬遊を生還させる。
その後、明石によって潰された11のスペルを探すが、見付かった物が佑にしか踏めない物であったため、明石に11のゴール足場を譲り、彼をクリアさせた時点で「24時間」の制限時間が過ぎタイムオーバーとなる。
自分に人間らしさを取り戻させてくれた明石に感謝しながら、崩壊していく案山子や足場と共に空に散っていった。
天馬 遊(てんま ゆう)
安 千夏(やす ちなつ)
ピカキン
時東ジョニー秀樹(ときとうジョニーひでき)
高梨 金太(たかなし きんた)
第53の箱の生還者。ビリヤードのキューを所持しており、自分が生き残るために他の「空中ケンパ」参加者を突き落としていた。
紫村を突き落とそうと襲いかかり明石に阻止される。しかし、明石がゴールするはずだった10の足場に目を付け明石に掴まれたキューを放棄し足場へ突進する。
この時同じく10の足場に目を付けた宇治原と競争する形となり、結果宇治原才よりも早く10の足場を踏むことに成功したため空中ケンパをクリアした。
なおビリヤードのキューは明石が「空中ケンパ」終了まで所持していたが「地獄変」開始時には無くなっている。
「地獄変」の「天邪鬼迷宮」にて明石、朽木豊と共に「ジグソードールの部屋」に挑戦する。
人形とは言えいやらしい笑みを浮かべながら天馬遊の胸や尻を触る・揉むなどかなり悪辣な面が目立つようになっていた。
提示されたルールをそのままの意味で取り、明石からパズルのピースを強奪して完成させようとしたため(この時明石に制止されるも取り合わなかった)、人形から飛び出した刃に身体を八つ裂きにされて死亡する。
「地獄変」 - の登場キャラクター
太陽の国
リリィ
「三国ドロケイ」から登場し「太陽の国」の王に任命された外国人の少年。筋骨隆々のボクサーのような出で立ちをしている。百合の花に似た大きな火傷痕がある。
マナから与えられた二つ名は「ガチムチの絶対皇帝」。自分の国の1200人の中から5人を精鋭として指名し、自身とミケ、ダンデライオン、オスメス、CB、プゥを入れた6人で「六糞野郎(サノヴァ・シックス)」を結成する。根っからの悪人ではないが人を殺していくことを「どうしようもないこと」と称し、「何人殺してでも神に」なり「誰も何も殺さなくていい世界を創る」と語る。その身体能力は天谷を圧倒するほど。
もともとリリィを含めた六糞野郎は紛争を続ける西アジアのヤブキ共和国リキイシ地区の少年兵であった。希望もない戦いの連続の中でミケなどの仲間とのふれあいにより少しずつ心を開く。しかしその紛争が終わったあとに、大人の裏切りにより少年兵が全員銃撃される。彼が世界に絶望した瞬間、突如現れたランプの魔神によって大人は全員殺害される。ランプの魔神は生き残った6人の少年兵(リリィ、オスメス、ミケ、CB、プゥ、ダンデライオン)に神になるかどうかを問いかける。リリィら6人は世界を変えるために、選別へと向かった。
選別終盤では丑三、天谷、ハンナ、ユキオと対決。自分と違い「希望」のために戦う丑三や天谷の姿を見て心が折れ、とうとう丑三と天谷に地面に押さえ込まれてしまう。ユキオが背中をタッチしようとした瞬間、仲間と過ごした情景が蘇り右手の指4本を引きちぎることによって生き延びる。そのことがきっかけで殺戮の心を入れ替え、オスメスと共にやり直す機会を与えようとする。結局、明石の策で死亡するまでオスメスがリリィの話を聞き入れることはなかったが、オスメスを止められなかったことを明石に謝罪し、この命で「償う」ことを宣言する。そして、アルフ・Eが天谷に殺害された後に「六糞野郎」唯一の生き残りとしてではなく平和な世界を目指すものとして宣戦布告する。瞬がかみまろを道連れに神罰を受け死亡した際、引かれたら死のカードを所持、「正々堂々(フェア)」な状態でゲームを再開した際、明石を上がらせるために死を覚悟した上で「引かれたら死」カードを渡す。明石に「生きる理由は未来にしかない」と諭され、丑三との「正々堂々」の勝負に挑む。直接的な描写はないが、その後死亡する。
ミケ
「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。仲間に対して思いやりを見せるが敵に対しては残忍。素早い身のこなしで敵を圧倒して見せた。その身体能力を最大限に活かし、明石の救出に現れたやえを真っ二つにした後ナツメグとハンナをピンチに陥れるが、直後に現れた天谷によって倒される。リリィに六糞野郎の思いを託したあとに静かに死亡する。
ダンデライオン
「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。狂人のような風貌で斧を使い敵を切り殺す。ユキオによって捕縛され、その後処刑された。
CB(カスタムボーイ)
「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。左手と両足に装備した義手で敵を貫く。頭を丸め数珠を持ち歩くなど、僧侶のような風貌をしている。後述のオスメスと合体しロボットのような姿になる。丑三の戯により倒される。
オスメス
「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。顔の♂と♀のペイントが特徴で2m以上はある大男。明石に対し「これは戦争ですよ」と語ったのち捕獲する。その後CBと共に丑三の戯によって倒されるもかろうじて生存。選別終盤でファトマを捕獲し、処刑する。
最終選抜「神罰ババ抜き」ではリリィを神にするため、リリィ以外の他参加者を全滅させるために奔走するが、リリィに激怒され共に心を入れ替えることを提案されるもこれを聞き入れず、自らが描いていたリリィとは性格が変わってしまったとリリィをも見限り、自らが神になることを決意。JOKERのカードや、「引いたら死」カードの位置がわかる「7見えるカード」などをもち躍動するも、アルフ・EにJokerを引かれた後自分のやり方に憤慨した明石と、明石を溺愛する丑三の策に嵌り時限爆弾の神罰カードを引き死亡する。
プゥ
「三国ドロケイ」から登場する外国人の少女で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。瞬の登場時の強い衝撃波によって死亡。
アルフ・E
「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明だが、明石を監視するための門番3人衆の1人。「三国ドロケイ」の決着後は他の2人を失うも合格者として「神罰ババ抜き」に挑む。
メルトの死後、オスメスからJOKERのカードを引いたことで、オスメスの撃破に貢献した。その後「神になったら人類平等な平和な世界を作る」ことを宣言。しかし「神になって全てのものを破壊する」ことを目標とする天谷の、大理石をも破壊するデコピンにより失神。持っていた「ハイテンションでなければ死亡」カードの神罰により死亡した。
THE ALFEEの高見沢俊彦を髣髴とさせる風貌をしている。
リリィ
