花田少年史
以下はWikipediaより引用
要約
『花田少年史』(はなだしょうねんし)は、一色まことによる幽霊コメディ漫画作品、及びこれを原作とするアニメ・映画作品。
- 原作は1995年度 第19回講談社漫画賞受賞作品。
- アニメは東京国際アニメフェア2003 テレビ部門最優秀作品賞及び第8回アジア・テレビジョン・アワード長編アニメーション部門最優秀賞受賞作品。
概要
「ミスターマガジン」(講談社)誌上において平成5年11号から平成7年10号まで連載。最初の単行本はミスターマガジンKCより全4巻で発売され、1999年には同じく全4巻で文庫化もされた。ミスターマガジンKCレーベルの廃止後、2000年のアニメ化決定にともないアッパーズKCより4巻同時に再出版され、また「ヤングマガジンアッパーズ」の増刊として「花田少年史総集編」(後述)が5冊発売された。この「総集編」の4にはアニメ用に描き下ろされた新作が掲載されており(発表はアニメが先)、2004年にはこの新作を収録した5巻が番外編として発売されている。さらにアッパーズKCレーベルも廃止となり、2006年には映画化にともないモーニングKCから全5巻で再々出版されている。なお、話は4巻までで完結しているため5巻はあくまで番外編であって4巻の続きではなく、時間軸としては4巻に収録されている28話と29話の間にあたる。
1970年代の日本の田舎を舞台に、突然オバケが見えるようになってしまった少年・花田一路を中心に起こるさまざまな珍事を描く。
「現世に未練や心残りのある幽霊が成仏出来ずに彷徨っている。幽霊の姿が見えて会話も交わせる一路の元に次々に現れては、その未練を果たすための協力を乞う。他の人には見えない幽霊の願い事を一路が懸命に叶えようと奮闘する姿は周囲の目には奇異に映るが、幽霊の関係者には一路の言葉の端々に思い当たる節があるため、眉唾と思いながらも協力や理解を示す者もいる。願いが成就するとその幽霊は成仏していく」というのが物語の基本構造となっている。幽霊の未練を取り扱うため自ずと人情話が多くなっているが、作者の得意分野であるギャグ要素を取り混ぜつつ“笑って泣ける”心温まる作品として評価が高い。
単行本4+1冊と比較的短い作品ではあるが、1995年度 第19回講談社漫画賞受賞、アニメ・映画化、上述の通りレーベルの廃止ごとに他のレーベルからの再出版と高評価を受けており、作者の代表作のひとつとなっている。
2002年に日本テレビでアニメ化され、様々な賞を受賞している(後述)。また、2006年には『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』として実写映画化された(詳細は該当ページ参照)。
あらすじ
近所でも有名な腕白小僧、花田一路は悪戯を叱る母親から逃げようと道路に飛び出し、車にはねられてしまう。後頭部を9針縫いながらも、奇跡的に助かった一路であったが、これ以降なぜか幽霊が見え、会話の出来る「コワい能力」を得てしまった。そして様々なオバケ達が生前の未練や願いを果たして欲しいと、一路の元を訪れて無理難題を押し付けてくるように。未練を果たさないと成仏出来ないと言われ、中には一路にずっと憑りつくと脅かす者も出てきて、一路は懸命にその願いを叶えるため奮闘する。
※以下の編分けは正式な物ではなく、本稿執筆の便宜のために主に依頼者を元として作成したものである。
ユキ編
吉川のバアちゃん編
ひまわり小僧編
ちんちんジジイ編
結婚編1
おっぱい織田編
マダム・カトリーヌ編
結婚編2
俵崎春彦編
天の邪鬼編
ゴンパチ編
メロン編
蕎麦屋編
りん子編
登場人物
年齢・学年などは初登場時の物。単行本の3巻で学年が1つ上がっている。
花田家
花田 一路(はなだ いちろ)
声 - くまいもとこ
