小説

結婚式 (松本清張)


題材:結婚,



以下はWikipediaより引用

要約

『結婚式』(けっこんしき)は、松本清張の短編小説。1960年5月『週刊朝日別冊・陽春特別号』に掲載され、1963年10月に短編集『眼の気流』収録の1作として、新潮社より刊行された。

1963年・1989年にテレビドラマ化されている。

あらすじ

私・吉村と同期の新田徹吉は、新聞社を退社し独立、新しく広告取扱店を興した。私は新田夫婦から相談を受けていた。新田は堅気で頭のいい男だった。妻の元子はよく出来た女性で、捨て身になって夫に協力していた。10年が経ち、新田の店は、中堅の広告取扱店として押しも押されもせぬ地位を築いていた。ある日、私が新田の店に顔を出すと、受付の女性が変わっていた。20歳過ぎたくらいで彫りが深く、それまでにない美人だった。元子はその女性・佐伯光子を、いい女性としてしきりに褒めた。

それからしばらく経って、私は仕事上の宴会帰りにハイヤーに乗っていたが、ヘッドライトが前方に一組の男女を映し出し、私はあっと思った。確かに、新田徹吉と佐伯光子だった。もう少し確証を掴めたら、折を見て新田に、浮気を止めるよう忠告しようと私は思ったが、どうにも実際が掴めない。元子は相変わらず佐伯光子を可愛がっていた。しかし実は新田と光子の関係はその後も続いており、やがて元子にも露見する。

テレビドラマ
1963年版

1963年1月24日と1月25日(22:15-22:45)、NHKの「松本清張シリーズ・黒の組曲」の1作として2回にわたり放映。

キャスト

  • 新田徹吉:有島一郎
  • 新田元子:奈良岡朋子
  • 佐伯光子:近藤圭子
  • 吉村:春日俊二

スタッフ

  • 演出:中山たかし
  • 制作:NHK
1989年版

「松本清張サスペンス・結婚式」。1989年9月21日、読売テレビ制作・日本テレビ系列の「木曜ゴールデンドラマ」枠(21:03-22:52)にて放映。視聴率21.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。第27回ギャラクシー賞選奨受賞作品。

キャスト

  • 新田元子:浅丘ルリ子
  • 新田徹吉:近藤正臣
  • 佐伯光子:南條玲子
  • 吉村:津嘉山正種
  • 長門裕之
  • 片桐はいり
  • 羽賀研二
  • 早崎文司
  • 三谷侑未
  • 深谷みさお
  • 小俣さより
  • 山小田令子
  • 宮下睦生
  • 外野村晋
  • 橋本菊子
  • 横尾三郎
  • 宗村正明

スタッフ

  • 脚本:岸田理生
  • プロデューサー:難波誠一(NTV映像センター)、上窪泰司(NTV映像センター)、林悦子(霧企画)
  • 演出:鶴橋康夫
  • 音楽:丸谷晴彦
  • 撮影技術:山下悟
  • 照明:小林靖直
  • ロケ協力:東相模ゴルフクラブ(現:上野原カントリークラブ)、鴨川館 料亭よしだや ほか
  • 制作:よみうりテレビ、NTV映像センター、霧企画

読売テレビ制作・日本テレビ系列 木曜ゴールデンドラマ
前番組 番組名 次番組
夢を食べた夫婦
(1989.9.14)
松本清張サスペンス
結婚式
(1989.9.21)

松本清張原作のテレビドラマ一覧(放送順)