「三国ドロケイ」から登場し「太陽の国」の王に任命された外国人の少年。筋骨隆々のボクサーのような出で立ちをしている。百合の花に似た大きな火傷痕がある。
マナから与えられた二つ名は「ガチムチの絶対皇帝」。自分の国の1200人の中から5人を精鋭として指名し、自身とミケ、ダンデライオン、オスメス、CB、プゥを入れた6人で「六糞野郎(サノヴァ・シックス)」を結成する。根っからの悪人ではないが人を殺していくことを「どうしようもないこと」と称し、「何人殺してでも神に」なり「誰も何も殺さなくていい世界を創る」と語る。その身体能力は天谷を圧倒するほど。
もともとリリィを含めた六糞野郎は紛争を続ける西アジアのヤブキ共和国リキイシ地区の少年兵であった。希望もない戦いの連続の中でミケなどの仲間とのふれあいにより少しずつ心を開く。しかしその紛争が終わったあとに、大人の裏切りにより少年兵が全員銃撃される。彼が世界に絶望した瞬間、突如現れたランプの魔神によって大人は全員殺害される。ランプの魔神は生き残った6人の少年兵(リリィ、オスメス、ミケ、CB、プゥ、ダンデライオン)に神になるかどうかを問いかける。リリィら6人は世界を変えるために、選別へと向かった。
選別終盤では丑三、天谷、ハンナ、ユキオと対決。自分と違い「希望」のために戦う丑三や天谷の姿を見て心が折れ、とうとう丑三と天谷に地面に押さえ込まれてしまう。ユキオが背中をタッチしようとした瞬間、仲間と過ごした情景が蘇り右手の指4本を引きちぎることによって生き延びる。そのことがきっかけで殺戮の心を入れ替え、オスメスと共にやり直す機会を与えようとする。結局、明石の策で死亡するまでオスメスがリリィの話を聞き入れることはなかったが、オスメスを止められなかったことを明石に謝罪し、この命で「償う」ことを宣言する。そして、アルフ・Eが天谷に殺害された後に「六糞野郎」唯一の生き残りとしてではなく平和な世界を目指すものとして宣戦布告する。瞬がかみまろを道連れに神罰を受け死亡した際、引かれたら死のカードを所持、「正々堂々(フェア)」な状態でゲームを再開した際、明石を上がらせるために死を覚悟した上で「引かれたら死」カードを渡す。明石に「生きる理由は未来にしかない」と諭され、丑三との「正々堂々」の勝負に挑む。直接的な描写はないが、その後死亡する。
ミケ
ダンデライオン
CB(カスタムボーイ)
オスメス
「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。顔の♂と♀のペイントが特徴で2m以上はある大男。明石に対し「これは戦争ですよ」と語ったのち捕獲する。その後CBと共に丑三の戯によって倒されるもかろうじて生存。選別終盤でファトマを捕獲し、処刑する。
最終選抜「神罰ババ抜き」ではリリィを神にするため、リリィ以外の他参加者を全滅させるために奔走するが、リリィに激怒され共に心を入れ替えることを提案されるもこれを聞き入れず、自らが描いていたリリィとは性格が変わってしまったとリリィをも見限り、自らが神になることを決意。JOKERのカードや、「引いたら死」カードの位置がわかる「7見えるカード」などをもち躍動するも、アルフ・EにJokerを引かれた後自分のやり方に憤慨した明石と、明石を溺愛する丑三の策に嵌り時限爆弾の神罰カードを引き死亡する。
星の国
ファトマ・カルカヴァン
「三国ドロケイ」から登場し「星の国」の王に任命された外国人の少女。
マナから与えられた二つ名は「スピリチュアル天然娘」。美術室らしき部屋で巨大なキャンパスに「予知絵」を描く。400年以上続く占術士の家系であるカルカヴァン家に生まれ、僅か6歳にして予知絵の才能が完成していたがその代償に精神が成長しなかった。本来であればカルカヴァンの予知絵は幸せを呼ぶ絵画であり絵の内容に従えば幸せになれるものであるが、ファトマのものは不幸を呼ぶ予知絵であり従えば死ぬという全く正反対の性質を持つため、一層価値があるとされている。
ゲーム終盤でメルトの前で「自分とメルトが手をつなぐ」絵を描く。直後に乱入してきたオスメスから逃げようとメルトの手をつかんでしまう。オスメスに腹を貫かれたあと牢屋へ捕らえられ処刑される。
月の国
ハンナ・フェリックス
ジェイク
イパネマ
メルト・カルカヴァン
「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「月の国」に所属する。役職は狙撃手。運動能力は高く、実験で味方を狙撃するなど非情な一面を持っている。太陽の国に囚われた明石を救うため本拠地に単身乗り込むが、ミケに敗れ捕獲される。牢屋では明石に対して自らを星の国の王ファトマの兄であると明かす。優秀なファトマとは別に除け者扱いをされる自分に対して強いコンプレックスを持っていた。
三国ドロケイ終盤に、ファトマという呪縛から逃れるために彼女を殺そうとする。彼女の無邪気な笑顔を見て結局殺せずに思いとどまるが、直後に乱入してきたオスメスによって妹ファトマは処刑されてしまう。
最終選別・神罰ババ抜きでは、ファトマの仇であるオスメスから「引かれたら死」カードを引くことで彼を倒そうとするも、オスメスがJOKERを持っていたために失敗。その後、リバースカードの効果で引く順番が逆回りになった際に、オスメスに自身が引いた「引かれたら死」カードを引かれてしまったため死亡する。しかし死亡によって出た彼の血が明石の策に用いられて、間接的ではあるがオスメス撃破に貢献することとなった。
ゲーム関係者
神小路 かみまろ(かみのこうじ かみまろ)
全ての事件の黒幕。痩身長髪で、常に全裸。「今世紀の神」を名乗り、生き残った子供たちを「新世紀の神」と呼んでいる。やる気のない口調が特徴的。
超常現象を操り、スーパーファミコンのコントローラーに似た機械でゲームを管理している描写がある。電波ジャックで立方体でのゲーム状況を中継して、生還者を崇拝する社会風潮に拍車をかける。また、殺人ゲームを行うことで新世紀の神の選別を行っている。
元は幼少時に両親を亡くしたごく普通の人間だった。事件を起こす前、あるイベントでタクミと対面したことがある。住んでいた自宅はゴミ屋敷となっている。
親の死後は叔父に引き取られて小学校に入学。叔父とともにCD発売などもするが自分には必要ないと感じ、叔父の仕送りで独り暮らしをはじめた。生きたくない生命があってもいいという考えのもと、16歳で社会生活をやめ、死んだように過ごした。独りきりになって7年がたったころマナとカミの姉弟が現れて「力を与える」と言われるが面倒だと辞退、代わりに神となる人材を探そうと過去に描いた漫画を基にゲームを始める。
最終選抜「神罰ババ抜き」で14人目のジョーカー、プレイヤーとして参戦。かみまろを殺そうと執念を燃やす高畑瞬が自身の「引かれたら死」のカードを引かせ、「神罰連動」の神罰により死亡する。
セイン・カミ
アシッド・マナ
育子(いくこ)
その他の登場キャラクター
榎田 拓海(えのきだ たくみ) / タクミ
演 - 大森南朋
