紫骸城事件-inside the apocalypse castle
以下はWikipediaより引用
要約
『紫骸城事件-inside the apocalypse castle』(しがいじょうじけん)は上遠野浩平著、イラスト金子一馬担当の小説。「事件シリーズ」(または「戦地調停士シリーズ」)の第二作目。講談社ノベルス刊(2001年)。
ストーリー
舞台は魔法が発達し文明が成り立った世界。300年前全世界を支配した「魔女」リ・カーズと、その宿敵「戦鬼」オリセ・クォルトが激突したバットログの森に聳え立つ紫骸城は、現在最も優れた魔導師を決める〈限界魔導決定会〉の会場となっていた。前大会の優勝者が死体となって紫骸城に現れた時から、前代未聞の地獄の底が抜けた絶望という言葉さえ事足りぬ、世界を嘲笑う巨大な虚無と悪意に満ちた大量殺戮事件が幕を開ける。
登場人物
フロス・フローレイド
〈ミラル・キラル〉
“ひとつの戦争を終わらせるのにそれまでの戦死者に倍する犠牲者を生む”と世に悪名高い双子の戦地調停士。民衆の前で、くじ引きで無作為に大量極刑を堂々と執行したという経歴が作中語られている。姉弟ともに性別不詳の彫刻のような顔立ち。フローレイドと同じく立会人として大会に参加。
姉はミラロフィーダ・イル・フィルファスラート。弟はキラストル・ゼナテス・フィルファスラート。「フィルファスラート」は魔女リ・カーズが生まれたときに持っていた姓(リ・カーズの子孫であることが噂されるが、フィルファスラートという名字が300年前はそれほど珍しいものではなかったことと、リ・カーズが自らの家系を全て根絶やしにしてしまった事実から本人達は否定している)。
姉が話す言葉の大半は「ディード」、「ナイン」のみであるが、推理のときは流暢に事件の統治者を蔑み嘲笑うように話す。
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