本作の主人公。中山田小学校に通う小学3年生。近所でも有名な腕白坊主。勉強は苦手ながら、駆け足・喧嘩・早食いは一番。運動神経は抜群であり、後の高校時代には1年生でありながら野球の先発投手を任されている。初登場時からずっとカラーテレビを欲しがっている。
暴れん坊で怖い物なしだが、オバケが大の苦手。
交通事故で頭を負傷し、9針も縫う大怪我をした。その手術のために頭髪を剃ってツルツル頭となるが、なぜかそれ以降頭髪が生えてこなくなる。
交通事故での臨死体験を境に、オバケが見え、会話が出来るようになってしまった。オバケ達から様々な無理難題を押し付けられるようになる。
憎まれ口を叩きながらも、オバケや人間を問わず困っている者を放って置けない優しさを持ち、彼らの想いや優しさを感じ取り、人間として少しずつ成長していく。
最終回では家業を継いで大工になり、桂と結婚して千路と百子という2人の子供の父となっている。オバケたちに対する記憶は無くなっていたが、頭髪は生えている。
花田 大路郎(はなだ だいじろう)
声 - 矢尾一樹
一路の父。しがない大工をしており、近所では「大工の大ちゃん」で通っている。
いつも酒を飲んでは、ご機嫌になっているチャランポラン親父(一路曰く「話が分かるようでひとつも分からない」)。釣りが趣味らしい。子育てには比較的放任主義で説教する事もほとんどなく、一路が学校をさぼっていても大して咎めもしないが、叱る時には強制力があり、言う事を聞かない場合は体罰を与えることもある。一路と同様に幼少時に頭がツルツルの時があった。
最終回では孫の百子を溺愛するおじいちゃんとなっている。
花田 寿枝(はなだ ひさえ)
声 - 田中真弓
一路の母。専業主婦。
割烹着を身に着けた「日本のお母ちゃん」。中年太りで美人とは程遠く、織田学曰く「100点中3点」。いつも一路のいたずらにいつも手を焼いており、普段から厳しく接している。その反面、子供思いで涙脆い一面もある。
最終回では、一路に変わり孫の千路のいたずらに手を焼いている。
花田 徳子(はなだ とくこ)
声 - 竹内順子
一路の姉。小学6年生。容姿は母に似ている。デブでブスだからと一路からは「デブスマン」と呼ばれており、姉弟仲が悪く喧嘩が絶えない。格好いい男に会う度に「初恋」をしている。宝物はリカちゃん人形で、中学生になっても人形遊びをしているらしく、クリスマスプレゼントにリカちゃんのボーイフレンドのワタルくんを欲しがっていた。学校の成績は芳しくない。
最終話では独身のまま東京でOLをしている。
花田 徳路郎(はなだ とくじろう)
花田 二路(はなだ じろ) / ジロ
声 - 松本梨香
花田家の飼い犬。一路と共に行動する事が多い。名前は花田家の次男坊という事で名付けられた。吉川のばあさんの飼い犬・チロの忘れ形見の子犬。吉川のバアさんが亡くなったために一時保健所へと預けられてしまうが、ばあさんに脅された一路が引取ることになった。一路がバットで破壊した白黒テレビの外枠を利用した犬小屋を作ってもらい、そこで寝起きしている。
最期は一路を救うためトラックにはねられて死亡。この功績を讃え、花田家の庭には「名犬ジロ」の石像がある。この石像に乗っていいのは、千路と百子だけ。
花田 千路(はなだ せんろ)
村上・市村家
村上 壮太(むらかみ そうた)
声 - 桑島法子
一路とは赤ん坊の頃からの付き合いの幼馴染で、学校のクラスも一緒。一路の事を「いっちゃん」と呼ぶ。同学年ながら腕白小僧・一路の後ろについて回る弟分であり、一路が用を足すときは便所の見張り役をやらされる。
一路とは対照的に運動は苦手で大人しく弱虫で泣き虫であり、些細な事ですぐに泣きべそをかく。クラスメイトからは、男勝りな桂と対比され「女みたい」と言われている。
一路と一緒に行動することが多いが、基本的にとても気が優しく物静かな少年。実父を早くに亡くしている。女手ひとつで育ててくれている母の手をあまり煩わせないようにと気遣いを見せていた。後に母の再婚によって桂と兄妹となる。同学年ながら生まれ月の関係で壮太が兄であるが、しっかり者の桂には頭が上がらない様子。