引きこもりの男。元は暴走族のリーダーを務め、放火と殺し以外なら何でもやった筋金入りの不良だったが、虚無的な現実の世界に絶望していたところに二次元の世界(の萌え)と出逢い、そのままオタクとしてのめり込んでいった。過去にかみまろと面識があり、彼が描いた同人誌を所持している。
引きこもりのため留年し年齢的には高校生ではなかったが、学校に籍があったため学校を欠席したことで「にの」に訪問される。しかし、家族を理由に言い逃れゲームには参加せず、記憶を消された。
上記のように萌えに傾倒しており、食べ物を食べたりネットを見たりしていた。自分の母親をぞんざいに扱っているが、『弐』の描写を見るかぎり彼なりに母を大事にしているようである。
立方体のゲームが全て終了した後、殺人ゲームの報道でかみまろが黒幕であることを知り、かみまろの同人誌が殺人ゲームに由来している事実に気づき、独自に事件の真相を突き止めようと奔走する。
奥平と共にかみまろの自宅アパートを訪れ、捜索中にアシッド・マナと遭遇。直後にアパートの爆発に巻き込まれる。その後、火傷で重症の奥平を連れ、明石純一郎を含む生き延びていた者と合流。共に生きるため協力することとなる。
奥平 忠勝(おくひら ただかつ)
東等大学人間環境学部教授で報道番組のコメンテーターである男。
相当な金持ちで、殺人ゲームが起きたことを契機に立ち除きを強要する嫌がらせを受けていた。過去に姉夫婦が死に身寄りを無くした甥のマサル(かみまろ)を引き取り、その境遇をテーマにした曲を出したことがある。
殺人ゲームが「謎の高校生大量殺傷事件」として社会を震撼させ、生還者が一部で「神の子」として崇められる状況を分析する。出演を重ねるごとに「神の子」の盲信に乗る方向に転じ、過激な言動を見せ、それが原因でプロデューサーから見限られ、アナウンサーから、悪口を言われ干されることになった。タクミからかみまろの同人誌を見せられ、彼と共に事件の真相を追う。
タクミと共にかみまろの自宅アパートを訪れ、捜索中にアシッド・マナと遭遇。直後にアパートの爆発に巻き込まれる。一命は取り留めるが重傷を負い、鳳の父の手当てを受ける。
瞬の母(仮称)
小森 靖子(こもり やすこ)
明石 純一郎(あかし じゅんいちろう)
試練
世界中の高校生たちが巻き込まれた理不尽な死のゲーム。ゲームの特徴としては『場を問わず何の前触れもなく始まる』ことと『クリア条件のみが提示される』こと、『ゲーム会場となった場所は脱出不可能な閉鎖空間と化す』の3つが挙げられる。さらに、表向きのルールに加えて多くのゲームに裏ルールと言えるものが存在する。また、ゲームのモチーフとなる物の名前がしりとりで繋がっているが、これはかみまろがタクミに売った同人誌に由来しており、「だるま」 - 「うん」と「うんどうかい」のゲーム内容に対応した同人誌がそれぞれ存在する。行われるゲームは国ごとに異なる。ここでは日本で行われたゲーム・日本人のゲーム参加者が参加したゲームについて記述する。
出席者の試練
基本的には『第壱部』の内容を記述する。
第1ゲーム「だるま」
ゲーム内容:だるまさんがころんだ
実写映画版におけるキャッチコピー:動いたら、さようなら。
『第壱部』『弐』で最初に登場したゲーム。各クラス単位で行われるゲーム。胴に「勇気」と書かれた謎のダルマと「だるまさんがころんだ」で勝負する。このだるまは、教師の頭部から突如出現した。話し方は関西訛りである。ルールは通常の「だるまさんがころんだ」と同じだが、動いて負けとみなされた者はビームで身体を吹き飛ばされ排除される(光線は視認できず、一瞬で身体の一部が吹き飛んだかのように描かれている)。だるまの後ろにはタイマーとボタンがついており、タイマーが0になる前にボタンを押して停止させた者が勝者となる。裏ルールは「押した人間以外は死亡」。生存者がいないという可能性も存在するが、瞬の学校では全学年・全クラスで成功者がいる。
実写映画版
また、だるまが原作と比較して喜怒哀楽などが顕著である。
第2ゲーム「まねきねこ」
ゲーム内容:バスケットボール
実写映画版におけるキャッチコピー:お背中かい~の。早くゴールを決めて。
「だるま」の次に参加させられるゲームで各クラスごとの「だるま」の生還者全員がチームとなって参加するゲーム。「変化」と書かれた小判を抱えた巨大な招き猫を相手としたバスケットボール。招き猫は学校の体育館の天井を上から突き破って現れる。だるま同様、話し方は関西訛りである。タイマーの付いたボール状の鈴を、制限時間10分以内に首輪にあるバスケットボールのゴールに入れることでクリアとなる。最初は招き猫のポーズを崩さず黙って動き、生還者たちを前足で踏み潰していったが、ボールを入れられそうになってからは小判を投げ飛ばすなど機敏に動き始める。ボールが入りそうになるとキャッチし、入れようとした者は容赦なく殺そうとする。また、ゲーム参加者には全身タイツ状の「ネズミ着」が支給され、これを着た者は優先的にネコから狙われるが、着た者だけがネコの言葉を聞くことができ、クリアのための重要なヒントを得られる。ネズミ着を脱ぎ、着ている者がいなくなると仕方なく人間を狙うようになる。
実写映画版
第3ゲーム「こけし」
ゲーム内容:かごめかごめ、縄跳び
実写映画版におけるキャッチコピー:後ろの正面だーれ?
「まねきねこ」の次に参加させられる脱出ゲームで、全国108の地区毎に行われる。廊下の天井に出現した「連帯」と書かれた巨大な扉を開けるためのカギを探す。このゲームのみ、ゲームマスターである物ではなく扉に文字が描かれている。7人揃わないとクリアできないというルールで、8人以上の生存者が会ってしまった場合は必然的に席の奪い合いになる。こけしがゲームマスターを務めるいくつかのミニゲームが展開され、失敗した者は殺害される。ゲームに参加していない部外者は容赦なく殺される。
えんがちょ
かごめかごめ
縄跳び
実写映画版では登場しない。
実写映画版
第4ゲーム「しょうべんこぞう」
ゲーム内容:綱引き
「こけし」の次に参加させられるゲームで全地区の巨大立方体の内部で行われたゲーム。ゲームマスターの小便小僧は「Oh Yes」をはじめとした英語交じりの喋り方をする。「こけし」をクリアした7人1組のグループ8つが4対4に分かれて、胸に「忍耐」と書かれた小便小僧の股間から伸びたロープで綱引きを行う。まず、各グループは用意された8軒の建物の中に1組ずつ入り生活を共にする。食糧などもあり、少なくとも生活するのに何の苦もない。なお、この食料は様々な味のボールで、「ばかうま」と評されるほどだが正体は不明。不定期に小便小僧から両チーム1組ずつに招集がかかり、それらのグループが綱引きを行う。不定期なため、思うように休息をとることができず、必然的に「忍耐」を必要とする持久戦・消耗戦となる。招集時以外の外出は不可だが、他チームの競技観戦はできる。ロープの両端は小便小僧の股間に接続されており、相手チームの小便小僧を中央にある「立入禁止(KEEP OUT)」の線を越えて引き寄せれば勝利。敗北したチームのメンバーは全員、小便小僧にトゲを撃ちこまれて殺される。また、綱引きの最中に「立入禁止」の線を越えた参加者も、小便小僧に撃たれる。この流れをチームが全滅するまで繰り返す。
