神様のパズル
以下はWikipediaより引用
要約
『神様のパズル』(かみさまのパズル)は、機本伸司によるSF小説。また、これを原作とした漫画、日本映画。
小説
2002年11月に角川春樹事務所から単行本、2006年5月に同社からハルキ文庫版が出版された。単行本・文庫本表紙イラストは共にD.K。第3回小松左京賞受賞作である。
- 単行本 ISBN 978-4758410038
- 文庫版 ISBN 978-4758432337
2008年にゲーム化と映画化がなされた際、単行本の売り上げが年間ベストセラー第3位を記録している。
続編として『穂瑞沙羅華の課外活動』シリーズ全5作(2009年 - 2017年)が刊行されている。また、スピンオフ作品に『神様のパラドックス』(2008年)がある。
あらすじ
履修単位を落とし、卒業が危ぶまれる大学生・綿貫は、受講ゼミの教授からとある「お願い」をされてしまう。そのお願いとは、天才と謳われた不登校の少女・穂瑞沙羅華をゼミに参加させて欲しいというものだった。説得は無理かと思われたが、ひょんなことから生まれた疑問「宇宙は人間に作れるのか?」を投げかけたところ、彼女はゼミに姿を現した。そして綿貫は、彼女と共に宇宙が人間に作れることをゼミで証明する羽目になってしまう。
登場人物
漫画
内田征宏の作画で漫画化された。2007年9月11日よりYahoo!コミック内「FlexComixブラッド」で連載を開始し、2008年6月より「FlexComixネクスト」へ移籍して、2010年9月14日掲載分で終了した。
単行本はFlex Comixレーベルから全4巻で、第3巻まではソフトバンククリエイティブから、第4巻はほるぷ出版から刊行されている。
映画
概要
2008年6月7日公開。角川春樹事務所製作映画が東映配給で公開されるのは、『男たちの大和/YAMATO』以来2年半ぶりとなる。
2006年にゲーム化とともに映画化が発表された。2007年8月22日にクランクインし、神戸大学六甲台本館(登録有形文化財)、京都府、茨城県三の丸庁舎、SPring-8、高エネルギー加速器研究機構などでロケが行われ、同年10月末にクランクアップした。
本篇のDVDは2008年11月21日発売。
興行収入は5000万円以下に止まった。
キャスト
2006年に角川春樹事務所とエイベックスにより開催された女優オーディションでは、同オーディションの審査員特別賞受賞者が本作品の主演・主題歌を務めると告知されていた。しかし審査の結果、特別賞は「該当者なし」とされ、急遽設けられた審査員賞を下宮里穂子が受賞した。そのため、2007年には谷村美月がヒロイン・穂瑞沙羅華を、主人公・綿貫基一を市原隼人が演じる内容で製作発表が行われた。なお、下宮の本作品への参加は発表されていない。
- 綿貫基一/綿貫喜一:市原隼人
- 穂瑞沙羅華:谷村美月
- 沙羅華の母:若村麻由美(特別出演)
- 白鳥:松本莉緒
- 佐倉:田中幸太朗
- 須藤:岩尾望
- 相理助手:黄川田将也
- 鳩村教授:石田ゆり子
- 村上:國村隼
- 橋詰老人:笹野高史
- 農家・山田:李麗仙
- 寿司屋・権田原:六平直政
- 電力流通本部長:遠藤憲一
- 体育会系の学生:小島よしお
- 基一・喜一の母:氏家恵
- 塩見三省
- 平山祐介
- 権田原みほ:蜷川みほ
- 諏訪太朗
- 野村祐人
- 石井苗子
スタッフ
- 監督:三池崇史
- エグゼクティブ・プロデューサー:角川春樹
- 製作:山本英俊
- プロデュース:大杉明彦/遠藤茂行
- プロデューサー:松井一浩/川崎隆
- 脚本:NAKA雅MURA
- 音楽:鳥山雄司
- 主題歌:ASUKA「神様のパズル」
- 撮影:柳島克己
- 照明:渡辺嘉
- 録音:小原善哉
- 美術:内田哲也
- ビューティー・ディレクター:柘植伊佐夫
- 編集:島村秦司
- CGIプロデューサー:坂美佐子
- 音響効果:柴崎憲治
- 監修:苫米地英人
- 製作:「神様のパズル」製作委員会(角川春樹事務所、フィールズ、東映、東映ビデオ、クオラス、文化放送、ハルキエンターテインメント)
- 制作プロダクション:タイムズイン
- CGI:オー・エル・エム デジタル など
- 配給:東映
- 上映時間:134分