神光援団紳士録
漫画
作者:岩田康照,
出版社:集英社,
掲載誌:週刊少年ジャンプ,
レーベル:ジャンプ・コミックス,
巻数:全2巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『神光援団紳士録』(しんこうえんだんしんしろく)は、岩田康照による日本の少年漫画作品。
あらすじ
スポーツの名門、神光高校の応援団にチアリーダー目的で入団した軽い男、杉山ヒデキチ。 そんな彼も応援団の先輩たちや仲間たちと接していくうちに、熱い熱い応援団の魂を引き継いでいく…。
概要
週刊少年ジャンプで連載していた作品で、少年ジャンプでは珍しい応援団を扱った作品となっている。
首都圏が舞台の作品が多いジャンプ作品としては珍しく、兵庫県が舞台となっており実在する地名も多数登場する。そのため、作者は神光高校のモデルと思われる神港高等学校の卒業生ではと推測する読者も多かったそうだが、巻末コメントによると卒業生ではないとのこと。
第1話では3年生団員が最低でも5人はいるような描写があったが、実際の3年生団員は3人だけである。
応援団
作品の舞台となる神光高校は甲子園の常連校で優勝経験もあるなど、スポーツの名門校である。その中でも特に注目される存在なのが応援団であり、テレビ局などの取材の申し入れもあるが応援団の方針で全て断っている。
応援団に入ればチアリーダーと親密になれるという話は有名らしく、毎年応援団には数多くの入部希望者が殺到する。入部希望者は根性のありそうな者からオタッキーまで様々だが、例年応援団に残れるのは数人程度である。
上下関係は非常に厳しく、3年生は神で2年生は人間、1年生は糞というほどで1年生への扱いは非常に悪く、合宿の目的地まで走って行かされたりするなど無茶をさせられることも多い。
応援団の特訓には様々なものがあり、中でも代表的な特訓が腰に括りつけた紐をプールの対岸にいる上級生が引っ張るというもの。一見すると簡単そうだが上級生の力は凄まじく、武田達2年生は1年かけて耐えられるようになったが1年生たちはまともに耐えることもできずに何度もプールに落とされるほど。しかし、これでも昔と比べるとぬるくなったらしく、現在はプールに背を向けて前かがみになって踏ん張るスタイルだが、北原が応援団にいた頃はプールに向かって仁王立ちの状態で踏ん張っていたとのこと。
基本的には学校に迷惑をかけないためにトラブルを起こさないことを方針としており、多少のイザコザは黙って耐えなければならない。ただし、ここでやらなければ男がすたるという時だけは別とのこと。
文武両道を方針としており、赤点1つでも取ろうものなら即退団という厳しい規則を設けている。ちなみに神光高校の赤点は30点未満。
前述のチアリーダーと親密になれるという話だが、ヒデキチたちは入団した頃くらいから疑いだしていたが、実際に応援団員たちには軒並みチアリーダーの彼女がいる者が多い。
登場人物
北原
神光高校OBの元応援団長で、応援団では伝説となっている人物。既婚で息子がいる。現在は金融会社でサラリーマンをしているが仕事ができる方ではないらしく、よく上司に怒鳴られている。その様子を見かねた先輩社員の勧めで、気分転換もかねて母校を訪問することに。現役応援団員たちからは憧れの存在で、一緒に特訓に参加させられるも、酒やたばこもやり運動不足な上にブランクのある体ではついていけず、マラソンでは団員たちに置いていかれる。その途中、見失った北原を探す為にヒデキチが腰につけていた重りを近くの車のボンネットに置くが、車に乗っていたヤクザに絡まれる。ヒデキチが車に引きずり込まれそうになった所を他の団員が発見し助けようとするも、1、2年生団員総出でも敵わなかったが、かつて北原が高校時代にボコボコにした相手で追いついた北原を見ると頭を下げてあっさり退散した。このことで、団員達からより強く尊敬されるようになる。
脚註
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