実写映画版
第5ゲーム「うらしまたろう」
ゲーム内容:くじ引き
「しょうべんこぞう」の次に参加させられるイベント。突如綱引きのフィールドから現れた海亀が小便小僧たちに苛められ、それを助けにやってきた浦島太郎のからくり人形によって竜宮城に招かれる。浦島太郎はかなり馴れ馴れしい性格。最初の一連のゲームの中で、このゲームのみ二字熟語が存在しない。それまでのゲームによる疲弊をねぎらうための宴会を行う。その後行われたゲームはくじ引き。ルールは〇を引けば生き残り×を引けば浦島太郎にビームを撃たれ死亡するという、参加者の「運」を試すもの。
実写映画版
次に参加させられるゲームは「うんどうかい」か「空中ケンパ」のどちらかである。
第6ゲーム「うんどうかい」
ゲーム内容:運動会
「うらしまたろう」の次に参加させられるゲームの一つ。かみまろが直接観覧する。全108個の箱の生還者311名の全員が参加する競技。生存者全員がそれぞれの立方体の元へ招集されるが、参加を拒否した人物は「お仕置き」と書かれただるまによって殺害される。311名中参加者は195人、欠席者は116人(欠席者のうち100名はアシッド・マナによって選別されて参加できなかった者たちであり、明確な意思を以って欠席したのは実質16名)。参加者たちは立方体(サイコロ)が転がって出た目に応じて1 - 6年に分けられる。そして各学年をチームとして、最後の1学年になるまで競技を続ける。
実行委員長は育子が、実行委員はくるみ割り人形が務める。
最終的にアシッド・マナによって「うんどうかい」は滅茶苦茶になった。次に参加させられるゲームは「地獄変」。
どきょうそう
ぜつぼうたおし
欠席者の試練
『弐』に登場。
「ごみ箱学苑」編
学校を欠席して「試練」から逃れた生徒たちを109番目の立方体に集めて行われたゲーム。「カミーズJr.」を選抜するための「試験」(オーディション)と称される。
一次試験「まめまき」
ゲーム内容:豆まき
欠席者が「にのみやきんじろうそんとく」の像に集められたごみ箱学苑で課せられた最初の試練。「くすだま」の中から出現した鬼たちに「豆」と書かれたカプセルに入っている豆を当てて倒す。鬼たちにはそれぞれ個性や違った能力があり、鬼に捕まった者はその能力で死亡する(光を発して視力を奪う鬼も存在し、その鬼だけは直接殺害はしない)。なお、カプセルの中には「豆腐(腐の字が見えにくく書いてある)」や「一口ハム(縦書きで豆に見えるように書いてある)」などの偽物も存在し、それらは鬼に効果はない。豆を腕などの四肢に当てても鬼を倒すことは出来ない(破壊できるがその部分のみ)ので、頭部などの急所に当てなければならない。一方で豆は原形を留めずに粉末状にしても鬼への効果は残留している。
鬼
あったか〜い
つめた〜い
まばゆ〜い
くさ〜い
ちいさ〜い
二次試験「くりすますぷれぜんと」
ゲーム内容:椅子取りゲーム、山崩し、あやとり
「まめまき」をクリアした98人が「きゅうしょく」の後で外からやってきた阿修羅のように3つの顔を持つ「三択ロース」のプレゼントの中身である「いすとり」「すなとり」「あやとり」の中から先着順で好きなゲームを選択する。各ゲームごとに最大参加人数と最大で生き残ることのできる人数が異なる。各ゲームは三猿が担当。命令に従わない場合は手刀によって体を真っ二つにされ死亡する。三猿は常に気が立っている状態で、横暴な言動をする(ただし「言わ猿」は口を塞いでいるため言葉を発しない)。
「すなとり」
「いすとり」
「あやとり」
三次試験「といれのはなこ」
ゲーム内容:陣取り、リバーシ、お化け退治
「くりすますぷれぜんと」をクリアした者が、花子さんの説明により、学苑内で出没する「七×七不思議」の計49個の不思議を1つずつ解決していく。花子さんもだるまやまねきねこ同様、話し方は関西訛りである。いすとり、すなとり、あやとりのグループに別れて、それぞれ別のカラオケBOX風の建物に移動する。建物内ではまずチームごとに異なる制服に着替え、普段は個室で過ごす。22時近くになったら、49のマスの中から取りたいマスの番号を選び、番号に応じた不思議の詳細を知る(解決の難易度は左下の凶と描かれた『お札』の数によって示される)。その後、3人のメンバーで不思議の解決に向かう。この際リーダーが一人強制的に選ばれる。参加者は七つ道具(効果は道具により異なる)の中から一人1つを選ぶことができ、不思議に対して使うことができる。この道具は1度使用すると効果がなくなり(翌日に補充される)、不思議の解決以外(他チームへの攻撃など)の目的で使用すると失格・即死となる。なお、不思議を解決すべくBOXを出た者は、それを解決するか翌朝5時になるまで帰還不可能である。不思議の原因に捕まった者はそれにより死亡する。不思議の原因を倒すことができればクリアとなり、そのチームがマスを取得できる(4日目までは解決したチームに関係なく、選んだチームが取得する。5日目以降は解決したチームが取得する)。
また、オセロゲームのように、マスを挟めばその間にあるマスは全て挟んだチームのものになる。なお、タイムリミットである5時までに不思議を解決できなかった場合「マスとり失敗」となり、選択していたマスは選択できない「死マス」となる。最終的に16日経過してマスの数が一番多いチームが勝利となる。もし同点引き分けとなった場合は、残る1マスを残った全員でセイン・カミ相手に挑むことになる。
次に参加させられるゲームは「こぶし」。
七つ道具
最終試験「こぶし」
ゲーム内容:ジャンケン
「といれのはなこ」をクリアした者が、セイン・カミの予想以上だったため、当初の予定を変更して行われた試練。生き残った生徒全員がカミ・ブリック(カミに容姿が似たベアブリック風の機械人形)の立会いのもと、呼ばれた順番にセイン・カミとジャンケンで勝負する。勝った者は天にある合格室へいざなわれるが、負けた者はカミ・ブリックの打つビームにより血だまりと化して死亡する。手を出さなかったり、意味不明なものを出した場合も負けとみなされ死亡する。
「クラスハウス」編
「カミーズJr.」に選ばれたメンバーが、カミに与えられた「戯」の能力を駆使して挑む「レッスン」と称されるゲーム。
レッスン1「帰宅」
レッスン2「鬼退治」
次に参加させられるゲームは「影踏み」。
桃太郎(メンバー:丑三、夏川、巴、紫村)
桃太郎
犬
猿
その力で2日目ではメンバーを圧倒して四散させるも、3日目開始直後に巴と相討ちになる形で倒される。
雉
金太郎(メンバー:明石、福満、星川、蓬莱)
金太郎
熊
金太郎(メンバー:明石、福満、星川、蓬莱)
金太郎
熊
金太郎(メンバー:明石、福満、星川、蓬莱)
金太郎
熊
金太郎(メンバー:明石、福満、星川、蓬莱)
金太郎
熊
レッスン3「影踏み」
空中ケンパ
