航宙軍士官、冒険者になる
小説
著者:伊藤暖彥,
出版社:KADOKAWA,
掲載サイト:小説家になろう,
レーベル:ファミ通文庫,
連載期間:2017年8月10日 -,
巻数:既刊4巻,
漫画
原作・原案など:伊藤暖彥,
作画:たくま朋正,
出版社:KADOKAWA,
掲載サイト:WEBデンプレコミック,
レーベル:電撃コミックスNEXT,
発表期間:2018年12月20日 -,
巻数:既刊6巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『航宙軍士官、冒険者になる』(こうちゅうぐんしかん、ぼうけんしゃになる)は、伊藤暖彦による日本のライトノベル。イラストはhimesuzが担当している。ファミ通文庫(KADOKAWA)より2019年12月から刊行されている。
小説投稿サイト『小説家になろう』で2017年8月10日に連載開始された。書籍化の打診を受け、2018年11月30日からファミ通文庫で刊行が始まった。書籍化後も『小説家になろう』での連載は継続している。以後、特に断りがない場合は書籍版について記載し、『小説家になろう』版はWeb版と記載する。
2020年2月時点でWeb版の更新が途絶え、原作者である伊藤暖彦による今後の展開も不明(2023年11月時点)だが、漫画版は原作を離れ2023年11月24日からオリジナルの展開を進めている。
2019年には『ラノベ好き書店員大賞2019』単行本部門1位を獲得した。
あらすじ
邂逅編
アラン・コリントは、グレイハウンドの群れに襲われていたクレリア・スターヴァインを救助する。その返礼として、クレリアから、言語や魔法を習得することになる。治療が終わったクレリアとともに旅をすることになり、タラス村に立ち寄る。そこで護衛の仕事を請けてゴタニアに向かうのだった。
冒険者編
冒険者として過ごすアランのもとにセリーナ/シャロンの姉妹が訪れる。航宙艦イーリスが無事であると知ったアランは、現在の艦の状況、バグスによりこの惑星が襲われるリスク、帝国軍との合流の可能性について艦のAI であるイーリスから説明を受ける。アランは、この惑星を人類銀河帝国に編入し、バグスの襲来に備える決意をする。
一方で、クレリアはスターヴァインの残党と合流しつつあった。スターヴァイン王家の再興を願う彼らは、指導者としてアランを仰ぎ、冒険者としてクランを結成、ゆくゆくは国を取り戻さんと決意を新たにする。その舞台として、城塞都市ガンツに居を移すことになる。
城塞都市ガンツに到着した一行は、希少な魔物の討伐や、盗賊の討伐で名を上げ、クランハウスを手に入れた。後続の仲間とも合流しクランの規模は拡大する。スタンビードに備えた冒険者ギルドによる討伐依頼に対応している頃、ドラゴンが表れる。アランが単独でドラゴンの確認に向かい戦闘となるが、そこに別のドラゴンが現れ敵対、二頭の戦闘となる。アランはドローンで最初のドラゴンを倒し、衰弱したもう一方のドラゴンを助けた。ドラゴンを調べると、他の惑星の知的生物サティロンと遺伝的に近いことが判明する。アランの治療により意識を取り戻したドラゴンはグローリアと名乗り、戦闘用ドローンを率いるアランに恭順の意を示すのだった。
ドラゴンを討伐したことで名を上げたアランは、男爵に列せられ、『魔の大樹海』を得ることとなった。
貴族編
主な登場人物
セリーナ・コンラート/シャロン・コンラート
用語・世界観
ナノム
電子顕微鏡でしか見えないほどの極小の機械で、単体ではなんの機能も持たず、最低でも1千億単位以上の集合体を形成して機能するシステム。
AI機能、体内のモニター、医療・修復機能、五感への完全なアクセス、短距離の通信機能などを備え、一種のマルチシステムといえるものである。
人間の通常の食事の成分から作製することはできず、作製には、特殊なレアメタルが必要。
バグス
一番ベーシックなタイプが、8本足の、ゴキブリを少し細長くして上半身を反らせて身を起こしたようなタイプ。
ゴワゴワとした体毛と外殻に被われており、これだけでも人類が怖気を震うには十分だが、それに加えて極めて不潔でギトギトに脂ぎっているうえに、数種類の寄生虫をその身に宿している。
人類よりも遥かに高い戦闘能力を持ち、素手での戦闘であれば全く敵わない。
しかし、千年にわたる戦いの中で人類はその差を改善すべく努力し続けており、現在では航宙軍宙兵であれば素手での戦闘で互角の戦いができるところまで戦闘能力を上げることに成功していた。
バグスも超空間航行を行うことのできるテクノロジーは持っているが、テクノロジーでは人類のほうが数段進んでいる。
バグスの恐ろしいところは、圧倒的なその物量にある。バグスに狙われた植民惑星は、次々と出現するバグスの艦隊に襲われることになる。
専門家の分析では人類とバグスの生産性、物量の比は1対6だった。しかし、発見されるバグスの植民惑星に特別な生産力はなく、植民惑星の数も人類と大差ないと思われた。
そのため、専門家の間ではどこかにバグスの母星系と思われる大規模な繁殖・生産拠点があるという説が有力で、そこさえ発見し、殲滅することができれば、この長きにわたる戦争を終わらせることができると考えられていた。
既刊一覧
小説
巻数 | タイトル | 発売日 | ISBN |
---|---|---|---|
1 | 航宙軍士官、冒険者になる | 2018年11月30日 | 978-4-04-735386-2 |
2 | 航宙軍士官、冒険者になる2 | 2019年3月30日 | 978-4-04-735545-3 |
3 | 航宙軍士官、冒険者になる3 | 2019年8月30日 | 978-4-04-735727-3 |
4 | 航宙軍士官、冒険者になる4 | 2019年12月27日 | 978-4-04-735870-6 |
漫画
たくま朋正の作画で漫画化され、『WEBデンプレコミック』で2018年12月20日から配信開始されている。
巻数 | タイトル | 発売日 | ISBN |
---|---|---|---|
1 | 航宙軍士官、冒険者になる | 2019年6月26日 | 978-4-04-912596-2 |
2 | 航宙軍士官、冒険者になる2 | 2020年3月26日 | 978-4-04-913050-8 |
3 | 航宙軍士官、冒険者になる3 | 2020年11月27日 | 978-4-04-913407-0 |
4 | 航宙軍士官、冒険者になる4 | 2021年8月27日 | 978-4-04-913916-7 |
5 | 航宙軍士官、冒険者になる5 | 2022年6月27日 | 978-4-04-914480-2 |
6 | 航宙軍士官、冒険者になる6 | 2023年1月27日 | 978-4-04-914857-2 |