縫製人間ヌイグルマー
以下はWikipediaより引用
要約
『縫製人間ヌイグルマー』(ほうせいにんげんヌイグルマー)は、大槻ケンヂによる日本の小説。大槻をリーダーとするパンクバンド「特撮」のアルバム『ヌイグルマー』に収録されている楽曲「戦え!ヌイグルマー」をベースとした変身ヒーロー小説。雑誌『ダ・ヴィンチ』で2004年11月号から2006年12月号まで連載し、その後改稿し新たに書き下ろしを加えて単行本化された。単行本・文庫版のカバーイラストはD。単行本版では口絵も収録されている。また、『ダ・ヴィンチ』連載時の挿絵はpako。
その外見的特徴や名称は『人造人間キカイダー』がモチーフとなっている。特撮のアルバム・ジャケットでは赤い「ヌイグルマー」として描かれ、小説のカバー・イラストでは黄色い「ヌイグルマー」として描かれている(映画版のヌイグルマーの色はピンク)。初版の文芸書の帯のコピーは「命をかけて、ぬいぐるみが君を守る!糸ほつれ、綿もはみで、布やぶれ、体もげてさえ」
2014年には井口昇監督により『ヌイグルマーZ』のタイトルで映画化された。中川翔子が主演し、主題歌も「ヌイグルマーZ」として特撮とデュエットをしている。映画公開に合わせて増版された原作小説の帯に「映画原作!でも内容が映画と全然違うっ!!」と記されている通り、内容に大きな変更が加えられている。
あらすじ
滅亡の危機にあった、はるかかなたの惑星「ドムホ」に住む「綿状生命体」が、銀河放浪の末に地球にたどり着いたが、その生存者の数は激減していた。タイのサマイ島に降り注いだ彼らは、地球上での生息場所としてぬいぐるみの中を余儀なくされる。
日本に住む森野姫子はクリスマス・イヴの日に、プレゼントとして黄色いテディベアを選んだ。そのテディベアには綿状生命体のドムホ最強の戦士「ドウ・マア」が住み着いていた。同時期、アメリカの田舎町では失業した父親と暮らす少年フィルが、クリスマス・プレゼントとして黒いあみぎるみを買い与えられた。そのあみぐるみをチャーリーと名付け、フィルは自分の弟としてかわいがっていたが、あみぐるみにもドムホの戦士「デ・パルザ」が潜んでいた。
それぞれのトラウマを抱えた少年少女との交流の末、生死の選択を迫られ、地球人を延命させるために合体をすることで新たな生命体が生まれた。綿いっぱいの愛を怒りに代え!布やぶれ!綿もはみで!糸ほつれ体もげてさえ!!ボタンの瞳にかけて、命をかけて守ってみせよう!正義と君を!!我が名は友情の選手、縫製人間ヌイグルマー!!!全人類平等に不幸であるべきと全世界に混乱を招こうと企むMB社会長クリストファーと戦っていく。
用語
登場人物
フィル
刊行情報
- 2006年12月1日出版 『縫製人間ヌイグルマー』 ダ・ヴィンチ ブックス(メディアファクトリー) ISBN 9784840117562
- 2010年8月25日出版 『縫製人間ヌイグルマー』 角川文庫(角川書店) ISBN 9784041847220
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