『弐』に登場。アシッド・マナ考案の新ゲームの一つ。欠席者の一部が「影踏み」の次に参加させられるゲーム。
マナはカミーズJr.の生き残りを挑戦させようとしたが、生き残りの人数が5人と少ない上、セイン・カミの妨害で明石と紫村の2人しか確保出来なかったため、かみまろに無断で神の子から100人ほど集めてゲームをスタートすることにした。そのため神の子にとってはもう一つの「うらしまたろう」の次に参加させられるゲームである。ゲーム内容はケンケンパ。
最初に泥沼のような場所から数人でスタートし、案山子のいる場所まで小さい足場に書かれているK(ケン)とP(パ)の足場を「ケンケンパ」をしながら進んで行く。Kを両足で踏む、Pを片足で踏む、K→K→...と続いている足場で2歩目に1歩目と違う足で踏むとルール違反とみなされ落下、地上に落ち死亡する。なお足場は一度踏むと消滅する。
1人でも案山子のいる足場に辿りくと、風景が一変し、地上634mにあるいくつもの小さい足場が東京スカイハイタワーをぐるりと囲み、スカイハイタワー天辺、つまり足場の中央に巨大案山子が鎮座した状態に変わり、本格的に「空中ケンパ」がスタートする。プレートの数、アルファベットの種類が一気に増え、片足両足などのルールは一緒だがクリア方法が異なる。
足場は時計盤になっており、中央にいる巨大案山子が手で時刻を示している。長い方の手(長針)が一周する3分間の間に短い方の手(短針)が示す時刻のスペル(アルファベットのプレート)を踏むとその時刻に応じた場所にゴールプレートが出現し、それを踏めばクリアとなる。
ゴールプレートは定員1名であり、生き残れるのはおよそ100人のうち、最大でも12人のみとなる。また、ゴールプレートはその数字の時刻を経過しても消えることはないが、その数字の時刻以外にゴールプレートを踏もうとした場合、プレートから鋭利な触手が現れ串刺しにされ殺されてしまう。
このゲームには「24時間」の制限時間が設けられている。ただし、リアルタイムでは無く「案山子の手の24時間」であり、案山子の短い手=短針が二周するまで、長い手=長針が一周=一時間におよそ3分かかるため、実質的な制限時間はおよそ72分=一時間と12分となる。
敵
案山子
巨大案山子
途中からヒントとして足下で芋を餌にしているひよこもへじにと「What time is it now(いま何時?)」と発言している(空耳で「掘った芋いじんな」と聞こえる)。
ひよこもへじ
にわとりもへじ
地獄変
『弐』に登場。マナ考案の新ゲームの一つ。「うんどうかい」・「影踏み」・「空中ケンパ」のいずれかの次に参加させられるゲームで最後の選別とも言われている。マナがかみまろやカミの予定を勝手に変更して始めた選別で、かみまろが同人誌で予告したものをマナが勝手に考えて作った。
選別中、世界中の人々が怪物に襲われており、いくつかのステージをクリアし、最初にマナの指にとまった者が神になり、世界を救うことができる。神罰ババ抜きで終了となる。
怪物は「ひょっとこ」「獅子舞」「てるてる坊主」「奴江戸兵衛」などの様々な種類がおり、中には実写映画版に登場する「まとりょーしか」の姿も見られる。
第1ステージ 闇ルート『天邪鬼迷宮』
うんどうかい会場から左の道を進んだ者が受ける選抜。広大な迷路の中に複数の扉があり、扉に入ると選抜が始まり、生き残るとカギが手に入る。天邪鬼という名のとおりすべてのルールが逆であり、ルールと逆のことをすることによって生き残ることができる。これは最初の「カギをあつめて突破したならおわり」というのも同様である。正しくは「カギを集めず逆走したならおわり」、つまりカギを持たない状態でスタート地点に戻ればクリアとなる。カギを持ったままスタート地点に戻ると追加遊戯に挑戦することになる。
「あっちこっちハッチの部屋」
参加者が揃うと、部屋の天井や壁が開き、ハッチだらけの部屋となり、1分間のカウントが始まる。ハッチにははずれと当たりの2種類がある。
正しいルールは「時間切れまで脱出するな」であり、当たりのハッチに入ると串刺しとなり死亡。当たりの通路口は定員1名。
「ジグソーパズルの部屋」
参加者のうちの誰かの魂が身体からジグソーパズルの形で抜かれ、裸でパズルの孔があいた複数の人形が現れる。間違った人形にピースをはめた者は人形に仕込まれている刃物で死亡。
正しいルールは「パズルを完成させずに魂を肉体に戻すな」であり、パズルの穴がない人形を選択すればクリアとなる。
「釈迦蜘蛛の部屋」
針の山が並んだ部屋にたらされたロープにつかまった状態で始まる。中央にいる釈迦蜘蛛から黄金の糸が垂らされる。制限時間は10分。
正しいルールは「時間切れまで糸を昇るべからず」であり、黄金の糸は頂上までいくと切られ、新しい糸が垂らされる。残り5分をきるとロープが下の方から燃える、上から小さな蜘蛛が降りてくる、ロープが揺らされるなど参加者を落とす仕掛けが増える。
「狸鍵危機一髪」
ゲーム内容:黒ひげ危機一髪
カギを持ったままスタート地点に戻った者に待っている追加遊戯。持っているカギ+1の数の鍵穴があり、一つだけある大当たりを引くとその者は死亡する。すべてのカギを使い切るか大当たりが出たら終了。
第2ステージ 『三国ドロケイ』
世界中の高校生を集めて行う選別。40人×30クラスの1つの学校が1つの国となる。太陽、月、星の3つの国に別れいずれかの国の王が死んだ時点でゲーム終了となる。捕まった場合は学校の牢屋に転送され、6時間ごとに天井が落下、処刑が行われる。ゲームフィールドは山手線の内側で、それぞれの国の本拠地は太陽は池袋、月は新宿、星は秋葉原にある。
アイテム
タッチされても捕まるのを無効化できる。ただし背中にあるマークをタッチされると捕まってしまう。身体にフィットするようになっている。
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仲間や敵の居場所が分かったり、仲間と連絡を取れるアイテム。
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仲間や敵の居場所が分かったり、仲間と連絡を取れるアイテム。
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タッチすることで自分の役職が表示されるアイテム。もう一度タッチするとそれぞれの役職のアイテムに変化する。牢屋の中では使えない。
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役職(ジョブ)
役職(ジョブ)
役職(ジョブ)
役職(ジョブ)
遠距離からアシストする役職。専用アイテムは狙撃銃。当たった相手は1分間動けなくなる。弾数に制限はないが一発撃つと次弾装填まで約6秒かかる。
遠距離からアシストする役職。専用アイテムは狙撃銃。当たった相手は1分間動けなくなる。弾数に制限はないが一発撃つと次弾装填まで約6秒かかる。
