小説

竜殺しの過ごす日々


小説

著者:赤雪トナ,

出版社:主婦の友社,

掲載サイト:小説家になろう,

レーベル:ヒーロー文庫,

連載期間:2010年1月2日 - 2012年11月23日,

巻数:全11巻,



以下はWikipediaより引用

要約

『竜殺しの過ごす日々』(りゅうごろしのすごすひび)は、赤雪トナによる日本のライトノベルおよびオンライン小説。イラストは碧風羽が担当。 小説掲載サイト『小説家になろう』にて2010年1月2日から掲載されたオンライン小説で、長きにわたってランキング上位に君臨していた。ヒーロー文庫(主婦の友社)にて2012年9月から2014年1月まで書籍版が刊行された。2014年10月時点でシリーズ累計発行部数は65万部を記録している。

あらすじ

空。青年が異界にきて初めて見たものは真っ青な空だった。何の前触れもなく、何の理由もなく、突然、異世界にやってきた渡瀬幸助は偶然、竜を倒し、生贄とされていた貴族の子女ホルンを助ける。竜を殺したことから幸助のパワーは増強し、異世界で暮らしていくポテンシャルが飛躍的にアップしていく。幸助は、ホルンとともに魔女エリシールの家へ向かい、この世界の常識を教えてもらう。基本的な知識を身につけた幸助は、育て親の様子を見に来たボルドスとともにこの世界で生きていけるか試すためベラッセンという街へと行くことになる。幸助はいくつかの出会い、いくつかのアクシデントを越えて、与えられた試験を達成していくのだった。

登場人物

渡瀬幸助

日本から突然異世界に落下してしまった高校生。異世界に来た瞬間、全くの偶然から当時最強と恐れられた黒竜を撃破し、史上3人目の「竜殺し」となる。しかし、無用な騒動を避けるため、「竜殺し」の事実は隠している。また、黒竜から力を吸収したため人類として最高クラスのステータス(平均B‐)を誇る。また、魔法に関しても高い適性を示し、飛行や転移など、一般人では困難な魔法も行使できる。さらに、ギフト兼称号の「竜殺し2」ですべてのステータスや行動(学習、記憶など)に補正がかかるため、学習能力や記憶能力も非常に高い。そのため、周囲からすると「天才」、本人曰く「反則」的な人物。
地球の知識を生かしてオセロを広めたりもした。
最終巻では子供が出てくるが、誰との子供なのかは不明。
ホルン・コスベル・ストラーチ

齢19にして大陸最高峰と謳われる治癒術の使い手だが、その才ゆえに黒竜の生贄に指名された美少女。生贄として喰われる当日、幸助が黒竜を倒したため生きながらえ、重傷を負った幸助を治療した。
後に別国の王子と結ばれる。
エリシール

大陸にその名を轟かす魔法使い。幸助が居候した家の主。親しいものにはエリスと呼ばれる。幸助に異世界の常識や、魔法をホルンとともに教えた。昔は冒険者で、「一夜千殺」なる物騒な異名も持っている謎の多い美女。見た目は20代だが、実年齢は70ぐらい。
ボルドス

エリシールの息子でベリッセンでは有名な冒険者。エリシールが拾ってきたため血の繋がりはないものの、仲は良好。親であるエリシールを「姉さん」と呼んでいる。幸助に剣の握り方、振り方などの戦いの基礎を教えた。
ウィアーレ

ベリッセンの冒険者ギルドで働く女性。ドジで、ギルド職員どころか冒険者にまで認知されるほど失敗が多い模様。ギフト「称号操作」で幸助が竜殺しであることを知る。

魔物

ラッツモンキー
容姿は猿。動物の猿よりも凶暴で力は強いが、魔物としてのランクは低い。通常、群れで行動している。全身が明るい茶の毛で包まれており、頭頂部と尾の毛の先だけが黒い。鋭い牙と爪を持ち、猿よりも少し大きい。幸助が初めて戦った魔物である。
ヴァイオレントバルブ
地中の浅いところに住む魔物で、本体である球根は滅多に動かず、かわりに硬く敏捷で鋭い牙を持つ口のある根が獲物を捕らえる。