最終回では未婚のまま両親と同居している。気の弱さは相変わらずのようで、桂曰く「千路の子分」。
市村 桂(いちむら けい)
声 - 雪乃五月
一路達と同じ小学校に通う同学年の少女。クラスは3組。一路からは「男女」と言われており、男勝りな性格で腕っ節も強く一路と互角に喧嘩をしている。また運動神経も良く、リレーの代表選手にも選ばれている。
看護婦をしていた母が患者と駆け落ちし、周囲の好奇の目から地元に居づらくなったために小学1年の途中から引っ越して来た。普段は気丈に振るまってはいるものの、母に捨てられたことで深く傷ついている。後に父親が壮太の母親と再婚したことによって壮太と兄妹になる。
一路とは「喧嘩するほど仲がいい」関係であり、一路がりん子と仲良くしているのを見て面白くなさそうにする描写がある。最終回では一路と結婚して花田家に同居しており、3人目も妊娠している。息子の千路には手を焼きながら、しっかりと畏れられてもいる存在。なお、結婚は大学生時代に千路を宿したためのできちゃった結婚。千路曰く「なかなかのタマ」。
村上 猛(むらかみ たける)
声 - 井上倫宏
壮太の父。9歳の時に父親(壮太の祖父)を戦争で失ったため、幼くして長男としての責任や家族を守る使命感を芽生えさせていた。その心意気は大人になってからも変わらず、自分の家庭を持つようになってからは一層強くなった。大路郎曰く、「男の中の男」。壮太にとっては死後もカッコよく大好きな父であり、それゆえ父の気持ちを慮り、母の再婚について悩む事となる。
村上 美代子(むらかみ みよこ)
声 - 野沢由香里
壮太の母。夫の死後女手ひとつで壮太を育てた。優しくて気だてのいい働き者であり、大路郎曰く「今のと(寿枝と)取り替えたいくらい」。幼くして父を亡くし、自分も忙しく働いているため寂しい思いをさせてしまっている息子に対して慈愛に満ちた気持ちと同時に、やや過保護な面も覗かせる。
最終回では再婚した夫・和夫と壮太との3人で暮らしている。
桂の父 / 市村 和夫(いちむら かずお)
声 - 龍田直樹
和夫の名は映画による物で原作には登場しない。薬剤師として病院に勤めている。見るからに気が弱く生真面目な人間で、娘にも良いようにあしらわれている。酒には弱い。作中で美代子と見合いをした後に再婚する運びとなる。見合い写真を見た時から既にベタ惚れ。
気の弱さは老後も変わらず、最終回では孫の千路の言いなりとなっている。
近隣の住民
吉川(よしかわ)のばあちゃん
ユキ編
ユキ
声 - 久川綾
生まれつき病弱であり、ずっと病院で生活をしていた少女。病院の外壁をメンテナンスしていた鳶職の清司に頼み、祭りへと連れて行ってもらうが、無理がたたり出先で倒れ17歳で急逝した。積極的で溌剌とした清司に淡い恋心を抱いていた。一路には成仏するために、清司への想いを伝えて欲しいことと、縁日で買ってもらった針金細工のブローチを返してもらって思い出の場所に埋めて欲しいと依頼する。なお、ユキは一路が初めて見た幽霊でもある。
青田 清司(あおた せいじ)
声 - 小山力也
塗装業の青年で、左肩には彫り物がある。自由奔放に生きている自分と対極にあるような入院生活に縛られ続けて青春を謳歌することも許されないユキに同情し、祭りに行ってみたいという小さな願いを叶えてやりたいと彼女を病院から連れ出した。しかし、その出先でユキは急死してしまい、葬儀の場でユキの父に殴られ、「お前のせいでユキは死んだんだ」と糾弾されてしまうが、一路の協力もあってユキと束の間の再会を果たし和解。とげとげしい態度も緩和された。
後におっぱい織田にまとわりつかれ困っている一路と再会し、あべスズエを紹介している。
ひまわり小僧編
ちんちんジジイ編
おっぱい織田編
織田 学(おりた まなぶ)
声 - 真殿光昭