遠距離からアシストする役職。専用アイテムは狙撃銃。当たった相手は1分間動けなくなる。弾数に制限はないが一発撃つと次弾装填まで約6秒かかる。
遠距離からアシストする役職。専用アイテムは狙撃銃。当たった相手は1分間動けなくなる。弾数に制限はないが一発撃つと次弾装填まで約6秒かかる。
遠距離からアシストする役職。専用アイテムは狙撃銃。当たった相手は1分間動けなくなる。弾数に制限はないが一発撃つと次弾装填まで約6秒かかる。
遠距離からアシストする役職。専用アイテムは狙撃銃。当たった相手は1分間動けなくなる。弾数に制限はないが一発撃つと次弾装填まで約6秒かかる。
遠距離からアシストする役職。専用アイテムは狙撃銃。当たった相手は1分間動けなくなる。弾数に制限はないが一発撃つと次弾装填まで約6秒かかる。
情報を操作する役職。エリア内にある奇妙な形の塔の中にある機械によってゲームを有利に進めることができる。
情報を操作する役職。エリア内にある奇妙な形の塔の中にある機械によってゲームを有利に進めることができる。
情報を操作する役職。エリア内にある奇妙な形の塔の中にある機械によってゲームを有利に進めることができる。
情報を操作する役職。エリア内にある奇妙な形の塔の中にある機械によってゲームを有利に進めることができる。
情報を操作する役職。エリア内にある奇妙な形の塔の中にある機械によってゲームを有利に進めることができる。
情報を操作する役職。エリア内にある奇妙な形の塔の中にある機械によってゲームを有利に進めることができる。
情報を操作する役職。エリア内にある奇妙な形の塔の中にある機械によってゲームを有利に進めることができる。
情報を操作する役職。エリア内にある奇妙な形の塔の中にある機械によってゲームを有利に進めることができる。
捕まった仲間を牢屋から脱出させる役職。専用アイテムは鍵。自国の牢屋を開けることはできない。
捕まった仲間を牢屋から脱出させる役職。専用アイテムは鍵。自国の牢屋を開けることはできない。
捕まった仲間を牢屋から脱出させる役職。専用アイテムは鍵。自国の牢屋を開けることはできない。
捕まった仲間を牢屋から脱出させる役職。専用アイテムは鍵。自国の牢屋を開けることはできない。
捕まった仲間を牢屋から脱出させる役職。専用アイテムは鍵。自国の牢屋を開けることはできない。
捕まった仲間を牢屋から脱出させる役職。専用アイテムは鍵。自国の牢屋を開けることはできない。
捕まった仲間を牢屋から脱出させる役職。専用アイテムは鍵。自国の牢屋を開けることはできない。
捕まった仲間を牢屋から脱出させる役職。専用アイテムは鍵。自国の牢屋を開けることはできない。
敵を欺く役職。マナフォンと連動させることで、三国どの国の姿にも変装できる。ただし、変装中は敵をタッチしても捕まえることはできない。
敵を欺く役職。マナフォンと連動させることで、三国どの国の姿にも変装できる。ただし、変装中は敵をタッチしても捕まえることはできない。
敵を欺く役職。マナフォンと連動させることで、三国どの国の姿にも変装できる。ただし、変装中は敵をタッチしても捕まえることはできない。
敵を欺く役職。マナフォンと連動させることで、三国どの国の姿にも変装できる。ただし、変装中は敵をタッチしても捕まえることはできない。
敵を欺く役職。マナフォンと連動させることで、三国どの国の姿にも変装できる。ただし、変装中は敵をタッチしても捕まえることはできない。
敵を欺く役職。マナフォンと連動させることで、三国どの国の姿にも変装できる。ただし、変装中は敵をタッチしても捕まえることはできない。
敵を欺く役職。マナフォンと連動させることで、三国どの国の姿にも変装できる。ただし、変装中は敵をタッチしても捕まえることはできない。
敵を欺く役職。マナフォンと連動させることで、三国どの国の姿にも変装できる。ただし、変装中は敵をタッチしても捕まえることはできない。
一番重要な役職。各国に1人ずつしかおらず、王が死んだ国は全員道連れで死亡。それぞれの王は、マナが独断と偏見で選んだ今最も神に近い人間で、太陽の国「ガチムチの絶対皇帝リリィ」、月の国「ぼくらの救世主明石」、星の国「スピリチュアル天然娘ファトマ」。王のみグローブの仕様が異なり、ダイヤルを回すことでグローブが光り、敵味方関係なくライフジャケット着用している相手でもどこかをタッチすることで捕まえることができる。
一番重要な役職。各国に1人ずつしかおらず、王が死んだ国は全員道連れで死亡。それぞれの王は、マナが独断と偏見で選んだ今最も神に近い人間で、太陽の国「ガチムチの絶対皇帝リリィ」、月の国「ぼくらの救世主明石」、星の国「スピリチュアル天然娘ファトマ」。王のみグローブの仕様が異なり、ダイヤルを回すことでグローブが光り、敵味方関係なくライフジャケット着用している相手でもどこかをタッチすることで捕まえることができる。
一番重要な役職。各国に1人ずつしかおらず、王が死んだ国は全員道連れで死亡。それぞれの王は、マナが独断と偏見で選んだ今最も神に近い人間で、太陽の国「ガチムチの絶対皇帝リリィ」、月の国「ぼくらの救世主明石」、星の国「スピリチュアル天然娘ファトマ」。王のみグローブの仕様が異なり、ダイヤルを回すことでグローブが光り、敵味方関係なくライフジャケット着用している相手でもどこかをタッチすることで捕まえることができる。
一番重要な役職。各国に1人ずつしかおらず、王が死んだ国は全員道連れで死亡。それぞれの王は、マナが独断と偏見で選んだ今最も神に近い人間で、太陽の国「ガチムチの絶対皇帝リリィ」、月の国「ぼくらの救世主明石」、星の国「スピリチュアル天然娘ファトマ」。王のみグローブの仕様が異なり、ダイヤルを回すことでグローブが光り、敵味方関係なくライフジャケット着用している相手でもどこかをタッチすることで捕まえることができる。
黒い塔
内部には3国の本拠地がかかれたMAPとオペレーターが使える「オペレーションシステム」が存在する。
オペレーションシステム
味方のレーダー範囲が100mになる「レーダー強化」全プレイヤー同士がどこにいても通話・メッセージできる「マナ・フォン強化」敵のキングの位置が常に表示される「キング表示」の3つの機能がある。
一番重要な役職。各国に1人ずつしかおらず、王が死んだ国は全員道連れで死亡。それぞれの王は、マナが独断と偏見で選んだ今最も神に近い人間で、太陽の国「ガチムチの絶対皇帝リリィ」、月の国「ぼくらの救世主明石」、星の国「スピリチュアル天然娘ファトマ」。王のみグローブの仕様が異なり、ダイヤルを回すことでグローブが光り、敵味方関係なくライフジャケット着用している相手でもどこかをタッチすることで捕まえることができる。
一番重要な役職。各国に1人ずつしかおらず、王が死んだ国は全員道連れで死亡。それぞれの王は、マナが独断と偏見で選んだ今最も神に近い人間で、太陽の国「ガチムチの絶対皇帝リリィ」、月の国「ぼくらの救世主明石」、星の国「スピリチュアル天然娘ファトマ」。王のみグローブの仕様が異なり、ダイヤルを回すことでグローブが光り、敵味方関係なくライフジャケット着用している相手でもどこかをタッチすることで捕まえることができる。
