聖 -天才・羽生が恐れた男-
以下はWikipediaより引用
要約
『聖 -天才・羽生が恐れた男-』(さとし てんさい・はぶがおそれたおとこ)は、作画:山本おさむ、監修:森信雄による日本の漫画。事実を基にしたフィクションで、『ビッグコミック』(小学館)に連載された。
あらすじ
いわゆる「羽生世代」と呼ばれる棋士の一人で、将来を嘱望されながらも、幼少期から患っていたネフローゼに起因する膀胱癌により、順位戦A級に在位したまま29歳の若さで夭逝した将棋棋士・村山聖の生涯を、フィクションを交えて追った物語である。
第1巻
第2巻
第3巻
第4巻
第5巻
第6巻
第7巻
第8巻
第9巻
登場人物
実在する棋士
島朗
井上慶太
大山康晴
実在する棋士以外の人物
架空の棋士・将棋関係者
榊圭介
第5巻及び第6巻に登場。村山同様に幼少期に患った難病に加え、複雑かつ貧困な家庭環境に育った中、将棋で生計を立てる道を見つけ出しプロ棋士となるも、東小路秀征(後述)の対局中に持病の発作を起こし長期休場、以降、希望の概念を全否定しつつ、相手に絶望感をも与えるような棋風に転向。
作中では第46期C級2組順位戦5回戦の村山との対局が描写され、村山が再三に亘る榊の奇襲を乗り越え優勢となったものの、最終盤で打ち歩詰めの局面に誘導され、結果は榊が勝利した。
なお、実際の第46期C級2組順位戦5回戦(1987年10月6日)における村山の対局相手は有森浩三であり、当該対局が当期順位戦における村山の唯一の黒星であった。
東小路秀征
加瀬伸治
第3巻・第4巻では奨励会員、第6巻以降は将棋観戦記者。
奨励会在籍中は村山との唯一無二の友情を育んだが、皮肉にも年齢制限間際の初段昇段を賭けた対局で村山と当たり、“鬼勝負”を余儀なくされ、当該対局に敗れ奨励会を退会。以降は将棋観戦記者などの執筆業で生計を立て、村山との交流は続けられた。
実在する指導棋士・将棋観戦記者の加藤昌彦をモデルにして描写したとされている。
尚、加藤は1980年に小林健二門下で奨励会に入会、12年間で二段まで昇段し、1992年には年齢制限で退会。以降、赤井英和の付き人をしながら役者を志した時期があったものの、1993年には指導棋士の資格を取得し、将棋関連の文筆業に専念して現在に至る。
書誌情報
- 『聖 -天才・羽生が恐れた男-』小学館〈ビッグコミックス〉、全9巻
- 2000年5月1日発行、ISBN 4-09-185601-2
- 2000年7月29日発行、ISBN 4-09-185602-0
- 2000年10月30日発行、ISBN 4-09-185603-9
- 2001年2月28日発行、ISBN 4-09-185604-7
- 2001年7月30日発行、ISBN 4-09-185605-5
- 2001年12月25日発行、ISBN 4-09-185606-3
- 2002年5月30日発行、ISBN 4-09-185607-1
- 2002年8月30日発行、ISBN 4-09-185608-X
- 2002年9月30日発行、ISBN 4-09-185609-8
- 『聖 -天才・羽生が恐れた男-』〈新装版〉小学館〈ビッグコミックス〉、全3巻
- 2016年10月28日発行、ISBN 978-4-09-189279-9
- 2016年10月28日発行、ISBN 978-4-09-189280-5
- 2016年10月28日発行、ISBN 978-4-09-189281-2