医者の家に生まれ、物心ついたときから目指すは東京大学理科III類(医学部医学科進学課程)一択であったため、青春時代を謳歌することもなく、感情も欲も抑えて勉強に明け暮れ、2浪の末に念願叶って合格。合格発表のその場でポックリ逝ってしまう。没年20歳。
大学に入学した後には、今まで抑制していた欲を開放できると息巻いていたが、何ひとつ叶えることも出来ずに死んでしまったことが未練となっている。特に、女性と交際したこともなく童貞のまま死んでしまったことが何よりも心残り。せめて、一度でも女性のおっぱいの谷間に顔を埋めて夢見心地を経験してから成仏したい。そのために一路の体を借りて望みを達成させたいと無理難題を押し付けてきた。おっぱいなら誰のでもいいだろうと言う一路に対して、あべ静江に匹敵するレベルの可愛らしくて美人でなければ嫌だと頑として譲らなかった。
あべ スズエ
マダム・カトリーヌ編
マダム・カトリーヌ
俵崎春彦編
俵崎 春彦(たわらざき はるひこ)
加奈(かな)
声 - 小林沙苗
学生時代の春彦と同棲していた女性。春彦と別れた後に娘の夏を出産。シングルマザーとして娘を育てている。小料理屋の「たぬき屋」で働き、店に隣接した家屋に住んでいる。小料理屋の主人夫婦は加奈たちを娘のように可愛がってくれている。
天の邪鬼編
天の邪鬼(あまのじゃく)
横溝 人志(よこみぞ ひとし)
ゴンパチ編
合田 優太郎(ごうだ ゆうたろう) / ゴンパチ
声 - 堀勝之祐
通称「ゴンパチ」。そろばんだけではなく躾もきちんと教えてくれると評判の「合田そろばん塾」を営む老人。一路はやんちゃな性格を改善させようと考えた母により入塾させられたため渋々通っている。
非常に厳しく、いたずらや遅刻をしようものなら拳骨で「ゴン」と殴り、指で「パチン」と頭を叩くことから「ゴンパチ」と呼ばれている。
かつて中山田小学校で教鞭を取り、校長まで勤め上げた人物。大路郎はその教え子の一人。他にも多くの教え子がいる。その当時から厳しさゆえに怖れられる存在である。
大の甘党。大福を食べているときに喉に詰まらせてしまい、絶命直前に生霊となって一路の元へ救助を乞いに現れた。しかし、一路の懸命の努力も叶わず絶命。一路に家の中の簡単な整理を頼み、心残りがないようにしたのだが、成仏が叶わなかった。
花さん(はなさん)
声 - 大原さやか
若き日のゴンパチと相思相愛だった女性。16歳の時にゴンパチの家の分家の男と意に沿わない結婚をさせられる。ゴンパチとの駆け落ちを決意して「おばけ桜」の下で待ち合わせる約束をした。しかし、当日、ゴンパチは現れなかった。家に連れ戻されて当初の予定通り嫁ぐが、流行り病に罹り、若くして死んでしまう。
メロン編
メロン
声 - 金月真美
猫のおばけ。若い女性の姿で一路の前に現れる。生きたまま箱ごと川に捨てられていたのを洋平に助けられる。数匹箱の中に猫が入っていたが、生き残っていたのはメロンだけだった。洋平に去年の夏に自分と交わした約束を思い出させるように一路に依頼する。
蕎麦屋編
舞台
花田家
村上家
中山田小学校
山の上中学校
末吉総合病院
隣町保健所
丸井第一総合病院
たぬきや
縁切山
縁切山向こうの村
町野スポーツ店
総集編
2002年のアニメ化にともない、当時一色が『ピアノの森』を連載していた「ヤングマガジンアッパーズ (YMA) 」の増刊として「花田少年史総集編」が全5冊刊行された。『花田少年史』全話に加え、アニメオリジナルとなっていた話が漫画として新たに描き下ろされたほか、『ピアノの森』初期と単行本未収録となっている短編が掲載された。なお描き下ろしの話は時系列に合わせて28話と29話の間で掲載された。
収録作品
- 花田少年史 総集編 1(「YMA」 2003年6月1日増刊号)
- 花田少年史(1巻収録分)
- 将ちゃん -ガキの頃から- (「ビッグコミックスピリッツ」1998年10月30日号初出)
- ピアノの森(1 - 3話)
- 花田少年史 総集編 2(「YMA」 2003年7月2日増刊号)