一番重要な役職。各国に1人ずつしかおらず、王が死んだ国は全員道連れで死亡。それぞれの王は、マナが独断と偏見で選んだ今最も神に近い人間で、太陽の国「ガチムチの絶対皇帝リリィ」、月の国「ぼくらの救世主明石」、星の国「スピリチュアル天然娘ファトマ」。王のみグローブの仕様が異なり、ダイヤルを回すことでグローブが光り、敵味方関係なくライフジャケット着用している相手でもどこかをタッチすることで捕まえることができる。
黒い塔
内部には3国の本拠地がかかれたMAPとオペレーターが使える「オペレーションシステム」が存在する。
オペレーションシステム
味方のレーダー範囲が100mになる「レーダー強化」全プレイヤー同士がどこにいても通話・メッセージできる「マナ・フォン強化」敵のキングの位置が常に表示される「キング表示」の3つの機能がある。
第3ステージ 『神罰(ジャッジメント)ババ抜き』
本来の最後のゲーム。神罰とババ抜きを掛け合わせたゲーム。ペアで揃ったカードを捨てることができるのは「配られた時」と「引いた時」のみ。また、自分の手札を教えるのも神罰の対象となる。通常のババ抜き同様、手札がなくなったら「あがり」となり、最後に「JOKER」を持っている人が負け。明らかとなった神罰は以下の通り。
番号 | 神罰名 | 対象のスート | 内容 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
スペード | ハート | ダイヤ | クラブ | |||
A | 引いたら夢を語れ | ○ | × | × | × | このカードを引いたら、夢を語らなければならない。語らなかった場合、神罰で死亡するかは不明。 |
2 | 持ってる間声出したら死 | × | × | ○ | × | このカードを所持している間に、声を出したら神罰によって死亡する。 |
3 | 引いたらくすぐり地獄30秒 | × | × | × | ○ | このカードを引いた瞬間から30秒間、くすぐり地獄を受けなければならない。 |
4 | 引かれたら死 | ○ | ○ | ○ | ○ | このカードを引かれた瞬間、神罰によって死亡する。 |
5 | 持ってる間ハイテンションでなければ死 | × | ○ | × | × | このカードを所持している間、テンションが高い状態を維持しなければならない。 テンションが下がってしまうと神罰によって死亡する。 |
6 | 引いたら順番リバース | ○ | × | × | × | このゲームで唯一全体に影響を及ぼす全体神罰(フィールド・ジャッジメント)カード。 このカードが引かれた瞬間から、引いた人から順番が逆回りになる。 |
7 | 引いたら死 | ○ | ○ | ○ | ○ | このカードを引いた瞬間、神罰によって死亡する。 |
8 | 7見える | × | × | ○ | × | 7のカード(引いたら死)の位置を確認できる。 |
9 | 持ってる間しゃくれてないと死 | × | × | × | ○ | このカードを所持している間、顎をしゃくらせなければならない。 しゃくれきれなかった場合、神罰によって死亡する。 |
10 | 時限爆弾あと(ターン数)で死 | × | × | ○ | × | 30からカウントダウンが始まり、ターンが変わるたびにその数字が減少する。 カウントダウンが0になった瞬間、このカードを所持していた人物が神罰によって死亡し、カウントダウンがリセットされる。 |
J | 前の席の人と神罰シンクロ | × | ○ | × | × | このカードを所持し、なおかつ前の席が神罰を受けている場合、その神罰を一緒にしなければならない。 |
Q | 引かれたらその相手にキス | × | ○ | × | × | このカードを引かれたら、引いた相手とキスしなければならない。 |
K | 引いたらその相手にデコピン | ○ | × | × | × | このカードを引いたら、引かれた相手にデコピンしなければならない。 |
JOKER | 持ってる間死の神罰を受けない | - | このカードを所持している間、神罰によって死亡することを回避できる。 ただし、ゲーム終了時にこのカードを所持してしまうと負けとなり死亡する。 |
延長戦
『弐』に登場。本来、「神罰ババ抜き」で終了するはずの試練を天谷の破壊衝動による記憶の破壊が理由で天谷が考案したゲームで延長することとなった。
DICE(ダイス)
実写映画版オリジナルの試練
「しろくま」
ゲーム内容:嘘つき探し
キャッチコピー:嘘つきは大っ嫌い。
実写映画版において、「こけし」に続く形で行われたゲーム。フィールドは雪国のように氷結した銭湯。巨大な木彫りの熊を白くした外見の「しろくま」が出現し、「しろくま」の質問に参加者が正直に答える。全員が正直に回答すればゲームクリアとされるが、その中で嘘つきがいた場合、2分以内に嘘をついていると思われる人物を生贄として「しろくま」に捧げなければ全員が喰い殺される。
嘘をついているのは「しろくま」そのもの(「全員が正直に質問に答えればクリアできる」「この人間たちの中に嘘つきがいる」という嘘」)であり、クリア条件に当たる「本当のこと」とは、上記の「しろくま」の質問に回答することではなく、その「しろくま」の正体が偽物であることを断言すること(瞬曰く「純白なしろくまではなく、腹のドス黒い悪魔」)。また「しろくま」は実は黒い木彫りの熊の表面を白くコーティングしただけであり、瞬が正解を言う間際に暴れて襲うという往生際の悪さを見せた。
「まとりょーしか」
ゲーム内容:カンケリ
キャッチコピー:カンケリできる?
実写映画版において、「しろくま」に続く形で行われたゲーム。表向きは終了条件通り「缶けり」。
くじびきで鬼を決め、日が落ちるまで(およそ一時間)を制限時間として缶けりを行う。時間内に3人以上見つけることが出来れば鬼の勝ち。見つけることが出来なければ鬼の負け。鬼に捕まる前に缶を蹴ることが出来れば捕まった人たちを解放することが出来る。缶を蹴れば爆発すると説明されるがそれは嘘であり、このゲームは敗者が死亡することも無い完全な「お遊び」である。ただし、ゲーム終了後にご褒美として渡されるアイスキャンディーの棒に「あなた 生きる」「あなた 死ぬ」と書かれており、後者はマトリョーシカのビームにより殺害される。原作の「うらしまたろう」同様、「運」が試されるゲーム。
なお、実写版では途中から原作の流れと一変して異なる試練が登場しているが、実はそれらも「しりとり」の流れを組んでおり、「だるま」→「まねきねこ」→「こけし」→「しろくま」→「マトリョーシカ」→「神」と順に追っていたことが物語ラストのマトリョーシカの解説で判明する。
用語・設定
試練
出席者
神の子
『弐』ではセイン・カミはカミーズJr.が影なら神の子は光と言っており、セイン・カミはカミーズJr.の宿敵であるとしている。
欠席者
カミーズJr.
