糞禮記
題材:貧困,朝鮮の歴史,ドメスティックバイオレンス,
各種表記
以下はWikipediaより引用
要約
糞禮記 (朝: 분례기)は、韓国の小説家・方榮雄が1967年に発表した小説。 文学雑誌『創作と批評』に掲載された本作は、厠で生まれたことから「糞禮」と名付けられた女の一生を描いている。 本作はこれまでに何度か映像化されており、本項ではこれらの作品についても解説する。
映画
糞禮記 (朝: 분례기、英題:Bun-Rye's Story)はユ・ヒョンモク監督による映画作品で、1971年5月6日に公開された。
あらすじ
母親が厠で産み落としたことからブンレ(糞禮)と名付けられた女は、貧困の中で育った。 ブンレは、既婚者のヨンパルに乱暴され、捨て鉢でヨンチョルの内妻となる。 ところが、ヨンチョルは賭博好きで家庭に関心がなく、しかも性的に不能だった。 ブンレは夫に尽くす一方、コン・ジョウシ(Kong Jo-shi)はブンレのことをあきらめきれずにいた。ある日、文無しとなったヨンチョルはブンレにつらく当たり、家から追い出す。 それを知ったジョウシがヨンチョルを殺した結果、ブンレは精神的に追い詰められて気が狂ってしまった。
キャスト
- ブンレ:ユン・ジョンヒ
- ヨンチョル:イ・スンジェ
- ヨンパル:ホ・ジャンガン
- チェ・ナミョン(朝鮮語版)
- チュ・ジュンニョ(朝鮮語版)
- ヨンチョルの母: サ・ミジャ
- アン・インスク(朝鮮語版)
配給
1971年5月6日、本作は韓国の國都劇場にて18禁映画として公開された。観客動員数は 96,281人を記録した
受賞歴
- 1971年第10回大鐘賞
- 最優秀監督賞(ユ・ヒョンモク)
- 最優秀女優賞(ユン・ジョンヒ)
- 最優秀女優賞(サ・ミジャ)
- 最優秀音楽賞(キム・ヒジョ)
- 百想芸術大賞
- 最優秀演技賞(男性部門)(ホ・ジャンガン)
- 最優秀監督賞(ユ・ヒョンモク)
- 最優秀女優賞(ユン・ジョンヒ)
- 最優秀女優賞(サ・ミジャ)
- 最優秀音楽賞(キム・ヒジョ)
- 最優秀演技賞(男性部門)(ホ・ジャンガン)
フィルム紛失から再発見、そして再公開まで
本作のフィルムは所在不明とされてきたが、外国語版のプリントが韓国国外で見つかり、韓国映画振興委員会がそのプリントを修復し、2009年5月18日にソウル北部にある映画館で公開された。
テレビドラマ
本作のテレビドラマ版は、プルレギ(분례기)というタイトルで、1992年1月20日から 3月10日にかけて韓国の放送局・SBSの月火ドラマ枠で放送された。
キャスト
- トンレ(똥례):シン・ヨンジン(신영진)
- チョ・ヨンチョル(조영철):イ・ドンジン(이동진)
- ソク書房(석 서방):ユン・ムンシク(朝鮮語版)
- トンレの母(똥례 모): ユン・ヨジョン
- ヨ・ウンゲ
- ナ・ムニ(朝鮮語版)
- キム・インムン(朝鮮語版)
- チェ・ナチョン(최낙천)
- チャン・ハンソン(朝鮮語版)
- ホラン婆さん(호랑할매):ソク・クムソン (朝鮮語版)
- ミョンファ(명화):ヤン・グムソク(朝鮮語版)
- 철봉:チョ・ヨンテ(조용태)
- コン・ホソク(공호석) : 용팔
- 병춘:グォン・ボクスン(권복순)
- 조동평: グォン・ソジョン(권소정)