- 花田少年史(2巻収録分)
- 駒子 -ガキの頃から- 前・後編(「ミスターマガジン」2003年No14、15初出)
- ピアノの森(4、5話)
- 花田少年史 総集編 3(「YMA」 2003年8月1日増刊号)
- 花田少年史(3巻収録分 + 第28話(4巻第1話))
- 野郎なんかにゃわかるまい! (ビッグコミックスピリッツ増刊「スピリッツ21」2000年5/6号初出)
- ピアノの森(6、7話)
- 花田少年史 総集編 4(「YMA」 2011年12月2日増刊号)
- 花田少年史(5巻収録分(描き下ろし))
- ピアノの森(8、9話)
- 花田少年史 総集編 5(「YMA」 2012年1月2日増刊号)
- 花田少年史(第28話を除く4巻収録分)
- ピアノの森
- 花田少年史(1巻収録分)
- 将ちゃん -ガキの頃から- (「ビッグコミックスピリッツ」1998年10月30日号初出)
- ピアノの森(1 - 3話)
- 花田少年史(2巻収録分)
- 駒子 -ガキの頃から- 前・後編(「ミスターマガジン」2003年No14、15初出)
- ピアノの森(4、5話)
- 花田少年史(3巻収録分 + 第28話(4巻第1話))
- 野郎なんかにゃわかるまい! (ビッグコミックスピリッツ増刊「スピリッツ21」2000年5/6号初出)
- ピアノの森(6、7話)
- 花田少年史(5巻収録分(描き下ろし))
- ピアノの森(8、9話)
- 花田少年史(第28話を除く4巻収録分)
- ピアノの森
アニメ
2002年、日本テレビにおいて全25話で原作に忠実なテレビアニメ化が成された。ただし18話 - 21話はアニメ用に描き下ろされたオリジナルストーリーであり、これらは後に漫画化された。
深夜枠の放送であったが、ノスタルジックな雰囲気、笑いあり涙ありのストーリーが老若男女幅広い年齢層の支持を獲得。またアジアをはじめ海外でも高い評価を得た。東京国際アニメフェア2003 テレビ部門最優秀作品賞、第8回アジアン・テレビジョン・アワード長編アニメーション部門最優秀賞を受賞した。
スタッフ
- 原作 - 一色まこと(講談社 アッパーズKCDX)
- 監督 - 小島正幸
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 兼森義則
- プロップデザイン - 清水洋
- 美術監督 - 池田祐二
- 色彩設計 - 鎌田千賀子
- 撮影監督 - 滝澤竜
- 編集 - 寺内聡、木村佳史子
- 音楽 - 平野義久
- 音響監督 - 本田保則
- プロデューサー - 山下洋、田村学、丸山正雄
- アニメーションプロデューサー - 吉本聡
- アニメーション制作 - マッドハウス
- 製作著作 - 日本テレビ、バップ
主題歌
オープニングテーマ「The One」
エンディングテーマ「Drowning」
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | はじまりはじまり | 米村正二 | 小島正幸 | 中村賢太郎 | ふくだのりゆき | 2002年 10月3日 |
2 | ユキおばけの願い | 金春智子 | 平田敏夫 | 中村亮介 | 君塚勝教 | 10月10日 |
3 | 花田ジロ | 田中敦子 | 滝口禎一 | 10月17日 | ||
4 | ひまわりの咲く家 | 野口寛明 | 10月24日 | |||
5 | ちんちんジジイ | 望月武 | 高橋敦史 | 根岸宏樹 | 川口博史 | 10月31日 |
6 | 桂ちゃん | 金春智子 | 島崎奈々子 | ふくだのりゆき | 11月7日 | |
7 | ハムカツ | 小島正幸 | 君塚勝教 | 11月14日 | ||
8 | おっぱいに泣く | 藤田伸三 | 増田敏彦 | 蘇武裕子 | 11月21日 | |