都立みそら高校
立方体
『弐』では日本に109個目の立方体が存在することが判明した。
神の子ブーム
ビーフ・オア・チキン
書誌情報
- 原作:金城宗幸・作画:藤村緋二 『神さまの言うとおり』 講談社〈講談社コミックスマガジン〉、全5巻
- 2011年7月8日初版発行 ISBN 978-4-06-384515-0
- 2011年11月9日初版発行 ISBN 978-4-06-384575-4
- 2012年4月9日初版発行 ISBN 978-4-06-384639-3
- 2012年8月9日初版発行 ISBN 978-4-06-384714-7
- 2012年12月7日初版発行 ISBN 978-4-06-384792-5
- 神さまの言うとおり弐 : 金城宗幸原作・藤村緋二作画 講談社〈講談社コミックスマガジン〉、全21巻
- 2013年4月17日初版発行 ISBN 978-4-06-384853-3
- 2013年6月17日初版発行 ISBN 978-4-06-384885-4
- 2013年8月16日初版発行 ISBN 978-4-06-394919-3
- 2013年10月17日初版発行 ISBN 978-4-06-394949-0
- 2014年1月17日初版発行 ISBN 978-4-06-394997-1
- 2014年3月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395032-8
- 2014年6月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395108-0
- 2014年9月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395163-9
- 2014年11月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395246-9
- 2015年1月16日初版発行 ISBN 978-4-06-395292-6
- 2015年3月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395350-3
- 2015年6月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395419-7
- 2015年8月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395464-7
- 2015年10月16日初版発行 ISBN 978-4-06-395518-7
- 2015年12月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395562-0
- 2016年2月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395601-6
- 2016年5月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395673-3
- 2016年8月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395731-0
- 2016年10月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395781-5
- 2016年12月16日初版発行 ISBN 978-4-06-395827-0
- 2017年2月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395871-3
映画
2014年11月15日より全国東宝系にて公開。R15+指定。キャッチコピーは「ダルマさんが殺した。」。『第壱部』をベースとしている。また、第9回ローマ国際映画祭のガラ部門に出品されることが決定し、監督の三池崇史に日本人初となる現代の映画界で最も独創的で多数の作品を生み出す監督に贈られる特別賞“マーベリック賞”が授与されることが発表された。
2015年1月時点での興行収入は12.2億円。
あらすじ
映画オリジナルキャラクター
高瀬 翔子(たかせ しょうこ)
映画版の高畑瞬の中学時代の同級生である少女。実写映画版の主要登場キャラクターの一人で、原作の平井翔子に近いキャラクター。
中学時代はいじめを受けたことがあり、自殺を考えるまで追い詰められたが、映画版の高畑瞬に心を救われた。その後は転校をした。
現在は映画版の高畑瞬の高校とは別の高校に通っており、彼女もまた、死の遊戯に巻き込まれることとなり、後に映画版の高畑瞬と再会を果たす。
「しろくま」で嘘をついていると疑われ、「しろくま」に踏み潰されて死亡。しかし、彼女の死によって瞬はゲームの本質を悟ることになる。
平良 幹則(たいら みきのり)
映画版の「こけし」で登場する、私立大星高校の少年。原作の城崎優に近いキャラクター(立場、セリフが酷似している)。
他人を見下す節があり、自信を持っている。こけし部屋ではパソコンで数式を書き、この状況を物理的に解釈しようとしていた。
トップバッターでこけしに挑戦するが、失敗しレーザーを額に撃たれ、自身で床に何度も頭を打ち付け死亡。
田岡 由実(たおか ゆみ)
映画版の「こけし」で登場する、女子校の少女。
セリフが少なく、こけし部屋の隅に終始震えながら座っていた。
こけし2番目の挑戦者。初めは拒否していたが応じ、失敗しレーザーを撃たれる。人間の可動範囲を超えるほど股を裂かれ死亡。
長髪のホームレス
東京の街を徘徊するホームレスの男。男としては髪が長い方で口ひげやあごひげを生やしている。
ラストで彼の正体が「神」であることが判明するが、彼が原作のかみまろのように殺人ゲームを仕掛けた張本人であるのかは定かではない。
キャスト
- 高畑瞬 - 福士蒼汰
- 秋元いちか - 山崎紘菜
- サタケ - 染谷将太
- 高瀬翔子 - 優希美青
- 奥栄治 - 入江甚儀
- 平良幹則 - 山本涼介
- 田岡由実 - 萩原みのり
- 真田ユキオ - 大鶴佐助
- 前田小太郎 - 高橋直人
- 吉川晴彦 - 村上虹郎
- 桜田通
- 菊田大輔
- 高橋里央
- 坂本優太
- 碓井将大
- 西川喜一
- 戸井智恵美
- 瀬戸沙織
- 喜多陽子
- 濱頭優
- 川村亮介
- 中川可菜
- 東亜優
- 柳喬之
- 石川大樹
- 大久保祥太郎
- 永井響
- YAE
- 志村玲那
- 清水彩絵
- Kaito
- 土屋シオン
- 山﨑じゅり
- 寺田伽藍
- 小川あつし
- 森啓一郎
- 木村トモアキ
- 中島亜梨沙
- 藤原季節
- 安井順平
- 水野透(リットン調査団)
- 田村健太郎
- 原田裕章
- 星名利華
- 奥平忠勝 - 佐藤佐吉
- タクミの母 - 池谷のぶえ
- 瞬の母 - 高島礼子
- タクミ - 大森南朋
- 長髪のホームレス - リリー・フランキー
- 天谷武 - 神木隆之介
声の出演
- ダルマ - トミーズ雅
- 招き猫 - 前田敦子
- コケシ タロウ - 肥後克広(ダチョウ倶楽部)
- コケシ ケンイチ - 上島竜兵(ダチョウ倶楽部)
- 鬼コケシ - 寺門ジモン(ダチョウ倶楽部)
- コケシ ハナコ - 達依久子
- コケシ アケミ - 柳沢三千代
- シャケ - 渡辺哲
- しろくま - 山﨑努
- 大・極小マトリョーシカ - 水田わさび
- 中・小マトリョーシカ - 小桜エツコ
スタッフ
- 原作 - 金城宗幸・藤村緋二『神さまの言うとおり』(講談社)
- 監督 - 三池崇史
- 脚本 - 八津弘幸
- 制作 - 市川南
- エグゼクティブ・プロデューサー - 山内章弘
- 企画・プロデュース - 臼井央
- プロデューサー - 石黒裕亮、坂美佐子、前田茂司
- 音楽 - 遠藤浩二
- 撮影 - 北信康
- 照明 - 渡部嘉
- 美術 - 橋本創
- 録音 - 中村淳
- 編集 - 山下健治
- 助監督 - 倉橋龍介
- VFXスーパーバイザー - 太田垣香織
- 音響効果 - 柴崎憲治
- 特殊造形 - 松井祐一、三好史洋
- 製作プロダクション - 東宝映画、OLM
- 制作協力 - 楽映舎
- 配給 - 東宝
- 製作 - 「神さまの言うとおり」製作委員会(東宝、電通、講談社、OLM、ジェイアール東日本企画、日本出版販売、GYAO)
撮影地
- 旧庵原高校教室・体育館(静岡市清水区):招き猫のシーンなどで使用。
受賞
- 第38回日本アカデミー賞新人俳優賞(福士蒼汰、『好きっていいなよ。』、『イン・ザ・ヒーロー』と合わせて)
Blu-ray / DVD
2015年5月20日発売。発売元は講談社、販売元は東宝。
- 神さまの言うとおり 通常版(1枚組)
- 映像特典
- 特報・劇場予告編・TVスポット集
- 神さまの言うとおり スペシャル・エディション(2枚組)
- ディスク1:本編ディスク(通常版と共通)
- ディスク2:特典ディスク(Blu-ray版はBlu-ray、DVD版はDVDで収録)
- メイキング
- ローマ国際映画祭
- ジャパンプレミア
- 初日舞台挨拶
- ギネス世界記録に挑戦
- 前田敦子アフレコメイキング
- 封入特典
- フォトブックレット(32P)
- 特製アウターケース付き
- 映像特典
- 特報・劇場予告編・TVスポット集
- 特報・劇場予告編・TVスポット集
- ディスク1:本編ディスク(通常版と共通)
- ディスク2:特典ディスク(Blu-ray版はBlu-ray、DVD版はDVDで収録)
- メイキング
- ローマ国際映画祭
- ジャパンプレミア
- 初日舞台挨拶
- ギネス世界記録に挑戦
- 前田敦子アフレコメイキング
- 封入特典
- フォトブックレット(32P)
- 特製アウターケース付き
- メイキング
- ローマ国際映画祭
- ジャパンプレミア
- 初日舞台挨拶
- ギネス世界記録に挑戦
- 前田敦子アフレコメイキング
- フォトブックレット(32P)
ムービーコミック
『第壱部』をベースとしている。2014年11月1日より配信開始。
出演声優
- 高畑瞬 - 江口拓也
- 秋元いちか - 安済知佳
- 天谷武 - 羽多野渉
- 平井翔子 - 福原香織