用語

魔法
ここでは、世界に望みを告げてかなえてもらう技術、と定義される。
魔法はまず、世界への問いかけ、動作、陣を描く、またはそれらを含めた長時間の儀式と言った手段を踏み、魔力を捧げ、世界に伺いを立て、その手順が正しく、魔力が十分だと判断されると、世界は起こしたい現象を認め、魔法が発動する。魔力の多さは効果の強弱ではなく、使える魔法の種類と回数に関連する。
魔法には、形式魔法と無形式魔法の2種類がある。
形式魔法
一般に使われる魔法。魔法のゆがみを少しでも正常なものと世界にだまし認めさせ、魔法発動を容易にしたもの。世界への問いかけ、動作、陣を描くといった手段で手軽に使える。しかし、手軽な分、大きな効果は期待できない。
無形式魔法
効果の大きな魔法に使われる。手段は儀式のみ。無形式魔法で起きる効果は大きなゆがみだと堪えられ、形式魔法のように世界をだますことはできない。
ギフト
個人が持つ特殊な能力。神様からの贈り物という説から名づけられた。ギフトには、「先天的ギフト」と「後天的ギフト」があり、「先天的ギフト」は生まれつきもっているもので、「後天的ギフト」はなんらかの理由があって特殊な能力を手に入れた場合。数字は1から3まであり、効果の大きさと多様性を表す。
治癒3(ホルン)
魔法融合2(エリス)
称号操作2(ウィアーレ)
称号
神から与えられたり、人々の認識で持つに至ったり、行動の結果で得られるもの。ステータスやギフトや行動に影響を与えることがある。1人で複数の称号を持つことは可能だが、基本的に持っている称号1つしか効果を発揮することはできない。意識すれば脳内に持っている称号が浮かび、その中から好きなものを選ぶことができる。変更は1日1回。
竜殺し2(渡瀬幸助)
全ての行動に補正
優れたる魔女
魔力の1段階アップ+魔法効果の若干の上昇
レーリルのお気に入り
医療関係の行動に補正
バーサーカー
凶暴化を強化+筋力と頑丈が1段階アップ
生存者
体力が1段階アップ+治癒力アップ
吸収
魔物や獣を殺したとき、それらの強さを吸い自分のものとすること。RPGでいうところの経験値のようなもの。幸助は竜を殺したことで力を吸収し、超人的な力を手に入れた。
ステータス
その生物の強さを表したもの。E‐~A+までの15段階で表示される。人間基準で、Eで標準、Dで優秀、Cで一流、Bで畏怖され、Aで崇められるといった具合のもの。あくまで目安で、同ランク=実力が同じなわけではない。筋力、頑丈、器用、知力、精神のステータスに加え、筋力と頑丈の平均値の体力、知力と精神の平均の魔力、筋力と器用の平均の素早さがあり、計測器で測ることが可能。一般成人男性で筋力E+、頑丈E+、器用E、知力E、精神Eとなっている。

既刊一覧
  • 赤雪トナ(著) / 碧風羽(イラスト) 『竜殺しの過ごす日々』 主婦の友社〈ヒーロー文庫〉、全11巻
  • 2012年10月31日第1刷発行(9月28日発売)、ISBN 978-4-07-283096-3
  • 2012年11月30日第1刷発行(10月31日発売)、ISBN 978-4-07-283104-5
  • 2012年12月31日第1刷発行(11月30日発売)、ISBN 978-4-07-287160-7
  • 2013年2月28日第1刷発行(1月30日発売)、ISBN 978-4-07-287728-9
  • 2013年3月31日第1刷発行(2月27日発売)、ISBN 978-4-07-287734-0
  • 2013年5月31日第1刷発行(4月30日発売)、ISBN 978-4-07-289779-9
  • 2013年7月31日第1刷発行(6月28日発売)、ISBN 978-4-07-290989-8
  • 2013年8月31日第1刷発行(7月31日発売)、ISBN 978-4-07-291658-2
  • 2013年9月30日第1刷発行(8月31日発売)、ISBN 978-4-07-292209-5
  • 2013年11月30日第1刷発行(10月30日発売)、ISBN 978-4-07-293491-3
  • 2014年2月28日第1刷発行(1月31日発売)、ISBN 978-4-07-294705-0

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