神の時空シリーズ
以下はWikipediaより引用
要約
『神の時空シリーズ』(かみのときシリーズ)は、高田崇史による日本の歴史ミステリのシリーズ。2014年3月から2017年4月まで、講談社ノベルスよりシリーズ全8巻が刊行され、2017年9月に前日譚が発売された。「日常的怨霊の謎」をテーマに著者の他シリーズと同様、歴史や文化、風俗についての謎を解き明かす。
概要
辻曲家の次女・摩季が何者かに襲われ命を落とす。辻曲兄妹と福来陽一は死後1週間以内に摩季を黄泉返らせるべく行動を起こすが、事件の陰で暗躍する怨霊復活を企む謎の組織の陰謀に巻き込まれていく。
シリーズ作品
(講談社ノベルス / 講談社文庫)
シリーズ主要登場人物
辻曲家
源義綱の傍流にあたる清和源氏の末裔の家系。先祖には尼や巫女などがおり、シャーマン的な能力を濃く受け継いでいる。物語の8年ほど前に両親が天橋立へ向かうツアー中に交通事故で他界し、現在は中目黒の一軒家で兄妹4人で暮らしている。「十種神宝」のうち「生玉」と「足玉」の2つの神宝と、『先代旧事本紀』に記載される死者をも蘇らせる秘術「死反術」が代々深秘として伝えられている。
辻曲 了(つじまがり りょう)
辻曲 彩音(つじまがり あやね)
辻曲 摩季(つじまがり まき)
辻曲 巳雨(つじまがり みう)
辻曲家の関係者
福来 陽一(ふくらい よういち)
火地 晋(かち すすむ)
涙川 紗也(なみかわ さや)
六道 佐助(りくどう さすけ)
観音崎 栞(かんのんざき しおり)
金山 武彦(かなやま たけひこ)
高村一派
高村 皇(たかむら すめろぎ)
磯笛(いそぶえ)/ 大磯 笛子(おおいそ ゆうこ)
高村の部下。狐を操る。10年で1歳ほどしか歳を取らないように見える体質で、その容姿を生かして女子高生としての潜入などを得意とする。
半年前に由比ヶ浜女学院に入学、自身が所持していたとある秘宝を摩季に見られたため彼女を殺害する。鶴岡八幡宮で鳥居を倒壊させ、頼朝の怨霊を復活させようとしたが辻曲家の面々に妨害され失敗、大火傷を負い腹心の白狐・白夜を失う。その後は怪我を押して三輪に向かい、三輪山で紗也を生贄にしようと画策したがまたしても妨害に遭い、山中の「鎮女池」に転落してしまうが市杵嶋姫命の部下である鎮女に事情を説明して許され、左目の視力を代価に吒枳尼天に祈願して生還する。そのまま伏見に行き伏見稲荷大社の鳥居を倒して宇迦之御魂神を復活させようとするが、稲荷明神の本質を見誤っていたことで失敗してしまう。
鳴石(なりわ)
綱手(つなで)/ 坪井 美津代(つぼい みつよ)
蛇(くちなわ)/ 汐入 進(しおいり すすむ)
蝦蟇(ひきがえる)/ 松田 明(まつだ あきら)
蛟(みずち)/ 守島 ゆかり(もりしま ゆかり)
警察
華岡 歳太(はなおか さいた)
瀨口 義孝(せぐち よしたか)
その他
潮田 誠(うしおだ まこと)
國學院大学の老教授。過激な主張を繰り返す学会の異端児だった。しかし今まで積み上げられてきた歴史を崩す障碍であると高村一派に目をつけられてしまい、10年ほど前に自身のゼミに所属する者たちが次々に死亡するという被害にあい、活動を自粛気味にしていた。
範夫からの強い勧めで、彼が一派から洗脳を受けているとも知らず、8年前、自身の研究成果を伝える最後の機会だと覚悟して講演を兼ねたバスツアーを主宰、その際に浦嶋神社から籠神社へ向かう途中の天橋立で事故死した(実際は一派による車体への攻撃、運転手の突然死、立て直そうとした自身に対する妨害が重なった計画的犯行)。この事故では陽一の両親、辻曲兄妹の両親、裕香の兄、祈美子の父などツアー参加者全員が亡くなった。
怨霊
源頼朝(みなもと の よりとも)
弟橘媛(おとたちばなひめ)
魔王尊(まおうそん)
玉依姫(たまよりひめ)
鐃速日命(にぎはやひのみこと)
市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
関連事項
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- 怨霊
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