9 | マダム・カトリーヌ | 高屋敷英夫 | 友永和秀 | 宮本佐和子 | 11月28日 | |
10 | 家族 | 金春智子 | 高橋敦史 | 中村亮介 | 兼森義則 | 12月5日 |
11 | 人生最大の危機 | 高屋敷英夫 | 田中敦子 | 蘇武裕子 | 12月12日 | |
12 | 大切なもの | 志村錠児 | 根岸宏樹 | 川口博史 | 12月19日 | |
13 | 13年目の相棒 | 望月武 | 中村賢太郎 | 君塚勝教 | 12月26日 | |
14 | 天の邪鬼 | 島崎奈々子 | ふくだのりゆき | 2003年 1月9日 | ||
15 | ゴンパチ | 藤田伸三 | 友永和秀 | 宮本佐和子 | 1月16日 | |
16 | 花さん | 蘇武裕子 | 1月23日 | |||
17 | おばけ桜の下で | 増田敏彦 | 田中敦子 | 宮本佐和子 | 1月30日 | |
18 | 約束 | 望月武 | 小島正幸 | 中村亮介 | 君塚勝教 | 2月6日 |
19 | 走れメロン | おおそ独犬 | 島崎奈々子 | ふくだのりゆき | 2月13日 | |
20 | クリスマスプレゼント | 金春智子 | 兼森義則 | 中村亮介 | 兼森義則 | 2月20日 |
21 | 雪降る夜に | 清水洋 | 清水洋 | 2月27日 | ||
22 | りん子 | 望月智充 | 友永和秀 | 馬場健 | 3月6日 | |
23 | 夜のおつとめ | 青山浩行 | 小山田桂子 | 野口寛明 | 3月13日 | |
24 | 母子地蔵 | 島崎奈々子 | ふくだのりゆき | 3月20日 | ||
25 | かたくりの花 | 小島正幸 | 君塚勝教 | 3月27日 |
放送局
ミヤギテレビ(再放送)、広島テレビ、よみうりテレビの放送は映画化にともなうものである。いずれの局も実写映画の製作委員会に名を連ねている。
放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|
日本テレビ | 2002年10月3日 - 2003年3月27日 | 日曜 0:50 - (土曜深夜) | 製作局 |
ミヤギテレビ | 2002年10月10日 - 2003年3月27日 | 日曜 0:50 - (土曜深夜) | 1週遅れ→2003年1月から同時ネット 映画化に伴う再放送あり |
BS日テレ | 2003年4月7日 - 9月29日 | 木曜 7:30 - | BS放送 |
中京テレビ | 2003年4月9日 - 9月24日 | 土曜 1:38 - (金曜深夜) | |
福岡放送 | 火曜 1:33 - (月曜深夜) | ||
山形放送 | 2003年10月 - 2004年3月 | 土曜 1:23 - (金曜深夜) | |
山口放送 | 2004年10月 - 2005年3月 | 日曜 0:50 - (土曜深夜) | |
広島テレビ | 2006年7月6日 - 12月20日 | 日曜 0:50 - (土曜深夜) ↓ 水曜 0:50 - (火曜深夜) |
|
よみうりテレビ | 2006年7月26日 - 8月30日 | 土曜 2:42 - (金曜深夜) | MONDAY PARK第3部 (第1話 - 第3話、第6話、第7話、第10話のみ放送) |
福井放送 | 2008年10月29日 - 2009年3月18日 | 水曜 15:30 - |
ビデオ・DVD・VCD
日本では2003年に全9巻でビデオ・DVD化され販売。2006年にはDVD BOXも発売されている。
また、台湾では2006年に中国語吹き替え版と台湾語吹き替え版の正規品DVD(リージョン3)及びVCDが発売されている。
映画
2006年8月19日に全国松竹系にて『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』のタイトルで公開。広島県竹原市忠海でロケが行われた。